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2015年6月13日土曜日

[CDレビュー]  Gacharic Spin「Don't Let Me Down」


Gacharic Spin「 Don't Let Me Down」
(2015/6/3)

1. Don’t Let Me Down
2. TAMASHII
3. 夢喰いザメ




Gacharic Spinのメジャー2ndシングル。まず表題曲「Don’t Let Me Down」は
アニメ「ドラゴンボール改」のED主題歌としてもオンエア中の、
元BEAT CRUSADERSの日高央さん作詞作曲によるアッパーチューン。
ガチャピンとしては初めて作詞作曲共に外部提供により作られた曲となりました。
歌い出しからの疾走感とキラキラ感は相変わらずながらも、
楽曲全体から感じるカラっとした明るさは提供曲効果の新境地開拓といえる。
「♪イー!アル!サン!スー!」という中華テイストの歌詞もドラゴンボールらしくて良い。
だが惜しかったのは、サビメロの抑揚が少なく単調に感じてしまったこと。
2009年にリリースされた高橋瞳×BEAT CRUSADERSの曲「ウォーアイニー」
も同じくサビメロが単調に感じただけに、そちらの不安は的中してしまったかなぁ・・・
デーモン閣下Feat.ヒダカトオルの「雷電為右衛門」は素晴らしい曲だったのですが。

2曲目「TAMASHII」は自作曲。未来への決意表明を歌った歌詞も印象的な、
「WINNER」以降のガチャピンらしい熱血デジロックチューン。
こちらの曲もアニソンなのかと思ってしまうほどにメロディがキャッチーで
なおかつ疾走感が抜群。サビメロにも起伏を感じられて良い。
それに加えてこの曲は、間奏のピアノソロがとんでもないことになっている。
ハイレベルかつ躍動感抜群の速弾きは、さすがオレオ様としか言いようがない。
今までのどの曲よりもキーボードに圧倒されました。文句無しの名曲です。

通常版のみ収録の3曲目「夢喰いザメ」は編曲がLV.4との共作により作られた
ディスコロックチューン。ノリの良さが抜群で、こちらも文句無しの名曲。
サビのコーラスワークにはスケール感を感じられる。
歌詞も刺激的でカッコ良い。タイトルからしてセンスあるなと思います。

今作は「ジャンルなんて関係無い」というリーダーのKOGAさんの言葉通りに、
これまでには交流が無かったと思われる人達とコラボすることで
新たなものを生み出そうとする、攻めの姿勢を感じる作品でした。
そしてその結果として新たなファンを獲得できればなお良いと思いますが、
だがその一方で歌メロに関してはむしろ自作の方が良いメロディを作れるのだから
外部提供ばかりにはなって欲しくないという気持ちも・・・
その辺りはバランスをとりながらも、この勢いでメジャー音楽シーンを
爆走していって欲しいです。今秋にリリース予定のアルバムにも期待!







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