和楽器バンド「 八奏絵巻(CD+Blu-ray Disc)(初回生産限定盤type-B LIVE収録)」 (2015/9/2) 1. 戦 -ikusa- 2. 星月夜 3. Perfect Blue 4. 追憶 5. 鋼 -HAGANE- 6. 風鈴の唄うたい 7. 華火 8. 郷愁の空 9. 暁ノ糸 10. 白斑 11. なでしこ桜 12. 反撃の刃 13. 千本桜 14. 華振舞 15. 地球最後の告白を (Bonus Track) お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10) 和楽器バンドの2ndアルバムにして初のオリジナルアルバム。 三味線、尺八、太鼓などの和楽器を巧みに取り入れたバンドサウンドと、 詩吟師範としての実績を持つボーカルの鈴華ゆう子さんによるこぶしの効いた歌唱は 前作同様に素晴らしく、これぞ和洋折衷スタイルの音楽の最高峰といえる。 そして今作は収録曲のほとんどの曲がメンバー自作によるオリジナル曲となっただけに これが事実上の1stアルバムといえるでしょう。そんな今作を聴いた感想は、 よくぞここまで全曲歌メロの良い曲を作ってくれた!これが何よりも嬉しかったです。 日本的な歌謡曲風のメロディへのこだわりを感じさせつつも、しかしそれでいて アルバムを通してワンパターンにならない様々な工夫がされているのも見事です。 アルバム前半、まず1曲目「戦 -ikusa-」はアニメ「戦国無双」の主題歌なだけあって まるで戦国時代劇を見ているかのような曲世界が広がる。荒々しさと疾走感に溢れた名曲。 その一方で2曲目「星月夜」ではロマンチックな歌謡ポップスを聴かせたり、 4曲目「追憶」では哀愁漂うラブソングを聴かせてくれたりと、早くも幅広い魅力を発揮。 さらに今作ではギターの町屋さんがボーカルをとる曲が増えたのも大きな特徴。 3曲目「Perfect Blue」ではサビで町屋さんの高速ラップが加わることで 楽曲の迫力がより一層増している。男女ツインボーカルのリレーがバシッと決まっている。 5曲目「鋼 -HAGANE-」では軽めのデス声や「臨・兵・闘・者」などのシャウトが入り、 さらにはギターや三味線のテクニカルな速弾きなども次々と飛び出す。 この曲展開は圧巻。今作の中でもとりわけ陰陽座の影響を受けているのが分かる曲。 8曲目「郷愁の空」はなんと町屋さんがフルでボーカルを務める曲。 何となくV系ロック風味も感じられる。ジャンヌダルク辺りが好きなら確実にハマりそう。 アルバム後半は11曲目「なでしこ桜」の美メロバラードっぷりが特に印象的。 そして14曲目「華振舞」の、花吹雪がとめどなく舞い散る姿が目に浮かぶかのような クライマックス感には圧倒された。これを本編ラストに持ってきたらそりゃ感動する。 今作はオリコン週間1位を獲得、名実ともに日本のバンド史の1ページに残る、 歴史的名盤が誕生したといっても過言ではないでしょう。 歌謡ロックやアニソンロックが好きな人には間違いなく感動モノの作品。 それだけでなく演歌好きにもJ-POP好きにもV系メタル好きにもハマる点が多いと思われ、 これぞ幅広い層にアピールできる作品でもあるしょう。今後は日本だけでなく海外での活躍も 大いに期待したいですが、そうなれば近年のBABYMETALのように日本でのライブチケットが 入手困難になってしまうなど手の届きにくい存在になってしまうのかなぁと思ったり・・・
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2015年9月30日水曜日
[CDレビュー] 和楽器バンド「八奏絵巻」
2015年9月28日月曜日
[ライブレポ] 氣志團万博2015(怒髪天、筋肉少女帯、私立恵比寿中学)
(前記事はこちら) ・怒髪天 [セットリスト] ・オトナノススメ ・押忍讃歌 ・ビール・オア・ダイ ・夏の扉 ・酒燃料爆進曲 ・宜しく候 まず紹介VTRでは「リアル番長登場」という触れ込みが。綾小路翔さんの話によると 怒髪天のボーカルの増子さんからは、バンド活動をやる上において先輩として色々なことを 教えてもらったそうで、それに対して感謝の言葉を述べていたのが印象的でした。 だがその中には放送できないような内容もありで一部音声処理がされていましたが(笑) そして祭囃子をBGMにして怒髪天の皆さんがステージに登場。これには始まる前から 同じお祭り男としての血が騒ぐ。ザ・コブラツイスターズが現役なら対バンして欲しかった・・ まず1曲目は「オトナノススメ」。ボーカルの増子さんの全身全霊で歌い踊る姿には 見ている方まで思わず体が動いてしまいそうになる。サビではお客さん達も一緒に手を振って盛り上がりました。 続く「押忍讃歌」も生で聴くと一緒に踊り出したくなるようなR&E(リズム&演歌)。 歌詞もベテランバンドならではの味を感じさせてくれる。このような中年男性に向けての曲を 歌うバンドは非常に少ないだけに貴重。私はまだおっさんではないですが。 MCでは、お客さんのリーゼント率がいつもより高いことを喜んでいたのが印象的でした。 氣志團のファンにもリーゼントの人がいますからね。なおネットで見た記事によるとリーゼントは 女性に嫌われる髪型の第2位だったそうで、そのことについては残念がっていました。 さらに、客席最前列に陣取るモノノフ(ももクロのファン)たちに気を遣う発言をした後、 俺達もアイドルの曲のカバーをやりますということで、松田聖子さんの「夏の扉」のカバーが。 こんな曲が聴けるのは、ジャンルレスな氣志團万博ならではといえるでしょうね。 怒髪天のライブを体験したのは今年4月のCOMIN'KOBEに続いて2回目ですが (レポはこちら)今回の野外でのフェスの方がより一層お祭り感がありましたね。 思いっきり盛り上がれて、とても楽しかったです! 彼らは紅白歌合戦に出て欲しいバンドの1組です。幅広い年代の人達を勇気づけてくれる、 生命力に溢れた曲を歌っている。それだけにいつか大ヒット曲が生まれることをを期待したい! NHK出禁となった後輩バンドの分まで頑張って紅白出場を目指して欲しいです。 ・筋肉少女帯 [セットリスト] ・パリ・恋の都 ・労働讃歌 ・混ぜるな危険 ・踊るダメ人間 まず冒頭のVTRでは綾小路翔さんが、ボーカルのオーケンこと大槻ケンヂさんについて 「スゴい人」だと紹介。そして昨年の氣志團万博に念願の初出演をしてもらうも、会場に来る途中 東京湾アクアラインの海ほたるにて、筋少の皆さんが乗っていた車のタイヤがパンクしたそうで その結果、昨年の筋少のライブではMCにてオーケンから「FESよりJAF」という名言(?)が 生み出されたらしいです。これには会場から笑いが。 さらに、氣志團と筋少でコラボ曲を出したいという話も登場。 これに対してはオーケンもVTRに登場し「製作費はそちらが持って、版権はこちらが持つ」 ということを条件に前向きに検討するとのことなので、ぜひコラボにも期待したいですね! まず1曲目は「パリ・恋の都」の替え歌で「千葉・恋の都」という万博ならではの歌を披露。 続いてはももクロに提供した曲のセルフカバー「労働賛歌」。会場のモノノフを意識した選曲か? そしてMCではオーケンがファンに向けて「会いたかった・・・」とつぶやいた後、 「昨年のFESよりJAF事件に続いて、今年もまた事件が起きてしまった!」という話が。 その事件とは「1人だけ宿がとれてなかった」 こんなことあるのか!?(笑) なので「他のメンバーとは別の宿に泊まることになり、昨晩は1人だけで飲みに行った。 寂しかった・・・会いたかった」という理由でファンに会いたかったらしいです。 そして次の曲に関しては「飲み屋で知り合ったおとみさんのために歌います!」と宣言。 相変わらずオーケンのしゃべりは面白い! これもまたライブに来てこそ楽しめるものですね。 続いては今回のライブでぜひ聴きたかった、新曲「混ぜるな危険」を披露した後、 フェスのキラーチューンとしておなじみという、Xジャンプのようなことをして盛り上がる曲 「踊るダメ人間」を歌ってくれました。この曲は知る人ぞ知る大傑作なだけに聴けて嬉しかった。 サビでは観客たちも両腕をクロスさせてバツマークを作り、「♪ダメ」で一斉にジャンプ。 Xジャンプならぬ×ジャンプをして盛り上がりました。今回も素晴らしいライブだっただけに、 4曲しか聴けなかったのが惜しく感じた。終了直後には他のお客さんからも「もう終わり!?」 という声があがってました。MCが他の出演者よりも長かったのが原因でしょうが。 次回の万博では、ぜひトリで1時間近くライブをやってくれることを期待したいです! ・私立恵比寿中学 [セットリスト] ・ebiture ・えびぞりダイアモンド!! ・チャイム! ・ザ・ティッシュ ~とまらない青春~ ・オーマイゴースト? ~わたしが悪霊になっても~ ・売れたいエモーション! ・仮契約のシンデレラ ・放課後ゲタ箱ロッケンロールMX ・Go! Go! Here We Go! ロック・リー ・大人はわかってくれない ・梅 ・頑張ってる途中 ・禁断のカルマ ・手をつなごう ・誘惑したいや ・未確認中学生X ・バタフライエフェクト ・ハイタテキ! ・金八DANCE MUSIC ・夏だぜジョニー ・ナチュメロらんでぶー 2009年結成、「King of 学芸会」というキャッチコピーを持つ8人組アイドルグループ。 実は彼女たちの曲についてはほとんど知らないままライブを見ることになりました。 この日はなんと、30分の持ち時間の間にメドレー形式にて全21曲をノンストップで披露。 MCや途中休憩は全く無しで、30分間ぶっ続けで歌い踊り続けるという、非常にハードな ライブステージを見せてくれました。これはスゴい。もはや学芸会を超えている。 曲種も多彩で、この曲はぜひフルで聴いてみたいなと思う曲もちらほらありました。 ちなみにこのグループにも一瞬Xジャンプをする曲があったような・・・何という偶然か。 これから注目していきたいアイドルグループがまた1組増えましたね。 (続く)
