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2018年3月11日日曜日

[CDアルバムレビュー]  angela「Beyond」


angela「 Beyond【初回限定生産盤】」
(2017/12/20)

1. 僕は僕であって  [公式PV]
2. 全力☆Summer!  [公式PV]
3. Dream on
4. Prologue -君の向こう側-
5. 語り継がれしもの
6. あの夏空
7. SEVEN STORIES
8. Beautiful day
9. 道しるべ
10. Calling you
11. LOVE★CIRCUS
12. お前を傷つける奴にここでサヨナラを (Bonus Track)
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




angelaの通算9枚目のオリジナルアルバム。
デビュー15周年を迎えたアニソン系アーティストの代表格的存在が今作でも本領発揮。
まず1曲目「僕は僕であって」はfripSideとの豪華コラボ曲。
サウンドはangelaベースでありながらも要所で加わるデジタルアレンジと
南條愛乃さんのコーラスが楽曲をより色鮮やかにしている。さすがの名曲。
2曲目「全力☆Summer!」はアホガール主題歌となった先行シングル曲。
ラテンテイストのサウンドとお気楽な歌詞に加えて、曲後半では盆踊りが
入ってきたりもする面白い曲だが、サビメロが淡白な気がしてしまった。
3曲目「Dream on」は夢を追いかけることを歌った歌詞のメッセージが
ブラスバンドや荘厳なコーラスなどが加わったドラマチックな編曲と共に響く、
これぞ今作におけるangelaのアッパーチューンの魅力を代表する曲。
4曲目「Prologue -君の向こう側-」は曲前半の壮大なバラード調から
弦楽器アレンジと共に中盤で一気に加速していく編曲に展開美を感じられる。
5曲目「語り継がれしもの」はクサメロ全開のバラード曲でスケール感抜群、
文句無しのキラーチューン。サビ部分におけるボーカルのatsukoさんの
ビブラートの効いた歌唱もエモーショナルでこれぞangela節と言いたくなる。
6曲目「あの夏空」は和楽器の音色が心地良いバラード曲。郷愁を感じさせる。

7曲目「SEVEN STORIES」は3曲目と同系統のアップテンポ曲でこちらも盛り上がる。
8曲目「Beautiful day」はバッキバキのEDMサウンド。こういう曲を歌っても
様になるあたりがあらためてスゴいなと思う。fripSideよりもGARNiDELIAに近いか?
9曲目「道しるべ」はウェディングソングみたいなアレンジの
ミドルテンポ曲で歌詞的にも結婚式を意識して作ったに違いない。
10曲目「calling you」は深遠な雰囲気漂うテクノ系のミドルバラード。
ボーカルにエフェクトがかかるところまでもが神秘的に感じられる。
11曲目「LOVE★CIRCUS」はまるで舞踏会で流れる音楽みたいなジャズテイストの曲。
ボーナストラックの12曲目「お前を傷つける奴にここでサヨナラを」は
事務所の後輩バンド(という設定)のドメスティック・ラヴバンドの楽曲。
今作のこれまでの曲以上にロックなサウンドと熱い歌詞で直球勝負な曲で
なぜこれがシークレットトラック扱いなのかと思えるほどの名曲。

当ブログ管理人がアニソン系アーティストにハマッた原点はangelaと水樹奈々だった。
友人からのおすすめをもらったことがきっかけで聴いてみた歌手が
この2組だったからこそアニソン系を好きになったんだなとあらためて感じた。
J-POPをベースにしながらも一段レベルが高いと感じられるドラマチックな編曲に
様々なジャンルの音楽を取り入れた多彩な曲調、そして高い歌唱力を有していて
声質的にも個性と魅力を感じられるatsukoさんのボーカルと、
まさにアニソン系を好きになった理由が全部詰まってる。
これほどまでに高い音楽性を有しているのだから、今やベテランとなった
現時点においてももっと聴く人が多くてもいいはずなのにと思う。
アルバムセールスの方も前アルバムが自己最高のオリコン4位だったにもかかわらず
今作はまさかのオリコン31位、さすがにここまで一気に急降下してしまうと
今後の活動は大丈夫なのかと心配になってくるレベルなので、
どうかレコード会社のお偉いさんからさよなら蒼き日々よと通告されないことを
願ってますよ。今こそ再評価されてもいいはずだと思える作品でした。







