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2016年2月29日月曜日

[私的名曲ランキング]  2016年1月度 マイベスト10

恒例企画、サブコンにより選ばれた月間私的名曲ベスト10を紹介いたします。
2016年の1発目は、シングル曲だけでマイベスト10に入れたい曲が20曲前後も登場するほどに
レベルが高かったですが、しかし1位の曲だけはダントツでした。
ここまで大好きになる要素ばかりが勢揃いした曲はそう滅多に出ないのでは?
4つも5つも揃ってるというのは過去を遡っていっても、昨年9月に出たGacharic Spinの
「MUSIC BATTLER」以来だ・・ってそんなに久々でもないな(汗)ではいってみましょう。





第10位 BLUE ENCOUNT「はじまり」 [公式PV]

まさかバラード曲でここまでメロディの質の高い曲を出してくるとは意外だった。
近年注目されている若手バンドの中でも骨があるだけにこれからも期待したいです。





第9位 Carbonic acid「リンゴの殺し屋」 [公式PV]

アニメ声とメタルが融合した曲。こちらもメロディの良さは飛び抜けてる。
同人HR/HMシーンにも良いアーティストが何組もいてそうなのだが、
なかなかそこまで追い切れない・・・





第8位 オトザイサトコ「悪あがき」 [公式PV]

声質の良さが光る歌姫。歌唱の節回しは中島みゆきさんの影響を受けているのでは?
サビで一気に盛り上がっていくところに情念を感じられた。





第7位 岸田教団&THE明星ロケッツ「GATEⅡ~世界を超えて~」 [公式PV]

歌詞が良い、サビメロが強い、さらにはギターの演奏も素晴らしいと非の打ち所がない。
近年のアニソン系のロックがいかにハイレベルかが分かる作品。





第6位 FLOW「Steppin' out」 [公式PV]

GARNiDELIAのtokuさんが編曲を担当したデジロックナンバー。今作もまた輝きに溢れている。
ここ数年の楽曲の質の高さは男性ボーカルのバンドとしては最高レベルなのに、
なぜもっと世間的に評価されないんだろう? アルバムレビューは次々回の記事で予定。





第5位 ORIGA「MY WAY」 [公式PV]

イントロや歌い出しの時点からエモーショナルかつ神々しさを感じられて、
一気に惹きこまれた。調べてみたところによると、これまでアニソンを数多く歌った経験のある
ロシア人シンガーソングライターらしいですが、昨年44歳の若さで亡くなったとのこと・・・
これからCDも聴いてみようかなと思っただけに非常に残念です。





第4位 怒髪天「セイノワ」 [公式PV]

君のために死ねるというのを否定して、共に生きろと歌う、これだけで心を掴まれる。
相変わらず生命力に溢れたコテコテのド演歌ロックで最高っす。
6月には奈良ネバーランドでライブがあるらしいので行こうかなぁ。





第3位 LADYBABY「アゲアゲマネー~おちんぎん大作戦~」 [公式PV]

歌詞に大変共感いたします(笑) 一見コミックソングといった感じで、
おまけにタイトルは読み間違いを狙ったとしか思えないが、(おちん○ん)
「歯車にも意地とプライドがある」これにはグッときた。魂のこもった歌詞だ。





第2位 鈴木このみ「Beat your Heart」 [公式PV]

若手のアニソン系アーティストの中でも屈指の歌唱力と、
ハイレベルな編曲が特徴的な曲の数々はもっと評価されていいはず。
「♪あーーーー fight on!!」が最高。ここは何度も脳内リピートしてしまう。





第1位 がんばれ!Victory「青春!ヒーロー」 [公式PV]

期待の若手ガールズバンドが歌う、最強の応援ソング。
自分にとっては音楽を思いっきり楽しんで聴いた日々こそが「青春」であり、
音楽こそが辛い時に勇気づけてくれる「ヒーロー」だった。
ポップ感溢れるバンドサウンドにのせて、こんなにも健気に応援されたら
そりゃもう元気100倍だ、がんばって人生のホームランを打ってやるからな!
ヒーロー、ガールズバンド、野球、青春、そしてイントロ・間奏の弾けっぷり、
これだけで好きになる要素が5つも揃ってるというから奇跡ですよ。


(続く

2016年2月23日火曜日

[CDレビュー]  高垣彩陽「individual」


高垣彩陽「 individual」
(2015/11/25)

1. Walking On Sunshine
2. Secret of my love
3. 3 leaf clover
4. 私の時計
5. 記憶の湖
6. Rebirth-day
7. Will
8. Inner Galaxy
9. 愛の陽
10. 風になる
11. Next Destination
12. 縁  
お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10)




高垣彩陽の2ndアルバム。透明感のある伸びやかな歌声は声楽科出身ならでは。
声優歌手の中でもトップクラスの美声と歌唱力を持つシンガーの作品。

前アルバムは、その高い歌唱力を生かした多彩な曲を楽しめる名作だっただけに
大いに期待したのですが、今作はいかんせん前半の曲がことごとくハマらなかった。
特に2曲目の、いかにも通好みな雰囲気で盛り上がりに欠ける洋楽ポップス風の曲は・・・
こういう曲を序盤で聴かされると、その後の3、4曲目までもがFMラジオでよく流れてそうな
マイナー系の曲に聴こえてしまう。さらに1曲目などのバラード系の曲において
メロディにメリハリが無く、サビで盛り上がるまでが冗長に感じる部分があったのも惜しい。
前アルバム収録曲「月のなみだ」のような、バラード曲のキラーチューンが今作にもあれば。

だがそれに対して、中盤以降の5~11曲目については良かったと思う。
シングル曲はどれもメロディがキャッチーで、編曲にも華やかさがある。
その中でもElements Gardenの藤田淳平さんの作曲した6、11曲目は盛り上がり抜群、
デジタルサウンドの輝きが透き通った歌声と合わさり、光のごとく疾走する。
今作では11曲目に収録されているシンフォギアED曲「Next Destination」は、
「さよならという言葉は終わり告げるためじゃない 次のページ開くため必要なパスワード」
という歌詞も心に響いた。アニソンらしい表現で魅力的かつ希望に満ちた名フレーズ。
そして同じくエレガ出身のEvan Call作曲による「愛の陽」では
シンフォニックメタルの影響を受けたドラマチックなポップスを華麗に歌いあげる。
曲のラストで響く、あやひーのオペラチックな美声は今作最大の見せ場。
もはや別格とすら感じられる。LIV MOONなどが好きならばハマって悶絶すること間違いなし。

おそらく今作は聴く人によってハマる曲が大きく違うのではないだろうか。
自分の中ではいつものごとくエレガの曲が一番という結論になるわけだが、
たとえ楽曲が微妙だったとしてもこの歌唱力があるというだけで
お気に入り度は上がってしまう。これからも積極的な歌手活動を期待したいです。







2016年2月22日月曜日

2016年 CDアルバム視聴リスト

随時更新予定。2015年以前の視聴作品も含めた全リストはこちら。



[1月]
上坂すみれ「20世紀の逆襲」 (2016/1/6) [レビュー]
「Story of Hope」「Alethea」 (2016/1/6)
KNOCK OUT MONKEY「RAISE A FIST」 (2016/1/6) [レビュー]
綾野ましろ「early days」 (2016/1/13) [レビュー]
浜田麻里「Mission」 (2016/1/13) [レビュー]
IRON ATTACK!「鉄撃三國志~SANGOKU ATTACK!~」 (2016/1/20)
BiSH「FAKE METAL JACKET」 (2016/1/20) [レビュー]
摩天楼オペラ「地球」 (2016/1/20)
ASRA「Sifartin Akashic」 (2016/1/22) [レビュー]
オトザイサトコ「悪あがき」 (2016/1/27)
氣志團「不良品」 (2016/1/27) [レビュー]
Q-MHz「Q-MHz」 (2016/1/27) 
小林幸子「さちさちにしてあげる♪」 (2016/1/27) [レビュー] [カバー盤]
ぜんぶ君のせいだ。「やみかわIMRAD」 (2016/1/27)
LUI FRONTiC 赤羽JAPAN「UP! UP!! UP!!!」 (2016/1/27) [レビュー]

[2月]
FLOW「#10」 (2016/2/3) [レビュー]
ももいろクローバーZ「AMARANTHUS」 (2016/2/17) [レビュー]
Do As Infinity「2 of Us [BLUE] -14 Re:SINGLES-」 (2016/2/24)  [企画盤]
Do As Infinity「2 of Us [RED] -14 Re:SINGLES-」 (2016/2/24)  [企画盤]

