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2015年6月30日火曜日

2015年 上半期私的名曲&私的名盤アルバム

本日をもって6月が終わるということで、恒例企画でございます。
2015年の上半期私的名曲&私的名盤アルバムを発表したいと思います。
なおアルバムに関しては2014年12月中旬~2015年6月末までのリリース作品を対象といたします。
こちらのCDアルバム視聴リストを見れば分かる通り、
2014年の年間ランキングでは拾いきれなかった、12月度リリースの名作アルバムが
たくさんあったため、これはあらためて紹介しておきたいと思ったのが理由です。
それでは、いってみましょう。




[上半期私的名曲]

1.LiSA「Mr.Launcher」
2.LiSA「FRAGILE VAMPIRE」
3.Gacharic Spin「赤裸ライアー」 [公式PV]
4.藍井エイル「GENESIS」 [公式PV]
5.原田ひとみ「Chromatic Words」
6.激情★めたりっちぇ「未来安泰」 [公式PV]
7.ニホンジン「熱くなれ」 [公式PV]
8.つばさFly「Break Through」 [公式PV]
9.MAGIC OF LiFE「栄光への一秒」 [公式PV]
10.西沢幸奏「吹雪」 [公式PV]
11.AKINO from bless4「海色」 [公式PV]
12.蟲ふるう夜に「スターシーカー」 [公式PV]
13.ヒグチアイ「まっすぐ」 [公式PV]
14.水樹奈々「エデン」 [公式PV]
15.打首獄門同好会「日本の米は世界一」 [公式PV]
16.キルビルズ「ペーパードライバー」 [公式PV]
17.藍井エイル「Bright Future」
18.藏合紗恵子 featuring 流田Project「triage」 [公式PV]
19.Gacharic Spin「夢喰いザメ」
20.二代目アニメタル「魔界が来たりて武を競う~魔界大戦」



[上半期私的名盤アルバム]

1.原田ひとみ「glanzend」 [レビュー]
1.LiSA「Launcher」 [レビュー]
3.PASSPO☆「Beef or Chicken?」 [レビュー]
4.Party Rockets「TRIANGLE」 [レビュー]
5.藍井エイル「D'AZUR」 [レビュー]
6.Do As Infinity「BRAND NEW DAYS」 [レビュー] 
7.妖精帝國「Hades:The other world」 [レビュー] 
8.飛蘭「-Zero Hearts-」 [レビュー] 
9.浅草ジンタ「吟盤 -GINBAN-」 [レビュー]
10.Mardelas「Mardelas Ⅰ」 [レビュー]
次点.THEイナズマ戦隊「17」 [レビュー]
次点.CROSS VEIN「ROYAL ETERNITY」 [レビュー] 
次点.angela「ONE WAY」 [レビュー]



私的名曲部門についてはLiSAさんのワンツーフィニッシュです。
どちらも一生モノの名曲。この曲に元気をもらったおかげでホームランが打てました(参照)
なお当ブログでまだ紹介していなかった曲といたしましては、
ヒグチアイ「まっすぐ」は歌姫系のバラードで久しぶりにハマりましたね。
声質に魅力がある。より子、榎本くるみの曲にハマってた頃を思い出しました。
私的名盤アルバム部門については原田ひとみさんの作品が1位予定でしたが
しかし純粋にアルバムを聴いている回数に関してはLiSAさんの方が多いんですよね。
なのでどっちが1位か今は決められないということで保留にいたします。


相変わらず、近年人気のバンドの作品がほとんど入ってなければ、
音楽通ウケしそうな作品や、おしゃれな作品、スタイリッシュな作品もほとんど無い、
他の音楽ブログの流れや、時代の流れからは隔絶されてるという劣等感すら感じる、
そんな中でMステにダブル出演を果たした藍井エイルさんとLiSAさんは数少ない希望の星という、
このようなランキングでも、この中に入っている作品を聴いてみようかなと思う人が
現れてくれたならば、非常に嬉しいです。泣いて喜びます(大げさ)



皆さんの上半期お気に入りの作品はどんな作品でしょうか?
以上、上半期ベストの発表でございました。最後まで見て頂きありがとうございました。


2015年6月29日月曜日

[CDレビュー]  Mardelas「Mardelas Ⅰ」


Mardelas「 Mardelas Ⅰ」
(2015/4/22)

1. Eclipse
2. D.D.C.
3. Daybreak (album version)
4. MOONSTONE
5. DEEP-G
6. Hyperfly
7. Waves
8. Phantasia (album version)
9. Amnesia
10. Scapegoat
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




Mardelas(マーデラス)の1stアルバム。元DESTROSEのボーカリスト、
蛇石マリナさん率いる4人組HR/HMバンドのメジャーデビュー作品です。

これまでにもメタルミュージシャンとしての活動実績があるメンバーばかりが
集まったバンドなだけに、1stにして完成度の高さは保証済み。
楽器隊の演奏の迫力と、メロディの良さもさることながら、
このバンドの一番の魅力はボーカルのマリナさんの歌唱でしょう。
とてつもないほどに歌が上手い。1曲目「Eclipse」の時点から圧倒されました。
「♪あらがう~ようにーーー~~~~ぃぃぁあぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ!」

このハイトーン、ロングトーン、ビブラート、スゴ過ぎるとしか言いようが無い。
以前に当ブログで絶賛した浜田麻里さんの最新アルバム(レビューはこちら)
をも彷彿させるほどの、魂のこもった歌唱を聴かせてくれている。
しかしボーカリストとしてのタイプ的にはこの2人にははっきりとした違いがある。
麻里さんの歌声は、迫力満点ながらも繊細さや透明感も感じられる美声であるのに対し、
マリナさんの歌声はとにかく骨太。時にはドロっとした感じもありクセが強いため、
万人ウケしやすさという点ではやはり麻里さんの方に分があるのでしょうが、
マリナさんの歌も一度ハマった人には抜けられないほどの強力さがあります。

先行シングル曲である「Daybreak」と「Phantasia」の2曲は文句無し。
荒涼感と哀愁を漂わせつつもカッコ良さが抜群。
さらにはアルバムオリジナル曲も、前半の「D.D.C」や「MOONSTONE」
といった曲はさすがの名曲。ほのかに歌謡ロックテイストも感じられる。
中盤以降には、ポップで痛快な洋ロック風ナンバー「Hyperfly」や
前向きかつ開放感に溢れたアニソン風ナンバー「Waves」といった曲も入り、
これらの曲ではマリナさんの歌唱も柔らかな一面を見せてくれたりと
アルバムの中で変化がつけられているのも良いです。

女性メタル系バンドでまた1組楽しみなバンドが現れてくれました。
これほどまでの実力があるだけに、特にボーカルはもっと有名になってもいいはず。
目指せ日本一の女性ボーカリストということでこれからも期待したいです。



2015年6月28日日曜日

[CDレビュー]  PASSPO☆「Beef or Chicken?」


PASSPO☆「 Beef or Chicken?(ファーストクラス盤)(DVD付)」
(2015/5/13)

1. Immigration Control
2. HONEY DISH
3. いたずらRock‘n’Roll
4. Not in theory
5. 向日葵
6. Shiny Road
7. ヘブンズバーガー
8. ハイテンションエモーション
9. FAKE
10. Perfect Sky
11. You
12. Fairy Tale
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




PASSPO☆の4thアルバム。
アイドルでありながらも、そんじょそこらの女性ボーカルバンドの作品よりも
はるかに質の高いメロディと多彩なアレンジに、あらためて驚かされた作品です。
歌唱の方もアイドルグループとしては十分なほどの迫力がある。
ガールズロック史に残したいと思えるほどの傑作アルバムです。

まず1曲目「Immigration Control」はおなじみの機内アナウンス。
2曲目「HONEY DISH」はアメリカンテイストを感じるガールズロックナンバー。
オープニングからちょっとした旅行気分にもなれる曲を聴かせてくれています。

3曲目「いたずらRock‘n’Roll」も洋楽ロック風の曲で、前曲以上の痛快さがある。
「自撮り」「タイムラインにアクセス」といった歌詞はいかにも今風。

4曲目「Not in theory」はメタル系のサウンドで疾走する曲で、
これにはイントロの時点からハマった。サビの伸びやかさと突進力が素晴らしい。
「掴め「強さ」という美学を」は名フレーズ。まさにガールズメタルバンドみたいだ。

5曲目「向日葵」は2000年代の青春パンクを彷彿させる曲。シングル曲で聴いた時は
正直微妙に感じたのが、このロックアルバムの中で聴くとその1ピースとしてハマった。

6曲目「Shiny Road」はポップでキラキラ感のあるミドルバラード曲。
一歩一歩前に進んでいこうと歌う歌詞のメッセージと、優しげな歌唱が
たまらなくピュアで、聴いていて心が洗われる。全盛期のZONEの曲をも
超えようかとするほどの名曲。なぜこの曲をシングルA面扱いにしなかったのか。

7曲目「ヘブンズバーガー」はアメリカ旅行をテーマにした歌詞と
甘く可愛らしい歌唱が印象的。パラダイス感が出ている。今作の中でも異色な曲。

8曲目「ハイテンションエモーション」はラブソングでありながらも
ヒーローソングのような編曲がカッコいい。「はじめた筋トレ 日常になった」
などといった歌詞を気合い込めて歌うところを聴くと文字通りテンションが上がる。

