2010年に一旦終了となって以来、5年ぶりに復活したM-1グランプリ。 この番組は、オンエアバトルと並んで私がお笑いを大好きになったきっかけの番組。 決勝の出場者のネタが始まる前の、歴代の名場面を集めたVTRを見た時点から 何だか感動してしまいました。 2000年代は本当に熱かったなぁ・・・歴代のM-1チャンピオンで特に好きだったのは、 ますだおかだ、笑い飯。この2組は、数少ない単独ライブに行ったことがある漫才師の 計3組の中の2組でもありましたからね。(ちなみにあと1組はストリーク) しかし、笑い飯は今でも漫才の舞台で地道に活躍し続けているから良いものの、 ますだおかだは、コンビとしては今や見る影も無いというか・・・ まさか全国ネットの番組において、岡田さんだけがスベり芸で活躍することになるとは、 2002年の頃は思ってもみなかった。だがそれでも、 私の中ではレジェンド漫才師であることには変わりないですよ。腐っても鯛ですから(笑) 以上懐古ネタはこの辺までにして、今回の出場者の漫才の感想へといってみましょう。 なお今回はYahooの特設サイトにてあなたもM-1審査員という企画が開催されていたのを見つけたので、こちらへの投票もさせて頂きました。 コンビ名の一番右にカッコ書きで書かれた点数は、その企画で私がつけた点数です。 [ファーストラウンド] ・メイプル超合金 796点 (90点) 犬を飼いたいというネタ。男女コンビでなおかつ2人ともキャラが立ってる。 しかしネタ自体は意外と正統派で、面白い言葉のやりとりでしっかりと笑わせてくれる。 確定申告は爆笑してしまった。一見チャラそうなカズレーサーさんが言うからなお笑える。 これは非常に良いコンビだと感じました。結成わずか3年だとは思えない。この先が楽しみ。 ・馬鹿よ貴方は 791点 (87点) おにぎり屋のネタ。最初のツカミの「くまモン」でいきなり笑ってしまった。 あの風貌からゆるキャラを語られたらそりゃギャップで笑ってしまう。 中盤まではすごく面白かったのですが、ただ私は偽善者ですと言えみたいな 尖り過ぎたボケには引いてしまったのと、「大丈夫」の連呼はさすがにしつこかったかな。 ・スーパーマラドーナ 813点 (94点) 落ち武者のネタかと思いきや女性の家を訪問するというネタでした。 ボケ自体も面白い上に、田中さんのキャラが良いからより一層笑えてしまう。 一歩間違えれば本当に警察に捕まりそうな人に見えてしまうけど、ギリギリのところで爆笑できるというか・・・ 武智さんのツッコミの「○ね」は言い過ぎなので1点引いて94点にしましたが、 それでもファイナルにはぜひ行って欲しかったです。 元々好きなコンビで、なおかつ2014年には私の地元のお祭りにも来てくれた(記事はこちら)という贔屓目込みですが。 ・和牛 806点 (75点) 結婚式を抜け出してきた女性のネタ。以前に別のネタを見た時にも感じたのですが、 やっぱり理屈っぽいんですよ。女性役の川西さんに、水田さんが説教する所とか特に。 その後に一転「好きだから」という展開で会場は盛り上がってたが・・逆に一層冷めてしまった。 どうもこのコンビのネタは私には合わないなぁと思ってしまいました。 ・ジャルジャル 834点 (86点) ネタは何と形容したらいいのか(汗) 最初の方の「ごとう」のアクセントのボケ、手の動きが逆じゃなかった? それがどうも気になった。意味不明なことわざのボケなどで後半盛り返してきたが、 個人的にはハマるまで時間がかかってしまった感じかなぁ。 でもいつの間にかしゃべくり漫才もしっかりとできるようになっていて、 なおかつ自分たちの色も出せていたので良かったと思います。1位通過はさすがにビックリしましたが。 ・銀シャリ 818点 (93点) 料理の「さしすせそ」についてのネタ。出だしの「ベルリンの壁」でいきなり爆笑しました。 なんで「そ」は味噌なのかについては私も子供の頃から同じように思っていて、先生に聞いたこともありましたね! ボケもさることながら、相変わらず橋本さんのツッコミのフレーズが面白い。 BON JOVIのネタとか分かる人どれぐらいいるんだ?