[3月]
SCANDAL「YELLOW」 (2016/3/2) [レビュー]
BACK-ON「PACK OF THE GAME COLLECTION」 (2016/3/2) [ベスト盤]
BACK-ON「PACK OF THE FUTURE」 (2016/3/2)
7!!「アニップス」 (2016/3/9) [レビュー] [ベスト盤]
がんばれ!Victory「十代発表」 (2016/3/16) [レビュー]
怒髪天「五十乃花」 (2016/3/16)
Pile「PILE」 (2016/3/16) [レビュー]
BRIDEAR「BARYTE」 (2016/3/23) [レビュー]
NoGoD「Renovate」 (2016/3/30) [レビュー]
風男塾「STAR TRAVELER」 (2016/3/30) [レビュー]
PENGUIN RESEARCH「WILL」 (2016/3/30) [レビュー]

[4月]
BABYMETAL「METAL RESISTANCE」 (2016/4/1) [レビュー]
二代目アニメタル「Blizzard of ANIMETAL THE SECOND」 (2016/4/6) [レビュー]
あゆみくりかまき「あゆみくりかまきがやって来る! クマァ!クマァ!クマァ!」 (2016/4/13) [レビュー]
UROBOROS「ZODIAC」 (2016/4/20)
THE SLUT BANKS「ROXY BABY」 (2016/4/20)
LiSA「LUCKY Hi FiVE!」 (2016/4/20) [レビュー]
ANIME GIRL「Vermilion」 (2016/4/27)
HER NAME IN BLOOD「Evolution From Apes」 (2016/4/27) [レビュー]

[5月]
The Winking Owl「BLOOMING」 (2016/5/11)
THE FOREVER YOUNG「生きる」 (2016/5/11)
BAND-MAID「Brand New MAID」 (2016/5/18) [レビュー]
V.A.「Red Zone~THE ANIMATION “TERRAFORMARS REVENGE" SONGS」 (2016/5/25)

[6月]
LACCO TOWER「心臓文庫」 (2016/6/8)
ASH DA HERO「THIS IS LIFE」 (2016/6/15) [レビュー]
Mardelas「Mardelas Ⅱ」 (2016/6/15) [レビュー] 
Fuki Commune「Welcome!」 (2016/6/22) [レビュー]
JAM Project「AREA Z」 (2016/6/29) [レビュー]

[7月]
田所あずさ「It’s my CUE.」 (2016/7/6) [レビュー]
RONDONRATS。「FEVER」 (2016/7/6)
THEイナズマ戦隊「GALAPAGOS」 (2016/7/13) [レビュー]
ZAQ「NO RULE MY RULE」 (2016/7/13) [レビュー]
GLIM SPANKY「Next One」 (2016/7/20) [レビュー]
マジカル・パンチライン「MAGiCAL PUNCHLiNE」 (2016/7/20)
キノコホテル「マリアンヌの革命」 (2016/7/27)
ベッド・イン「RICH」 (2016/7/27) [レビュー]

[8月]
nowisee「掌の戦争」 (2016/8/10)
A応P「A応P」 (2016/8/13) [レビュー]
Cocco「アダンバレエ」 (2016/8/24)
流田Project「流's the COVER」 (2016/8/24) [カバー盤]
angela「LOVE & CARNIVAL」 (2016/8/31)
V.A.「SHOW BY ROCK!!BEST Vol.1」 (2016/8/31) [レビュー]

[9月]
雨宮天「Various BLUE」 (2016/9/7) [レビュー]
Gacharic Spin「確実変動 -KAKUHEN-」 (2016/9/7) [レビュー]
HER NAME IN BLOOD「BAKEMONO」 (2016/9/14)
田村直美「Santih Santih Santih」 (2016/9/21) [レビュー]
ベイビーレイズJAPAN「ニッポンChu!Chu!Chu!」 (2016/9/21)

[10月]
綾野ましろ「WHITE PLACE」 (2016/10/5)
BiSH「KiLLER BiSH」 (2016/10/5) [レビュー]
fripSide「infinite synthesis 3」 (2016/10/5) [レビュー]
MOROHA「MOROHA Ⅲ」 (2016/10/5) [レビュー]
プルモライト「リインカーネイション」 (2016/10/12) [レビュー]
キャラメルパンチ「GACHI.2」 (2016/10/18)
Mary’s Blood「FATE」 (2016/10/26)
ANIME GIRL「Colorful Circus」 (2016/10/30)

[11月]
JAM Project「JAM Project BEST COLLECTION XII THUNDERBIRD」 (2016/11/2)
ミオヤマザキ「anti-these」 (2016/11/2)
ぜんぶ君のせいだ。「アニマあにむすPRDX」 (2016/11/9) [レビュー]
BiS「Brand-new idol Society 2」 (2016/11/16)
鈴華ゆう子「CRADLE OF ETERNITY」 (2016/11/23)
陰陽座「迦陵頻伽」 (2016/11/30)
分島花音「luminescence Q.E.D.」 (2016/11/30) [レビュー]

[12月]
Aqua Timez「アスナロウ」 (2016/12/14)
GARNiDELiA「Violet Cry」 (2016/12/14) [レビュー]
CYNTIA「Urban Night」 (2016/12/14) [レビュー]
ALL OFF「Re:sound」 (2016/12/21) [レビュー]
水樹奈々「NEOGENE CREATION」 (2016/12/21) [レビュー]



2016年2月21日日曜日

[CDレビュー]  氣志團「不良品」


氣志團「 不良品(CD+DVD)」
(2016/1/27)

1. Bring it on!
2. 喧嘩上等
3. 氣志團がやって来たオラ!オラ!オラ!
4. ツッパリHigh School Musical(登場編)
5. 16歳
6. アビイ・ロード
7. 恋のタラレバ
8. Don’t Feel,Think!!
9. トミーのここまで言って委員会(仮)
10. ロックバンド
11. 風雲!松塾のテーマ
12. 元祖早乙女光伝説
13. 族魂-zokkon- (instrumental)
14. 我ら思う、故に我ら在り
15. 幸せにしかしねーから
16. ツッパリHigh School Musical(出発編)
17. 不良品
18. ライバルズ
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




氣志團のメジャー8thアルバム。
昨年の氣志團万博の興奮を思い起こさせてくれるかのような(レポはこちら)
ライブ感が満載で、エンターテイメントとしての完成度の高さが光る作品。
「ヤンクロック」と称された独自の世界観を持つ楽曲の数々が並びながらも、
それでいてサウンドは多種多彩、「ジャンルなんていう概念は無かった」という
昨年の万博での綾小路翔さんの発言にあらためて納得してしまうほどのバラエティ感がある。
メロディはJ-POPをベースにした曲が多いと感じられるのも特徴で、私的にはそれもまた良い感じです。

まず1曲目「Bring it on!」はEDM系の半インスト曲であり2曲目へのつなぎ。
2曲目「喧嘩上等」はGSを彷彿させる歌謡ロックチューン。
月9ドラマ主題歌ということもあってか、女性目線で描かれた歌詞が印象的な
ラブソングとなっている。曲名からすれば意外なほどに愛嬌があっていい味が出てる。
昨年の氣志團万博ではLiSAさんとのコラボにより披露された曲でしたが、
こちらのデュエットバージョンも何らかの形で作品化されないだろうか。


3曲目「氣志團がやって来たオラ!オラ!オラ!」は約1分半の小曲でライブ序盤の盛り上げにはピッタリ。
4曲目「ツッパリHigh School Musical(登場編)」は氣志團の自己紹介ソングとして作られた
パーティーロックチューン。Aメロではメンバー全員が交代にボーカルをとり、
サビでは全員で合唱となる。ライブバンドとしての面白さが詰まった曲。
5曲目「16歳」は熱い友情を歌った歌詞と、情感たっぷりな歌唱が魅力的。
6曲目「アビイ・ロード」は地元木更津の理髪店をテーマにした、
懐かしさ漂うアコースティック系の楽曲。リーゼントにドレッドか・・・
自分はここ10年スポーツ刈りなので歌詞への個人的共感度は低いですが(汗)