9曲目「FAKE」は今作のマイベスト。ハードロック系の曲として「WING」に並ぶほどの
名曲ではないだろうか。この8、9曲目の流れはKAMEN RIDER GIRLSみたいだ。
しかしアイドルグループでこれほどまでにカッコいい曲を歌う人達というのは
PASSPO☆こそが元祖なんだと言わんばかり。間奏のギターサウンドの重厚感がこれまたツボ。

10曲目「Perfect Sky」はビーイング系の曲を彷彿させるような
バンドサウンドをベースに聴かせる曲で、ひたむきな歌唱と
歌詞のメッセージに希望を感じさせてくれる。文句無しの名曲。

11曲目「You」はサビの「Hey! you!」の合唱がパンチ力抜群。大人数の強みが出ている。
ライブだと一緒に拳を上げて盛り上がれること間違いなし。終盤の転調がこれまた良い。

12曲目「Fairy Tale」は、ほのかに切なさ漂うギターロック系の編曲と
世界平和を願う歌詞にスケール感を感じさせられる。ラストを飾るにふさわしい名曲。

近年全国的規模で一気に数が増えたロック系アイドルの先駆者的存在は
やはり格が違った。そう思わずにはいられないほどの素晴らしい作品でした。
まさか、アイドルのアルバムの中でもナンバーワンクラスの私的傑作だった2ndアルバム
「One World」(レビューはこちら)に肩を並べるほどのアルバムを、
4thアルバムにして届けてくれるとは・・・ これだけ楽曲が名曲揃いで、
なおかつグループとしてのコンセプトもしっかりしているにもかかわらず、
正直なところブレイクを逃した感があるのは本当に惜しい。
ロックフェスなどでもアイドルが活躍する時代になった今こそ、何とか再評価されないだろうかと思います。




2015年6月27日土曜日

[CDレビュー]  藍井エイル「D'AZUR」


藍井エイル「 D'AZUR(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)」
(2015/6/24)

1. awakening (Instrumental)  
2. IGNITE  
3. ラピスラズリ  
4. ゆらり
5. シンシアの光
6. Quit
7. Bright Future
8. JUMP!!!
9. 幻影
10. ずっとそばで
11. GENESIS
12. ツナガルオモイ  
13. 青の世界
14. BREAK OUT! (Bonus Track)  
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




藍井エイルの3rdアルバム。
今作も伸びやかでメロディアスなロック・ハードポップ系の曲の数々を
抜群の歌唱力をもって聴かせるアルバムとなっており、アニソン系アーティストの
作品でありながらも、これは近年話題になっている数多くの女性ボーカルバンドの
作品以上に、ガールズロックの王道を行くアルバムなのではないだろうか。
90年代のガールズロック歌手たちの曲を聴いて育った者としては感激モノ。
ボーナストラックに相川七瀬さんのカバー曲が収録されている辺りがこれまた納得の人選。
90年代から時を経て更なる進化を遂げたガールズロックの形がここにありました。

Mステでも披露されたシングル曲「IGNITE」で華やかに幕を開け、
同じくシングル曲である3曲目「ラピスラズリ」では新境地へと足を踏み入れたかのような
幻想的な編曲と、クサメロを聴かせる。歌唱の表現力が曲の良さを一層引き立てています。

さらにアルバムオリジナル曲に関しては中盤の6~9曲目の流れが素晴らしい。
デジロック系の6曲目「Quit」ではダークサイドに落ちていく様をカッコよく歌いあげ、
続く7曲目「Bright Future」では一転して希望に満ち溢れた曲を聴かせてくれる。
この曲は編曲のスケール感が半端ない。コーラスワークにも一体感を感じる。
続く8曲目「JUMP!!!」は躍動感溢れるアッパーチューンで一緒にジャンプしたくなる。
9曲目「幻影」はストリングスを生かしたサウンドで哀愁歌謡ロックを聴かせる。
多種多様な魅力を発揮した歌唱と楽曲の数々が詰まっています。

そして終盤のシングル曲2曲がこのアルバムの中でより輝きを放っている。
11曲目「GENESIS」を初めて聴いた時は、このようなバンドサウンドで聴かせる
ガツンと胸に響くバラード曲に出会ったのは久しぶりだと感じたものですが、
今作の中で聴くともはや神々しさすら感じる。サビのハイトーンボイスに感動。
さらに12曲目「ツナガルオモイ」の王道ガールズロックとしての真っ向勝負っぷりが
これまた最高。とにかく爽快感が半端ないです。

ボーナストラックのカバー曲「BREAK OUT」はデジタルハードポップ系のアレンジが意外。
相川七瀬さんの曲ならば個人的には「Nostalgia」あたりいって欲しかったかなと。
しょこたんがカバーした「恋心」は原曲に忠実ながらも良いカバーだっただけに。
それ以上に今作で唯一と言っていいほどに心残りだったのは、前作でいう「アストラル」
のようなハードロック系の疾走曲が無かったこと。それさえあれば完璧だったのですが。

文句無しに万人にオススメできる作品。おそらくJ-POPを聴いて育った人には
よりハマりやすいと思われる、ポップなロックアルバムです。
しかしその半面、近年の邦楽ロックが好きな皆さんからはエイルさんに関してはほとんど
注目されていないようにも感じますが、しかし音楽好きの誰もが納得できるだけの
抜群の歌唱力と、歌メロの良さを大事にした楽曲があるだけにもっと評価されるべき。
将来的には名実ともに日本を代表する女性シンガーになってくれることを期待したいです。







2015年6月26日金曜日

[CDレビュー]  angela「ONE WAY」


angela「 ONE WAY(初回限定盤)」
(2015/5/20)

1. イグジスト
2. Different colors
3. シドニア
4. Sail away   
5. キラキラ-go-round  
6. 春夏秋冬
7. This is LOVE
8. ANGEL
9. バイバイオーライ
10. その時、蒼穹へ
11. 二十四節気恋唄
12. 騎士行進曲 [angela × HEAVENS WiRE Remix] 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




angelaの7thアルバム。アニソン系アーティストの魅力の全てが詰まった作品です。
シングル曲である1、2、8曲目を中心とした、ドラマチックな展開美を持った
ロック・ハードポップの数々はこれぞangela節であり、彼らの真骨頂。
その中でも8曲目「ANGEL」は、まるでジェットコースターのごとくスリリングかつ
抑揚に富んだメロディに、表情豊かなatsukoさんの歌唱、さらには間奏部分では
コーラスやファンファーレなどが入ったりと、細部まで作り込まれた編曲、
これらすべてが素晴らしい。今作の曲の中でも一番の傑作といえるでしょう。

さらには3曲目「シドニア」では打ち込み系サウンドをベースにしながらも
随所でシンフォニック要素が入る曲展開にスゴみを感じる。
4曲目「Sail away」はピアノバラードから一転して中盤以降デジタルサウンドで
突き進む曲で、こちらもまた曲展開の面白さを感じさせてくれます。

その一方で、しょこたんとのコラボ曲のセルフカバーである5曲目
「キラキラ-go-round」では華やかでハッピーなポップチューンを聴かせ、
7曲目「This is LOVE」、9曲目「バイバイオーライ」などでは王道バンドサウンド中心に
パーッと盛り上がる。ポップ感も十分に持ち合わせた作品になっているのはさすがです。

そして唯一のノンタイアップ曲である11曲目「二十四節気恋唄」はangela流演歌・歌謡曲。
「♪ソイヤー!」という祭囃子なども印象的な、美しき和風バラード曲で
このように、邦楽を現代のアレンジでより進化させた曲が聴けるのはアニソン系の大いなる魅力。
しかしバラード曲でいえば、2013年11月リリースの両A面シングル曲「遠くまで」は
今作にも収録して欲しかったところ。こちらのシングルレビューで書いた通りの名曲なだけに。

何でも歌えてなおかつ独自の個性を発揮しているという、総合力においては
angelaと水樹奈々の2組がトップクラスではなかろうか。この2組こそが、
私がアニソン系アーティストにハマったきっかけとなった歌手でした。
その一方で歌詞に関しては、これまで以上にアニメ色が強くなった印象も感じました。
収録曲12曲中11曲がタイアップ曲というのはこれまでのアルバムの中でも最も多い比率である上に
12曲目「騎士行進曲」に至ってはサビで「シドニアの騎士」とアニメタイトルを
丸ごと歌ってしまうという、その辺りは昭和の頃のアニソンに回帰しているともいえる。
これは一般リスナーをふるいにかけるかのような歌詞にも感じてしまうのですが、
しかし2000年代と比べると音楽シーンの中でアニソン系の地位が向上したのもまた確か。
楽曲の質の高さは今作も保証済みなので、近年のアニソン系アーティストの代表的存在として
少しでも多くの人に聴かれて欲しいところですが・・・







2015年6月24日水曜日

[アニメ感想]  SHOW BY ROCK!! 第12話

第12話はついにダガーとの最終決戦。
ギターのベリーさんことグレートフルキングが、シアンちゃんに対して
今まで争いごとに巻き込んでしまい申し訳なかったと謝り、元の世界に帰そうとするも、
しかしシアンちゃんはこのままでは帰れないと、自らダガーを倒すことを決意する・・・

これには泣けた。てかアニメで泣けたのっていつ以来だ。
なんて健気なんだ。元々内気だった女の子が、最終話でここまで成長するとは・・・

しかしその一方で、最終決戦というクライマックスのシーンにおいても、
黒たまごみたいな格好をした社長の動きがやたらコミカルだったり、
ダガーを倒した後にグレートフルキングが謎のオネエキャラを発揮したり、
極めつけは小型化したダガーに対して、今まであれだけひどい目に遭わされたにもかかわらず
最後は「悪さすんなよ」とデコピンしただけで許してしまったりと、
シリアスになり過ぎずに、適度に笑える要素が組み込まれていたあたりが
あらためて自分好みのアニメだったなと思いました。ぜひ第2期もやって欲しいですね。

ここ数年の間に見たアニメの中では一番面白かったです。
個人的に「好きなアニメ」と「好きなアニソン」が一致しないことが多いという中で
この作品は両方とも見事にハマった。第1話の時点から目をつけておいて良かったです!