2015年9月27日日曜日
[ライブレポ] 氣志團万博2015(SPYAIR、氣志團)
(前記事はこちら) オープニングセレモニーが終わり、いよいよ本開幕。ここからはアーティストが登場する度に 気志團のボーカルの綾小路翔さんによるアーティスト紹介VTRが、 ステージ上部の大画面に流されることに。これがまた全組面白かったです。 まずSPYAIRについては、「尾張のヤンキー」「しっかりしてるのはUZだけ」などなど、 後輩バンドとして可愛がっているのが伝わってくる紹介VTRでした。 その証拠として、SPYAIRのメンバー全員に対してTENGAをプレゼントしたという話が。 この話に関してはSPYAIRの皆さんも紹介VTRに登場し、プレゼントされたはいいが メンバー4人中2人はスモールサイズだったということを告発。 これに対して翔やんは「IKEは小さそうだから」その一方で「MOMIKENはデカそう」 何だこの紹介VTRは!(爆)氣志團万博のせいで今後しばらくはSPYAIRの曲を聴くと TENGAが思い浮かんでしまいそうになるじゃないか、どうしてくれるんだ! ・SPYAIR [セットリスト] ・OVERROAD ・現状ディストラクション ・WENDY~It's You~ ・ROCKIN' OUT ・ファイアスターター ・サムライハート(Some Like It Hot!!) ・イマジネーション 今回の出演者の中において、初めてライブステージを見られることを 一番楽しみにしていたバンドです。単独ライブのチケットは取れなかっただけに念願でした。 まずは「OVERROAD」と「現状ディストラクション」でいきなり最高潮に盛り上がり、 続く「WENDY~It's You~」はイントロが流れ始めた瞬間から一斉に 客席からの「♪ウォオッオー」というコーラスの声が上がる。ファンとの一体感も抜群。 この曲はAメロがレゲエ調で、サビは疾走感のあるロックという変化球的な曲ですが やはりライブで人気があるのもうなずけるほどの名曲ですね。 ボーカルのIKEさんの歌唱については全7曲中3曲でキーを下げて歌うなど、 やはり一度喉を傷めた影響が残ってるのかなと思う部分もありましたが、 それでも最新曲の「ファイアスターター」ではこの曲がラストナンバーかと思ったぐらいの 気迫溢れる歌唱を聴かせてくれて、これには心を揺さぶられました。 MCは少なめで約30分の持ち時間の間に計7曲も聴けたのは嬉しかったと同時に、 楽曲はあらためて近年の若手男性ボーカルバンドの中で一番だと感じました。 メロディの良さを大事にしつつも、それでいて熱さとひたむきさが存分に伝わってくる。 こういうバンドこそがいつの時代でも主流であって欲しいと願ってます。次は単独ライブで! ・氣志團 [セットリスト] ・One Night Carnival ・鉄のハート ・喧嘩上等 ・明日になるのが怖くって ・ライバルズ ・愛 羅 武 勇 本日の主役登場。まずはメンバー6人が両サイドから2組に分かれて、 サイクルスポーツセンターにあるような3人乗り自転車にそれぞれ乗り、 ステージ上を右に左に走り回る。時には客席に向けて手を振りながら愛嬌を振りまく姿が面白い。 BGMには演歌風の曲が。調べたところによると「天才ドロンボー」の替え歌だそうで、 歌詞については氣志團の自己紹介的な内容に書き換えられていました。 「♪欲しいよギャランティ」「♪パクリが大好きよ」「♪出たいよ 出たいよ NHK」 これには不覚にも笑ってしまった。特に最後のに関しては観客ほぼ全員が爆笑。 そしてライブスタート。まずは代表曲、現在は昼間ですが「One Night Carnival」を披露。 これには1曲目から盛り上がりました。続くMCではボーカルの綾小路翔さんが、 近年ももクロなどのアイドルグループで見られるようになった、メンバーの色分けの元祖は この氣志團だったということを信じて欲しいという話、さらに自身のリーゼントについては 「ヘチマ」や「カマキリの卵」ではないということを説明するなど、 達者なしゃべりで観客たちを笑わせてくれました。期待以上にトークが面白い。 「鉄のハート」では曲終盤でドラム以外のメンバー5人が身を寄せ「1人は寂しいよ~」 と口々につぶやく。見た目はヤンキーなのに女の子みたいな口調というギャップが面白い。 それを尻目に、ドラムのサポートメンバーはただ1人勢いよくドラムソロを披露。 これにはメンバー5人から「この子は1人でもやれる!」 何だこの寸劇は!(笑) 「喧嘩上等」ではLiSAさんとミッツ・マングローブさんがゲストで登場。 客席前列まで乗り出して3人でこの曲を歌ってくれました。元々女性目線の曲なこともあって、 LiSAさんはまるで自分の曲を歌ってるのかと思うぐらいハマってました。 その一方でミッツさんはロックを歌い慣れてないなぁといった感じだったか・・・ ともあれ氣志團万博ならではのコラボには楽しませて頂きました。 曲が終わりLiSAさんとミッツ・マングローブさんが退場した後、 続いてはゲストで森山直太朗さんが登場。あらためてどんだけ豪華メンバー揃いなんだ! そして新ユニット「綾小路翔と森山直太朗」として、まずはデビューシングルの カップリング曲「明日になるのが怖くって」を、直太朗さんのアコギ1本による 弾き語り形式にて、客席前列の方に乗り出して2人で歌ってくれました。 しかしその一方で、後ろのステージの方にはなぜかカフェテラスが登場。 そして氣志團の翔やん以外のメンバー達がそこに座り、ティータイムを始めてしまいました。 メンバーの1人である早乙女光さんがエプロン姿で接客をする場面などでは客席から笑いが。 もはや2人の歌よりもそっちの方が気になる人続出。でも楽曲の雰囲気には意外と合ってたか? 続いては新ユニットの表題曲である、氣志團万博2015公式テーマソング「ライバルズ」を 今度は氣志團の皆さんのバンド演奏により披露してくれました。 そして2回目のMCでは、綾小路翔さんが氣志團万博にかける思いとして、 アーティストの皆さんは千葉までは来てくれても、木更津まではなかなか来てくれない、 それだけにいつか地元にたくさんの歌手を呼べたらいいなと思っていたという話、 さらには音楽を聴く上で、昔はジャンルという概念が無かったと、 全て大好きな「歌」だったんだという話を語ってくれました。 音楽そして地元に対する愛が存分に伝わってくる、このスピーチには思わず感動。 そして今、こうして木更津の地でジャンルレスな音楽フェスを開催するという、 かつて思い描いていた夢を本当に実現させてしまったのだから、スゴいとしか言いようが無い。 ラストナンバーは「愛 羅 武 勇」。この話の流れで聴くとより一層名曲に聴こえる。 実は今まで氣志團の曲はほとんど聴いたことがありませんでした。 しかし今回ライブを体験して、こんなに面白いバンドだったのかと驚きました。 唯一無二のヤンクロックバンドとして、音楽に対する熱い思いが楽曲から伝わってくると同時に エンターテイメントとしての演出の方も細部までこだわりを感じされてくれる。 そりゃGacharic Spinも今後共演したいバンドに氣志團の名を挙げるよなと(参照) ここまでお客さんを楽しませてくれるバンドだとは予想してなかった。 あらためて、この氣志團万博を開催してくれたことに感謝したいです! (続く)
2015年9月24日木曜日
[ライブレポ] 氣志團万博2015(華原朋美、LiSA、ミッツ・マングローブ&徳光和夫)