7曲目「恋のタラレバ」はハードコアなAメロとポップなサビがうまく組み合わさった曲で、
歌詞は韻を踏んだというよりは、ダジャレだらけでなおかつ意味不明なのが
ある意味前衛的(?)なミクスチャーロック。
「なんちゅーか本中華」というのは自分よりはるか前の世代のテレビCMで流れてた
キャッチコピーだというのは聞いたことある。なお後からクレジットを見て気が付いたが、
この曲はマキシマムザホルモン「恋のメガラバ」のインスパイアのつもりのようだ。
メンバーのパート紹介も「キーキーうるさい方」「4弦と弟」って、もはやパクリじゃないか!
そういえば昨年の万博の入場BGMでも「♪パクリが大好きよ」とか歌ってたな(参照)

8曲目「Don’t Feel,Think!!」はノリノリのディスコロックサウンドにのせて
自分自身も含めた世の軟弱者どもに喝を入れる曲。
考えるな感じろではなく「感じるな考えろ」というサビの歌詞がインパクト抜群。
「あの頃の俺に似ている」これには共感する。あの頃というより今でもそうだな・・・
途中でビートたけしのモノマネなどを入れたりして、トゲトゲしくなり過ぎないように
聴かせてくれるところも良い。サウンド的には異色な曲なのだが思わぬ中毒性がある。


9曲目「トミーのここまで言って委員会(仮)」ではギターの西園寺瞳がラップを聴かせる。
10曲目「ロックバンド」はギターの星グランマニエがボーカルをとるミドルバラード。
切な系の声質。クレジットを見ずに聴けば氣志團の曲だとはまず分からない。
11曲目「風雲!松塾のテーマ」はベースの白鳥松竹梅がボーカルをとる曲でありながらも
歌詞カードには詞が書かれておらず、その代わりにワシの歌は風の歌などと書かれている。
レトロで渋い雰囲気のロックチューンだが、歌詞はぶっちゃけ何て言ってるのか
全然分からん(汗)こちらは「考えるな感じろ」ということだろうか?
12曲目「元祖早乙女光伝説」は昭和風アニソンでもありコミックソングでもある曲。
ボーカルに串田アキラさんを起用したというのが何気にスゴい。
1コーラスで終わらず、できれば2コーラスは聴きたかったと思えるぐらい面白かった。

13曲目「族魂-zokkon-」は約4分のインスト曲。ライブ感のあるロックな演奏。
14曲目「我ら思う、故に我ら在り」は仮面ライダーゴーストの主題歌としてもおなじみの、
熱さと一体感に溢れたポップロックナンバー。近年の仮面ライダーの曲は名曲ばかり(定期)

15曲目「幸せにしかしねーから」はひたむきに純愛を歌った歌詞が光る、
シンプルイズベストな曲。結婚式ソングとしてもピッタリ。
ギターロック色の強い曲ながらもメロディが開放的かつ爽快感があるのが良い。

16曲目「ツッパリHigh School Musical(出発編)」は4曲目の別バージョン。
サビが1回しか出てこないこともあり、何だか物足りなく感じてしまった。
17曲目「不良品」はアコギ1本での弾き語り曲。
アルバムタイトル曲でありながらまさかこういうアプローチで攻めてくるとは。
歌詞からは氣志團というバンドにかける情熱が伝わってくる。
18曲目「ライバルズ」は、2015年の氣志團万博テーマソングとして
「綾小路翔と森山直太朗」でリリースされた曲のセルフカバー。
メンバー5人全員が交代でボーカルをとることで、より一層バンドとしての一体感が生まれ
強い絆を感じられる曲となった。90年代ポップスっぽいサビも印象的。


曲数は全18曲と一見多いながらも、インスト曲や小曲やメンバーの自己紹介曲などが
多く含まれているため、アルバムを通して聴いても最後まで飽きさせない作品であり、
コンセプトアルバム、もしくはライブアルバムと称してもいいぐらいの充実感がある。
個人的にはライブを体験してここまでイメージが大きく変わったアーティストも珍しい。
以前までは何となくガラの悪いイメージがあったのに対し、今ではすっかり、
男達の熱き魂を感じられる曲の数々が素晴らしいとまで感じられるようになった。
この10年ぐらいの間に自分の思考や趣向も多少は変わったというのもあるが。
それだけに氣志團万博にはいつかまた行きたいです!
今年の万博には、同じくメンバーにパフォーマーがいるという共通点があるGacharic Spinを
呼んで頂けるならば確実に行くのですが・・(笑)



2016年2月18日木曜日

[CDレビュー]  小林幸子「さちさちにしてあげる♪」


小林幸子「 さちさちにしてあげる♪」
(2016/1/27)

1. さちさちにしてあげる♪ 
2. 吉原ラメント
3. 紅一葉
4. J('ー`)しカーチャン
5. 千本桜
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




小林幸子のボーカロイド曲カバーアルバム。
言わずと知れたベテラン演歌歌手が「ニコニコ動画」などのネットの世界へと進出。
2014年に夏コミの会場にて限定販売された作品が、この度ついに一般流通開始。

まず1曲目「さちさちにしてあげる♪」は初音ミクの代表曲「みくみくにしてあげる♪」
のカバー。デジタルサウンドと演歌の異色コラボ。
歌声にエフェクトがかかったかと思えば、一転こぶしの効いた歌唱を聴かせる辺りは
さすがとしか言いようが無い。なお歌詞はラスボス仕様にモデルチェンジ。
途中で選挙風の演説が入ったりするなど、あまりにブッ飛んだ内容に笑ってしまった。
そりゃ裏紅白歌合戦にも選出されるよなぁ。この翌年に表紅白に返り咲いたのもまたスゴいが。
収録時間約1分半と短いことが惜しくなるほどの迷・・いや名曲です!

2曲目「吉原ラメント」は体を売る女性の姿を歌った和風ポップス。
美しい和楽器の音色が印象的な有名ボカロ曲だが、サビの高音部分の歌声は
オケに埋もれ気味か? ビブラートを効かせた中低音の歌唱はさすがでしたが。
3曲目「紅一葉」は貫録の歌謡ミドルバラード。楽曲の良さを存分に引き立てる
哀愁と情感のこもった歌唱。やはりこういう曲が一番合っている。
4曲目「J('ー`)しカーチャン」では息子目線で描いた曲を母ちゃんご本人が歌う。
アレンジの壮大さも相まって一転感動路線。1曲目からするとえらい落差だ。
5曲目「千本桜」はご存知の通り2015年の紅白歌合戦で披露された曲。
見事なまでの演歌とポップスの融合。言うこと無し。
もはやラスボスのために作られた曲かと思えてくるのだが違うのでしょうか?(笑)

元々カバー曲はよほど好きな歌手の作品しか注目することはない上に、
聴いたところでお気に入り度はそれほど高くならないことが多かったのですが
このカバーアルバムに関しては話は別。日本古来の演歌・歌謡曲をより現代風に
アレンジした楽曲の数々を、本物の演歌歌手が歌うという最強コラボ。
なんなら収録曲5曲と言わずもっと聴きたかったぐらいでした。さらにその次には、
ボカロPの書き下ろしによるオリジナル曲のリリースも期待したくなる。
紅白歌合戦に計33回の出場経験があるほどの大御所歌手が、全く新たなステージに
よくぞ足を踏み入れてくれた! 早くも今年の紅白での活躍も期待したくなりますね。







2016年2月17日水曜日

[CDレビュー]  BiSH「FAKE METAL JACKET」


BiSH「 FAKE METAL JACKET」
(2016/1/20)

1. スパーク
2. BiSH-星が瞬く夜に-
3. MONSTERS
4. Primitive
5. beautifulさ
6. OTNK
7. 身勝手あいにーじゅー
8. デパーチャーズ 
9. ウォント
10. サラバかな
11. ALL YOU NEED IS LOVE
12. DEAR…
13. BUDOKANかもしくはTAMANEGI
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




BiSHの2ndアルバム。先行シングル曲が渾身の傑作だったので
このアルバムには大きな期待を寄せていました。
聴いてみた結果、やはりガールズロックアルバムとしては十分な名作でした。

しかし今作のアルバムタイトルから予想したものとは違いがあった。
収録曲の中でその名の通りメタルに近いといえる曲は3、6曲目ぐらい。
アルバム中盤から後半にかけてはパンク・メロコア系の曲がズラリと並び、
それら1曲1曲は良い曲なのだが、似たような系統の曲が続いてしまったため
通しで聴くとアレンジが単調に感じてしまったのが惜しいところ。
楽曲の多様性という点では前アルバムの方がまだ上だったのではないだろうか。