2015年6月23日火曜日

[CDレビュー]  摩天楼オペラ「AVALON」


摩天楼オペラ「AVALON」
(2014/9/3)

1. journey to AVALON
2. 天国の扉
3. 隣に座る太陽
4. 輝きは閃光のように
5. 3時間
6. Stained Glass (instrumental)
7. Jolly Rogerに杯を
8. クロスカウンターを狙え
9. 蜘蛛の糸
10. 友に捧ぐ鎮魂歌
11. Orb
12. 天国の在る場所
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)





摩天楼オペラの3rdアルバム。「劇的ロック」を掲げる5人組ヴィジュアル系バンドの作品です。
シンフォニックメタルをベースとしたサウンドに、
V系ならではの歌謡曲テイストを感じるクサメロが融合した曲の数々は、
壮大なスケール感を感じさせつつも、なおかつキャッチーで耳馴染みの良い曲ばかり。
さらに歌詞についても前向きで力強いフレーズが多く、希望を感じさせてくれる曲が
多いというのが良いです。聴くだけでテンションが上がる曲ばかり。
それに加えてこのバンドは、ボーカルの苑さんの歌唱が素晴らしい。
いわゆるV系的な歌唱もありつつ、それ以上にダイナミックに力を込めて歌う場面が多く、
時にはがなるような歌い方をしたりと、1曲の中で多彩な歌い分けができる。
何やらちづるさんのブログでは「笑撃の大西ライオン魂」などと書かれているが
それでもこのボーカルは、個人的には近年のバンドの男性ボーカルの中では
トップクラスではないかとすら思いました。B'zの稲葉さんと比較されるのも納得です。

まず1曲目は半インスト曲の「journey to AVALON」で始まり、
続く2曲目「天国の扉」は華やかなファンファーレで幕が上がると共に、
希望をのせて、宇宙の果てまで走り抜けるかのような勢いを持った
疾走感抜群のメタルナンバーを聴かせてくれる。
3曲目「隣に座る太陽」では一転して怒りをぶつけた内容の曲。こちらもまた疾走感があってカッコいい。
4曲目「輝きは閃光のように」はサビメロの抑揚の大きさと歌唱の伸びやかさがツボ。
「かーじかんだ この~~~手に~~」のインパクトが抜群。
5曲目「3時間」は一転してスローテンポかつ重々しい雰囲気のサウンドにのせて
「私はお前を呪い続ける」と歌う、V系風のダークな一面が出た曲。
こういった曲にもシンフォニック要素が入っているのは彼ららしくて良いです。

そしてインスト曲「Stained Glass」を挟んで7、8曲目が今作のクライマックス。
7曲目「Jolly Rogerに杯を」はこれぞ劇的ロックであり最高のシンフォニックメタル。
「地球の真ん中 陣取っていこう」といった歌詞含めて、まさに世界征服級の迫力。
8曲目「クロスカウンターを狙え」も超絶にカッコいいハードロックナンバー。
問答無用に興奮させられる。なぜこれがシングル曲じゃないのか。今作のマイベスト曲です。
9曲目「蜘蛛の糸」はスラッシュメタル系の曲でライブだとヘドバンで盛り上がりそう。
10曲目「友に捧ぐ鎮魂歌」は一転して落ち着いたバラード。
11曲目「Orb」は映画やドラマの主題歌に起用されても良さそうな
ラブソング系のロックバラード曲。シングル曲なだけあって万人ウケする名曲。
12曲目「天国の在る場所」は荘厳なコーラスワークが印象的な疾走シンフォニックナンバー。
最終曲にしてついに天国に辿りついたかのようなスケール感。こちらも文句無しの名曲です。

初期の頃に彼らの1stミニアルバムを聴いた時には、どこにでもいそうな感じの
V系バンドかなという印象だったのだが・・ しかし今作を聴いてみると、
いつの間にこんなに成長していたんだ!?と度肝を抜かれました。
このサウンドにこのボーカルという組み合わせだけでも唯一無二の魅力があり、
本当に素晴らしいバンドになったなと実感。ライブにも行ってみたくなりました。
海外でのライブ実績もあるというだけに、ぜひこれから更に大きく羽ばたいて欲しいです。







2015年6月21日日曜日

[日記]  6月21日(日曜日)

今日は草野球の試合。ここ最近はいつも試合前に車のカーステレオで、LiSA「Mr.Launcher」を聴いています。
「♪遠くまで飛ばせ I'm Mr.Launcher」ということで打球を遠くに飛ばすんだ、ホームランを打つんだという願いを込めて。




そして今日、ホームランを打ってきました。


やっと第1号が出ましたよ・・・ 球場は大阪府堺市の美原総合スポーツセンターのグラウンド、
こちらの右方向に打ちました。見ての通り右中間が広い球場だったので、遠くまで飛んでいきました。

この日は大阪のチームで試合の出場メンバーが足りないというチームがあったため
参加させてもらい、そしてその試合の第2打席で打ったわけですが、
次は自分のチームで打ちたいです。自分のチームの皆さんにこの打球を見てもらいたかった。

なお、ホームランを打ったことから監督にスカウトされ、もとい自身の希望で、
こちらの大阪のチームにも入団することが決定いたしました。
毎週野球をやりたいと思っていたのでそりゃ望むところです!

「♪全身で愛して 全霊で青春して 全力で奮闘して 汗流していこう それが人生なんです」
帰りの車のカーステレオでは、LiSA「rapid life シンドローム」を聴きまくりながら余韻に浸ることに。
あらためてLiSAさんの最新アルバムにはどれだけエネルギーをもらったか分からないです。これぞ青春ですよ!


そして家に帰ってさっそくそのチームの公式ホームページを見てみたら、
早くも選手登録されていた上に、紹介欄では「大和の大砲」というキャッチフレーズまで頂いてしまいました。
確かに普段は奈良県の野球チームでやっていることは話したものの、これは誇大広告だ(汗)
てか野球で大和といったら阪神の大和選手という全くホームランを打てない外野手の方を
連想してしまうのだが・・・ 守備はむしろ目標にしないといけないけど。



[私的名曲ランキング]  2015年4月度 マイベスト10

恒例企画です。今回もサブコンにより選ばれた4月度の私的名曲ベスト10を紹介いたします。
なお、ここの管理人は↑のバナーの貼り付け方も忘れてしまう位にパソコンの知識が無いのですが
それでもブログの更新意欲だけは他に負けてないつもりです。ということでいってみましょう。





第10位 バックドロップシンデレラ「アラスカアバンチュール」 [公式PV]

今作も異国情緒漂うサウンドをポップに聴かせてくれている。サビメロが強ければなお良かったのだが・・・





第9位 風男塾「瞬間到来フューチャー」 [公式PV]

なぜかサブコンでは毎回のように孤立票となる風男塾。今回の曲もキレキレで素晴らしいと思うんですけどね。





第8位 東京ロケッツ「瞬間少女崩壊」 [公式PV]

Party Roketsの妹分としてデビューした4人組ロック系アイドル。期待通りの曲です。
ライブで一緒に盛り上がりたくなる。パティロケともども早く行ってみたい。





第7位 吉田茉以「Tarantula」 [公式PV]

今回もクサメロ全開。元9nineのメンバーとは思えないほどに不思議な魅力を感じる。
こちらも早くライブステージを見てみたい。なので公式サイトぐらいちゃんと作って下さい・・・




第6位 sana「言葉のいらない約束」 [公式PV]

繊細なボーカル+ピアノ+バンドサウンドで突き進む曲で、ひたむきさを感じる。
初期のsupercellっぽい。アニメ「NARUNO」の主題歌は名曲ばかり。





第5位 UnReverse「~player~」 [公式試聴]

まるで澄み渡る夏の青空のように、爽やかかつ情熱的。
>プロ野球・楽天イーグルスの岡島豪郎選手の登場曲に起用され
なるほどそりゃ好きになる。当ブログで野球関連曲が登場したのはこれで通算何十回目だろうか。





第3位 藍井エイル「ラピスラズリ」 [公式PV]

ライブレポはこちら。今作も歌唱の魅力が抜群。それに加えてこのクサメロ全開の幻想的編曲には驚かされた。
新境地へと足を踏み入れた作品。まもなくリリースの3rdアルバムも楽しみです。





第3位 つばさFly「Break Through」 [公式PV]

ライブレポはこちら。ピアノエモってこんなに素晴らしい音楽だったのか。
近年のアイドルの楽曲のレベルの高さを感じさせられる作品です。





第2位 藏合紗恵子 featuring 流田Project「triage」 [公式PV]

これにはイントロ・Aメロの時点で来たーーっ!!と思いましたよ!
カッコ良過ぎ。男女ツインボーカル形式のバンドとしてハイカラやmoveの全盛期の曲にも負けないほどの名曲。
>アニメーション「トリアージX」オープニング・テーマ これは全く知らなかったですが・・・