2015年11月16日月曜日

[ライブレポ]  angela 「DEAD OR ALIVE 発売記念イベント」

11月15日(日曜日)阪急西宮ガーデンズ4階スカイガーデンで行われた、
angelaのイベントライブ「DEAD OR ALIVE 発売記念イベント」に行ってきました。



開演時間の17時直前に到着するも、ステージ前の客席はすでに満員で入れず
ステージの真横や真後ろに立ち見客がごった返すという盛況っぷり。
ここまでたくさん観客が来るとは思わなかっただけにこの光景には驚き。


[セットリスト]
・イグジスト
・雪
・ホライズン
・DEAD OR ALIVE 
(アンコール)
・六甲おろし


まず1曲目は「イグジスト」。「♪follow me follow you」は
客席も一体となって声をあげて盛り上がりましたが、しかしこの日は
会場のオケやマイクの音量が小さく感じてしまったのが惜しかった。
今までこの会場のイベントライブに行った時はステージ前列の客席で聴いていたのに対し
今回は真横の後ろの方と位置が良くなかったせいかもしれませんが・・・
それでもボーカルのatsukoさんはステージ上から360度見回すように、
真横や真後ろにいるお客さんに向けても、歌いかけたり手を振ったりしていたのが印象的でした。

MCも聴き取りづらい部分がありましたが、しかしそれでも、
angelaの原点は路上ライブであったという話については聞くことができました。
多い時は週5回、仕事かというぐらいやっていたと・・・
そんな話の後、インディーズ時代に路上で歌っていたという曲「雪」が披露されました。
寒くなりつつある今の季節にぴったりのバラード曲でしたが、この選曲は意外。
1stアルバムにも入ってない曲だし、これは文字通り隠れた名曲だった。

ボーカルのatsukoさんの歌唱はCDで聴く通り特徴的な良い声をしてました。
それに加えてしゃべりが達者だなと。
ライブ会場にて「CDの方が歌えてます」などと言う人は初めて見た。これには笑いが。
その一方でライブにはライブでしか味わえない臨場感があるということを、
新曲のタイトルにかけて「DEAD OR LIVE」などと表現していました。
さらに、atsukoさんが両手で拳銃の形を作って「パーン!」と言うと
お客さん達が撃たれたマネをして一斉に倒れかけるという、お決まりのやりとりも。
アニソン系アーティストの皆さんは関西のライブでほぼ全員これをやっているのでは!?

ラストナンバーは新曲「DEAD OR ALIVE」。angela節炸裂のドラマチックなアッパーチューンで
期待通りの曲でした。曲終了後にはギターのKATSUさんが今回のライブについて
「昔の路上ライブとは全然違う景色が広がっていた」と、
360度見渡す限り会場に入ってくれたお客さん達への感謝の言葉が。
そしてまたこの会場に戻ってくることを宣言し、ライブ終了となりました。

その後すぐさまアンコールが巻き起こるも、スタッフからはライブ終了のアナウンスが。
やっぱりこの会場でアンコールは無いよな・・・と思いきや、
なんとスタッフ達を振り切る形でatsukoさんとKATSUさんがステージに再登場!
そしてお客さん達と一緒にアカペラで、六甲おろしの大合唱が行われました。
Wikiによると関西でのイベントでは必ず六甲おろしを歌うと書かれてたがその通りだった。
そりゃ阪神タイガースのお膝元の兵庫県西宮市のライブで歌わないわけがないよな!
ある意味このアンコールが本日一番盛り上がったのではないだろうか(笑)
たとえ終了時間を過ぎて止められようがファンのアンコールの期待に応えてくれる、
このサービス精神は素晴らしいですね!

以前から観たいと思っていたangelaのライブステージを今回初めて観ることができましたが、
とても楽しいライブでした。楽曲が良いのは今更言うまでもないとして、
しゃべりやステージ上の立ち振る舞いから人柄の良さが伝わってくるのも素晴らしかった。
ただ前述の通り会場のオケは物足りなかったので、次回はフルバンドでのステージを、
ホールかライブハウスにて体験したいと思いました。おそらく迫力が段違いなのでは?