やはりBiSHには型破りを期待してしまう。前身グループのBiSの「IDOL is DEAD」に
並ぶほどの衝撃作を。今作でいえば先行シングル曲「OTNK」がまさにそうだった。
ギターやドラムなどの重低音が鳴り響く中で弦楽器や笛の美しい音色が絡みあうという、
アイリッシュパンクにメタル要素を加えたようなアレンジは、
これぞクサメロの洪水。こんな革命的な曲を歌う女性グループがかつていただろうか。
歌詞は英語に聴こえる日本語、だがその中でも人任せの操り人形じゃないという所だけは
ハッキリと聞き取れるようになっているのも型破りアイドルらしくて面白い。
実際どうなのかは別として。なおサビでチ○○と歌ってるように聴こえるのは気のせいです。


アルバムオリジナル曲においては、終盤の12・13曲目はうまく趣向を変えてきたと思う。
デジロック風のアレンジをバックに挑発的な歌詞を甘い声で歌う「DEAR…」
はBiSHらしい斬新な曲。「BUDOKANかもしくはTAMANEGI」は前向きな中にも
哀愁を感じるピアノエモナンバーで魅力的。「♪そこに立つための資格を掴みたい」
これはBiSHにとっては武道館のステージに立ちたいという思いを歌った曲ですね。
その前に出禁にならなければいいですが・・・

1、2、3、10曲目は前アルバムにも収録されていた曲の再録バージョン。
新メンバーの歌唱が加わったバージョンになったとはいえ、
前作と同じ楽曲を4曲も入れてしまうのは水増し感ありありなのだが、
これを機に「MONSTERS」のPVが作られたのは大収穫。名実ともにアイドル界の
モンスターとしての活躍を今後も期待したい。こちらのレポによると
ライブの現場ではオムツが飛び交うこともあるそうで・・これはぜひ行ってみたい!!





2016年2月15日月曜日

[ライブレポ]  ЯeaL メジャーデビューシングル『秒速エモーション』発売記念イベント

2月14日(日曜日)大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店にて行われた、
ЯeaL メジャーデビューシングル『秒速エモーション』発売記念イベント
に行ってきました。


今年3月にメジャー進出が決まった、大阪出身の現役女子高生による4人組ガールズバンド。
ここ最近は毎週末に関西地区でインストアライブを開催していることから
気になったので行ってみることに。「セナカアワセ」が名曲でしたからね。
しかしこの日は客入りが思ったほど入っていない・・・ 約3時間前に行われた、
あゆみくりかまきのインストアライブは後方までたくさんの客がいたのに(レポはこちら)
毎週やっている分、お客さんが分散してしまうということなのでしょうか?


[セットリスト]
・Jumping More
・Shooting Star
・秒速エモーション


定刻の16時から5分ほど遅れて開始、まず1曲目はインディーズ時代のミニアルバム収録曲
「Jumping More」。サビではお客さん達も一緒にジャンプして盛り上がる。
そして3曲目にはメジャーデビュー曲「秒速エモーション」を披露。
ボーカルのRyokoさんの歌唱はさすがでした。バンドの顔なだけある。
それに加えて間奏部分で見せた、髪をふり乱しながらの演奏パフォーマンスには
躍動感があった。この間奏部分で思いっきりノレるというのは良いバンドの証拠。
がんばれ!Victoryのインストアの時にも同じことを書きましたが(レポはこちら)

MCはほとんど無しで、曲数も計3曲というコンパクトな内容のインストアライブでしたが、
メロディアスな楽曲と、元気さが弾けるライブステージはやっぱり魅力的。
また1組楽しみなガールズバンドを観ることができて良かったです。



2016年2月14日日曜日

[ライブレポ]  あゆみくりかまきがやって来る!クマァ!クマァ!クマァ! ~リリース記念 mini LIVE TOUR~

2月14日(日曜日)大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店にて行われた、
あゆみくりかまきのインストアライブ「あゆみくりかまきがやって来る!
クマァ!クマァ!クマァ! ~リリース記念 mini LIVE TOUR~」に行ってきました。

歌うたいの「あゆみ」と、DJの「くりか」、盛り上げ役の「まき」の熊3頭からなる
アイドルパンクDJユニット、通称「あゆくま」。今回初めてライブを観るということで、
開演10分前に到着。客席はまたぎ(ファン)達で早くもギッシリ埋まってました。
つい先日同じ会場にて開催されたがんばれ!Victoryのインストアライブ(レポはこちら)
よりもたくさんの人達が集まっている。やはり人気が相当上がってきてるようですね。


[セットリスト]
・チョコレイト・ディスコ(SE)
・アイノウタ
・クマトナデシコ 
・蜜蜜蜜
・What's my name
・キミノモトヘ


本日はバレンタインデーということもあり、まずはParfumeの「チョコレイト・ディスコ」
が会場に流れ始め、それに続いてメンバー3頭が曲を歌いながら登場。
そしてオリジナル曲の「アイノウタ」「クマトナデシコ」を立て続けに披露。
バレンタインということでこの日はラブソング中心の選曲だったと、後のMCで明かされました。
この日はDJプレイらしきものは無く、メンバー3頭が終始ステージ上を縦横無尽に
駆け回りながら曲を歌ってくれました。ロック系アイドルらしい、盛り上がり抜群のステージ。
またぎの皆さんも、両手を挙げて五本の指を曲げる熊ポーズ(通称「肉球ケチャ」)などで一緒に盛り上がりました。

そして「蜜蜜蜜」ではなんと、またぎの皆さんにチョコレートのプレゼントが!
今日はバレンタインデーということで、ライブ中にチョコをばらまくアーティストが
現れたりなんかしたら面白いのになぁと思っていたのですが、
まさか本当にいるとは、そして本当にチョコをもらえるとは嬉しいよ!

メンバー3頭の頭文字「A」「K」「M」がデザインされたチョコが配られ、
その中で私がもらったのは「K」でした。くりかさんありがとうございます!

直後のMCでは、まずは関西の森から下りてきたということを強調する自己紹介が。
神戸と大阪出身らしいですね。大阪に森なんてあったっけ・・・森ノ宮か?
さらにバレンタインデーの思い出について、まきさんがあゆみさんとくりかさんに
話を振ろうとするも、「2人は・・いや、2頭は」 早速キャラがブレてるぞ(笑)

4月リリースの1stアルバムからは新曲「What's my name」が披露されました。
サビではメンバー3頭がそれぞれソロパートを繰り出す。
「♪歩み(あゆみ)出せ」「♪繰りか(くりか)えせ」「♪巻き(まき)起こせ」
おお~っ、これはウマいこと歌ってくれますね! この曲は1度聴いただけで名曲だと確信。
アルバムのリリースがより一層待ち遠しくまりましたね。

個人的に最も期待していた「鮭鮭鮭」はこの日は歌われませんでしたが、
しかし初めて聴いた曲でも1回聴くだけでノレてしまうぐらいキャッチーな曲ばかりで、
ガールズロック好きには特にオススメしたくなるユニットだと、あらためて実感。
この日の客入りから見ても近いうちにブレイクする可能性は大いにありそうなだけに、
今後も注目していきたい。ぜひまたライブに行きたいです。



2016年2月13日土曜日

[ライブレポ]  PASSPO☆「Mr.Wednesday 東名阪フライトツアー」

2月10日(水曜日)大阪・ESAKA MUSEにて、
PASSPO☆の「Mr.Wednesday 東名阪フライトツアー」に搭乗してきました。

[セットリスト]

フライト前にはPASSPO☆のクルー(メンバー)の皆さんによるラジオが放送されたり
パッセンジャー(ファン)にサイリウムが配られたりもしたそうですが
私が着いたのは1曲目「Mr.Wednesday」が始まった頃だったので、
結局ラジオは聴けずサイリウムも準備できずもらえずでした・・・平日で18時開始は
やっぱり早過ぎる。既に離陸しかけてたところで飛び乗る形になってしまった。


今回のフライトツアーの目玉は3曲目に披露された、初の自己紹介曲「7's Up」。
各クルーがそれぞれ交代でステージ左側に立ち、ソロパートで自己紹介、
そして他の6人はステージの右側にてダンスで盛り立てる。
今まで見たことが無いようなフォーメーションで繰り出される
歌唱とダンスパフォーマンスに興奮させられた。楽曲自体も素晴らしかったが
同時にこのパフォを見せられるとより一層曲の迫力が増す。
各クルーのソロパートを聴いてみると、"もりし"こと森詩織さんの歌唱力は
飛び抜けて素晴らしいとあらためて実感。声量からして段違いなんですよね。