9月20日(日曜日)、千葉・袖ケ浦海浜公園にて行われた 「氣志團万博2015 ~房総!抗争!天下無双!妄想!狂騒!大暴走!~」に行ってきました。 昨年までは夏フェスに参戦した経験自体が無かった者が、 この9月19日と20日の計2日にわたって開催される氣志團主催の音楽フェスに 行こうと思ったきっかけはこちらの記事です。20日の出演者を見て驚きました。 大トリが聖飢魔Ⅱだと!?これだけでも行きたくなるのに、それに加えてLiSA、SPYAIR、 筋肉少女帯なども出演するというのだから・・・初めて1万円以上のフェスのチケットを買いましたよ! 今までは自分の好きな歌手・バンドがたくさん出る夏フェスなんて存在しないと思ってましたが、 探せばあるものなんですね。というわけで東京湾アクアラインを渡ってはるばる房総半島まで行ってきました。 ・華原朋美 [セットリスト] ・I BELIEVE ・I'm proud この氣志團万博は、トップバッターからして豪華そのもの。というか華原朋美さんを 「WELCOME ACT」という名のオープニングアクト扱いにしてしまうとは、なんて贅沢な・・・ 90年代の音楽シーンにおける小室ファミリーの大活躍を、子供の頃に見た者としては フェスのトリを務めてもおかしくない歌手なのにと。 そして開演時間の10時10分となり音楽が流れ始め、ステージに注目するも なかなか出てこない・・と思いきや、なんと観客席の前列エリアの中央にある 出っ張り部分の地下から、浮かび上がるように地上へと登場! 服装はピンクの特攻服。足の部分には「嘩破羅参上」と書かれた刺繍が。 氣志團万博ならではの演出と衣装、これはまた豪華で面白かったですね。 そしてライブでは代表曲の「I BELIEVE」「I'm proud」を歌ってくれました。 バックの演奏はカラオケでしたが、歌唱の方はさすがの実力。 伸びやかなビブラートには思わず聞き惚れてしまう。これこそが真骨頂。 MCでは今年デビュー20周年を迎えたことに対して、会場のファンの皆さんに対する 感謝の気持ちを語っていたのが印象的でした。 「頭が上がりません!」と言いながら目いっぱい頭を下げた瞬間、客席からは歓声が。 長く続いた活動休止状態から復活、そしてこの日もこうして元気な姿を見せてくれて 本当に良かったなとあらためて思いました。今後はオリジナルの新曲を期待! ・LiSA [セットリスト] ・コズミックジェットコースター ・エレクトリリカル ・Empty MERMEiD ・Rising Hope 続いては待ってましたのLiSAさん登場! 今年リリースされた最新アルバムは 最高の作品だったにもかかわらず(レビューはこちら)リリース後のライブツアーには 結局行けなかっただけに、久しぶりにライブステージを見られることを楽しみにしてました。 今回は「OPENING MATCH」という名のオープニングアクト扱いながらも、 こちらはバンドメンバーのらーメンズの生演奏によるステージでした。 1、2曲目とずいぶん意外な選曲。「エレクトリリカル」では曲が始まる前に観客に向けての 振り付け講座が行われ、本編では曲に合わせてみんなで一緒にそれをやって盛り上がりました。 3曲目には9月30日リリースの新曲「Empty MERMEiD」が。この曲は1度フルで聴いただけで 素晴らしい曲だと確信しました。メロディアスハードロックの傑作。早くCDでも聴きたい! そしてラストはすっかり自身の代表曲となった「Rising Hope」で締めてくれました。 全力でステージ上を駆ける姿には、見ている方まで元気をもらえる。 歌唱の方もすっかり全快。Mステに出演した頃はどうやら本調子ではなかったようですが、 これならもう心配ないなと思いました。次はワンマンライブに行きたいですね。 ・ミッツ・マングローブ&徳光和夫 [セットリスト] ・メロン娘とオレンジ娘 「OPENING CEREMONY」として、誰もがご存知の有名芸能人2人が登場。 実の親戚でもあるという2人によるトークが繰り広げられました。 音楽フェスでこんなコーナーがあるとは、さすが氣志團万博だ。 まず徳光さんは、この場でやりたいことがあるということを宣言した後、 観客たちに向けて「ニューヨークに行きたいか!?」 確かに野外でのこの光景はアメリカ横断ウルトラクイズみたいだ。 さらにミッツ・マングローブさんは、せっかくここに来たのだから歌わせて下さいとお願い。 その結果自身の2ndシングル曲「メロン娘とオレンジ娘」が歌われました。 こんな曲をリリースしていたとは知らなかった。妖しげな雰囲気漂うラテン歌謡曲で、 これには徳光さんも曲に合わせてダンスを披露。その瞬間お客さんからは歓声が。 そして歌い終わった後には、親戚のコネでCDリリースさせてもらったことへの感謝の言葉と、 さらにミッツさんが木更津の海岸に行って感じたこととして「フナムシがデカい」という話が。 「土地がいっぱいあるから大きく育ってしまう」これには笑いが起こってました。 ミッツさんのトークがこんなに面白いとは意外だ。こうして会場が十分に盛り上がった後、本開幕となりました! (続く)
2015年9月22日火曜日
[ライブレポ] Electric Lady Loud 2015(GANGLION、CROSS VEIN、Gacharic Spin)
(前記事はこちら) ・GANGLION 2010年に結成された4人組ガールズエモーショナルロックバンド。 後半の2~3曲しか聴けなかったものの今回初めてライブステージを見てみました。 期待通り、華があるバンドだなと。ボーカルのoniさんの中性的かつハスキーな声質は魅力的で、 どことなく神秘性も感じられる。あとは楽曲次第で化けそう。 かつてのR'OSEぐらいキャッチーな曲を期待したいです(知ってる人はいないかもしれませんが) ・CROSS VEIN [セットリスト] ・Eternal Dream ・Precious Liberty ・forget-me-not ・Protect the Core ・Masquerade ・Maid of Lorraine (アンコール) ・Moon Addict 今年念願のメジャーデビューアルバムをリリースした、 紅一点ボーカルJULIAさん擁する4人組シンフォニックメタルバンド。 今回初めてライブを見られることを楽しみにしていたバンドの1組です。 まず開演前には優雅なクラシックの旋律が流れ始め、それをバックにして ライブでの注意事項が、JULIAさんの口からアナウンスされました。 しかしこのクラシックの旋律は、病院の待合室を連想してしまうというのは私だけでしょうか? そしてメンバー達が次々とステージに。JULIAさんは豪華なドレスを着て登場。 さらには楽器隊の男性陣の衣装もまるで貴公子のような出で立ちで、 これは見た目からするとヴィジュアル系を名乗ってもいいようなバンドだなと。 てか男性陣はV系バンドで活動していれば女性ファンにモテただろうに、 メタルシーンで活動するとは、よっぼどメタルが好きなんだろうなと。 なんせ客層が先日行ったばかりのMERRYのライブとはあまりにも正反対なだけに・・・ この2つを足して2で割ったらちょうどいいだろうに。そう思ってしまいました。 そしてライブスタート。まず1曲目に披露された「Eternal Dream」は スリリングな曲展開が炸裂するシンフォニックメタルナンバーで、 今回生で聴いてあらためて、衝撃的なまでに素晴らしい曲だなと・・・ サビ部分のJULIAさんのハイトーン歌唱がまた圧巻。美声でありながらもガツンと響く。 その後の曲も、CDで聴く以上にド迫力を感じられて良かったです。楽器隊の演奏もハイレベル。 だがその一方でMCでのJULIAさんのしゃべりは、お嬢様キャラといった感じで面白い。 もし歌番組に出演するようなことがあれば確実に司会者からイジられそう(笑) せっかくメジャーデビューしたのだからレコード会社はぜひ各種メディアに売り込んで下さい! てかそもそも売り込む気があるのならば、1stアルバムのリードトラック「Eternal Dream」 のPVぐらいは作って欲しかった。でないと何のためのメジャーデビューなのかと。 今後はさらに活動の幅を広げていくことを期待したいです。いろんなライブに出て欲しい。 摩天楼オペラと妖精帝國とCROSS VEINの3マンライブをやるとかどうですかね? ・Gacharic Spin [セットリスト] ・TAMASHII ・Never say Never ・ガンバンバダンサー (新曲) ・ハンディングサマー ・赤裸ライアー ・常識デストロイヤー (新曲) ・ダンガンビート (アンコール) ・WINNER 本日のトリはもちろん、当フェスの主催者である6人組全力エンターテイメントガールズバンド。 7月にパフォーマーのありささんが卒業し、新パフォーマーのねんねさんが加入してからは 初めてライブを見るということで、どんなパフォーマンスが飛び出すのか楽しみにしてました。 まず1曲目には最新シングルのC/W曲ながらも表題曲以上にらしさが出た曲 「TAMASHII」でスタート。ガールズバンドでこんな熱いデジロックをやる人達は 他にいないと思われるだけに、あらためてスゴいと感じられました。 そしてMCはいつものようにベース&リーダーのKOGAさんを中心としたトークが。 まずはこのステージの前出演バンドである女子高戦隊のいぢゅのことに触れ、 この後にGacharic Spinが出てくるとまるで色物の集まりみたいに思われそうだと(笑) 女子高戦隊のいぢゅもネタ的にはぜひ見たかったところでしたが・・・ 今回の出演者の中で唯一、メンバー全員が戸籍上男性だというだけに。 