第1位 蟲ふるう夜に「スターシーカー」 [公式PV]

これほどまでポップ感とスケール感を両立した曲に出会ったのは久しぶりではないだろうか。
なんてロマンチックなんだ。編曲担当が元樹海の出羽良彰さんと知って納得。さすがです。
全くノーマークのバンドでしたが1位に大抜擢です。今後のブレイクを期待したくなりますね。




2015年6月19日金曜日

[CDレビュー]  LiSA「Rally Go Round」


LiSA「 Rally Go Round(初回生産限定盤)(DVD付)」
(2015/5/27)

1. Rally Go Round
2. オレンジサイダー
3. Wake up! Sloth




LiSAの通算8枚目のニューシングル。まず表題曲「Rally Go Round」は
前アルバムの勢いをそのまま引き継いだかのようなパンチ力抜群のロックチューン。
アニメ「ニセコイ」第2期のオープニング曲であり、ラブソングでありながらも応援ソング。
「遠くまで飛ばせ」と歌った前アルバムのリード曲「Mr.Launcher」に続いて
この曲では「ありったけかっとばせ!」と豪快に歌うあたりがもう最高です。
自作の歌詞も良い。一見パンキッシュながらもしっかりと練られている。
さらに、じんさんの作曲によるメロディも、サビが終わったかと思えばさらにもう一展開、
そしてCメロでももう一展開と、息もつかさぬほどに押しまくる。
歌詞・歌唱・メロディ全てにおいて、どんだけアグレッシブなんだと!

2曲目「オレンジサイダー」はバンドサウンド+ストリングス+ピアノで
しっとりと仕上げたミドルチューン。ちょっぴり切ない夏ソングで、
まさにオレンジのような甘酸っぱさを感じられます。

3曲目「Wake up! Sloth」はTom-H@ckの作曲によるハードポップナンバーで、
こちらも表題曲に負けないぐらいのアグレッシブさを感じる。
サビは息つぎする間も無いほどに速いメロディ展開。
よくこんな難易度の高い曲を途中で息切れせずに、立派に歌えるものだなと思います。

2015年の音楽シーンを代表する傑作アルバム「Launcher」に続いてリリースされた
ニューシングルも素晴らしい作品でした。ライブツアーにも行きたかった。
生で「Rally Go Round」「Mr.Launcher」「FRAGILE VAMPIRE」などの曲を聴けた人がうらやましいです。







2015年6月18日木曜日

[アニメ感想]  SHOW BY ROCK!! 第11話

第11話ではグレイトフルロックフェスでこれまでに登場してきたバンドが一同に集結。
夢のオールスター。こんなフェスがあれば行きたいと思ってしまう。それと同時に、
徒然なる操り霧幻庵、シンガンクリムゾンズ、トライクロニカのようなバンドって
現実世界のロックフェスには滅多にいないよなぁと、あらためて思ってしまいました。
徒然やシンガンのようなバンドが多くいれば、カミコベ以外のフェスにも
今以上に興味を持っていたと思う。この前の5月に東京で開催された
「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL」には徒然と似たタイプのバンドである
和楽器バンドが出演して素晴らしいステージを見せてくれたそうですが(参照)
こういうバンドをもっと積極的にフェスに出して欲しいですね。同じようなバンドばかり出すのではなく・・・

それにしても徒然のドラムのダル太夫さんがダルマへと変身した、
モンスターとのバトルシーンは迫力満点でしたね。ダルマとは七転び八起きの象徴。
たとえ転んでも何度だって起き上がるんだという不屈の魂の象徴。
かつて当ブログではTHE武田組という、CD盤面もボーカルの見た目もダルマそのものな
北海道出身の男性5人組のインディーズバンドを取り上げましたが(記事はこちら)
あらためてこのような、ダルマをトレードマークにしたバンドが世に出てきて欲しいなと思ってしまいました。

次回はついに最終回。ダークモンスターになったクリティクリスタはどうなってしまうんだ・・・







2015年6月17日水曜日

「ゼロ年代邦楽ベスト10枚」を選んでみました

先日Twitterにて「#ゼロ年代邦楽ベスト10枚」という企画が盛り上がっていたので
当ブログでもあらためて記事にしてみました。2000年~2009年までにリリースされた
CDアルバム作品の中から、特選私的名盤アルバムを10枚選んでみました。



・Do As Infinity「GATES OF HEAVEN」 (2003年) [レビュー] 
・m.o.v.e「Deep Calm」 (2004年) [レビュー]
・天野月子「天龍」 (2004年) [レビュー]
・HIGH and MIGHTY COLOR「参」 (2007年) 
・中島みゆき「I Love You,答えてくれ」 (2007年)
・THEイナズマ戦隊「熱血商店街」 (2007年)
・CHERRYBLOSSOM「GO!」 (2008年) [レビュー]
・JAM Project「Get over the Border ~JAM Project BEST COLLECTION VI~」 (2008年)  [レビュー]
・水樹奈々「ULTIMATE DIAMOND」 (2009年) [レビュー]
・KOTOKO「イプシロンの方舟」 (2009年) [レビュー]



ざっと紹介すると、
Do As Infinity「GATES OF HEAVEN」は「科学の夜」に代表されるバラード曲中心の名盤、
m.o.v.e「Deep Calm」はエレガサウンドにも通ずるかのようなシンフォニックロックの超名盤、
天野月子「天龍」は最高にドラマチックな作品、曲名は全て漢字1文字、
HIGH and MIGHTY COLOR「参」は男女ツインボーカルバンドの最高傑作、
中島みゆき「I Love You,答えてくれ」は表題曲がリスナー人生No.1クラスの超名曲、
THEイナズマ戦隊「熱血商店街」は歌詞のメッセージと歌唱に何度も励まされた作品、
CHERRYBLOSSOM「GO!」は若さと爽快感が抜群な曲ばかりで聴いていて心の底からスカっとさせられる作品、
JAM Project「Get over the Border」は名目上はベストですが実質オリアル、アルバムオリジナル曲は神曲のオンパレード、
水樹奈々「ULTIMATE DIAMOND」はアニソン系アーティストにハマったきっかけとなった名盤、
KOTOKO「イプシロンの方舟」はI've Soundの傑作かつトランス系アルバムの最高傑作、
といったところですね。
当ブログの企画一覧のところに、特選名盤紹介のコーナーを作ろうと思いつつも
未だに作れていなかったので、良い機会に紹介することができました。
しかし初期の頃に書いたレビューは自分でも恥ずかしくなるほどの文章力の無さだなと・・・
中島みゆき「I Love You,答えてくれ」などは全曲レビュー形式に書き換えるという
構想が以前からあるのですが、こちらも未だに作れていない・・・


上記10作以外で挙げたかった私的名盤アルバムは、
・Cocco「ラプンツェル」 (2000年) [レビュー]
・ザ・コブラツイスターズ「日本見聞ロック」 (2006年) [レビュー]
・ステファニー「ステファニー」 (2008年) [レビュー]
・北出菜奈「Bondage」 (2009年) [レビュー]

などです。当時の歌姫系ブログに影響を受けて音楽記事を書き始めたのが2007年からなだけに、
どうしても2000年代後半の女性ボーカルの作品が多くなってしまいますね。その頃聴いていた
北出菜奈やステファニーやハイカラや高橋瞳やステレオポニーなどといった歌手は
今思い出しても懐かしい。名曲ばかりだったなぁとしみじみ思います。なぜ消えてしまったんだ。

以上です。このような企画は記事を作るのが楽しいのでこれからも定期的に書いていきたいです。



2015年6月15日月曜日

[CDレビュー]  激情★めたりっちぇ「あっぷぐれーど(仮)」


激情★めたりっちぇ「 あっぷぐれーど(仮)」
(2015/5/13)

1. make up
2. Monday Syndrome
3. 世界「観」
4. 境界線
5. 激情協奏曲第五番核長調「謝罪」 
6. 必殺!リバーシブル
7. ノイズゲート
8. らびゅっ!
9. W’s 
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




激情★めたりっちぇの1stフルアルバム。2013年の結成からわずか2年で
メジャーデビューを果たした、3人組ガールズバンドの作品です。

メタルを聞かない人も聞けるようなナチュラルメタルをコンセプトに掲げているという
メンバー達のコメント通り、今作はキャッチーで聴きやすい歌メロと
親しみやすさを感じられる歌詞を持った曲が数多く並んでいる。
時には可愛らしいアニメ声も入るなどアイドルっぽい要素も感じさせるだけに
彼女たちはポストBABYMETALの一番手になる可能性を秘めている。
ベビメタ人気をきっかけに、他のガールズメタル歌手にも
人気の波がやって来てくれないものだろうかと願っていた者としては、
これから期待せずにはいられないバンドでございます。

1曲目「make up」は今作のリードトラック。化粧をテーマに歌った曲で、
メタルでありながらも女子力の高さを感じさせてくれる。
アニメ声とデス声シャウトが随所で入ってくるのも面白い。
一見相反するものが曲中でうまく絡み合っているのは見事です。


2曲目「Monday Syndrome」は伸びやかなサビメロと前向きな歌詞が良い。
メタルでありながらも生活感のある曲。それでも間奏の重厚感はさすが。

3曲目「世界「観」」はインディーズ時代の名曲。
こちらも伸びやかなサビメロが良い。その中にもほんのりと切なさが漂うラブソング。
今作の曲の中では一番のお気に入りです。

