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2016年11月5日土曜日

[CDレビュー]  Mardelas「Mardelas Ⅱ」


Mardelas「 Mardelas II」
(2016/6/15)

1. 神風
2. 千羽鶴 -Thousand Cranes- [album version]
3. Loner
4. 蛇に牡丹 -snake & peony-
5. Cheers!!
6. Crossroads
7. HA☆NA☆BI
8. Moonlight Mirage
9. 4 Dice [album version]
10. a little star
11. D.G.L.
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




Mardelasの2ndアルバム。圧倒的歌唱力を持つ女性ボーカリスト、
蛇石マリナさん率いる4人組ハードロックバンドの作品。

今作を聴いてまず感じたのは、前半を中心に和テイストの加わった曲が増えたということ。
3曲目「Loner」ではお琴の音色を組み込んだ豪勢なサウンドに
イントロの時点から一気にもっていかれる。サビメロの開放感も文句無し。
4曲目「蛇に牡丹」ではドスの効いたロックバラードを披露、
これは和風というより、もはや任侠の世界に片足突っ込んでる曲に聴こえる。
牡丹の入れ墨を彫った極道の妻が歌ってるかのようなド迫力。「♪あんたが好きや…」って、
マリナさん関西出身じゃなかったよな? 調べてみたら鳥取出身でした。砂の国から来てたとは。

その一方で7曲目「HA☆NA☆BI」ではハッピーでポップ感のある曲も聴かせてくれる。
こちらも編曲が華やかで聴いていて気持ちいい。イントロが良い曲が多いというのは
高い演奏技術とエモーショナルな作曲センスがある証拠だと言えるのでは。
しかしアルバム後半の曲は、イントロの期待感に比べるとサビが微妙に感じた曲が多かったのが惜しい所。
あと5曲目の「Cheers!!」を聴いて思ったのは、ガールズメタル系のバンドやV系バンドは
アルバムにジャズテイストの曲を1曲入れなければならない風潮があるのかということ。
本当にこのパターン多いよなぁ・・個人的には入れなくてもいいと思ってしまう。

9月に開催されたElectric Lady Loudのレポに書いた通り(記事はこちら)
ライブだと更なる迫力を感じられるバンド。Real Soundのインタビューでは
ジャンルを超えてメタルに関心のない子たちの耳にも届けたいと語っており(参照)
今作でもそれに応じた内容のアルバムを作っているだけに、どうかこういう音楽に
興味を持つ人が増えて欲しい。ジャパメタの進化形バンドになってくれることを期待したいです。







2016年9月29日木曜日

[ライブレポ]  Electric Lady Loud 2016(Disqualia、Mardelas、ANARCHY STONE)

(前記事はこちら)

・Disqualia (ell.SIZE)

2015年に結成された5人組ガールズハンド。ギターとドラムは元DESTROSE。
ボーカルのIBUKIさんは一児の母らしいです。会場はライブ開始前の時点で既にほぼ満杯という人気。
このバンドは事前に予習した時の期待通り良かったです。BEEASTのインタビュー通り。
>Disqualiaの音楽性自体が、メタル好きな人たち以外の方々にも受け入れられやすい。
 歌メロを表現の中心軸に据えているのも、幅広い層の人たちに伝えたいという気持ちもあってのことですし
本当にそういう音楽をやっている。メタルを軸にしながらも様々なアプローチを見せてくれて、
なおかつ歌メロが良い。なのになぜ幅広い層の人たちが聴いてくれないのか、
不思議に思えてならない。知る機会が無いのか、それとも・・・
これは近年の大多数のハードロック・メタル系女性Voバンドにも同じことが言える。
最後まで見たかったがMardelasのステージを見に行くため途中で抜けることに。




・Mardelas (Electric Lady Land)