さらにKOGAさんはベースマガジンの表紙を飾ることになったのを喜んでいたのも印象的でした。 何やらセクシーな写真もあるそうです。その話を聞いたキーボードのオレオ様は 光るブラジャーを点滅させて反応(笑) オレオ様こそがセクシーキャラですからね。 続いては9月30日リリースのメジャー1stアルバムからいち早く新曲「ガンバンバダンサー」 が歌われました。ライブで盛り上がれるダンスチューン。そしてなんとこの曲では、 キーボードのオレオ様がセンターに立ちダンスを披露しながら歌い、 ダンサーのねんねさんがオレオ様に代わりキーボードを演奏するというパフォーマンスが! これには驚きました。公式ブログによるとねんねさんは子供の頃からピアノを習っていたそうで それがこんな形で生かされるとは、やはり習い事はやっておくものですね。 その次の「ハンディングサマー」では引き続きオレオ様がセンターで歌い、 最後にはねんねさんがけん玉を見事に成功させてフィニッシュ。 「赤裸ライアー」ではまずKOGAさんのベースの演奏パフォーマンスに凄みを感じられ、 さらにはオレオ様もキーボードの上に乗っかって髪を振り乱しながら全力で演奏。 こんなデジロックのライブは他には無いでしょう。続く新曲「常識デストロイヤー」は ラウド系の曲でこれまたスゴかった。楽曲そして演奏の迫力はこの日一番だったのでは。 本編ラストは「ダンガンビート」。観客たちもタオル回しで盛り上がって一旦終了となりました。 アンコールでは本日の出演者の代表メンバー達が一斉にステージに登場。 そして「WINNER」で曲に合わせて代表メンバー全員が5分間ステージ上で走る走る! 最後はゴールテープが切られ無事エンディングとなり、 その後には、本日の出演アーティスト達が1組ずつ観客に向けて挨拶することに。 しかし昨年もそうでしたが、こうして出演者たちがズラリとステージ上に並ぶと HERe:NEのボーカルのオカンは存在感あり過ぎだ。その隣にいたベースの桜紅さんは オカンと一緒に挨拶する中で「こんなの連れてきてすいません」これには会場から笑いが。 さらにそのオカン並みに異彩を放っていた、女子高戦隊のいぢゅの皆さんの女装姿を見て、 Gacharic Spinのオレオ様が「お化け・・」とつぶやいたのには再び会場から笑いが。 先輩に向かってなんて失礼な!その後にオレオ様が必死に謝っていたのも印象的でした。 昨年に続き今年も、最高のサーキットフェスでございました。一般の音楽メディアでは なかなか取り上げられず、さらに他のフェスにもなかなか呼んでもらえない、 女性メタル系や女性V系バンドなどにスポットライトが当てられたフェスなだけで素晴らしい。 主催バンドのGacharic Spin自体はそれほどメタルという感じでもないのですが このようなバンドと数多く対バンしてきた上に、さらにはこんなフェスまで主催して ガールズロックシーン全体を盛り上げようとしているのは、もはや尊敬に値する。 今年はそこにロック系アイドルなども多く加わったことで、より幅広い層に向けて お互いの音楽をアピールし合えることができたはず。 当ブログでは既にしつこいぐらい何回も何回も言っていることですが、 どうかこのフェスの出演アーティスト達のファン層が広がって欲しいです。 各種メディアで推されてCDショップ大賞などにも載るような今風のバンド以外にも、 素晴らしい音楽をやっている若手バンドはいる。このElectric Lady Loudにもたくさんいる!
2015年9月18日金曜日
[私的名曲ランキング] 2015年7月度 マイベスト10
恒例企画、サブコンにより作られた月間私的名曲ベスト10を紹介いたします。 7月度は女性歌手の名曲が多かったですね。なんせSuperflyの熱闘甲子園テーマ曲がベスト10に入りきらなかったぐらいでしたから・・・ この数ヶ月、次点曲をブログで紹介できてないですがまたどこかで記事を書きたいです。 ここに入りきらなかった曲にも名曲はたくさんある!ということでいってみましょう。 第10位 具志堅ファミリー「マジムンの唄」 [公式PV] 当ブログではごくたまにしか取り上げてないですが、沖縄音楽は定期的に聴きたくなる。 癒されます。ウチナータイムで時間に追われず生きていければなぁと思う時がある。 第9位 岸田教団&THE明星ロケッツ「GATE~それは暁のように~」 [公式PV] サビ終了直後のウォーウォウォでより一層ツボにはまった。 たたみかける勢いが素晴らしいアニソンロック。 こういうことを書くと検索ワードにまた(以下省略) 第8位 山口活性学園「PARADOX」 [公式PV] アイドルロック≒アニソンロックであることが分かる、編曲にスケール感のある名曲。歌唱はあともう一歩か。 このグループの妹分である30POSSEのライブは見たことがあるだけに(レポはこちら)これから注目していきたいところ。 第7位 KOTO「プラトニックプラネット」 [公式PV] KOTOKOではなくKOTOなんですね。イントロの時点から中毒性がある。 80年代風テクノサウンドが良い。PVまで含めて面白い。 第6位 野水いおり「D.O.B.」 [公式PV] レビューはこちら 第5位 SPYAIR「ファイアスターター」 [公式PV] レビューはこちら 第4位 WING WORKS「IKAROS」 [公式PV] 今月のV系アーティスト枠。これぞエモーショナルロック。 曲の後半に行けば行くほどに感動の波が押し寄せてくるかのよう。 実は以前にも「不死鳥-FENNIX-」というアニソンにしか聴こえない曲でランクイン経験があったりします。 第3位 増田ミシン「呪い」 [公式PV] これほどまでに魂がこもっていて心を揺さぶられる、情念系歌姫の曲を聴いたのは久しぶりだ。 終盤に転調してキーが高くなる所でさらに聴いてる方も感情が高ぶる。 プロデューサーは天野月子さんを担当した人なだけあって編曲も良い。 10月には1stアルバムも出るということで期待したいが、公式サイト更新が遅いぞ・・ 第2位 Aldious「die for you」 [公式PV] これまでのダークで激しいイメージから一転、シングル曲としては これまでにないほどポップな一面を見せてきた曲で、勝負をかけてきたなと感じられた。 こういう曲でも十分に魅力を発揮できるのだからやはりこのバンドはスゴい。 第1位 上坂すみれ「Inner Urge」 [公式PV] レビューはこちら。我ながらどえらい曲を1位にしてしまった。反省はしていない。 リリース以来毎日のようにこの曲が脳内リピートしてるのだから、そうせざるをえない。 >サブコンのような品格あるサイト、並びに音楽を通じて青少年を育成する健全極まる当ブログに おきましても、「Inner Urge」のような破廉恥な曲(https://www.youtube.com/watch? v=iRI2dNtVPis)を掲載したらPTAからの苦情が不可避と考え 全くもってその通りですね。なのに当ブログときたら・・・(汗)
2015年9月15日火曜日
[ライブレポ] Electric Lady Loud 2015(LAST MAY JAGUAR、仮面女子、FUNS NO BORDER、BRIDEAR)
(前記事はこちら) ・LAST MAY JAGUAR 紅一点ボーカルのyuricaさん擁する4人組嬢メタルバンド。昨年12月にリリースされた 1stアルバムが良かったことから(レビューはこちら)楽しみにしてました。 開演直前には会場が満員になったことからも注目度の高さが伺い知れます。 まず1曲目にはAMARANTHEのカバー曲「Hunger」を披露。ボーカルのyuricaさんによる デスヴォイスを交えた歌唱は、本当に元レースクイーンだったのかと思うほどの迫力。 ルックス的にも女豹というキャッチコピーはピッタリ。その一方で中低音部分の歌唱については 声があまり出てなかったような・・楽器隊の演奏は良かったと思いますけどね。 このバンドは活動実績も短いことからまだまだこれからのバンドだと感じましたが、 近いうちに大化けする可能性は十分あるでしょう。 4曲目に、今回のライブで最も聴きたかった1stアルバムのリード曲「Priority」 を歌ってくれたのは嬉しかったです。流れるようなメロディの良さが抜群な名曲。 最後まで見たかったのですが、この曲を聴いた後次の会場に移動することに・・・ ・仮面女子 今回の出演者の中では唯一オリコン1位獲得経験がある最強地下アイドル。 この日は選抜メンバー5人によるステージでした。2曲目に歌われた「大冒険☆」は あらためて傑作だと、ライブステージを見ながら聴いて実感いたしました。 ここまでラウド、メタル、エモ系の重厚なサウンドばかり聴いてきた中で、 このポップ感とワクワク感はたまらなく爽快で、何だか懐かしい気持ちにさせられた。 