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2015年12月23日水曜日

[CDレビュー]  中島みゆき「組曲(Suite)」


中島みゆき「 組曲(Suite)」
(2015/11/11)

1. 36時間
2. 愛と云わないラヴレター
3. ライカM4
4. 氷中花
5. 霙の音
6. 空がある限り
7. もういちど雨が
8. Why & No
9. 休石
10. LADY JANE  
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




中島みゆきの通算41枚目のオリジナルアルバム。
新作がリリースされる度に毎回言っていることですが、なぜこんなにも
才能が枯れることがないのか。作曲もそうですが何より作詞に感心させられる。
その無尽蔵なアイデアは一体どこから湧いてくるのだろか。さらには歌唱力も衰え知らず。
最強シンガーソングライターの実力が、存分に発揮された作品でしょう。

まず今作は1曲目「36時間」の歌詞が素晴らし過ぎて感動した。
1分1秒に追われ追い詰められた人たちを、ピアノバラード調の穏やかなサウンドと
優しい歌唱で癒しながら、1日が36時間のゆったりとした世界へと誘ってくれる。
そんなあなたは女神様ですかと・・私もそちらの世界に行きたいと思えてくる。

2曲目「愛と云わないラヴレター」も歌詞に深みを感じられて良い。
この曲に限らずそうですが、愛してるの安売りをしないところが個人的に共感できる。

3曲目「ライカM4」はカメラマンとモデルを歌ったアップテンポな歌謡ロック。
うまく写らないのはなぜなのか?と想像力をかきたてられる歌詞が面白い。歌唱にも貫録が溢れている。

4曲目「氷中花」は力強い歌唱が印象的なバラード曲。
サビの盛り上がりも見事だが、そこに至るまでのBメロがまた良い。
愛する者を失ってもなお強く生き抜いてみせるんだと歌う、歌詞がまた心に響く。
曲名は氷と称しながらも熱い曲だと思う。「冷たい熱」というフレーズはさすが。

5曲目「霙の音」はソフトな歌唱で聴かせる、別れを歌ったバラード曲。
他に好きな人ができた自分を責める歌詞と、切な過ぎるメロディが
前曲からの流れで聴くとより重く感じてしまう・・・

6曲目「空がある限り」はアルバム中盤にしてクライマックス級のバラード。
この広い世界で生きる人々のそれぞれの故郷を歌った、素晴らしき名曲。
世界はみんな1つの空でつながっているんだなと・・・スケール感がある。
まさか「女満別」という北海道の空港がある地名まで出るとは、こういう歌詞の曲を聴くと
みゆきさんの故郷でもある北の大空と大地の風景も目に浮かびますね。

7曲目「もういちど雨が」はミドルテンポの歌謡曲。愛を求める歌詞に哀愁を感じられる。

8曲目「Why & No」は強気さを押し出した歌詞が印象的なブラスロック。歌唱も荒々しい。
サビのラストの「♪ノ゙ォ゙ー!」はデスヴォイスが入ってるようにすら聴こえる。
こんな歌声まで出してしまうとはビックリ。

9曲目「休石」は前曲とはまるで対照的な、優しいバラード曲。
大切な人と一緒に石段を駆けた思い出を描いた歌詞に、懐かしさや郷愁を感じさせてくれる。

10曲目「LADY JANE」は妖艶な雰囲気が漂うジャズ歌謡ナンバー。
Aメロに比べてサビメロが印象に残らないのが惜しかったかなぁ。

前作はラストナンバーの「India Goose」が飛び抜けていた印象だったのに対して、
今作は全編通してバランス良くハマった。がっつり盛り上がる場面と、
しっとり聴かせる場面との緩急が前作以上についていたのが良かった。
バラード曲が中心なだけに一部重く感じる部分もあったものの、
それでも歌詞をじっくり味わいながら聴きたいと思える作品でした。
来年こそは、ライブに行ってみようかな・・・チケットは取りにくいかもしれませんが。







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