[セットリスト]
・神風
・千羽鶴 -Thousand Cranes-
・Cheers
・Loner
・Day Break
・Eclipse

元DESTROSEのボーカル、蛇石マリナさんを中心に結成された4人組ハード・ロック・バンド。
マリナさんはDESTROSE時代にライブで生歌唱を聴いたことがあったのですが、
このバンドになってから観るのは初めて。前バンドで聴いた時以上に圧倒されました。
ハイトーンやロングトーンやビブラートを交えたコテコテの歌唱が最高、
今回の出演者の中でも一番歌が上手い!と書くはずだったのですが、
4曲目あたりでトラブル?が起きて声が出なかった部分があったのが惜しかった。
これに関しては後のMCにてマリナさん自ら、ゲップが出そうになったと告白。
女子がそれを言うか! しゃべりを聴いた感じでは、先日のNAONのYAON(レポはこちら)にて
主催と司会を務めた、SHOW-YAの寺田恵子さんみたいなお方だなと。ポスト姐さん。
だがそんなマリナさんをフォローするかのように、ベースのhibikiさんが
「本当は可愛い子なんですよ」と一言。このステージからは想像がつかない(笑)
そしてMCの後には楽器隊の男性陣が「ソロバトル」と題して、
ギターソロとベースソロを交互に披露。テクニカルな速弾きはさすがの一言。
さらにドラムの弓田さんはGacharic SpinのまいちゃんTシャツを着て登場し、
音楽界一のまいちゃんファンであることをアピール。
メンバー4人全員に活躍する場面があったのは良かったですね。
既にメジャーデビュー済みのバンドなだけにもっと躍進して欲しいところですが・・・




・ANARCHY STONE (ell.FITSALL)

千葉出身の3ピースガールズメロディックパンクバンド。
こちらは途中から見るという形に。会場に入った時にはMC中で、
先日4年ぶりにニューアルバムをリリースしたという話が。MCが長い。
だがその後に披露された計2曲を聴いた限りでは良かったです。
単調なガールズパンクはあまり好みではないだけに聴く前までは不安だったが、
このバンドは歌メロがしっかりしていた。
既に10年以上活動しているそうですが今まで全く知らなかったですね・・・


(続く)



2015年6月29日月曜日

[CDレビュー]  Mardelas「Mardelas Ⅰ」


Mardelas「 Mardelas Ⅰ」
(2015/4/22)

1. Eclipse
2. D.D.C.
3. Daybreak (album version)
4. MOONSTONE
5. DEEP-G
6. Hyperfly
7. Waves
8. Phantasia (album version)
9. Amnesia
10. Scapegoat
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




Mardelas(マーデラス)の1stアルバム。元DESTROSEのボーカリスト、
蛇石マリナさん率いる4人組HR/HMバンドのメジャーデビュー作品です。

これまでにもメタルミュージシャンとしての活動実績があるメンバーばかりが
集まったバンドなだけに、1stにして完成度の高さは保証済み。
楽器隊の演奏の迫力と、メロディの良さもさることながら、
このバンドの一番の魅力はボーカルのマリナさんの歌唱でしょう。
とてつもないほどに歌が上手い。1曲目「Eclipse」の時点から圧倒されました。
「♪あらがう~ようにーーー~~~~ぃぃぁあぁぁぁぁぁぁ~~~~~~っ!」

このハイトーン、ロングトーン、ビブラート、スゴ過ぎるとしか言いようが無い。
以前に当ブログで絶賛した浜田麻里さんの最新アルバム(レビューはこちら)
をも彷彿させるほどの、魂のこもった歌唱を聴かせてくれている。
しかしボーカリストとしてのタイプ的にはこの2人にははっきりとした違いがある。
麻里さんの歌声は、迫力満点ながらも繊細さや透明感も感じられる美声であるのに対し、
マリナさんの歌声はとにかく骨太。時にはドロっとした感じもありクセが強いため、
万人ウケしやすさという点ではやはり麻里さんの方に分があるのでしょうが、
マリナさんの歌も一度ハマった人には抜けられないほどの強力さがあります。

先行シングル曲である「Daybreak」と「Phantasia」の2曲は文句無し。
荒涼感と哀愁を漂わせつつもカッコ良さが抜群。
さらにはアルバムオリジナル曲も、前半の「D.D.C」や「MOONSTONE」
といった曲はさすがの名曲。ほのかに歌謡ロックテイストも感じられる。
中盤以降には、ポップで痛快な洋ロック風ナンバー「Hyperfly」や
前向きかつ開放感に溢れたアニソン風ナンバー「Waves」といった曲も入り、
これらの曲ではマリナさんの歌唱も柔らかな一面を見せてくれたりと
アルバムの中で変化がつけられているのも良いです。

女性メタル系バンドでまた1組楽しみなバンドが現れてくれました。
これほどまでの実力があるだけに、特にボーカルはもっと有名になってもいいはず。
目指せ日本一の女性ボーカリストということでこれからも期待したいです。