AメロやBメロ部分では、ソロパートや2人で歌うパートなどがあるたびに 歌唱を担当するメンバーが仮面を外し、歌い終わるとまた仮面をかぶるという動きが ダンスの中に自然な形で組み込まれていたのも、見ていて面白かったです。 サビの合唱では全員仮面をつけたまま歌うかと思えば、最後の大サビだけは 全員が仮面を外して歌ったのも良かったですね。一体感を感じられる。 その後はオリコン1位獲得曲の「元気種」なども披露。アイドルポップをベースとしながらも 所々でメタル要素が顔を出すサウンドは聴いていて面白いし盛り上がれる。 さらにはトイレットペーパーを特製の噴射器により紙テープのようにして客席に投げ入れたり、 メンバーの1人がゴムボートに乗って客席に突入し、お客さんの頭上で抱えられる形で 前列の方をボートで1周しながら歌うというライブパフォーマンスも見ていて楽しかった。 素晴らしいライブでした。最後に告知として、11月にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブを行うという発表が。 やっぱり今日の出演者の中で1組だけ活動規模が違う・・・スゴいなぁ。 ・FUNS NO BORDER 2008年結成、「美女と野獣」をテーマに活動する5人組エモーショナルロックバンド。 昨年に奈良でライブに出る際には私のツイッターにダイレクトメッセージを頂いたことも あったバンドなだけに、いつかライブを見てみたいと思ってました。今回ようやくそれが実現。 前半は最新シングル曲の「Hider-Lair」などを披露。ガールズエモバンドとして ロックファンに幅広くアピールできる、上質な曲を歌っていたと思います。 ボーカルにもうちょい歌唱力がつけば、さらに良くなるはず。 4曲目に歌われたバラード曲「凛として咲き誇る」は特に素晴らしかったです。 美メロかつ幻想的な雰囲気漂う女性ボーカル曲は、歌姫好きにはそりゃたまらない。 タイムテーブルの関係で今回は前半4曲までしか聴けませんでしたが、 これならば次はフルでライブステージを見てみたいと思いました。 あらためて、よくぞ私のツイッターをフォローしてくれましたね!素直に嬉しいです。 ・BRIDEAR 福岡出身の5人組ガールズメタルバンド。 当ブログでは以前に1stミニアルバムを大絶賛いたしましたが(レビューはこちら) それ以降も個人的にこの作品にはハマりまくっていて、もはや他のどのガールズメタルの アルバム作品よりも再生回数が多いのではないかというほどです。 今回のライブでは、まず1曲目にいきなり「Voice Is To Silence」が!この曲は大傑作。 これほどまでに切なさを抜群のカッコ良さに昇華させた曲が近年他にあっただろうか・・・ その後は2ndシングル曲「Light In The Dark」、さらには1stアルバムから 「Thread Of The Light」「Pray」などの鉄板曲を歌ってくれました。 以前に大阪での対バンで見た時よりも、今回のライブの方がはるかに良かったです。 ボーカルのKIMIさんの歌唱は、サビの高音部分でもしっかりと声が出ていたし、 楽器隊の演奏の方もズレることなく安定していた。前に見た時は本調子でなかっただけでしょう。 これならばライブに関しても自信を持ってオススメできる。元々メロディセンスに関しては 若手ガールズバンドでNo.1クラスといっていいだけに、将来はぜひ大きくブレイクして欲しい。 ライブハウスでの狭いファン層相手だけの活動で人知れず終わっていいバンドじゃないはず! (続く)
2015年9月14日月曜日
[ライブレポ] Electric Lady Loud 2015(Mary's Blood、つばさFly、nanoCUNE)
9月12日(土曜日)名古屋・Electric Lady Loud、ell.FITSALL、ell.SIZEの 計3会場にて開催された音楽フェス「Electric Lady Loud」に行ってきました。 出演者はこちらの記事に書いた通りです。女性ボーカルのラウド&メタル系の歌手を中心とした 計15組のアーティストが集まりました。 なお当フェスは、出演バンドの一組であるFUNS NO BORDERの公式HPやツイッターによると 「ガチャフェス」という名前で紹介されていました。なぜか公にはあまり発表されていないものの Gacharic Spinの主催によるフェスであることが分かる一文です。 つくづくガチャピンと対バンするバンドやアイドルはなぜこんなにも好きな人たちばかりなのか。 それだけに、これらのアーティストの存在が少しでも多くの人に知られて欲しいです。 しかしこの日は開演前に、ここには書けないような個人的なトラブルがあったことで ライブハウスに入るのが予定より遅くなってしまい、1組目のMary's Bloodのライブは 後半からしか見ることができませんでした。だがそれでも1組目からとんでもないことに・・・ ・Mary's Blood 10月にはメジャー2ndアルバムのリリースも決まった、4人組ガールズメタルバンド。 マーティフリードマンさんも絶賛していることでおなじみですね。 昨年の当フェスでもライブステージを見ましたが、その時のインパクトをも軽く超えるほどの 圧巻のステージでした。中でも1stアルバム収録曲の「Coronation Day」は衝撃的過ぎる。 ボーカルのEYEさんの歌唱、シャウト、さらにステージ上での立ち振る舞いなどは まるで何かに憑りつかれたかのよう。それは神なのか、それとも悪魔なのか・・・ いつの間にこんなにもスゴいバンドになってたんだ。これほどまでのバンドがなぜ無名なままなんだ。 最強ガールズバンドといっても過言ではないのでは。ぜひ今後本格的に躍進して欲しいです。 この次はHERe:NEとつばさFlyのどちらのライブに行こうかか迷いました。 昨年もそうでしたが、このフェスは見たいアーティストがかぶりまくってしまう。 なんせ全組見たいので。その結果今回は、既に4回見ているHERe:NEを泣く泣く諦め (過去のレポはこちらとこちらとこちらとこちら。行けなかったお詫びにあらためて紹介です) これまで1度しか見ていない、さらには1stアルバムをリリースしてからはまだ1度も見ていない つばさFlyの方に行くことにしました。 ・つばさFly [セットリスト] ・Sing a Song ・Life is Beautiful ・Song for you ・Loneliness ・Take My Hand ・Unforgettable Days ・The Endless Summer 今年5月にインディーズ1stアルバムをリリースした(レビューはこちら) 5人組ロック系アイドルグループ。今回のライブではバックの演奏はカラオケでしたが、 そのサウンドはまさにLady Loud。楽曲の良さは当ブログでも絶賛した通りな上に、 それに加えてダンスも素晴らしい。3曲目の「Song for you」からのダンスパフォーマンスには 思わず目が釘付けになるほど。これにはファンの盛り上がりもスゴかったです。 「Loneliness」ってこんなにファンがジャンプする曲だったのか! この曲はタイトル通りセツナ系のロックナンバーなはずなのに。 ラスト曲には9月にリリースされたばかりの新曲「The Endless Summer」も披露。 Aメロ部分にてスカダンで一緒に盛り上がれる曲ですね。次曲ではメジャーデビューを期待! この次はnanoCUNEを見に会場を移動。その途中で、目の前を通りかかる形となった exist✝trace(イグジスト・トレイス)のステージをほんの少しだけ見てみることに。 このV系ガールズバンドもまた、これまでのCDを一通り聴いてみたいバンドであるのだが・・・ アニソンぽい曲もちらほらあるだけに。 ・nanoCUNE 愛媛出身、ひめキュンフルーツ缶の妹分としてデビューした4人組アイドルグループ。 しかしこの日は3人しか出演してませんでした。公式サイトで調べてみたところメンバーの1人の 木下こころさんが体調不良につき休養中のようで・・・どうかお大事にして下さい。 この日はメンバー全員が黒地に白文字で「ナノキュン」と縦書きで書かれたTシャツを着て登場。 背中の方には大きな字で「悲」と書かれてました。いったい何が悲しいのか、 やはりひめキュン系列のアイドルはみんなダークテイストが入っていますね。 実はこのグループのことはほとんど知らずにいきなりライブを見ることとなり、 さらにはタイムテーブルの関係もあり前半の2曲しか聴けませんでしたが、 2曲目に歌われた「抹殺ロック」は素晴らしかったです。楽曲の方はデジロックが中心で、 他のロック系アイドルとは違う個性も感じられる。これを機にぜひ今後も注目していきたい グループであると思いました。これからCDも聴いてみないといけないですね。 (続く)
2015年9月12日土曜日
[ライブレポ] MERRY、ガガガSP「Grateful Year 2015「NOnsenSe MARkeT 2F」」