2015年6月26日金曜日

[CDレビュー]  angela「ONE WAY」


angela「 ONE WAY(初回限定盤)」
(2015/5/20)

1. イグジスト
2. Different colors
3. シドニア
4. Sail away   
5. キラキラ-go-round  
6. 春夏秋冬
7. This is LOVE
8. ANGEL
9. バイバイオーライ
10. その時、蒼穹へ
11. 二十四節気恋唄
12. 騎士行進曲 [angela × HEAVENS WiRE Remix] 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




angelaの7thアルバム。アニソン系アーティストの魅力の全てが詰まった作品です。
シングル曲である1、2、8曲目を中心とした、ドラマチックな展開美を持った
ロック・ハードポップの数々はこれぞangela節であり、彼らの真骨頂。
その中でも8曲目「ANGEL」は、まるでジェットコースターのごとくスリリングかつ
抑揚に富んだメロディに、表情豊かなatsukoさんの歌唱、さらには間奏部分では
コーラスやファンファーレなどが入ったりと、細部まで作り込まれた編曲、
これらすべてが素晴らしい。今作の曲の中でも一番の傑作といえるでしょう。

さらには3曲目「シドニア」では打ち込み系サウンドをベースにしながらも
随所でシンフォニック要素が入る曲展開にスゴみを感じる。
4曲目「Sail away」はピアノバラードから一転して中盤以降デジタルサウンドで
突き進む曲で、こちらもまた曲展開の面白さを感じさせてくれます。

その一方で、しょこたんとのコラボ曲のセルフカバーである5曲目
「キラキラ-go-round」では華やかでハッピーなポップチューンを聴かせ、
7曲目「This is LOVE」、9曲目「バイバイオーライ」などでは王道バンドサウンド中心に
パーッと盛り上がる。ポップ感も十分に持ち合わせた作品になっているのはさすがです。

そして唯一のノンタイアップ曲である11曲目「二十四節気恋唄」はangela流演歌・歌謡曲。
「♪ソイヤー!」という祭囃子なども印象的な、美しき和風バラード曲で
このように、邦楽を現代のアレンジでより進化させた曲が聴けるのはアニソン系の大いなる魅力。
しかしバラード曲でいえば、2013年11月リリースの両A面シングル曲「遠くまで」は
今作にも収録して欲しかったところ。こちらのシングルレビューで書いた通りの名曲なだけに。

何でも歌えてなおかつ独自の個性を発揮しているという、総合力においては
angelaと水樹奈々の2組がトップクラスではなかろうか。この2組こそが、
私がアニソン系アーティストにハマったきっかけとなった歌手でした。
その一方で歌詞に関しては、これまで以上にアニメ色が強くなった印象も感じました。
収録曲12曲中11曲がタイアップ曲というのはこれまでのアルバムの中でも最も多い比率である上に
12曲目「騎士行進曲」に至ってはサビで「シドニアの騎士」とアニメタイトルを
丸ごと歌ってしまうという、その辺りは昭和の頃のアニソンに回帰しているともいえる。
これは一般リスナーをふるいにかけるかのような歌詞にも感じてしまうのですが、
しかし2000年代と比べると音楽シーンの中でアニソン系の地位が向上したのもまた確か。
楽曲の質の高さは今作も保証済みなので、近年のアニソン系アーティストの代表的存在として
少しでも多くの人に聴かれて欲しいところですが・・・







2015年2月12日木曜日

[CDレビュー]  angela「イグジスト」


angela「イグジスト(限定生産盤)」
(2015/2/11)

1. イグジスト
2. 暗夜航路



angelaのニューシングル。まず表題曲「イグジスト」は
これぞangela節炸裂のドラマチックかつメロディアスなアッパーチューン。
まるでジェットコースターのごとく起伏の大きいサビメロにスリリングさを感じる。
それを歌うatsukoさんのボーカルも表情豊かで、これには聴いていて興奮させられる。
サビの「Follow me」「Follow you」というフレーズの繰り返しがキャッチー。
なお今作は彼らにとっておなじみのアニメ「蒼穹のファフナー」主題歌。
これだけ同じタイアップのテーマ曲を何曲も作り続けばマンネリ感が出てもおかしくないのに
今作でもそんなことは感じさせないぐらいの新たな魅力が詰まった曲になっているのは見事。

カップリング曲「暗夜航路」はこちらもお得意のバラード曲。
前半はストリングスを主体にしつつも控えめなアレンジでatsukoさんの歌を最大限に聴かせ、
そして後半で一気に盛り上がるという曲展開が良いです。これまたドラマチック。

先日にこの曲でNHKの「MUSIC JAPAN」に出演を果たしたのは喜ばしいところですが、
それでもまだ彼らの音楽は過小評価されている気がするのは私だけだろうか。
2015年はそろそろオリジナルアルバムのリリースを期待したいです。






