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2013年12月14日土曜日

[CDレビュー]  マキシマム ザ ホルモン「予襲復讐」


マキシマム ザ ホルモン「 予襲復讐」
(2013/7/31)

1. 予襲復讐  
2. 鬱くしきOP ~月の爆撃機~
3. 鬱くしき人々のうた
4. 便所サンダルダンス
5. 中2 ザ ビーム
6. 「F」
7. 爪爪爪
8. ロックお礼参り ~3コードでおまえフルボッコ~
9. アンビリーバボー! ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
10. え・い・り・あ・ん
11. my girl
12. メス豚のケツにビンタ(キックも)
13. ビューティー殺シアム
14. maximum the hormone
15. 恋のスペルマ
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




マキシマム ザ ホルモンの5thフルアルバム。
ハードコア、パンクにメタルなどの様々な音楽要素をミクスチャーさせた
ヘヴィロックサウンドは健在。前作までは1曲1曲が短かったのに対し、
今作では4~5分台の曲が多くなり、さらに歌詞についてもメッセージ性の強い内容の
曲が増えたため、今まで以上に重厚感を感じるアルバムとなりました。

まず1曲目のアルバムタイトル曲「予襲復讐」は、これぞ魂の叫び。
激しいシャウトと、弱者の気持ちを歌った歌詞が心に突き刺さる。
10代の頃から鬱憤を抱えて生きてきた人には特に共感できる内容。それだけに、
最後の「中二以下 亮の脳」というフレーズはいらないのでは。
3曲目「鬱くしき人々のうた」は、サビの曲調の明るさとは対照的に
歌詞は鬱に悩まされる人々の姿を歌った曲で、その作詞センスがズバ抜けている。
曲終盤は希望を持たせる歌詞になっており、ロックの力でそういう人達を
何とか勇気づけたいという、彼らなりの熱い思いが伝わってくるのも良い。
6曲目「F」は、ハードかつ疾走感のある曲調にのせて、戦争に巻き込まれる人達の
姿を歌った曲で、ロックを通じて世界中の聴き手に向けて問題提起をしている。
この曲は聖飢魔Ⅱが好きな人なら確実にハマるのでは。
これらの楽曲に関しては、サウンドの質の高さもさることながら、
やっぱり素晴らしい歌詞を作ろうと思えば作れるバンドなんだよなと実感できました。

その一方で4曲目「便所サンダルダンス」は、良い意味でバカっぽい内容の
踊れるミクスチャーロックで、曲展開やメロディの良さについては今作屈指。
8曲目「ロックお礼参り」や12曲目「メス豚のケツにビンタ(キックも)」
といった曲もパンキッシュで明るい内容。
歌詞についても痛快なフレーズが並び、聴いていて面白いです。
しかしメタルコア色の強い10、14曲目あたりはキャッチーなメロディが
少なかったこともあり、アルバム後半は重さが全面に出過ぎた印象を持ってしまいました。

だがそれよりも、今まで彼らの作品に大きくハマれなかった理由は、
歌詞があまりにも下品過ぎたため。それに関しては今作においても同じでした。
7曲目「爪爪爪」の歌詞はそこまで描くかというぐらいに超過激な内容。
11曲目「my girl」の終盤の歌詞は「ざっくりと リスク負う」と歌詞カードに書いて
ギリギリセーフかと思わせてますが、そのずっと前の時点でアウトですから!
でも思わず口ずさみたくなるキャッチーさはある。この曲に関しては、
あまりにアホ過ぎて一周回って面白いかもと思ってしまいました。迷曲です。

しかし今作では、156ページに渡る楽曲解説本がCDとセットで付いており、
これを読むと、ボーカル&作詞作曲担当のマキシマムザ亮君の、
魂を込めて真剣に音楽を作っている姿が伝わってきました。
歌詞の意味を理解して欲しい気持ちから、こういう販売形態をとったということも納得。
確かに下品な表現も多いが、これもまた反骨精神の現れで、型破りな表現方法にて
日本の音楽界で常に挑戦を続ける、彼らなりのロック魂ではないかと。
正直今までは下ネタ言いたいだけかと思ってましたが、今作で彼らの印象が変わりました。
これからはファンだと宣言してもいいなと思える楽曲解説でした。
(そもそもCDを買っている時点で既にファンじゃないのかとツッコまれそうですが)
とはいえ、じゃこれからは「爪爪爪」や「my girl」を人前にて
カラオケで歌えるかと聞かれたら、やっぱり断る!となってしまいますけど(汗)

約6年半のブランクを全く感じさせない、名作アルバムでした。
ライブには以前から行ってみたいと思ってましたので、チケット獲りにも
挑戦してみたいと思いますが、しかし実際獲るのは難しいだろうなぁ・・・
それぐらいに売れてしまうとは、少なくとも前作のリリース前ぐらいの時点では
誰も想像できなかったはず。彼らはヘヴィミュージック界の希望の星といえるでしょう。




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