4曲目「境界線」はピアノイントロから始まるロックバラード。
歌詞も含めて重くダークな内容。こういう曲も歌えるという意外性は感じる。

5曲目「激情協奏曲第五番核長調「謝罪」はメタルというよりもパンクに近い曲で
ノリの良さは文句無し。デス声で「すみませんすみません」って
全然謝ってるように聞こえない(笑) お笑いコンビの響を思い出してしまった。

6曲目「必殺!リバーシブル」はこれまたインディーズ時代の名曲のリメイク。
今作の中ではサウンド面も含めて最も正統派メタルらしい、戦いを歌った曲ながらも
サビは「必殺技はいつだすの?」 結局必殺せずに終わってしまうのか!逆に面白い。

上記のインディーズ音源と比べると今作の音源は確かにアップグレードしてますね。

7曲目「ノイズゲート」は2番部分がアニメ声でずっと歌い続けるかと思えば
一転シャウトという曲展開がブッ飛んでる。サビは2曲目と雰囲気が似ている感じもする。

8曲目「らびゅっ!」は今作の中で最もアイドルポップスに近い曲。
間奏部分の「ずっと前から君のことが好きだった」というアニメ声のセリフには萌える。
それと全く同時にデス声も流れてくる。カオスだ。いいぞいいぞ。

9曲目「W’s」は開放的かつ疾走感のある曲で、ラストを飾るにふさわしい名曲。
アニソンっぽい曲でもあると感じる。近いうちにアニメタイアップは十分ありえそうです。

メンバー全員が可愛く元気に歌い、なおかつ全員が激しくシャウトするというスタイルは
他のガールズバンドにはない個性であり、ライブでも大いに魅力を発揮する。
まさにギャップ萌えなバンド。しかしメインボーカルの西野みがきさんの歌唱に関しては
さらなる上達を期待したいところ。それに加えて演奏についてもさらなる迫力が欲しい。
いかんせんこの系統のガールズバンドは歌うま名人&演奏名人だらけなだけに・・・
現在はまだアップグレードの途中といったところか。
ハードロック・メタル系のバンドに完璧を求める人には向かないかもしれませんが、
現状でも未熟さを補って余りあるほどの楽曲の面白さと、アイドル性を感じるだけに
ぜひこれからメジャーシーンで飛躍を願いたいバンドです。将来大化けするかも?



2015年6月13日土曜日

[CDレビュー]  Gacharic Spin「Don't Let Me Down」


Gacharic Spin「 Don't Let Me Down」
(2015/6/3)

1. Don’t Let Me Down
2. TAMASHII
3. 夢喰いザメ




Gacharic Spinのメジャー2ndシングル。まず表題曲「Don’t Let Me Down」は
アニメ「ドラゴンボール改」のED主題歌としてもオンエア中の、
元BEAT CRUSADERSの日高央さん作詞作曲によるアッパーチューン。
ガチャピンとしては初めて作詞作曲共に外部提供により作られた曲となりました。
歌い出しからの疾走感とキラキラ感は相変わらずながらも、
楽曲全体から感じるカラっとした明るさは提供曲効果の新境地開拓といえる。
「♪イー!アル!サン!スー!」という中華テイストの歌詞もドラゴンボールらしくて良い。
だが惜しかったのは、サビメロの抑揚が少なく単調に感じてしまったこと。
2009年にリリースされた高橋瞳×BEAT CRUSADERSの曲「ウォーアイニー」
も同じくサビメロが単調に感じただけに、そちらの不安は的中してしまったかなぁ・・・
デーモン閣下Feat.ヒダカトオルの「雷電為右衛門」は素晴らしい曲だったのですが。

2曲目「TAMASHII」は自作曲。未来への決意表明を歌った歌詞も印象的な、
「WINNER」以降のガチャピンらしい熱血デジロックチューン。
こちらの曲もアニソンなのかと思ってしまうほどにメロディがキャッチーで
なおかつ疾走感が抜群。サビメロにも起伏を感じられて良い。
それに加えてこの曲は、間奏のピアノソロがとんでもないことになっている。
ハイレベルかつ躍動感抜群の速弾きは、さすがオレオ様としか言いようがない。
今までのどの曲よりもキーボードに圧倒されました。文句無しの名曲です。

通常版のみ収録の3曲目「夢喰いザメ」は編曲がLV.4との共作により作られた
ディスコロックチューン。ノリの良さが抜群で、こちらも文句無しの名曲。
サビのコーラスワークにはスケール感を感じられる。
歌詞も刺激的でカッコ良い。タイトルからしてセンスあるなと思います。

今作は「ジャンルなんて関係無い」というリーダーのKOGAさんの言葉通りに、
これまでには交流が無かったと思われる人達とコラボすることで
新たなものを生み出そうとする、攻めの姿勢を感じる作品でした。
そしてその結果として新たなファンを獲得できればなお良いと思いますが、
だがその一方で歌メロに関してはむしろ自作の方が良いメロディを作れるのだから
外部提供ばかりにはなって欲しくないという気持ちも・・・
その辺りはバランスをとりながらも、この勢いでメジャー音楽シーンを
爆走していって欲しいです。今秋にリリース予定のアルバムにも期待!







2015年6月12日金曜日

[ライブレポ]  藍井エイル LIVE TOUR 2015

6月7日(日曜日)大阪・なんばHatchで行われた、藍井エイルのライブツアー
「Eir Aoi LIVE TOUR 2015 -BEYOND THE LAPIS-」に行ってきました。





[セットリスト]
・Lament
・空蝉アルティメット
・KASUMI
・ツナガルオモイ
・サテライト
・daydream
・electric irony
・閃光前夜
・END OF THE EARTH
・FADE INTO BLACK
・Fairy Tale
・GENESIS
・リンドウの花
・シンシアの光
・サンビカ
・INNOCENCE
・Bright Future
・ラピスラズリ
・IGNITE
・MEMORIA
(アンコール)
・コバルト・スカイ
・空を歩く
・シリウス

全23曲



前回のライブツアーも行く予定だったのが行けずで今回が念願の初参戦。
既にライブに関する高い評判は聞いていただけに大いに期待していましたが、
いざ始まって1曲目の「Lament」を聴いた瞬間から、その迫力に圧倒されました。
どうしたら1曲目からこんなに声が出るんだ。それに加えて表現力も抜群ときたら
もはや言うことはない。これほどまでの勢いが本当に最後まで続くのか!?
途中で息切れしないのか・・と思いきや、これが最後まで続いたというんだからスゴいです。
サビはどの曲も高音連発で、普通に歌うだけでも難易度の高い曲ばかりだというのに・・・

3曲目の「KASUMI」ではAメロ部分で繊細な歌声を聴かせてくれた後、
サビでは哀愁を漂わせながらも力強く歌い上げる。
決してただ押しまくるだけではなく、緩急をつけて歌い分けることもできるのはさすが。
そして「KASUMI」が終わった後、今回のツアーはゼロ距離がテーマという紹介があり、
今ここでみんなとつながろうという思いをこめて「ツナガルオモイ」が。
この曲は当ブログの昨年11月のマイベスト曲にも選んだ曲で(記事はこちら)
爽快感抜群の楽曲と歌唱は、まさにガールズロックの王道。アニソン系アーティストの
アニソン以外の曲には、とんでもない名曲が隠れていることがある。その典型的な曲でしょう。

中盤で最も印象に残ったのは7曲目の「electric irony」。
この曲はシングル「GENESIS」のカップリング曲ながらも隠れた名曲。
変拍子などが入るドラマチックな展開を見せる曲で、さらにステージ上においては
フラッシュが連発され、視覚効果でも訴えかけてくる。これほどまでに高度な曲を
時にはステージで座り込みながら、全身全霊で歌う姿にはたまらなく心を揺さぶられました。

意外な選曲としては、2ndアルバムから「閃光前夜」をやってくれたのは良かったです。
Bメロでお客さん達も一緒に手拍子をするところは期待通り盛り上がりました。
さらに1stミニアルバムから「END OF THE EARTH」「FADE INTO BLACK」と
ハードロック・メタル系の曲を2曲もやってくれたのも意外かつ嬉しかった。
近年の嬢メタル系のバンドにも全くひけをとらない歌唱と楽曲の素晴らしさがある。

後半は「GENESIS」「リンドウの花」といったバラード系の曲ではお客さんもじっくり聴き入り、
「INNOCENCE」「IGNITE」といったアッパーチューンではサイリウム片手に盛り上がりまくる。
本編ラストは「MEMORIA」。20曲も歌うとさすがにAメロ部分で声がかすれ気味になるか・・
と思いきやサビになればやっぱり見事なまでに迫力のある歌唱を聴かせてくれました。

MCでは大阪で串揚げを食べたという話をするも、バンドメンバーから串揚げではなく
串カツだとツッコまれたのが面白かったです。アニメの話が無かったのは意外。
そのMCも短い内容だったため、途中休憩的なものは無かったといっていい。
バンドにはありがちな、楽器隊によるギターソロやドラムソロや
インスト曲の演奏などの間にボーカルが一旦休憩するなどというのは一切無し。
もしくはDoAsのライブのように亮さんの爆笑トークの間にボーカルの伴ちゃんが休憩するなど
(記事はこちら)そういったのもエイルさんのライブにはもちろん無し。
あれほどまでに全力を込めた歌唱パフォーマンスを20曲連続で、
実質休憩無しでノンストップで歌いきるなんて、スゴ過ぎるとしか言いようが無い。

