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2015年2月18日水曜日

[CDレビュー]  Cyntia「WOMAN」


Cyntia「 WOMAN【初回限定盤B】(CD+Blu-ray)」
(2015/2/18)

1. 暁の華
2. Woman
3. シニシズム
4. chapter/1  
5. 君がいない世界
6. KISS KISS KISS
7. GIRL to WOMAN -prologue-
8. lucky☆star
9. 勝利の花束を-gonna gonna be hot! -  
10. letter
11. リックリリック
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




Cyntiaの通算4枚目のアルバム。今作は先行シングル曲の段階で、
従来のガールズメタルからは路線変更する形で新たな挑戦を交えた曲を
発表していくという、メンバーからの報告がありました。その言葉通り、
今作ではこれまでのCyntiaには無い形の魅力を持った曲を作ると同時に
これまで以上にポップ感を増した曲が並び、同世代の若い女性などを含めた
より多くの人達に存在をアピールしたいという意欲が伝わってくる作品となりました。

まず1曲目「暁の華」は、煌びやかなダンスロックサウンドにスラップベースの
組み合わせが見事にハマっていて素晴らしい。ノリの良さは今作屈指で、
キーボードとベースの演奏技術の高さが生きている。
勇敢な女性の姿を歌った歌詞も良い。アニメ「暁のヨナ」のオープニング曲ながら
それと同時にバンドとしての今後の決意表明が込められているように聴こえます。
1曲目にしてこれまでにない新境地を開拓した名曲だといえるでしょう。

2曲目「Woman」は前曲よりもさらにポップになったダンスロックチューン。
歌詞にSNSというフレーズが出てくるあたりなどは今風で、
タイトル通りの女性らしさが出た曲。これまでの曲とは一味違う爽快感がある。

3曲目「シニシズム」はハードロック調のイントロで始まる曲で、
間奏部分なども含めて随所でメタル要素を感じられる。
四字熟語を取り入れた歌詞も、楽曲のカッコ良さを引き立てている。
それでも前アルバムまでの曲と比較するとやはりポップになっているのですが。

4曲目「chapter/1」は疾走感満点のロックチューン。
伸びやかなサビメロとハイトーン歌唱が聴いていて最高に気持ちいい。
キーボードの活躍っぷりも良い上に、間奏にてコーラスが入る部分では
シンフォニックメタルっぽい要素も覗かせたりするのが面白い。
アルバムオリジナル曲では文句無しで一番ハマりました。
もしもアニソン中心に路線変更をするならばこういう曲を期待してたんですよね。

5曲目「君がいない世界」はロックバラード曲。元々Cyntiaのバラード曲は
1stアルバムの頃から良い意味でポップ感のある曲が多かっただけに、
この曲もまた今まで通りにメロディアスさが光った名曲だといえます。

6曲目「KISS KISS KISS」はこちらのシングルレビューで書いた通りの名曲。
実は最初にこの曲を聴いた時はかなり微妙に感じたのですが、
今作のアルバムの中で聴くとあらためて良いなと思いました。


7曲目「GIRL to WOMAN -prologue-」は子供の歌声が入った約15秒のインスト曲で
そのまま次曲へと続いていく。8曲目「lucky☆star」はキラキラポップチューン。
アニメ「暁のヨナ」の挿入歌にも起用されている曲ですが、この曲は個人的には
ちょっと厳しい・・どこかで聴いたことのあるごく普通のポップスという感想。

9曲目「勝利の花束を-gonna gonna be hot!-」はアニメ「テンカイナイト」の
エンディング曲にも起用された先行シングル曲。前曲の流れから聴くと、
この曲では一転してガッツリとロックサウンドを鳴らしてくれてるように聴こえる。
これでも前アルバムまでの楽曲と比べると相当ポップになっているのですが
それはさておき、この曲はシングルで初めて聴いた時から大好きでした。
パンチの効いたギターサウンドと突進力のある歌詞が共に素晴らしいです。


10曲目「letter」はバラード曲。ボーカルのSAKIさんの甘い歌声が印象的で、
これまでのCyntiaのバラードとは雰囲気が違う。
ポップかつ可愛らしい曲ですが、サビメロが間延びした感じがして微妙かな・・・

11曲目「リックリリック」はデジタルダンスチューン。
これはもはや玉置成実さん辺りが歌っていてもおかしくない。
歌詞はカタカナ連発。「♪壊セ」というフレーズ通り、
完全にこれまでのCyntiaのイメージはブッ壊されたかのような曲になっている。
それでも「♪ダンダン ディディディ ダララ」という、歌詞カードにない
掛け声の連発はキャッチーで、曲全体からノリの良さを感じられる。
個人的にはもうちょいギターを押したアレンジにすればもっとハマってたと思う。
ここまで冒険した曲を最後にぶつけてきたのには驚きました。


作風が変わっても、このバンドの大きな魅力の一つである歌メロの良さは
大多数の曲において健在だったのは良かったです。
今作の曲に多かったダンサブルなロックナンバーでは、
メンバーにキーボードがいることの強みを生かせているといえるでしょう。
しかしこのバンドはせっかくの高い演奏力と歌唱力を持っているのだから、
やはりアルバム曲においてはそれを存分に生かしたメタルナンバーも
収録して欲しかったというのが正直な本音です。そうでないともったいない。
今作だと3、4曲目辺りはそれっぽい要素も感じられる曲になっているものの、
これまで掲げていた「メタルを聴きやすい形で多くの人に届ける」
と言えるまでの曲には至っていない、オーソドックスなロックチューンだと思う。
ハードロック系の曲をやっていたバンドが、メジャーを意識して
ポップ感を増したアルバムを出すということはよくあることですし、
個人的にはそれが絶対にダメだとまでは思ってません。
むしろワンパターンなバンドよりも、多彩な曲を作れるバンドの方が好きですね。
しかし私のようにアーティストを長い目で見たいと思っているファンは、
世間では少ないと思うだけに心配です。
今作で離れるファン以上の数の新たなファンがどうか付いて欲しいところ。
次作以降では作風がどうなっていくのかについても注目していきたいです。
UNLIMITSやギルガメッシュのように再びハードな曲に回帰するのか、
それとも90年代の浜田麻里さんのようにポップ路線を突き詰めるのか・・・



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