9月10日(金曜日)大阪・梅田CLUB QUATTROで行われた、MERRY主催の2マンライブ 「Grateful Year 2015「NOnsenSe MARkeT 2F」」に行ってきました。 昨年末にリリースされたMERRYのアルバム「NOnsenSe MARkeT」は聴いてみたところ なかなか良かった上に、以前からお世話になっているR・Kさんのブログ「RED a knot」などの おすすめもあり、このようなヴィジュアル系バンドのライブにも行ってみたいと思っていました。 そう思っていた矢先に、MERRYとガガガSPの対バンがあるという驚きの情報が! この組み合わせには、こりゃ行くしかないと思いチケットをとってしまいました。 さらにR・Kさんのブログをもとに、知らない曲については事前に予習して臨みました。 普段は滅多にライブ前の予習はやらないんですけどね。 そして梅田CLUB QUATTROに到着。まず入場受付の方から「どちらのバンドを見に来ましたか?」 一応私にも聞いてくれるんですね、外見からしてガガガSPの方にしか見えないと思いますが・・ そしてライブハウスの中に入ると、会場のファン層についてはやはり主催バンドである MERRYのTシャツを着たファンの方が圧倒的に多い。外国人のお客さんも6~7人ほどいました。 やはりV系バンドは海外人気があるんですね。男女比率については予想通りに女性客が8割以上。 ライブ記録全集を見れば分かる通りに今までこれだけものライブに行ってきたにもかかわらず、 ここまで女性比率が高いライブに行くのは史上初めてです。 ガガガとの対バンじゃなければ自分は確実に浮くなぁと・・それだけにこの2マンはありがたい! ・ガガガSP [セットリスト] ・青春時代 ・卒業 ・秋までに (新曲) ・祭りの準備 ・つなひき帝国 ・線香花火 ・飯食って寝る ・サバラ いつも通りにファンファーレにのってメンバー全員が登場。そしてすぐさま、 ボーカルのコザック前田さんが客席に向けて「これから大変なことになりますよ」と一言。 それを聞いたお客さんの1人(おそらくMERRYのファン)がスゴい顔をしたらしく、 これにはギターの山本聡さんが「そんな顔せんでも、別に犯罪起こすわけじゃないからね!」 とすかさずフォロー。会場からは笑いが。 そして「平日でもこのライブに来てくれた皆さんは青春を楽しんでいる人たちだ!」 という一言の後に「青春時代」が歌われました。これには1曲目から、 前列の方は大変な盛り上がり。私も一気に最前列まで行って一緒に盛り上がりました。 曲終了後にはMCが。今回はMERRYとの対バンということで果たしてコザック前田さんの口からは どんな話がされるのかなと注目していたのですが、まず最初に話されたのは、 ベースの桑原さんが昔テレクラのティッシュ配りのバイトをしてたことについての話でした(爆) 「こいつのせいで店が火事で燃えた」 これには桑原さんはそうではないと否定。 このやりとりにはファンの1人から「早く曲やろうぜ」という声が上がるも、 「これもライブの一環や!」とすかさず反撃(笑) らしいといえばらしいけど! 2曲目には「卒業」、3曲目には9月30日リリースのニューアルバム 「ミッドナイト in ジャパン」から新曲「秋までに」が披露されました。 曲の間奏の合間には前田さんが「MERRYのファンの皆さんも見ていってくれやー!」 と必死で訴えかける姿が。そして歌い終わると、今回のお客さんを見て 「こんなにも女の人のが多いのは初めてで戸惑ってる」と一言。 その気持ち分かる。自分も同じくこんなにも女の人のが多いライブに来たのは初めてだから。 しかしそれに対して山本さんは「自分は髪が長いから」という理由でお客さんに親近感を感じるというコメントが。 う~ん・・同じ長髪でも山本さんはV系というよりも葉加瀬太郎系に見えるのですが(笑) 「祭りの準備」の直後のMCでは「ここまでよそ行きのライブをしてしまったな」と言った後に 右手て自分のほっぺたをパチンと叩き、さらにエンジンをかけるかのようにお客さんを煽る。 そして「つなひき帝国」「線香花火」という最強ナンバーを立て続けに2曲披露。 ラストは昨年末リリースのアルバムから「サバラ」。この曲はこれからライブの定番になりそう。 今日も熱狂のライブステージで、最後までずっと最前列で一緒に盛り上がることができました。 しかし今回の対バンにあたって、MERRYのファンの皆さんは果たしてガガガSPのライブで 盛り上がってくれるのかなと正直心配してました。そんな中で「線香花火」の時に一瞬後ろを 振り返ってみると、後ろの方のMERRYのファンと思われるお客さんも手を挙げてくれていました。 これは良かった。この日のライブ終了後には両方の公式ツイッターに「化学反応が起きた」 という言葉が。その通りの素晴らしいライブでした。これもまた音楽の持つ力というものですね! ・MERRY [セットリスト] ・千代田線デモクラシー ・臆病者の眠り方 ・絶望 ・Zombie Paradise~地獄の舞踊曲~ ・Hide-and-seek ・ブルージー・ナイト ・montage ・Friction XXXX ・[human farm] ・Carnival ・ロストジェネレーション ・Happy life (アンコール1) ・ワルツ ・不均衡キネマ ・梟 ・群青 (アンコール2) ・T.O.P 全17曲 まず開演前に仮面をかぶったドラムのネロさんが登場。そしてステージの横から 白い幕を引っ張り出すと、さらにその幕の上にスライドショー形式にて 「NOnsenSe MARkeT 2F」と題したオリジナルの映像が流れ始めました。 曲が始まる前にこんな演出があるとは。これにはライブ前に気持ちが高ぶります。 そして幕が上がりライブスタート。まず1曲目に最新アルバムから「千代田線デモクラシー」 2曲目に最新シングルのカップリング曲「臆病者の眠り方」を立て続けに披露。 歌謡ラウドロックとでも形容すべきな、哀愁を感じさせつつもハードな曲の連発には もはやCDで聴く以上に興奮させられました。早くもこれは期待以上のライブステージだぞと。 続く「絶望」ではボーカルのガラさんが左手に水の入った桶、右手に柄杓を持って登場。 そして「♪絶望 絶望 絶望 絶望!」と歌いながらコール&レスポンズが繰り返し行われ、 さらに客席に向けて柄杓で水を撒くというパフォーマンスが。 これには、なんだかスゴい光景を見てしまったなと。 元々最新アルバム「NOnsenSe MARkeT」を聴いた感想としては、表題曲を筆頭に 場末感漂う曲が多いなと感じたものですが、ライブステージとなるとそれ以上に深みのある世界が 広がっていると感じされられる。思わず圧倒されてしまいました。 ダークテイストな中にも激しさがあるので、曲に合わせて思いっきり盛り上がることができる。 この前半3曲は特に、素晴らしかったの一言に尽きます。 5、6曲目には一転して「Hide-and-seek」「ブルージー・ナイト」といった ゆったりした歌謡曲テイストの曲を披露。一息つく形でじっくりと聴き入れる。 そしてMCでは、ドラムのネロさんがしゃべりを担当。今回対バンすることとなった ガガガSPについては「同じ結成15年目だと思い、フランクな感じでメンバーと話してたら 向こうはデビュー15年で結成は19年目だということが分かった、先輩だった・・・」 という思わぬ勘違いエピソードが。個人的にはどういうきっかけでこの2組が知り合ってそして 対バンすることになったか聞きたかったのですが、それについては詳しく語られませんでした。 なおネロさんは自分で自分のことを「日本一滑舌の悪いバンドマン」と言っており、 その言葉通り、実際聞き取れないところも一部ありました。 なぜよりにもよってメンバーで一番滑舌の悪い人がしゃべり担当なんだということを 思わずツッコミたくなってしまったのですが(汗)しかしそれでも、気持ちは伝わってくる。 「全身全霊」と書かれたタオルを時に掲げていたのも印象的でしたし、 何よりドラムの演奏技術の高さは素人の私にも一目瞭然でした。それだけで十分だ。 本編後半は「♪狂ってる 狂ってる」「♪革命だ 革命だ」の連呼から始まる「Carnival」、 さらには「ロストジェネレーション」といったハードな曲で盛り上がりまくりました。 観客たちもヘドバンを連発。そして本編ラストは最新シングル曲「Happy life」。 ここまでダークな曲の数々で心の奥に溜まっていた鬱憤を全て発散し尽くした後、 最後にはハッピーエンドで終わるという構成はやはり良い。 前出演バンドのガガガSPのコザック前田さんも以前から言い続けていることですが、 ライブこそが日頃の会社や学校などで感じるストレスを発散できる場所だと、 あらためて実感いたしました。それはMERRYのライブについても同じだなと。 これまでの辛い気持ちをみんなで一緒に発散できたことで、心が軽くなった気がします。 アンコールでは、首の負傷で2年前からライブ出演を休止していたという ベースのテツさんがステージに登場し、観客に向けて挨拶。