アンコールでは、ようやくバンドメンバー紹介が行われました。
ギター担当の土屋浩一さんはカレーが好きで、今回の大阪でのツアーでも
「自由軒」という有名なカレー屋さんに行ってきたそうです。
そしてお客さんに、どこのカレーがオススメか聞いてみることに。
すると「ココイチ」という声が。これにはエイルさんも「どこにでもあるじゃん!」
とツッコミを入れる。さらには「お母さんのカレー」という声も。「確かにおいしいよね」 
あぁ終盤にしてやっとアニソン系アーティストのライブのMCらしくなってきた(笑)
このファンと出演者とのやりとりの暖かさこそが魅力です。
さらに、エイルさんが大阪に来たらやってみたかったことというのが行われました。
その内容とは、両手で拳銃の形を作って「パンパンパンパンパーン!」
これには撃たれたマネをして一斉に倒れかかるお客さん。
てかこれはこの前のAKINOさんのイベントライブでもあったじゃないか!(記事はこちら)
アニソン系アーティスト達の中では、大阪のこの観客の姿がすっかり評判になってるのでしょうか?(汗)

そんなやりとりの後、アンコールの計3曲が歌われました。
「コバルト・スカイ」ではタオル回しでお客さんも盛り上がる。
そしてラストは「シリウス」。個人的には「アヴァロン・ブルー」を期待していたのですが
「シリウス」も好きな曲ですからね。ハッピーエンディングといった感じで良かったです。

藍井エイルさんは、若手歌手の中では日本一の実力派歌手なのではないだろうか。
本気でそう思ってしまうほどの、圧巻のステージでした。これはもはや文章では伝えきれない。
あらためて今回ライブのチケットを取れたことを幸せに思いました。実力相当ならば、
関西のライブツアーだと大阪城ホールが即ソールドアウトしてもいいほどなのに。
ぜひまた行きたいと思いました。今月にリリースされるニューアルバムも非常に楽しみです。







2015年6月10日水曜日

[ライブレポ]  ROCK ON!!!!vol. 14~FROZEN CAKE BAR TOUR~ (サクラマリア、FROZEN CAKE BAR)

・サクラマリア

東京からやってきた、紅一点ボーカル擁するエモーショナルロックバンド。
今回のライブでは3曲入りの無料CDを配布しているとのお知らせがあり、
客席にいた知らないおばあちゃんに渡される形で頂くことができました。
ありがとうございます! このCDに収録されていた曲がライブでも披露されました。
「アンダーワールド」は予測不能な展開をみせるオルタナティヴな曲。
「凜」はキャッチーなサビメロを持ったエモロックチューン。
結成間もないということで、まだまだこれからのバンドかなと思いましたが、
それでも「凛」は生で聴いた瞬間から良かったので将来楽しみなバンドです。
ライブ終了後には、ボーカルの碧さんにCDをもらえたことへのお礼に行きました。
配っていた人は、ギターの人のおばあちゃんだそうです。
この年齢になっても息子さんのためにライブハウスに通うとは素晴らしいですね!




・FROZEN CAKE BAR

[セットリスト]
・ベクトライズ
・horizon
・re:back
・パンデミック。


この日のメインアクトである山形出身の異端系中二ロックバンド。
新マニピュレーターの零式さんを迎え、新体制となってからは初めてライブを見るということで楽しみにしてました。
なおmc/scream担当のBAWさんは公式ツイッターによるとダイヤ探しの旅に出たそうで、
西日本でのライブツアーには来られませんでした。BAWさんがいないFCBは完全体ではないだけに残念。
いつかダイヤを見つけて、西日本まで遠征に来れるぐらいのお金持ちになって欲しいです。

ということでこの日は5人でステージに登場。まずは「夏ときどき悪魔」のインストが流れ始め、
そして間もなくしてメンバー全員がサイリウム片手に持ち、ヲタ芸ダンスがスタート。
これが新体制のライブパフォーマンスか! そしてファンも一緒にヲタ芸を始める。
このダンスで会場全体が盛り上がりました。その後「違う、俺達はバンドだ!」の一言でようやく本編スタート。
1曲目は前アルバムから重厚ミドルナンバーの「ベクトライズ」。これが選曲されるとは意外。
続く2曲目「horizon」はダンサブルなミクスチャーロックナンバーでライブでも鉄板の曲。
盛り上げ担当のBAWさんが不在でもファンがサークルでグルグルと回り始める。
これには私も参加して、思いっきり楽しませて頂きました。

MCではまずはたこ焼きの話。ボーカルのくりざべすさんの話によると、
前回の大阪でのライブではメンバー間でたこ焼きとつまようじの件でケンカをしたそうですが
「たこ焼きもつまようじも、両方なければたこ焼きを食べられないから、仲良くしようね♪」
との一言で仲直りしたそうです(笑)
しかし、くりざべすさんが大阪でかすうどんを食べたという話をしている途中で、
ドラムのサラヤンは、ベースのたっくんのスキンヘッドを見て
「頭がツルツル、うどんもツルツル、大阪に住めばいいよ似合ってる」とからかい始め、
それに対してたっくんは、持ち前の山形弁で「棒切れ、割り箸みたいなのに言われたくないべ」
と言い返すなど、再びケンカを始めてしまいました。そんな2人を見たくりざべすさんは
「ツルツルのうどんも、割り箸も、両方なければうどんを食べられないから、仲良くしようね♪」
その通りだね! ざべすちゃん可愛い。アニメ声でこんな面白いこと言われたらそりゃ萌える。

ラスト2曲は、4月にリリースされた新曲「re:back」と、
2ndアルバムのリードトラック「パンデミック。」 新マニピュレーターの零式さんが、
BAWさんのパートの一部を埋める形でシャウトしたり、さらにはくりざべすさんの歌唱も
今まで見た中では一番声が出てたりと、メンバー全員の気合が伝わってくる、
素晴らしいライブパフォーマンスを見せてくれました。終盤にしてこの日一番の盛り上がり。

昨年9月に東北まで行き、初めてFCBのライブを見てから約9ヶ月。
ついに関西で主催ツアーができるまでになったことを嬉しく思います。
ライブやCDリリースなどを重ねるごとに進化を遂げていくのが分かるだけに、
これまで当ブログで何度も言っている通り、ぜひ近いうちにメジャーデビューして
新曲がアニメ主題歌に起用されて欲しい。そうすれば一気にファンが増えるはず。
この日は時間の関係でアンコールが無かったのは残念。4曲といわずもっと聴きたかったです。
早く東名阪でワンマンライブツアーができるほどに躍進してくれることを願って、
これからも応援し続けたいです。いっそのこと東北でワンマンがあれば行きたいなぁ・・・



2015年6月9日火曜日

[アニメ感想]  SHOW BY ROCK!! 第10話

第10話ではダガーに洗脳されたチュチュがプラズマジカを辞めると宣言。
しかし他のメンバー3人はそれを止めようと、まずはシアンちゃんがギターを手に取り、
3人で「迷宮DESTINY」を演奏すると、瞬く間にチュチュの洗脳が解けてバンド脱退を撤回する。
これぞ音楽の力だ。それと同時にあらためて「迷宮DESTINY」は最高傑作だと実感しました。
インストバージョンでも思わず惹きこまれてしまうほど、勢いを感じる。
このアニメの中だけでしか聴けないのがもったいないぐらいの名曲ですね。

チュチュ自身の野望については、プラズマジカとして売れてからソロ活動をすればいいんですよ。
前回でシアンちゃんがクリティクリスタのボーカルに抱きつかれたのを見て
その目から炎が出てたのは、そういう意味での嫉妬だったのか。やっと話がつながりました。

しかしそれ以上に今回の第10話の一番のツッコミどころは、エンドロールですよ。
なんで社長が楽器を弾いてるんだ!? シアンちゃんを押しのけてまで出しゃばるな!(笑)
それに加えて挿入歌の紹介も間違っていたのでは。「流星ドリームライン」じゃなくて「迷宮DESTINY」ですよね・・・







[アニメ感想]  SHOW BY ROCK!! 第9話

「バンドというのは派手で華がなければ意味がない」
シンガンクリムゾンズのボーカルのクロウさんの言葉には思わず心を打たれてしまいました。
クロウさんは当ブログを見てくれているのかと思いましたよ。
地味系バンドを評価してこそ音楽通みたいな風潮にはついていけない自分としては
こういうことを言ってくれる人の曲こそ聴いてみたくなるのです。
さらにドラムのロムさんが、小手先だけではダメだ、魂を込めて演奏して歌ってこそ
ファンの心に響くという言葉にも、これまたその通りだと共感してしまいました。
もはやシンガンクリムゾンズがTHEイナズマ戦隊やFLOWなどと同じぐらい大好きになってきた。

そしてプラズマジカとクリティクリスタの対バンは、見事プラズマジカが勝利し、
ロックフェスの出場権を獲得。前回のリベンジ達成おめでとう!
勝因はやはり楽曲が良かったからでしょうね。
「流星ドリームライン」は初期のSCANDALやZONEを彷彿させるような
ちょっぴり切ないメロディを持った曲で、聴いていてピュアな気持ちになれる。
こういう曲を歌うガールズバンドが再び世に出てきて欲しいと思ってました。

しかしクリティクリスタはどうなってしまうんだ・・・これじゃホラーアニメじゃないか。



2015年6月6日土曜日

[ライブレポ]  ROCK ON!!!!vol. 14~FROZEN CAKE BAR TOUR~ (桜野雅陽、The Ghost inside of Me、HERe:NE)