直後のMCでは「7's Up」の歌詞などについて語られました。
"あいぽん"こと根岸愛さんのソロパートでは「毛呂山のプリンセス」という
出身地の埼玉県毛呂山町にちなんだ歌詞が登場したり、
"あんにゃ"こと玉井杏奈さんは好物である地鶏が歌詞に入ってるといった話が面白かったです。

6曲目~9曲目はソロ・ユニットコーナー。
「君色のサンバ」は"なちゅ"こと岩村捺未さんと、あんにゃによる2人のステージ。
ラテン風のダンスが何とも艶やか。キスシーンにはビックリさせられた。
「Pock☆Star」はゆっきぃ、みおみお、なおみんが3人組バンドを組んで登場。
ツインギターとベースの編成で、ガールズバンド好きにはたまらないステージ。
「Shiny Road」はあいぽんのソロステージ。楽曲の方は超名曲、
ピュアで心洗われるポップソングなのですが、ソロで歌うには歌唱力が正直厳しいなぁ・・・
「無題」はもりしのソロステージ。格が違う。ぶっちゃけもりしがリーダーではないのかと
思ってしまうほど。曲終盤でクルー全員が合流してユニットコーナーは大団円。

直後のMCにて反省会。「君色のサンバ」の求愛ダンスは何やら反省点が多かったそうです。
もりしの歌唱はクルーの皆さんも絶賛。楽屋まで歌声が聴こえてきたようで、
その歌う姿を見て一言。「ジャイアンみたい」 いやそれだと音痴みたいじゃないか!
すぐさま「歌のうまいジャイアン」と訂正されてましたが(笑)

そしてフライトは後半へと突入。「WING」はPASSPO☆の曲の中でも一番大好きな曲。
これは何度観ても聴いても最高。リリース当時は「ぱすぽ☆meets ジャーマンメタル」という
キャッチコピーの曲で、イントロからして大空に飛び立つかのような加速感と迫力がある。
続いては、昨年リリースのアルバム収録曲「Fairy Tale」が!
この曲は2015年のマイベスト曲にてトップ10入りしたほどの超名曲(参照)
まさか今回歌ってくれるとは・・・アップテンポ曲続きの中で一転これには癒された。

「サンキュバースデイ」では1月31日が誕生日という、あんにゃの誕生祝いが。
PASSPO☆はこれまで1月にツアーをやったことは無かったため、
誕生日を祝ってもらえる人がうらやましかったと、あんにゃが一言。
そして今回ついに初めて祝ってもらえるという嬉しさのあまり、
あんにゃとパッセンジャーの皆さんによるコール&レスポンズで機内が盛り上がる。
なおその中には「う○こ!」「う○ち!」などといった言葉も・・・
アイドルがう○こなんて言ったらアカン!(爆)言っていいアイドルはBiSHだけだ。

アンコールではパッセンジャー達の発案により、アンコールならぬアンニャコールが
機内に巻き起こりました。そしてまずはあんにゃが1人でステージに登場。
続いて他の6人も登場し、Mr.WednesdayのC/W曲「Musical Party」を披露。
ラストナンバーは、メジャーデビュー曲にして唯一のオリコン1位獲得曲「少女飛行」。
アップテンポ曲でありながらもたまらなくピュアなのが魅力的。納得の名曲でフライト終了。


近年のアイドルシーンは全体のレベルがどんどん上がっているのを感じられる中で、
その中でもロック系アイドルについては、数多くのグループの曲を聴き、
さらにライブの方も数多く観てきましたが、だが今回のフライトを体験してあらためて、
PASSPO☆は私のNo.1 Girls(ツアー10曲目の「No.1 Boy」にちなんで)だと実感。
まず楽曲がハードロック系の曲からポップな曲まで多彩かつどれをとっても素晴らしい上に、
ダンスパフォーマンスも見事、それに加えてバンド演奏までできるというのだから
そりゃ最強としか言いようがない。ただ今回は「Fairy Tale」以降のセットリストは
私的には意外な選曲が続いた印象で、大好きな最新アルバムの曲はもっと聴きたかったなぁと、
それだけに昨年のフライトツアーは行きたかったと後悔・・実際大阪か名古屋のどちらかは
行くつもりでいてたのに、スケジュールが合わなかったり体調不良だったりで
結局行けなかったんですよね。今後はそういうことが無いように、
フライトに乗り遅れないようにしたい。次のツアーもまた行きたいです。







2016年2月11日木曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2016(椎名ぴかりん、exist†trace、Mary's Blood)

(前記事はこちら)

・椎名ぴかりん

魔界からやってきた推定年齢20000歳のロック系アイドル。
I-RabBitsと並んで今回初めてライブを観られることを楽しみにしていた歌手の1人でした。

まず黒服を着た女性2人が、大きな旗を振り回しながらステージ上に登場。
迫力のある演出にいきなり惹きこまれる。その直後にぴかりん登場。
バックダンサー2人を引き連れてのライブステージとなりました。
1曲目は「MAKAJO69」というデジロック系の曲で早速盛り上がるも、ここで驚きの光景が。
客席の最前列にズラリと並んだ、魔界女子と呼ばれる女性ファンの皆さんが、
曲に合わせて一斉にパンツを回し始めた。ぴかりんも「おパンツを回して~」と煽る。
何だこれは!? 椎名ひかりという名前でモデルとしても活躍しているだけあって、
同性のファンは多くいるかなとは思ってたが、さすがにこの光景は予想の斜め上過ぎる!

MCでは、前回のライブでは魔界女子が2人しか来てなかったのに対して
今回はたくさんいて嬉しいという話がされた後に、
「リア充は~? と言ったら、○ね!と返して下さい」というコール&レスポンズを要求、
それに応える形で「リア充は~?」「○ね!」 なるほどこれが魔界のコール&レスポンズか。

その後もデジタルポップ系の曲とラウドロック系の曲が交互に歌われ、どの曲も異様な
盛り上がりをみせる。黒服ダンサーが魔界人(ファン)に向けて水鉄砲を撃ったかと思えば、
ぴかりんも真っ赤な色の拡声器を口にあてながら歌を披露したり、
さらに「魔界女子☆恋モード」では頭を振りながらデスヴォイスを放ったり、
「魔界行進曲」では前列の方にいたファンの皆さんの腕を次々と噛んでいくなどといった
驚きのライブパフォーマンス連発。計5曲ほど歌われましたが、ただ最も期待していた
「ドゲザナイ~お前をひざまづかせてやろうか~」は披露されずライブ終了・・・
かと思いきや、前列の方にいる下僕ども(ファン)の皆さんが一斉に土下座をし始め、
「お願いします!」とぴかりんの再降臨をアンコール。
「東京から来たんです!」「神奈川生まれです!」などといった叫び声の数々が
会場に響き渡る。何だこの必死過ぎる人たちは!?

それから間もなくして、お望み通りにアンコールでぴかりん登場!
そして歌われた曲は「ドゲザナイ~お前をひざまづかせてやろうか~」。
V系ラウドロックナンバーならではの土下座ヘドバンで盛り上がったかと思えば、
なんと曲の後半で、ぴかりんが前列の方で土下座する下僕どもの背中を次々と踏みつけながら
客席へ降りてきたではないか。 これはこの日一番の衝撃。何だこのM男たちの集会は(爆)

ライブ終了後はM男・・いや男性ファンの皆さんが次々と「最高!」「面白かった~!」
といった声をあげていたのもまた印象的でした。私もそんな皆さんと全く同じ感想です。
最新アルバムを聴いた時点で(レビューはこちら)こりゃライブは盛り上がること
間違いなしだろうなと思いましたが、まさかここまで衝撃的な光景が広がっているとは。
このステージが観られただけで、でらロックに来て本当に良かったと思えた。
そんじょそこらのバンドよりもはるかにロックだ!さすが魔界の使者としか言いようがない。
これからも地球侵略が進み、我々地球人が次々と魔界人化していくに違いないと感じられたライブでした。