これには歓声が上がってました。 首にはコルセットがまかれており、まだ全快ではないことから アンコールしかライブに出られないそうですが、それでもこうして復帰に向けて 一歩ずつ歩み始めたことは良かったと思います。 そして2曲目に歌われた「不均衡キネマ」は「♪踊れ」と歌うサビが印象的なダンサブルな曲で、 これには会場がダンスホールと化したかのようにみんなで踊ったかと思えば、 続く「♪狂え!」で一転激しいサウンドとなり観客たちが一斉にヘドバン。 これにはまた興奮しまくりました。一緒に踊ってヘドバンできて楽しかったです。 そしてアンコールの3曲目には、最新アルバム収録曲の中で最も聴きたかった「梟」が! 前回公演である9月7日の東京でのライブでは歌われなかったことから、 今回の大阪でも歌われる可能性は低いかなと思っていただけに、聴けたのが嬉しかった。 この曲はあらためて傑作だと実感。最初から最後まで全部素晴らしいのだが その中でもアウトロでセリフが入り、そして終わりに向かって一気にたたみかけるように ギターサウンドが押し寄せてくるところは圧巻の一言。 最後はネロさんがこれからのMERRYについての決意表明をした後、去り際にはギターの 健一さんと結生さんも観客に向けて挨拶。そんな中で唯一ボーカルのガラさんは 結局最初から最後まで一言もしゃべることなくステージを後にいたしました。 バンドでボーカルだけが全くしゃべらないとは珍しい。ガガガSPとは対照的だ。 そしてライブ終了・・・かと思いきや客席から再びアンコールが巻き起こり、 これに応える形でダブルアンコールが実現。「T.O.P」が歌われました。 前回公演である9月7日の東京でのライブではダブルアンコールは無かっただけに この大阪でのライブであるとは思わなかった。それだけにありがたかったですね。 素晴らしい2マンライブでした。ガガガSPの方はご存知の通りにこれまで何度も ライブに行っているだけに、今回もいつも通り良かった、元気をもらえたという感想ですが、 MERRYの方については、行く前には期待する半面、ライブハウスでV系バンドを見るのは ほぼ初めてだっただけに(正確にはHERe:NEというV系ガールズバンドは見てますが) どこまでハマれるかなという不安があったのもまた確かでした。 だがフタを開けてみると、期待の2倍ぐらい良かったです。 結成15年と長く活躍しているだけあってライブパフォーマンスは文句無しで、 最新アルバムやシングルの曲がライブでさらに化けた。 ドラムのネロさんは最後に今日の観客に向けて「初めて来た人もまた来て下さい」 というお願いもしていましたが、その通り本当にまた来たいと思いました。 しかし帰り際、ドリンクコーナーや1階に下りるエレベーターなどにて 周り一面が女性ファンばかりの中に囲まれてしまったのを見た時は、 あぁやっぱり自分がここにいるのは場違いなのかなぁと・・(汗) ライブ中は全然そんなことは思わなかったですけどね!まぁそれも含めて貴重な体験でした。
2015年9月9日水曜日
[日記] 歌ネタ王決定戦2015の感想
「笑いと音楽の融合=「歌ネタ」の頂上決戦」 まさに当ブログが感想を書くためにあるような賞レースですね。第3回となった歌ネタ王決定戦。 ゴールデン進出ということでてっきり全国放送かと思いきや、公式サイトによると 関西地区(MBS)と熊本県(RKK)でしか生放送されてなかったとは残念。 ということで、プロ野球の阪神巨人戦を8時から録画に回してまで生放送を見た感想を書いていきます。 [1stステージ] ・田中上野 「叫び」 450点 1人がフリップをめくり、もう1人が心の叫びを哀愁たっぷりに歌うというネタでしたが、 個人的には1回も笑うことなく終わってしまった。審査員の志村けんさんもバッサリでしたが。 「助けてアメリカ」で軍隊の絵を何度も何度も繰り返して出すというのは、本人達は深い意味は 無いと言っていたものの、今の時期にこういうネタは避けた方が良かったんじゃないかな。 私ならば同じアメリカでも、途中でデーブスペクターの絵を挟んだりとかしてバリエーションを加える。 ・どぶろっく 「○○な女」 474点 鉄板ネタで勝負。今回も笑わせて頂きました。納得のファイナルステージ進出ですね。 普通にやれば優勝候補一番手だろうと思ってましたから。 「タクシーの運転に文句をつける女は免許持ってない」これはすごく分かる。 自分で車を運転できない人ほど他人の運転に文句つけてくるものですよ。ソースはウチのオカン。 ・COWCOW 「アイアン・メイシン」 467点 今年のメタル枠。世の中の迷信をイラストと歌で紹介するというネタで、 こちらもまた笑わせて頂きました。近いうちにTHE冠との共演を期待したいです。 「食べてすぐ寝たら牛になる」なるほどCOWCOWなだけに。あらためて聞くとこんな迷信って誰が言い出したんでしょうね。 ・パーマ大佐 「森のくまさん」 446点 前コンビのメタルな流れで森のくまさんと言われるとこちらの曲の方を連想してしまった。 ウクレレ弾き語り形式で森のくまさんの歌詞を追加して歌うというネタでしたが、 審査員の清水ミチコさんのコメント通り、マジメ過ぎたというのは私も同じ感想。 メスゴリラという女性のキャラをもっとうまく使えれば・・・もっと弾けたネタが見たかった。 ・ドドん 「煩悩」 435点 僧侶芸人と元バンドマンのコンビ。お坊さんが最後にハーモニカを吹いたのは 意外で思わず笑ってしまったのだが、それ以外の肝心のネタがインパクトに欠けた気が お坊さんあるあるで、もうちょいぶっ飛んだネタを入れてきても良かったのでは。 ・バンビーノ 「ピッスッキリ体操」 459点 1人が両手で作った穴の中にもう1人が入るという動きだけで笑わせてしまうのはさすが。 私はこういう体操をうまくやれる自信が無い。ただ歌ネタという感じはあまりしなかったし 爆笑までには至らなかったかなぁ。紹介VTRでは優勝候補筆頭と紹介されてただけに惜しい。 ・中山功太 「レディー・ガガ」 473点 今年の演歌枠。そりゃ演歌歌手がレディー・ガガ役をコテコテの関西弁で演じたら 爆笑してしまうに決まってる。和と洋の、何ともミスマッチな融合が面白かった。納得のファイナル進出。 そういえば「アイライク演歌」などと歌っていた冠二郎さんという演歌歌手もいましたね。 ・2700 「秘密」 440点 小学6年の女の子がゴリラを飼っていることをヒップホップ調のメロディにのせて紹介。 そのメロディのキャッチーさに関してはプロのミュージシャン級なのでは。 中盤までは面白かったが、終盤になってゴリラの正体は福岡のおじちゃんでしたというオチはどうかと・・・ せっかくのネタの世界を最後に壊してしまったような気がした。もうちょい他に良い終わり方はなかったか。 [ファイナルステージ] ・COWCOW 「富良野あるないラップ」 476点 まず富良野には電気もガスもちゃんとありますからね。有名人ネタに頼り過ぎな感じがして 個人的には今一つハマれずでしたが、審査員の皆さんは高得点連発でしたね。 富良野オムカレーがあるというのはさすがに知名度不足でネタにまではできなかったか・・・ ・中山功太 「レオナルド・ディカプリオ」 476点 1stステージに続いての演歌歌手ネタ。続いてやはり演歌と船は抜群の相性というのが あらためて分かった。「兄弟船」という名曲もあったなと。 映画については全くもって疎いのですが、タイタニックが世界的にヒットした後も レオナルド・ディカプリオは映画の仕事あったはずだぞ! ツッコミどころ多過ぎで面白かったです。 ・どぶろっく 「ふたつの想い」 465点 1stステージで述べた通り私の予想としては、普通にやればどぶろっく優勝かなと思ってました。 そう思っていた私がアホでした(爆) ド下ネタじゃないか! 何というかもう、M-1の決勝で笑い飯がチンポジネタをやって自爆したのを思い出してしまった。 敗者コメント「ちんちんじゃなくておちんちんなら良かった」それが言いたかっただけだろ! 賞金300万円を自ら捨ててまで、別の方向で笑いに走ったという、 その芸人魂は逆に素晴らしいとすら思えてきた。ぜひ第4回大会以降も決勝での大活躍を期待し続けたいです。 1位が2組同点の場合はファーストステージの点数の高い方を上とするのかと思いきや、 同点優勝というルールになっていたとは意外。 その結果、COWCOWと中山功太の2組優勝となりました。おめでとうございます。 全体の感想としては、音楽のジャンルはメタルからラップ、さらには演歌までと幅広く、 さらに歌唱力も皆さんそれなりに高かったというのが良かったです。 私的にはそれだけで楽しめてしまう。たとえ肝心のネタが今一つだったとしても。 とりあえず、次回大会では審査員の円広志さんに、各種CMでおなじみの「飛んで飛んで」の 替え歌ネタで本選にチャレンジして欲しいです。今までこんなにもたくさん自らの名曲を CMネタにしたのだから、歌ネタ王だって挑戦してもいいはずだ!