5月28日(金曜日)大阪・長堀橋 WAXXで行われた、
FROZEN CAKE BARとHERe:NE(ヘレーネ)のカップリングツアーに行ってきました。
2組とも東北からはるばる関西までやってきてくれて嬉しい限りです。

会場は収容人数50人ぐらいの小さなライブハウスでしたが、
今年2月に滋賀でFROZEN CAKE BARを見にいった時よりは
(レポはこちら)お客さんはそれなりに入っていたので一安心でした。
なお、今回のライブは当初19時開演予定だったのですが、
18時45分に着いた頃には既にライブは始まっていました。
店員さんの話によると、出演者が急遽1組増えたのが理由で早く始まったとのこと。
こんなことってあるのか!?初めて聞いたぞ・・・




・桜野雅陽

この日急遽出演が決まった女性アイドル。自己紹介によると
ブラックホールの果てからやってきた宇宙人らしいです。
楽曲の方はゴリゴリのロックナンバーが中心。自らヘドバンしたりなど
非常に熱いステージを見せてくれました。楽曲の方もメロディアスで良い。
BiSやひめキュンフルーツ缶などの登場以来、このようなエモロック系アイドルが
一気に全国で増えたということをあらためて実感しました。
4曲目には「千本桜」のカバーも。さらにラスト曲となった5曲目
「ぱすわーど」では曲が始まる前に振り付け講座が行われ、
そして本番では「♪あなたのハートにミヤビーム」のところでビームを出す振り付けを
お客さんと一緒にやったりなどして盛り上がりました。
「♪M、I、B、E、ミヤビーム」「♪3、8、2、6、ミヤビーム」
これは耳に残りますね。とても楽しかったです!




・The Ghost inside of Me
公式サイトによると、歌でファンタジーを伝える打ち込み系女性ボーカルユニットとのこと。
楽曲の方はゴシックロック系。サンホラの曲を5分前後でコンパクトにまとめたといった感じか。
バックの演奏はカラオケで、2人の歌声をじっくりと聴かせる。ハーモニーが美しい。
ヴィジュアル系女性デュオといった雰囲気で、このスタイルは斬新だと感じました。
MCでも「次の曲」というところを「次のお話」と言ったりと、凝った世界観を見せてくれました。
2015年から活動を開始したユニットなだけに楽しみです。
これからはガールズメタル系バンドと対バンする機会なども増えるかもしれませんね。



続いてはHERe:NEが登場・・のはずでしたが、その前のリハーサル中にて、
先にHERe:NEのボーカルのオカンがステージ最前列に登場。
彼女たちに関しては写真撮影も全面OKということで、ありがたく撮らせて頂きました。

なお写真については「他のバンドでは撮影禁止よ、もし撮ったら私の濃厚なキスが待ってるから」
とのこと。うわぁそれは絶対に撮らないようにしないと(爆)
その後もお客さんに向けてのマシンガントークが止まらない。客いじりが面白い。
「そこのお姉さんは私の美貌に見とれてるのね、でも女性にキレイと言われても嬉しくないの」
たぶん美貌に見とれてたわけではないと思いますけどね(笑)
さらにはHERe:NEのライブには欠かせない、しゃもじの使い方をお客さんに教えたり、
途中からはFROZEN CAKE BARのドラムのサラヤンさんも登場し、
オカンと2人でトークを繰り広げたりと、開演前から思いっきり盛り上げてくれました。
この2人のトークがこれまた漫才さながらの面白さ。
サラヤンさんは、オカンがダイエーで買ってきた割烹着を「両国で買ってきた」などと言う一方で
オカンは、痩せ型の体型のサラヤンさんのこと「ほねとも」と呼び、
さらにサラヤンさんに渡した巨大しゃもじも、ごはんを掬う部分が異常に細かったりなどと、
とにかく笑いどころが満載。この2人でM-1かキングオブコントいけるぞ。

さらにリハーサルではHERe:NEのドラムのデッド子ちゃんが、
なかなかステージに登場しないので、頭が引っかかって出てこれないのかなという話が。
(ちなみにデッド子ちゃんとはこちらのお方です。公式ツイッターより)
 

ということでオカンがデッド子ちゃんを探してみると、
なんとライブハウスのドリンクコーナーにてデッド子ちゃんが勝手に接客しているのを発見。
こんなのがドリンクコーナーにいるとかブッ飛び過ぎにも程があるだろ!
これには大げさでも何でもなく膝から崩れ落ちて笑い転げてしまいました・・・




・HERe:NE (ヘレーネ)

「笑顔吸収型魔女」というキャッチコピーを持つ、魔法の国(仙台)出身のV系ガールズバンド。
開演前の時点からオカンのトークで大いにお客さんを楽しませてくれましたが、
肝心の楽曲の方もこれまた素晴らしかったです。
「Go!Go! BREAK」のような明快な曲から、「Mirror」のような劇的展開を持った
高度な曲まで、多彩な楽曲の数々。それらどの曲もライブで抜群に盛り上がる。
巨大しゃもじを持ちながら歌うオカンのライブパフォーマンスも素晴らしい。
これにはお客さんも一緒にしゃもじ回しをしたりと盛り上がりまくり。
なおMCでは開演前とは逆に、オカンがお客さんにイジられまくるのが面白かったです。
ベースの桜紅さんの話の後には拍手が起こるのに対し、オカンの話の後には
ブーイングが起きたり、しまいには床に寝っころがるファンが現れたりと・・(笑)
さらに今年は年間100本のライブを行うという挑戦をしているそうで、
ぜひクチコミでHERe:NEのことを広めて下さいという話も行われました。
こんなにもライブが面白くて、なおかつ楽曲も良いバンドはもっと有名になるべき。
決してメンバーにお願いされたから言うわけではなく、本気で心の底からそう思います。
今までにはいなかったようなV系ガールズバンド&エンターテイメントバンドとして、
いつかメジャーでブレイクする日が来て欲しいです。


(続く)



2015年6月5日金曜日

[ライブレポ]  The Best of Do As Infinity Live Tour 2015 –BRAND NEW DAYS-

5月30日(土曜日)大阪・森ノ宮ピロディホールで行われた、Do As Infinityのライブに行ってきました。
今年2月にリリースされたニューアルバム「BRAND NEW DAYS」 (記事はこちら)
を引っ提げての全国ツアーということで、今回もまた非常に楽しみにしていきました。


会場に入るなり洗剤がもらえるライブというのも珍しいですね。ありがとうございます!



[セットリスト]
・EDGE
・SUMMER DAYS
・アリアドネの糸
・Mysterious Magic
・陽のあたる坂道
・Week!
・魔法の言葉~Would you marry me?~
・song for you
・夢の終わりに
・Route 16
・深い森
・Rapunzel
・はじまりの場所
・believe in you
・冒険者たち
・One or Eight
・君がいない未来
・本日ハ晴天ナリ
(アンコール)
・TAO
・JIDAISHIN
・遠くまで
・あいのうた

全22曲



最新アルバム「BRAND NEW DAYS」はしっとりした曲が中心だったこともあり
今回のライブはもしかすると今までと違う感じになるのかなと思いきや、
1曲目「EDGE」から4曲目「Mysterious Magic」までアッパーチューンの連続で
早速盛り上がったので、これは楽しかったと同時に一安心でした。
そして7曲目の「魔法の言葉~Would you marry me?~」が終わった後、
伴ちゃんがアコースティックギターを手に。その瞬間に歓声が起こりました。
さらに伴ちゃんに向けて、亮さんがギターの弾き方を教えようということで
「遠雷」と「Tangerine Dream」のギターソロがちょっとだけ披露されました。
なお「Tangerine Dream」については「デビュー曲っぽくないね」と一言。
もし亮さんがデビュー曲を選ぶなら「SUMMER DAYS」のようなノリノリの曲でパーッといきたかったらしいです。
ちなみに「SUMMER DAYS」はデビューしたての頃には既にあった曲らしく、
この時点で曲数は100曲近く用意されていたとのこと。
そんな初期の頃を懐かしむかのように、亮さんが一言。
「先生どこ行っちゃったんだろうね」
これには伴ちゃんも「どっか行っちゃったね!」「先生の考えてることは分からないよ~」
しまいには会場のファンに向けて「みんな探してよ~」というお願いが。これには客席からも反響(と笑い)が巻き起こりました。
まさかまさか、先生こと長尾大さんについての話がなされるとは。
これはいちファンとして一緒に探さないといけないですね! 大さんにまた戻ってきて欲しいと
秘かに願っている人は多いはず。メンバーもファンもみんなお待ちしてますよ!

ライブ中盤は「song for you」が伴ちゃんのアコギ演奏とともに歌われました。
これには何だか癒されますね。続く「夢の終わりに」はステージ最前列のお立ち台で
ベースソロが披露されたりと、CD以上の躍動感が感じられるステージでした。この曲はライブで化けたのでは。
そして「はじまりの場所」が終わった後に伴ちゃんが一旦退場し、
ここからは亮さんの独壇場による、待ってましたの爆笑トークが。
今回の大阪でのライブでは都合により亮さんは1人で来たそうで、
新大阪駅からは札束ひっぱたいてタクシーに乗ることもできたが
あえて電車で森ノ宮まで、ツイッターでその様子をつぶやきながら来たそうです。
「ツイッターをフォローしていない冷たい人のために説明しておくと」これには早速笑いが。
そして車内ではヘッドホンで音楽を聴き、曲に合わせて「♪Are you ready?」
などとノリノリでいたら、周りから鋭い視線が注がれ、これは一体なんでかと思いきや、
「そこは女性専用車両だった・・」と。レディだけに女性専用車両か!
これは不覚だったと反省してました。確かに大阪環状線は1日中専用車両があるからなぁ・・・

そして「believe in you」からはいよいよクライマックス。
「冒険者たち」から「本日ハ晴天ナリ」までの終盤の計4曲はこの日一番の盛り上がりでした。
「君がいない未来」の疾走感はいつライブで聴いても最高です。
さらに「One or Eight」では間奏部分でメンバー紹介が行われた直後に、
"Do As Infinity BRAND NEW DAYS"の名を掲げた特製の巨大な垂れ幕が
上から降りてきたのには驚き。こんな豪華な演出まであるとは!