・exist†trace

メンバー全員が女性の5人組ヴィジュアルバンド。これまで「Electric Lady Loud」で
チラっと観たことはあったが、フルでライブを体験するは今回が初めて。
やはりこのバンドには唯一無二の存在感がある。ガツンとメタルな曲から、
アニソンっぽい爽快感のある曲、さらにはツインボーカルを生かした曲など
多彩な曲調がありながらも、それでいてどれもエモーショナルでV系的美しさがある。
「ダイアモンド」は一番の名曲。サビメロがキャッチーでなおかつ編曲が作り込まれてる。
何かきっかけがあれば注目度が上がりそうなバンドなだけに、躍進して欲しいです。




・Mary's Blood

[セットリスト]
・Wings
・Ready to Go
・Marionette
・Coronation Day
・Bite The Bullet
(アンコール)
・Burning Blaze

トリを飾るのは、近年数多く世に出てきたハードロック・メタル系の女性Voバンドの中でも
とりわけ実力派として名高い4人組ガールズバンド。
まず登場直後にボーカルのEYEさんが「Wings」のサビをアカペラで高らかに歌い上げた
その瞬間から、会場の空気が変わった。神々しさすら感じられる圧倒的な歌声。
そして曲に突入してからは楽器隊の強力な演奏も加わり、より一層ステージが迫力を増す。
痛快ロックンロールな「Ready to Go」、1stアルバムのリード曲「Marionette」
などでも立て続けに盛り上がる。そして何より圧巻だったのは「Coronation Day」
これほどまでにキーが高くてハイテンポで、歌いこなすのが難しい曲を
エモーショナルに歌い上げるEYEさんの姿は特にスゴかった。時折客席に振りながら
「♪Evolution!Evolution!Evolution!」とハイトーンで連呼したかと思えば、
続けざまに「ヴゥァアァァァァーーーーーーッ!!」という魂のシャウト!
これはまさに大地が割れんばかりだ。あまりのド迫力に感動して涙が出そうだ。
このバンドを最強ガールズバンドと言わずして何と言う。
まだメジャーデビューして約2年とは思えないほどの貫録を
感じられるライブでした。それだけにもっと多くの人に知られるべきだ。



でらロックの「でら」は名古屋弁で「どえらい」「すごい」などという意味ですが、
その言葉通り、終わってみればどえらく楽しめたフェスでした。
アイドル系のライブ会場だけがポツンと遠く離れた場所にあったことが原因で、
最終的にこの日は地下鉄計7駅分も歩くことになってしまいましたが、
だがそれでも、こういったロックフェスになかなか呼ばれないMary's Bloodを
出してくれたというだけでもお釣りがくるほどに嬉しかったです。
やはりこのページで書いた終盤3組のアーティストが、これぞでらロックだ!
と言えるほどにスゴ過ぎて、歩き疲れなんてのは吹っ飛びました。
今年が初開催だったようですが、来年もぜひ開催して欲しいです。
ただできればRAD HALLでのフェス開催は今回限りにして頂けないでしょうか・・(汗)



2016年2月9日火曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2016(アンドクレイジー、RONDONRATS。、平成琴姫)

(前記事はこちら)

・アンドクレイジー

地元名古屋出身の5人組ロック系アイドルグループ。
まず1曲目に最新シングル曲「感情爆破レイン」が期待通りに披露されました。
いきなりファンの盛り上がりがスゴ過ぎる。どんだけ大声出しまくって応援してるんだ!?
この日見た計3組のアイドルグループの中でも熱狂度は1番でした。
楽曲が良いから思いっきり盛り上がれる。同じく名古屋出身、元CHERRYBLOSSOMの
83さんが作曲を担当しているだけあって、メロディがキャッチーで爽快感抜群、
なおかつミクスチャー的要素の入った曲などもあって多彩で聴いていて楽しい。
扇子を片手に持って踊る和風ロックナンバー「誓いの奏」は特に良かった。
次はアルバムのリリースも期待したい。名古屋発アイドルの代表的存在になって欲しいです。




・RONDONRATS。

[セットリスト]
・トロイメライ
・脳内メカニズム
・YAGUMO
・ハジマリのウタ
・RESISTANCE

当ブログでは既におなじみの、広島出身5人組女性ボーカルロックバンド。
エモ、パンク、ポップスなどの様々な要素を組み合わせたロックチューンの数々には
今回もまた盛り上がりまくりました。ファンの皆さんも曲に合わせてスカダンなどを披露。
この日は時間が押していたのか、MCはほとんど無しで最後までひたすら疾走。
つくづくこのバンドもI-RabBisなどと並んで、なぜもっとメディアで推されないのかが
不思議に思えてくる女性Voバンドです。キャッチーさを持ち合わせた楽曲が魅力なだけに。




・平成琴姫

メンバー全員が「平成琴」というオリジナル楽器を持ちながら歌とダンスを披露する
新感覚4人組アイドルグループ。曲はほんのり歌謡曲テイスト。
最初から最後までずっと平成琴を首から肩にぶらさげてダンスをするのは、
首への負担が大きそうで大丈夫かなと心配にもなったのですが、
メンバー全員の頑張りは伝わってきました。ただ実際に楽器を弾いている場面は
ほとんど無かったように見えましたが・・・ デビューしてまだ日が浅いだけに、
これから楽曲ライブパフォーマンスとも本格的に伸びていくことを期待したいです。コンセプトは面白い。


(続く

2016年2月8日月曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2016(PINKVOX、Septaluck、ジュネス☆プリンセス)

(前記事はこちら)

・PINKVOX

地元名古屋で活動中のメロディックユーチューバーバンドらしいです。キャパ50人という
名古屋で一番小さなライブハウスに15人ぐらいしかお客さんが入ってませんでしたが、
これはもっと盛り上がってもいいのにと思える、パンクなライブでした。
1曲良い曲があったので後で調べてみたら「ヒーロー」という曲のようですね。
なおMCはスベってました。次に観たいバンドがいたためスベった瞬間抜けることに・・・




・Septaluck

2012年9月結成、期待の若手5人組バンド。月間マイベスト10でも取り上げた
「Diamond」が良かったので、この機会にライブへ行ってみることに。
期待通りにこの曲をトップで披露してくれて、あらためて名曲だなと感じました。
その後にはパンク色の強い曲、全英語詞曲なども交えて歌われましたが
やはりこのバンドの曲に関してはメロディアスなロックナンバーが一番合ってると思う。
ボーカルのfinさんの、ハイトーンやロングトーンを交えた歌唱の全力っぷりが良かっただけに
今後も注目していきたいバンドです。まさか公式Twitterでお礼を頂けるとは思わなかった。




・ジュネス☆プリンセス

東京からやってきた5人組アイドルグループ。
キャッチコピーは「ちょっと目を離すと、すぐに成長しちゃうぞっ!」
自己紹介では、アニメ声が可愛らしい萌えキャラのメンバーや、
やまとなでしこを名乗る和風キャラのメンバーなどが次々と登場。いきなり面白い。
楽曲の方は電波ソングっぽいデジタルポップ系の曲あり、ロック曲ありとこちらも多彩。
「Shiny Stone」では、サビでメンバー全員が左を向いて左手を挙げながら走るポーズ、
右を向いて右手を挙げながら走るポーズをとり、さらにファンも一緒にこのポーズをして
一体となって盛り上がりました。これはとても楽しかったです!
全く初見のグループでしたが思わぬ収穫でした。次に見た時はもっと成長してるに違いない。

(続く

2016年2月7日日曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2016(I-RabBits、絶景クジラ、THE NAMPA BOYS)

2月6日(土曜日)名古屋・栄周辺のライブハウス各所にて行われたサーキットフェス
「でらロックフェスティバル2016」に行ってきました。

13時開始、まずはRAD HALLに出演するMAPLEZというアイドルグループを観ようと思い、
定刻の10分前にライブハウスに着きましたが、そこの入口の看板にて書かれてあったのは
「チケットの引き換えはDIAMOND HALLにて」・・・ええ~~っ!!!??
こんなの公式ホームページのトップにはどこにも書かれてなかったと思いきや
後でHPでくまなく見てみたら「よくある質問」の所に・・・
いやこれはトップページに書いておかないと! でないとサーキットフェスに行くのが
初めてという人は、観たい歌手が出るライブハウスへまっすぐ行ってしまうんじゃないの!?
そういう自分もサーキットフェスは「Electric Lady Loud」しか行ったことが無かった。
それでもチケット引き換え場がすぐ近くにあるならまだ良かったのだが、
RAD HALLからDIAMOND HALLまでは、地下鉄2駅分も歩かないといけなかった。
そもそもなぜアイドルが出演する会場だけこんなにもポツンと遠く離れてるのか。