2013年11月25日月曜日

[CDレビュー]  angela「ANGEL/遠くまで」


angela「 ANGEL/遠くまで」
 (2013/11/6)

1. ANGEL
2. 遠くまで 



angelaのニューシングル。両A面シングルという形でのリリースとなりました。
まず1曲目「ANGEL」はドラマチックな展開が炸裂するアッパーチューンに乗せて
勝負に挑み続ける者の姿を歌った曲で、最高にカッコいいです。
ピアノにストリングスに、終盤にはブラスバンドまで登場するという編曲はスゴい。
一気にたたみかけるようなサビも見事。「私は天使」という歌詞も印象に残りました。
あなたは天使だ、君は光の女神(てんし)だなどと歌う曲は数多くあっても、
いや私こそが天使なんだと自ら宣言してしまう曲は珍しいし斬新に感じる。
それぐらいに挑戦的な姿を感じる曲。これぞangelaの真骨頂といえる傑作でした。

2曲目「遠くまで」はこちらもangelaの本領発揮といえるバラード曲。
深遠な世界が広がる曲ながらも、しかし終盤で、早口でまくしたてるかのような
熱い語りを曲の中にブチ込んできたのには驚いた。まるでガガガSPみたいだ。
そしてその歌詞が心に響く。思わず考えすぎてしまうことが多い私にとっては
全編通して共感できる内容でしたが、それでもってラストにこんなにも
魂のこもったメッセージを投げかけられたら、そりゃ心を揺さぶられますよ・・・

デビュー10年を過ぎても、常に新境地を開拓していこうとする姿勢を
感じることができた両A面シングルでした。
これからも、まだまだ期待させてくれる歌手です。






2013年6月7日金曜日

[CDレビュー]  angela「ZERO」


angela「 ZERO(初回限定盤)」
(2013/4/24) 

1. KINGS 
2. 僕じゃない
3. So sweet memories
4. Remember me
5. 生命 -イノチ-
6. 境界線 Set me free
7. THE LIGHTS OF HEROES
8. This is my wish
9. Always 好きだよ
10. いつかのゼロから
11. -レクイエム・オブ・レッド-
12. To be with U! 
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




angelaの通算6枚目のオリジナルアルバム。

まず今作を聴いた第一印象は、今まで以上にシリアスな作品になったなと感じました。
前作までは、気楽に聴けるJ-POP的な曲もそれなりに多かったのに対し、
今作では、9曲目に収録されているラブソングナンバー「Always 好きだよ」が
アルバムの中では異色だと感じてしまうぐらいに、曲のテーマが、
命や生きることについて、さらには人生という戦いについての内容が多い。
それでも、メロディや編曲についてはそれなりにポップさを持ち合わせているので、
必要以上に重さを感じること無く聴けてしまうのはさすが彼らの成せる技です。

しかし、序盤や終盤の曲に比べると中盤の曲がやや弱く、
特にバラード系が冗長に感じたのは惜しいところ。
4thアルバム収録の「光、探せなくとも」のような傑作バラード曲と比べると
今作のバラードは・・・と思ってしまうのは、それだけ彼らの曲に慣れてしまったのか。

それでもアッパーチューンの出来はどれも良く、特に1曲目「KINGS」は突出してスゴい。
サビは2つあるように聴こえ、予測不能かつドラマチックな展開美を味わえる。
ラスト曲「To be with U!」はボーカルのatsukoさんのダイナミックな歌唱が光る
歌謡ロックナンバーで、アルバムオリジナル曲の中では一番のお気に入りです。

そろそろベテランの域に入りつつあるユニットですが、これからも更なる進化を
期待したいです。「KINGS」を聴く限りではまだまだいけるはず!