アンコールではまず恒例のグッズ紹介が。今回はグラスを作ったということで、
さっそく亮さんがグラスにビールを注ぎ、お立ち台に上がってビールを一気飲み。
ライブ中にお酒を飲むのがここまで似合う人って他にいないですよね!
さらに伴ちゃんは大阪での思い出として、飲み屋で会ったおっちゃんが
女性はくびれが一番という話をしていたことが印象に残ったらしく、
この話を聞いた亮さんは「女性はみんな女神」「みんなと結婚したい」
相変わらずの調子のいい発言で笑ってしまいました。
そしてアンコールの1曲目は「TAO」が。この曲は何度聴いても名曲過ぎる。
珠玉の名バラードという言葉がピッタリです。一度解散する直後にリリースされた
当時のラストシングル曲を、今こうしてまた生で聴けることが嬉しい。
続く3曲はアッパーチューンでこれまた盛り上がりました。
「JIDAISHIN」はサビの「♪回せ 回せ」に合わせて恒例のタオル回しが。
ラストナンバーは「あいのうた」。これを最後に聴くのは久しぶりな気がするだけに
何だか懐かしい気持ちになりました。かつてはこの曲こそが鉄板のエンディング曲でした。

伴ちゃんがママになってからは初のオリジナルアルバムを引っ提げて行われた
ライブツアーでしたが、今回も盛り上がるところは思いっきり盛り上がり、
一方でじっくり聴かせるところは聴かせるという、良い意味で今までと変わらない
魅力が詰まったステージでした。伴ちゃんも亮さんもバンドメンバーもファンも
人間としての温かみが感じられるのが良い。会場全体が愛に溢れている。
今回初めて来た人にも非常に親しみやすいライブだったと思います。
これからも20年30年と、ライブツアーが開催され続けることを願ってます。







2015年6月3日水曜日

アクセス解析 2015年5月分

5月度はネタも少なかったので早速気になった検索ワードを発表します。


「エモでアッパーでパンキッシュなロックバンド」
RONDONRATS。をオススメします! 「脳内メカニズム」「GAME」「TRICK」などはエモ系の曲として最高の曲です。


「4月11日関連の唄・曲」
4月11日って何の日だ。ということでこちらで調べてみたところ、
ガッツポーズの日というのがあるな。「伝説の男 ~ビバ・ガッツ~」これをオススメしておこう。


「たなの旅の途中」
棚の旅の途中? どこへ旅に行くつもりなんだ、大陸棚か?


「旅の途中 野球」
これまた新手の名指し検索でしょうか? これで検索して一番上に来てないのは残念。


「2013年 私的名盤アルバムランキング 空旅」
当ブログを空旅と略す人は初めて見ました。こういう検索ワードはありがたいです。
なおランキング1位はGacharic Spin「Delicious」ですのでぜひ聴いてみましょう。


「高速道路 晴れ」
一体何が知りたかったんだ。これで当ブログがヒットするというのもどうなんだ。


「柊 朱雀 moma」
あまりにも内輪ネタ過ぎる検索ワードを取り上げるのはどうかとも思ったのですが、
実は今までも半年に1回位のペースで定期的にこの検索ワードは出てきていたんですよ。
このお2人様のようなお互い信頼し合える関係がうらやましいですね・・・


「らっせーらー コブラツイスターズ」
「嵐に住む人」「ラッセロック」「どっこいどっこい」 この曲の中のどれかだな。


「メタルバンドが歌うラブバラード」
聖飢魔Ⅱ「白い奇蹟」はガチの名曲ですからね。らしくないだなんてとんでもない。


「悶絶メタル 黒崎真音」
これで検索すると当ブログが一番上に来るってどういうことだ。
仮にあそこで1stアルバム "Butterfly Effect" が取り上げられたなら、
満足度 80% お気に入り曲 VANISHING POINT SCARS Glanz-沈黙の雪- screaming! shouting loudly!  
こんな感じになると予想してるのでもし見て下さってたらお願いします。


「松井絵里奈セクシー画像」
今どこで何をしてるんですかね? earthmindは結局どうなってしまうんだ。


「egirls bpm どの曲も 同じ」
そもそもE-girls、いやLDH系自体がどの曲も同じに聴こえる・・とか言ったら炎上しかねないか申し訳ないです(汗)




最後に・・・ 前回の当企画の検索ワード紹介のコーナーにて、
これは明らかにここで取り上げてもらうためだけに検索しただろという
フレーズがあることにツッコミを入れさせて頂きましたが(参照)
この記事をアップした翌日に、こんな検索ワードが登場いたしました。





「空唄 検索 ばれた やめる ありがとうございました」


いえいえ、こちらこそありがとうございました!
こうしてこの企画を楽しみにしてくれてる人がいたというだけで非常に光栄です。
なんなら6月度は今まで以上にもっと面白い検索ワードを待ってますよ!


検索ワードで会話が成立してしまうのは当ブログぐらいでしょうね(笑)



2015年6月1日月曜日

[ライブレポ]  中ノ森文子 2nd single「flower」リリースイベント

5月30日(土曜日)大阪・アリオ八尾1Fレッドコートにて行われた、中ノ森文子のインストアライブに行ってきました。
かつてはバンド時代にもインストアライブに行って直筆サインをもらったことがあり、
そのサインは今でも大切に飾ってます。あれから約7年ということで久々のライブステージを楽しみにしてました。
なお5月13日リリースの新曲「flower」は、アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG」
の新EDテーマに起用されていることもあり、客席には子供連れの姿も多く見られました。
これをきっかけに新規ファンも増えてくれるといいですね・・・




[セットリスト]
・flower
・music


まず表題曲の「flower」は、目の前の出来ることを一歩一歩、
家族や友達など大事な人に支えられながら頑張っていこうという思いを込めて
作った曲らしいです。サビのキーは今までにないぐらいに非常に高い曲ながら
これを歌えるようにトレーニングをした結果、声が出るようになったとのこと。
難易度の高い曲に挑戦をし続ける姿は素晴らしいですね。サビは特に力がこもっていて良かったです。

カップリング曲「music」は何も考えずに音楽を楽しもうというコンセプトの曲で、
ダンスを交えながら、キレキレのライブパフォーマンスを披露。
バンド時代とは一味違う魅力がある。これは表題曲以上に見事なステージだったのでは。
声質の良さが抜群で、なおかつパンチの効いた歌唱が最高でした。

そして曲終了後には司会者とのトークが行われました。
まず最近は健康第一ということでジムに行ったりプロテインを飲んだりしてるそうで、
さらにジムでは太極拳を勧められたのをきっかけに始めたとのこと。
太極拳では中腰で約1時間ポーズをとることなどもあるらしいです。
なので翌日は筋肉痛になってしまい、挨拶をしただけで「おはようございますアイタタタ・・」
となるとのこと。この話は面白かったと同時に、思わず共感そして納得してしまいました。
やっぱり私が好きになる歌手やバンドはこのような人が多い(笑)
先日のCDレビュー記事にて紹介したTHEイナズマ戦隊のボーカルなどもそうでしたが、
例えばドラッグなどに手を出すような歌手バンドよりも、ジムに行ったり格闘技をやったりする
健康的な歌手バンドの方が、得てして楽曲の方も爽快感に溢れていて素晴らしいものだ!

さらにマイブームとして、ペットボトルに履くパンツというものを紹介してくれました。
夏になるとペットボトルに水滴がつくのを全部吸収してくれるので実用的でもあるらしいです。
イチゴの柄、水玉の柄などいろんなデザインがあるそうで、スタッフも使ってるとのこと。
こうして目の前で紹介されると思わず興味を持ってしまいましたが、
やっぱり人前でイチゴの柄のミニパンツを見られるのは恥ずかしいかな・・(汗)

最後はCDを買って握手会にも参加し、会話も少しだけすることができました。
笑顔が可愛いですね。なおかつ元気さがあって良い。次はアルバムを期待しています!
今回のライブにて中ノ森文子さんは素晴らしい歌い手であることを再確認すると同時に、
こんなにも魅力的なボーカリストがいて、キャラ的にも親しみやすくて、
なおかつ楽曲も名曲ばかりだった中ノ森BANDが、なぜブレイクできなかったのか分からないと、
あらためて思ってしまいました・・・今ごろガールズバンドとしてSCANDALと肩を並べる位の
存在になってないといけなかった。私がロックフェスの主催者なら真っ先にオファーを出したいバンドだった。
ソロになって以降は所属レコード会社が何度も変わったりと、活動が安定していないように
感じてしまうのは惜しいです。これからはアニソン路線を中心にいくのかなと思われますが、
いずれにしても何とかもう一花咲かせて欲しい。いつか本格ブレイクして欲しいです。