これが原因で結局MAPLEZのライブには行けずでした。DIAMOND HALLに着いてからも行列に並び
チケット引き換えが終わったのは13時40分頃。ということでまずは14時半から
I-RabBitsのライブが行われるSiX DOGへ、早めに向かいました。




・絶景クジラ

大阪出身の4人組ガールズバンド。楽曲はいかにも今時の関西バンドだなという印象。
テンポの速いギターロックあり、バラードありといったところで、
これからさらに人気が上がりそうなバンドですね。結成して2年半で入場規制だとは。




・I-RabBits

[セットリスト]
・9lives
・未完成なあいのうた
・WABF
・Yesの烙印
・ロンリークライマー

4人組ピアノエモーショナルロックバンド。今回初めてライブを観るのを楽しみにしてました。
このバンドは、リハーサルの時点からしてモノが違うと感じた。
キーボードを弾きながら歌う、ボーカルのマイコさんの姿は特に躍動感満点で、
笑顔が弾けていて、人間的にも音楽的にも親しみやすい。リハーサル中のトークでは、
Twitterを持っているお客さんに対して「I-RabBits入場規制になりそうだから急いで~」
というツイートをお願いする場面などもありました。マイコさんがそう言うならば
協力したくなるという人柄の良さがある。これには私もツイートに協力しましたよ!(参照)

そして本編に突入し、ライブステージはさらなる盛り上がりを見せる。
メロディアスな楽曲の魅力が抜群。ピアノエモってこんなにもポップかつ熱い音楽だったのか。
「WABF」のパンキッシュな疾走感は特にスゴかった。ファンの皆さんの熱狂っぷりも予想以上だった。
「Yesの烙印」の間奏部分でのマイコさんの語りもカッコ良かった。
好きなものを好きと言えるようになるのが大事という言葉は特に印象的でした。
自分は自分の好きな音楽を堂々と好きとは言えない・・・このブログだけでしか言えない。
さらには紅白歌合戦に出場するという夢も語られました。いつか実現して欲しい。
ラストは個人的にこのバンドを知るきっかけとなった曲「ロンリークライマー」「未来地図」かこれかどっちかがラストだろうなと思ってたので予想的中。どちらも名曲だがやっぱり未来地図は聴きたかったなぁ。

後でTwitterを確認してみると、本当に入場規制がかかったようで。
前バンドの時点から早めにSiX DOGへ行ってたのが良かった。もしRAD HALLに行ってたならば
そこには14時10分近くまでいる予定だったので、着いた頃には入れなくなってたかも・・・
なので結果オーライ、ここが起点で良かった。もしI-RabBitsが観られなくなってたら
名古屋まで来た意味の半分を失ってた。そう言い切れるぐらい素晴らしいライブでした。
現状メジャーでないのが不思議に思えてくる。もっともっと評価されるべきバンドなはず。




・THE NAMPA BOYS

結成10年目、長野県松本市出身の4人組バンド。
このバンドが出演するライブハウスに着いた頃には既に終わりがけで、
最後の1曲しかフルで聴けませんでしたが、楽曲はメロディアスかつ力感があり
ライブでもストレートに盛り上がるバンドで好印象でした。
バンド名だけ見るとチャラそうに見えるがそんな感じは受けなかった。
これからチェックしてみようかなと思いきや、なんと3月に解散してしまうようで・・・


(続く

2016年2月5日金曜日

アクセス解析 2016年1月分

当企画の目標であった、来訪者数100人超えがついに月平均単位で実現しましたよ!

とはいえ、日別でいえば100人超えは計31日中11日なんですけどね。
1月1日と2日に荒稼ぎした貯金で結果的にこうなっただけで。
とはいえ最高記録更新はありがたい。2016年1月度にアクセス数が特に多かったのは
浜田麻里さんのニューアルバムの感想記事でした(ページはこちら)
ブログ検索ワードの第1位も「浜田麻里 mission 感想」でしたからね。
ということでこの作品をまだ聴いてない人がいればぜひ聴いてみましょう!


それでは恒例の、気になった検索ワードを発表したいと思います。



「人生 相互リンク 募集」
相互リンクを増やすのに人生をかけてる人とかいるのだろうか。


「20016選抜高校野球出場予想」
さすがに18000年後の甲子園出場校は予想できないな。
だが奈良県の代表校に限っては18000年経っても天理と智弁の2校ばかりが出続けてそう・・・


「お笑い歌 わたしゴリラ飼っている」
お笑い歌という新しいジャンルが誕生いたしましたか。2700が元ネタですね。


「演歌を少女が唄う詩吟」
演歌なのか詩吟なのかどっちだ。詩吟といったら未だに天津木村の方を思い浮かべてしまう。


「ヌーディ リズム ヌード」
Gacharic Spin「ヌーディリズム」のPVいつの間にか削除されてましたね。
メジャーレーベル的には後ろ姿のヌードもNGなのか・・・ライブ映像バージョンの方は今でも公開中ですが。


「蛇石マリナ おっぱい」
Mardelasのボーカルは歌唱力がスゴいのに、そっちの方に注目するのか!


「ウォーッオッオッオッオッオッオッオー」
2016年になってもこの手の検索ワードは健在で何より。


「おもしろ 検索ワード 解析」
当企画において大募集しています。この程度ではまだ全然足りないので、企画存続のためにもよろしくお願いします。



2016年2月4日木曜日

[CDレビュー]  綾野ましろ「early days」


綾野ましろ「 early days」
(2016/1/13)

1. white feel ~overture~
2. Wingless Diver
3. 刹那クロニクル
4. re:rain
5. 春想の街
6. RAY OF LIGHT
7. ideal white from 1st one man live lycoris
8. 燐光 from 1st one man live lycoris
9. vanilla sky from 1st one man live lycoris
お気に入り度:★★★★★★★ (7/10)




綾野ましろのコンセプトアルバム。
今作にはメジャーデビュー前に「mashiro」名義で発表された音源計5曲と、
ライブ音源計3曲を合わせて収録。原点を感じられる作品。

北海道・洞爺湖町出身のアニソン系アーティストというプロフィールに加えて、
これまでのシングルの曲調、さらには髪型までもが似ていることから
藍井エイルフォロワーというイメージが強かったが(レコード会社も狙ってやっているとしか思えない)
今作に収録されたメジャーデビュー前の楽曲は、どれも思った以上にポップス寄りで、
例えるならばday aftar tomorrowなどに近い印象を受けた。
まんまエイルさんと同じようなロック系の路線でいくよりも、よりポップを意識した
今作の路線を極めた方が、個性が出て良いのではないかと思いました。
透明感の中にもほのかな可愛らしさを感じる歌声が、楽曲の中で生きている。
エモーショナルなギターイントロから一気に惹きこまれ、サビでは伸びやかな歌声を
存分に聴かせる「Wingless Diver」や「刹那クロニクル」といった曲はJ-POPの王道。
デジタルポップス風の「RAY OF LIGHT」も90年代のエイベックスの楽曲などに似た
アッパーかつキャッチーな曲で、ライブでも盛り上がること間違いなしでしょう。

全9曲収録ながら、実質的には5曲入りのミニアルバム。
ライブDVDを付けるのではなく、ライブ音源をCDに計3曲も入れたことで
作品に水増し感を感じてしまったのは惜しいところ。次作はこれまでのシングル曲
(もちろんスタジオ音源の方)全てを収録した真の1stアルバムを期待したいです。

どうでもいいですが、洞爺湖出身と言われるとネッシー的なものを想像してしまったのは私だけでしょうか・・・




2016年2月3日水曜日

2月6日&7日に名古屋で「でらロックフェスティバル2016」が開催

2月6日(土曜日)&2月7日(日曜日)に名古屋の栄・新栄地区にて開催される
サーキットイベント「でらロックフェスティバル2016」の1日目(2月6日)に
行くことになりました。2016年初のフェス参戦ということで、
まずはこちらのタイムテーブルを参考に予定を組んでみました。


(13:00スタート)

14:30~14:55 I-RabBits

16:00~16:25 Septaluck

17:15~17:40 アンドクレイジー

18:30~18:55 RONDONRATS。

19:40~20:05 椎名ぴかりん
20:30~20:55 exist†trace
21:15~21:45 Mary's Blood


今回の機会にぜひ初めてライブステージを観てみたいのは、
I-RabBits、椎名ぴかりんの2組。この2組が決め手でチケットをとったようなもの。
女性ボーカルピアノロックバンド、I-RabBitsは「未来地図」という大傑作をぜひ聴きたい。
魔界からやってきたロック系アイドル、椎名ぴかりんは「ドゲザナイ」をぜひ!