2012年11月14日水曜日

[CDレビュー]  angela「KINGS」


angela「 KINGS(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)」
(2012/10/24) 

1. KINGS
2. THE DARK  




angelaの久々のニューシングル。
まず表題曲「KINGS」は、これぞangelaの真骨頂!とでもいうべき、
ドラマチックさ満点のシンフォニックロックナンバー。
歌詞を見ながらじっくり聴くと、この曲はまるで、
空中で「愛」という名の火花が飛び散っているかのよう。
「分かりたい 分からない 分からず屋」というフレーズは特に印象的。
さらにメロディについても、まるでサビの前にサビが2つあるかのような
曲構成は、今までにもなかったような構成でこれまた印象的。
今作は、特にメロディラインは1回聴いただけではとっつきにくいかもしれない。
しかし2回3回と聴くうちに、その凄さが存分に伝わってくる作品でした。

カップリング曲「THE DARK」は、タイトルからするとバラードなのかなと思いきや
フタを開けてみればミディアムナンバーでした。
暗闇から「夜明け」という名の光に向かって進もうとする姿を歌った歌詞が良いです。
こういったテーマの曲に関しては特に、毎回素晴らしい歌詞を作っていると思います。

最近は一時期と比べるとどうも存在感が薄くなっている気がするのが惜しいです。
せめて新曲のリリース間隔に関してはあまり開き過ぎずに、
これからもコンスタントにCDリリースができればいいなと思いました。
まだまだこんなにも素晴らしい曲が作れるのだから・・・




2012年7月17日火曜日

[CDレビュー]  angela「I/O」


angela「 I/O (アイ・オー)」
 (2004/11/3) 

1. CORE introduction [I/O]
2. 謝罪状況 
3. merry-go-round
4. 笑い者のFairy tale 
5. solitude 
6. maybe..maybe..
7. feel,like a breeze 
8. cheers! 
9. 小さな歴史の詩 
10. on my way ~reborn~
11. Shangri-La 
12. Separation {pf]
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)





2004年にリリースされた、angelaの2ndアルバム。
「愛」がテーマの作品になっており、ラブソングを中心としたアルバムになっています。
前作よりも歌詞やメロディの完成度が飛躍的に上がり、いろんな形の愛を
多彩かつ聴けば聴くほどに深みのあるサウンドにのせて歌ったラブソングの数々は、
まるで、この広い世界で巡り廻って愛を探し続けてきた人々たちの姿を描いたかのよう。

まるで街の夜景のような幻想的な輝きを感じるミディアムナンバー「merry-go-round」、
人魚姫の物語と自分とを照らし合わせた歌詞が印象的で、まるでこの海の中に
溶けていくかのような切なさを感じるバラード曲「笑い者のFairy tale」、
孤独の中で愛を求める姿を歌ったアッパーチューン「solitude」
などといった前半の3~5曲目の流れは特に素晴らしいです。

そしてアルバム中盤には、ほのぼのとした暖かさを感じる
バラード曲の「feel,like a breeze」やサンバ調の「cheers!」といった曲も入っており
これらはまるで、この世の楽園のような曲。愛に満ち溢れた曲たちでございます。

またアルバム終盤にはラブソング以外の曲も2曲収録されていますが、この2曲というのが
「on my way ~reborn~」と、彼らの代表曲である「Shangri-La」。
そして11曲目の「on my way ~reborn~」は、今作の中でもダントツの私的ベストトラック。
この世で生きることの苦しさを乗り越えて前に進もうとする姿を歌った曲で、
切なさの中にも力強さ、芯の強さを感じさせてくれる曲。この曲は堀江由衣に提供した曲の
セルフカバーらしいですが、むしろそのイメージが全く湧かないぐらい、
どこからどう聴いてもこれぞangelaワールドな曲。感動の名曲です!


1stアルバムから1年で、本当によくここまで躍進を遂げたと思いました。
アニソン系アーティストの中でも屈指の実力派だと感じさせてくれる上に、
J-POPとしてもそれなりに聴きやすいアルバム作品に仕上がっているので、
この作品は多くの人たちにオススメできる作品でございます!


2012年7月14日土曜日

[CDレビュー]  angela「ソラノコエ」


「 angelaアルバム ソラノコエ」
(2003/12/3) 

1. Over the Limits 
2. 明日へのbrillant road  
3. 奇跡のRing  
4. Pain
5. Dear My Best Friend  
6. 綺麗な夜空
7. 幸せの温度
8. カレイドスコープ  
9. how many?
10. The end of The world 
お気に入り度:★★★★★★☆ (6.5/10)




2003年にリリースされた、angelaの1stアルバム。
記念すべき1作目ですが、まだこの段階では覚醒前といった雰囲気でした。
1曲目「Over the Limits」は、これぞangelaらしさが出たアッパーチューンだったので
その後の曲にも期待したものの・・・
曲ごとのアレンジはそれなりに多彩で、さらにatsukoさんのボーカルは、
この1stアルバムの時点から既に完成された魅力を放っていたのですが、 
メロディ(特にサビメロ)が弱く感じた曲が多かったせいで、
個人的には、思ったよりも楽曲にスルメ的な良さを感じることができませんでした。

