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2013年12月23日月曜日

[CDレビュー]  Schau-Essen「Dinner Time」


Schau-Essen「 Dinner Time」
(2013/9/9)

1. REBIRTH
2. CALLING
3. REVIVE OR DESTROY
4. HOLY ANGELS
5. WINNER
6. SKY DANCER
7. EDEN
8. FUTURE WORLD
9. ETERNAL FLAMES
10. HEAVEN AND HELL
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




岡山出身の5人組バンド、Schau-Essenのベストアルバム。
これまで何度もメンバーチェンジを繰り返し(旧メンバーが12人もいるそうです)
初期の「ドイツ風メタルバンド」から、現在は「ハイスピードJ-POPバンド」と
名乗るようになった、紅一点ボーカルのMINAMIさん擁するインディーズバンドの
結成10周年を記念してリリースされたアルバム作品です。

楽曲自体は素晴らしい曲ばかりです。サビメロがどの曲においても良い。
全編通して疾走感のあるメロディアスなHR/HM作品というのは大好きな系統。
しかし技術面の方は、演奏力などをあまり重視しない私でも気になってしまいました。
楽器の音が引っ込んでると感じる場面も多い上に、ボーカルが力不足に感じる。
特に5曲目の歌唱は・・・ 曲自体はむしろ大好きな曲なのですが。
声質は艶やかで魅力的だけに惜しさを感じてしまう。
それでも8曲目の「FUTURE WORLD」はサビの素晴らしさだけでお釣りがくるぐらいの名曲。
歌唱もAメロ部分は不安定でしたが、サビでは伸びやかな歌声を聴かせてくれる。
大空に翼を広げ、未来に向かってどこまでも羽ばたいていこうと歌う曲で、
まさに果てしなく美しい世界が目の前に広がっている。特に曲終盤には感動しました。
これほどまでの名曲が、全く無名のまま埋もれているのは惜し過ぎます。

インディーズということで制作環境には何かと制約があったのかもしれませんが、
10年やっているならば、さすが中堅バンドだ!と思わせるぐらいのベスト盤を
作って欲しかったところ。曲数も10曲といわず詰め込めるだけ詰め込んで欲しかった。
いっそのこと逆にメジャーデビューさせてしまえば、ボーカルも楽器隊も
努力しまくって実力も一気に上がるんじゃないかと思ってしまうのですが、
さすがにそれは現実的には厳しいだろうか・・・ 
せめてアニメのタイアップを付けることはできないものでしょうか?







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