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2015年12月27日日曜日

[CDレビュー]  Zwei「NEO MASQUE」


Zwei NEW ALBUM「 NEO MASQUE 」
(2015/8/26)

1. DECLARATION
2. H-A-R-D-E-R
3. STAR QUEEN -Action 2-
4. WANNA
5. 永劫真理のフェルマータ
6. Toxxin’
7. 未知なる私
8. infinite wish
9. Brave the Sky (Zwei Ver.) 
10. 流星スパイラル
11. Heading For Tomorrow
12. 恋ガレヨ
13. 約束のオーグメント 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




Zweiの4thアルバム。前作はアニソン・ゲーソン方面に路線変更して初のアルバムだったが
今作ではそれに加えて「Zwei第2章ともいうべき新時代型デジMETALサウンドを導入」
というキャッチコピーが登場。アルバムオリジナル曲である前半の1~4曲目から
その名の通りのサウンドが広がっている。前アルバムの収録曲にも
「メフィストフェレスの黙示」といったメタル色の強い曲があったが、
今作はまず、ミドルテンポかつ荘厳なシンフォニックロック系の楽曲である
1曲目「DECLARATION」からしてこれまでの曲とは雰囲気が違う。
続くアップテンポ曲の2曲目「H-A-R-D-E-R」ではデジロックをベースにしつつも
間奏部分ではギターやベースの重低音がザクザクと入りこんでくるのを耳にすると
楽器隊の演奏からしてハードロック・メタル路線へと突き進んだのが分かる。

今作を聴くと、毎年9月に開催されている女性ボーカルのラウド系サーキットフェス
「Electric Lady Loud」(ライブレポはこちら)にZweiも出て欲しいと思えてくるし、
その前にGacharic Spinと対バンして欲しいと思う。どちらもデジロックなだけに。

5曲目以降は既発のシングルA面曲およびカップリング曲を集めたもので、
歌詞はタイアップの影響で元ネタを知らないと難解に感じる部分もあるのは前作同様だが、
メロディのキャッチーさでいえばこちらの楽曲の方がより上なのでは。
その中でもバラード曲の8、11曲目は素晴らしい。まさかアップテンポ曲よりハマるとは。
8曲目「infinite wish」は美メロ度満点。Ayumuさんのシャープなボーカルが生きている。
11曲目「Heading For Tomorrow」もシンセのキラキラ感が光るバンドサウンドには
デジロックユニットならではのバラード曲の魅力を感じさせられる。

12曲目にはAyumuさん作詞作曲による今作唯一の自作曲「恋ガレヨ」が収録。
イントロからMeguさんのベースを生かしたサウンドが聴けるのはこのユニットらしい。
ブラスロック調のサビも良い。これだけの名曲を自作できるにもかかわらず、
それをリリースする機会が非常に少ないのは何だか残念に思えてくる。

近年はアニメ・ゲームタイアップがないとCDが出せない状況にあるのでしょうが、
それでもデビューしてから約11年、こうして長く活動できているだけでも嬉しく思うので
これからもどうか頑張って欲しい。ライブが素晴らしいという評判を以前に聞いているので
もっと数多くのライブを、それこそ対バンにも数多く出演して欲しいところですが・・・







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