しかし、そんな中でも4、10曲目のバラード曲には、
今後の飛躍を予感させてくれるものがありました。
特にラストの「The end of The world」は文句無しに素晴らしい!
「たとえこの世界が終わろうとも君を愛する」というテーマの歌詞が、
幻想的でラストに行けば行くほどに壮大な編曲、
そして独特の深みを感じるatsukoさんのボーカルと合わさることで、
美しくもスケール感抜群のラブソングとなっている。格の違いを感じたと同時に、
彼らにとってはこの曲は、終わりではなく始まりだったんだなと思いました。
そして、素晴らしい作品となった次作アルバムへと続いていきます・・・


2011年8月9日火曜日

[CDレビュー]  angela 「mirror☆ge」



angela 「mirror☆ge[ミラージュ]」
(2011/6/22) 

1. 蒼穹 
2. mirrorballs 
3. オルタナティヴ 
4. 『リアル』は… 
5. 理解と破壊へのプレリュード
6. ぐるぐる☆ぼし 
7. Catch and Go! 
8. どんなに、、、どれくらい、、、 
9. Wonderful World
10. FORTUNES 
11. 蒼い春 
12. キラフワ
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)





angelaの通算5枚目のオリジナルアルバム。
いわゆるアニソンの世界を中心に活躍するアーティストの
レベルの高さを存分に感じられる作品です。どの曲もポップでありながら、
楽曲や歌詞に芸術性を感じ、そして多彩なアレンジは時に異国情緒を感じ、
まるでこの広い世界を旅しながら歌い続けているかのような、
スケール感の大きさを感じる曲が多い。
そして、atsukoさんの深みのある独特のボーカルがそれらの楽曲の良さを一層引き立てている。
アニメを知らずとも、J-POPファンならぜひ一度は聴いて欲しいアーティストの1人です。
ボーカルに関しては好みが分かれるかもしれませんが、それが大丈夫だというならぜひお勧めです。


まず、今作リリース前の先行シングル曲が、
サビでのまくしたてるかのようなメロディと曲全体の突進力がすさまじい「オルタナティヴ」、
同じく抜群の突進力を感じる、デシタルシンフォニックメタルとでも言うべき曲「蒼穹」
と、この2曲が素晴らしい作品だっただけに、アルバムにもすごく期待していました。
その期待通り、アルバム曲においても質の高い曲ばかりで、
ディスコナンバー「mirrorballs」、ラテン風ナンバー「理解と破壊へのプレリュード」、
心温まるラブバラード「ぐるぐる☆ぼし」などといったように、
曲調が多彩でありながらも、どれも独特の深さを感じる楽曲が多いです。
そして、今作のアルバム曲の中で一番心に響いた曲は、9曲目の「Wonderful World」。
この世界での痛みや苦しみを乗り越えて前に進もうとする姿を歌ったバラード曲で、
過去のアルバム曲「光、探せなくとも」といい「on my way~reborn~」といい
つくづく彼らにこういう曲を作らせたら天下一品! 泣ける曲です。


しかしその一方で、お気楽青春ソングとでも言うべきアップテンポ曲「蒼い春」や、
トロピカルな雰囲気のするスイーツソング「Catch and Go!」などといった曲もあり、
それらの曲では「ハイハイハイ」「パッパパッシュア」とか
「GoGoGoGoGoGoGo!!!!!」とか歌ってしまっているので
彼ら本来の魅力といってもいい、深遠な楽曲たちとのギャップがすごいです! 
そんなこともあってか、このアルバムは、作品全体の統一感というものには
欠ける気がいたしました。そもそも今作を聴く前から先行シングルの「蒼い春」は
アルバム内で確実に浮きそうだと思ってましたが。
個人的には、アップテンポ曲からバラード曲まですべて壮大なスケール感で
ビシっと統一されたアルバムも聴いてみたい気もするのですが・・・ 
彼らは本当に音楽的なポテンシャルが高く、
青春ソングだろうとスイーツ曲だろうと、何でも一定以上のレベルで作れてしまう。
それもまた、angelaの実力のすごさであり、魅力の一つなのかなと思います。
これからもこの調子で長く活躍し続けて欲しいです。