Septaluckは当ブログの月間マイベスト10に1度登場したバンドということでとりあえず。
アンドクレイジーは元CHERRYBLOSSOMのメンバーが楽曲提供しているアイドルグループで
実は1年半前にも名古屋の野外フェスでたまたま観ているのだが、あらためて行ってみたい。
チェリブロの同窓会ワンマンライブのチケットを取れなかった憂さ晴らしも込めて!

今回のタイムテーブルで一番痛恨だったのは、18時半にBiSHとRONDONRATSがかぶったこと。
これは迷ったが、やはり当ブログ的に恩があるのはRONDONRATSの方なのでそちらに。
BiSHは3月に大阪のアイドルロックイベントの方で、ひろしまMAPLESやPassCodeと合わせて
ライブを体験してみようかなと考えてます。ワンマンは早々とソールドアウトしたようだし。

他にも19時台に出演の打首獄門同好会は椎名ぴかりんとかぶったし、
極めつけは21時台、岡崎体育、バックドロップシンデレラ、たんこぶちんと
なぜこんなにも行ってみたいアーティストが集中してるんですかね。
13時台や15時台は現時点で観たいアーティストがいないというのに。
私的には何ともアンバランスなタイムテーブルが発表されてしまった・・・
現時点で誰のライブに行くか決まってない時間はこれから試聴して決めたいです。




最後に当ブログにおいて、今年のでらロックフェスの全出演者の中で
最もオススメしたいアーティストを紹介したいと思います。


Mary's Blood (21:15~21:45 TIGHT ROPE出演予定)


近年はハードロックやメタル系のガールズバンド・女性ボーカルバンドに
次々と素晴らしいバンドが出てきている。そのことをぜひ多くの人に知って欲しい。
Mary's Bloodもその1組。まずボーカルの歌唱力は、おそらく今回の全出演者の中でも
トップではないかと思います。これより上手い人がいたらぜひ教えて欲しい。
さらには演奏技術も世間一般でいうガールズバンド離れしたものを持っている。
年間100本ライブに行っているというTwitterのフォロワーさんが選んだ
昨年一番素晴らしかったライブは、このMary's Bloodのライブだと宣言していたぐらい。

あれだけ実力派揃いで、なおかつ楽曲もキャッチーさを持ち合わせているバンドが多い、
ハードロックやメタル系の女性Vo.バンドが、こういったロックフェスには滅多に出てこない、
おそらく出たくてもなかなか出してもらえないと思われる現状は非常に残念。
いつもの決まったメンバーとしか対バンしないというのではなく、アウェーの地にも積極的に
出ていって欲しいというのは、このブログでずっと願い続けていること。
そうでないといつまでたってもファン層が広がらず、やがて衰退していきそうな気がする。
なんで10代20代のファンがこんなにも少ないのかが不思議。
ロック好きの人達の中でこれらのバンドを聴く人をほとんど見かけないのは不思議。
激ロックで取り上げられてたのをきっかけに聴いてみようと思う人とかいないのかなぁ。
それだけに、今回Mary's Bloodを出してくれたでらロックフェスの主催者の皆さんには拍手を送りたいです!
次は野外フェスに出られたらもっといいと思う。たまたま通りかかったところで
ライブステージを観てハマるというパターンが起こりえるから。
サーキットフェスだとたまたまは起こりにくいかな?それでも出ないよりは出た方がいい。
1つ前の出演バンドを見た人がそのまま残ってMary's Bloodを観てくれたらいいな・・・
と思いきや、メアリーの1つ前の出演者はexist†traceだった。
さらにその1つ前もGANGLIONって、結局この辺りだけいつものメンバーじゃないか(汗)
ガールズバンド同士でお互いのファンがみんな知ってそうなバンド・・・
まぁそんなこと言いつつも、結局私もこの日のライブ終盤はexist†trace→Mary's Bloodと
行く予定なんですけどね! 皆さんもオフィシャル試聴プレーヤーを持ってぜひ行きましょう。



2016年2月2日火曜日

[ライブレポ]  がんばれ!Victory 3rdシングル「青春!ヒーロー」発売記念イベント

2月1日(月曜日)大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店で行われた、
がんばれ!Victoryのインストアライブに行ってきました。

「絶対生音主義バンドル」というキャッチコピーを掲げる、
野球ユニフォーム姿がトレードマークの5人組ガールズバンドのライブステージを
ようやく初めて観ることに。この日はインストアイベントでありながらも
フルバンドセットでやってくれるということから一層楽しみにしていました。


[セットリスト]
・ふらいはい!!!
・ボクラノミライ
・ラリラリラ
・青春!ヒーロー


定刻の19時30分にプレーボール!(ライブ開始)
「私を野球場に連れてって」のBGMと共にメンバー5人が登場し、
続いてメジャーリーグ中継でよく流れる曲(タイトルが分からない・・・)の
イントロを軽く生演奏した後、1曲目は「ふらいはい!!!」。いきなり大好きな曲が!
インディーズ時代のシングル曲をこのインストアでやってくれるとは嬉しかった。


しかしボーカルのあやきさんは、現在もレコーディング中ということで喉を酷使したのか、
はたまた昨日もイベントライブがあったということで連戦疲れなのか、連投が利かないのか、
しゃべり声が明らかにかすれていて、その影響で歌声の方も時折かすれていました。
だがそんな状態でもひたむきかつ健気に、今できる精いっぱいのパフォーマンスで
大きくかつ元気な声出しをしていた。生で見るとあらためて可愛いよなぁ・・・
さらにギターのれなさんを中心とした楽器隊の皆さんがコーラスで歌声をサポート、
これにはバンドとしての結束力を感じられた。見事なチームプレーだ! 

そして何より驚いたのは、間奏部分などにおける演奏パフォーマンスの躍動感がスゴかった。
元々の楽曲が良いというのもあるが、このイントロや間奏で盛り上がれるというのは
良いバンドの証拠。演奏はガツンとロックで、メロディはポップ。これこそが大きな魅力。
続く2曲目に披露された最新シングルのカップリング曲「ボクラノミライ」は
BPM200を超える曲らしいですが、そんな曲でも見事な演奏っぷり。
平均年齢19.4歳のメンバー達が、全力ダッシュでダイヤモンドを駆け回る!
3曲目の「ラリラリラ」もイントロからして最高で、これには一緒に飛び跳ねたくなるほど。


曲と曲の間では野球のメガホンを叩いてファンと一緒に応援合戦、
さらにMCではベースのしのぶさんを中心とした5人のトークで盛り上がりました。
時折九州弁(唐津弁?)を交えたしゃべりは何とも愛嬌がある。
最後には「がんばれ!Victoryは全国に名を知らしめたい系のバンドだから」
ということで、今日のライブ観覧者たちに対し、LINEやTwitter、
さらには社内SNSでがんビクの宣伝をすることを推奨したのには笑ってしまいました。
さすがに会社内のでやるのは無理だが、このブログでなら思いっきり宣伝しますよ!

ボーカルのあやきさんの喉の状態だけはやっぱり心配ですが、だがそんな状況であっても、
あれだけ素晴らしいライブをやってのけるところに底知れぬ可能性を感じた。
例えるならば肩肘が不調でも140km中盤の球を連発し好投を見せたのが今日のライブ。
これなら万全の状態だともっとスゴいのか!? やはり中学生の頃からずっと
地道にバンド活動を続け、地肩を作ってきただけある。
「バンドル」と呼ばれるアイドル系ガールズバンドで、1stアルバムリリース前にして
これほどまでの実力が備わっているバンドは前代未聞なのではないだろうか。
5~6年後にはSCANDALをも超えるほどの、日本を代表するガールズバンドに
なっているかもしれないとすら感じました。3月リリース予定の1stアルバム
「十代発表」も即予約しました。タワレコ梅田店で予約をすると
特別ライブの招待券が付くことから、そのライブもぜひ行きたいと思ったためです。
2016年最初のライブ参戦にして大満足のインストアライブでした。次は4月2日だ!