でもそんなのも関係無くなるぐらいだった。 納得のファイナル進出でしたし、このまま優勝でいいと思いましたね。 元々好きなコンビで、なおかつ2013年には私の地元のお祭りにも来てくれた(記事はこちら)という贔屓目込みですが。 ・ハライチ 788点 (91点) 子供の誘拐ネタ。てっきり今まで通りのノリボケ漫才でくるのかと思いきや、 ガッチリと正統派な漫才で勝負してきたのには意外で驚いた。 それでいて澤部さんのキャラや言い回しの面白さはしっかりと発揮されていて、 良いコンビネーションの漫才だったなと。個人的にはノリボケ漫才はどうも中盤から 飽きてくる感じがあったので、このスタイルの方が断然好き。 私の中では今回最も見直した、そして好感度が大きく上がったコンビでしたが、 結果はまさかの最下位・・・ ここまでみんなウケていたという理由もあるとはいえ意外。 ・タイムマシーン3号 816点 (97点) あらゆるフレーズを太らせるというネタ。「頑張れ半袖負けるな短パン」はやらなくなったんですね。 ジョイマンというフレーズが出た瞬間、それは余計なことだ言わんでいいと思ったが(汗) その後のジブリ関連のボケでは笑いまくりました。 さらに終盤にどんでん返し、ボケとツッコミが入れ替わって、やせさせるフレーズを連呼。 これ一歩間違えたら、せっかくここまでウケてたのが終盤失速となりかねない危険な賭けですよ。 でもこれが見事なまでにハマった。この展開のスゴさには感動すら覚えた。 ぜひファイナルステージに行って欲しかったし、そのまま優勝でもいいとすら思った。 このコンビもつくづく不遇だなと、あらためて感じてしまいました・・・ ・トレンディエンジェル 825点 (89点) ハロウィンやクリスマスについてのネタ。 まさかクリスマスソングでプッチモニの曲を出してくるとは思わなかったですよ。 鉄板のハゲネタに加えて、トリプルスリーや爆買いといった流行語もうまく交えていて 勢いだけには頼らない面白さがありましたね。さすがにファイナルまでいくとは意外でしたが。 [最終決戦] ・銀シャリ 2票 (投票) 部屋の壁が薄くて雑音が聞こえてしまうというネタ。 今回も安定して面白かった。関西の実力派若手漫才師の代表格であるはずのコンビが 時折江戸っ子口調を混ぜるとは、全国ネットでウケるためならばなりふり構わないという 優勝への強い意気込みの表れか? それだけに優勝して欲しかった。 ・トレンディエンジェル 6票 痩せたいというネタ。お尻を撫でる辺りで引いてしまったしテンポも悪くなったかなぁ。 しかしそれでも氣志團の曲のネタには不覚にも笑ってしまった。 今年の氣志團万博に参戦して、その素晴らしさに感動した者としては(レポはこちら) 「One Night Carnival」の「俺んとこ、来ないか?」は屈指の名フレーズと化していたのに、 それをよりにもよって髪の毛が来ないかというネタにしてしまうとは・・・ ・ジャルジャル 1票 ファーストラウンドと同じ系統のネタで、今回も何と形容していいのか分からない(汗) ただこれだとファーストを超える何かを求めてしまうわけで、 その点今回はちょっと弱かったかなぁと思ってしまいました。印象に残るものが・・・ 優勝はトレンディエンジェル。おめでとうございます。 お笑いの世界の素晴らしいところは、本人達もさんざんネタにしている通り、 こんな見た目でも、面白ければスターになれるというところですよ! これが例えば歌手の世界とかだったら、バンドのボーカルは見た目が良くないとダメだとか そういうこと言ってくる人もいるからなぁ・・・私の周りにも実際いるだけに。 以上でございます。大好きなM-1が復活してくれて本当に良かった。 嬉しさのあまり、今までのお笑い感想記事の中でも一番の長文になってしまいましたが 最後まで読んで頂きありがとうございました。
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2015年12月6日日曜日
[日記] M-1グランプリ2015の感想
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