[日記] 元プロ野球選手から打撃指導を受けてきた
9月7日(月曜日)大阪府堺市にあるバッティングセンター「光明池スポーツガーデン」 に行ってきました。このバッセンではなんと、毎週月曜日の夜に無料で元プロ野球選手による 野球教室が開かれるという驚きの情報を手に入れたので、これは受けてみたい! ということで高速を飛ばして行ってきました。 この日打撃指導をして頂いたのは、元阪神タイガースの岩田徹さん。 wikiによると、外野手から捕手にコンバートという形で入団したという異色の経歴を持つ選手で、 プロ初ヒットは元巨人の桑田投手から打つという活躍経験などもあったそうです。 Youtubeで現役時代の動画があるか検索してみましたが、残念ながら出てきませんでした。 代わりに出てきたのは捕手入門講座の動画でした。打撃については触れられてないのか・・・ 1ゲーム計27球分、バッセンのマシンを度々一時停止しながら指導を受けさせて頂きました。 すごく分かりやすい内容で、本当にありがたかったです。 野球教室終了後にあらためてマシンで打ってみたら、1球目にしていきなり自分でも びっくりするほどの打球が飛んだので、これはいけるぞ!と思いました。 これから素振りでフォームを固めていかないといけないですね。 しかし自分は体が硬いってよく言われるのはなんでだろう。 元プロ野球選手ならばそりゃ一発で分かりますよね。プロ以外の人からもそう言われるんだから。 ちなみにこのバッティングセンターには、守備練習場もあるというからさらに驚き。 関西では初めて導入されたらしいです。この写真の向かって左側から球が出てきて、 さらにこのボタンで打球の速さを調節することができるのですが、いざやってみると、 真ん中の中速でも速く感じる。バッティングマシーンの方は120kmでも遅く感じたのに (田原本のバッセンの100kmと同じに見える)それに対して守備マシーンの方は性能抜群ですね! こんなバッセンの近くに住んでいる皆さんがうらやましい。 元々は大阪の草野球チームの方から紹介してもらったことをきっかけに知ったわけですが もっと近ければ毎週でも通いたいぐらいでしたね。
2015年9月7日月曜日
[CDレビュー] 奥井雅美「SYMBOLIC BRIDE」
奥井雅美「 SYMBOLIC BRIDE」 (2015/6/10) 1. 光へ ~I pray to be given~ 2. SYMBOLIC BRIDE ~Rebellion of Valkyrie~ 3. 蒼い涙 4. Delusion 5. 静ノ炎 6. 恋する想い 7. JOY 8. 宝箱 -TREASURE BOX- 9. FISSION 10. CHAOS LOVE 11. PLATONIC ~Luna~ 12. ヒカリノハナ 13. 光へ ~crossroads~ 14. ソラノウタ お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 奥井雅美の通算17枚目のオリジナルのアルバム。2012年以来の新作リリースとなるも ベテラン健在という姿をみせた、アニソン系J-POPの王道を行く作品です。 今作はまず、リードトラックである2曲目「SYMBOLIC BRIDE ~Rebellion of Valkyrie~」 が素晴らしい。これぞアニソン系アーティストの本領発揮といえる、ヒーロー降臨系の神曲。 「最後の救世主」と歌うサビのカッコ良さときたらそりゃもう半端ない。 自分の入場テーマ曲にしたいほど。特に歌詞に関しては近年のJAM Projectの曲を超えている。 歌唱も文句無し。1番終了後の間奏部分で「ハッ!」と声をあげるところまでツボだったりする。 これほどまでの名曲がノンタイアップだとはもったいない。しかも自作曲だというのに・・・ さらに今作はこれまでの王道J-POPに加えて、近年人気のアニソン系作曲家の 皆さんにより作られた、今風なアレンジのアッパーチューンもとり入れるという挑戦が。 5曲目「静ノ炎」はエレガのメンバーが作曲したのかと間違えそうになるほどの ドラマチックな曲展開が押し寄せるシンフォニックロックで、こちらも文句無しの名曲。 9曲目「FISSION」は正真正銘エレガのメンバーである藤間さん作編曲による 歌謡テイストのアッパーチューン。哀愁を漂わせつつも前向きなのがまた良い。 10曲目「CHAOS LOVE」はクレジットを見ずともI've Soundだと分かってしまう 高瀬一矢さん作編曲のデジタルチューン。 聴いているだけで異次元世界に引きずりこまれそうになるほどの深みがある。 こういった曲もしっかりと自分のものにしているのはさすがです。 その一方で自作曲である14曲目「ソラノウタ」にはどこか懐かしさを感じられる。 「100のピンチだって乗り越え突き進むんだ」これには子供の頃の冒険心を思い出させてくれる。 純粋かつワクワク感に溢れた、らしい曲だなと感じました。 しかしアルバム中盤のポップ系の曲に関してはどれも今一つな印象だったのが惜しい。 元々過去のアルバム作品もシングル曲・タイアップ曲は名曲揃いなのに対し、 アルバムオリジナル曲は普通のポップスといった感じで弱いと思うことがあっただけに、 今作でいえば2、14曲目のようなアップテンポ曲を中心にしたアルバムを作って欲しいと 以前から思っていました。2000年代のアルバムと比べると今作はそういった曲の比率が 増えたので、結果かなりのお気に入りアルバムとなりましたね。 JAM Projectとしての活動と、ソロ活動との両立は何かと大変だろうと思いますが これからも、アニソン系歌姫のトップランナーとしての活躍を期待したいです。
2015年9月6日日曜日
[ライブレポ] 八食サマーフリーライブ 2015(UNLIMITS、HEY-SMITH、SiM)
会場でとれたてのホタテやウニが食べられるフェスというのは珍しいでしょうね。 さらに、このライブ会場から道路を挟んだ向かい側にある八食センターでは 青森・八戸の特産品が全て揃うのがウリということだけあり、いろんな店が軒を連ねていました。 その中でも、寿司屋にてイカとサーモンのにぎり詰め合わせなどのパック寿司の数々が 200~500円台でお持ち帰りできるというのは、その値段の安さに驚きましたね。 ということで200円台で売っていた、私の地元ではまず見ることのない イカゲソのにぎりを買って食べてみました。 思ったより淡泊。ゲソは天ぷらのイメージしか無かっただけにこの味は意外・・・ やっぱりイカとサーモンのにぎりの方が良かったかなぁ。 ・UNLIMITS [セットリスト] ・ハロー ・蒼 ・さよならバタフライ ・クローバー ・リリー ・ひこうき雲 「懐メロコア」と称された哀愁疾走曲に定評のある4人組女性ボーカルバンド。 2013年のCOMIN'KOBEにて1度ライブステージを見たことがあり(レポはこちら。今読み返すとあまりにもはしゃぎ過ぎで大人げない内容の文章だ・・・) その時以来のライブ参戦ということで楽しみにしていました。 今回もまた「蒼」や「クローバー」といった初期の哀愁歌謡メロコアナンバーには胸を揺さぶられました。 前バンドのロットンと同じく、前列のエリアは入場規制がかかるほどの盛り上がり。 その一方で、「さよならバタフライ」のようなポップな曲や、「ひこうき雲」のような カラッとした明るい疾走曲もあったりで、楽しめるライブステージでもありました。 ボーカルの清水葉子さんが曲と曲の合間に笑顔を見せる姿には、何だか癒されましたね。 このフェスは女性ボーカルが少なかっただけに、歌姫好きな者としては嬉しい。 作風がひたすら重くて暗かった初期の頃と比べると、今の方がより音楽を楽しんでいる感じが ライブでも伝わってきて、曲種も多彩になった。なので個人的には今の方が好きですね。 MCでは今年の八食サマーフリーライブにOVER ARM THROWが出演できなかったことについて 残念だという話が。このバンドにいったい何があったのかは結局分かりませんでしたが、 かなり思い入れがあったようです。なので復活を願いたいところですね。 ・HEY-SMITH [セットリスト] ・Endless Sorrow ・Download Me If You Can ・Living In My Skin ・Like A Gentleman ・Jump!! ・Family ・We sing our song ・Skate Or Die ・Come back my dog (日刊セットリストより引用させて頂きました) 2006年結成の4人組スカパンクバンド。これまでは名前だけ知ってた程度でライブは今回が初めてでした。 まず1曲目に歌われた「Endless Sorrow」を聴いた時は、これは良いぞ!と思いました。 ホーンのメロディが印象的でカッコいい。メンバーにサックスがいる強みが生きていますね。 しかしそれ以降の曲に関しては、どれも歌メロが印象に残らなかったのが・・・ 初期のスカ路線のTHE BOOMの曲などと比べると、正直なところ楽曲にキャッチーさが 足りないと感じてしまいました。ホーン隊がいるというだけでこういうフェスでは より個性を感じられるので人気が出るのは分かるのですが、あともう一歩かなぁ。 バンドTシャツを着ていたファンは多かったです。ロットンの次ぐらいに多かったか? ・SiM [セットリスト] ・KiLLiNG ME ・Faster Than The Clock ・GUNSHOTS ・Amy ・Blah Blah Blah ・f.a.i.t.h ・Zinnia ・KiLLiNG ME 今年の八食サマーフリーライブのトリを飾る、4人組レゲエパンクバンド。 このバンドも同じく名前だけ知ってた程度でライブは今回が初めてです。 楽曲はラウド系のハードな曲が中心。かと思えば一転レゲエ風のサウンドになったり、 この日の出演14組目にして初めてステージにキーボードが登場してそれを演奏し始めたりと、 ミクスチャー要素が詰まった、多彩で面白い楽曲を作っているなという印象でした。 しかしこのバンドもまた、メロディのキャッチーさという点では全体的に弱いかなぁと 感じてしまいました・・・ 4曲目に歌われた「Amy」はこの日一番のお気に入り曲。 これぐらいサビメロが強い曲が多ければ、より一層良くなると思うんですけどね。 MCではトリを務めさせて頂くことへの感謝の言葉と、自分は人見知りなので 初めて八食サマーライブに出た時は、楽屋でバンドメンバー同士でグループができていて その中に入りにくかったという話が特に印象的でした。 最後には八食サマーライブの駐車場問題について、これからも開催を続けていくためには なるべく車以外で会場に行こうと、観客に熱く呼びかける場面も。 ちなみに私は車で来てしまった・・・これしか行く方法が無いと思ってたんですよね。 以上でございます。八食サマーフリーライブは、一言で言えばパンクフェス。 前記事にも書いた通り、前半に出演したバンドは似たような系統のバンドが多く、 個性という点で、さらにはメロディの良さという点でもう一歩かなと感じるバンドが多いとも感じてしまいました。 根っからのパンク好きにとってはそれでも十分楽しめるのでしょうが・・・ だがその一方で、長く愛されている人気バンドはやはりメロディの良い曲が多く、 バンドとしての個性もあり、曲種も多彩であるということをあらためて再確認できました。 これだけ多くの出演者を揃えて、入場無料というのもやっぱりスゴい。 本州の北の果てだからこそできるフェスでしょうね。関西圏や関東圏にて同じ出演者でやったら 観客が殺到して開催が成り立たなくなるのではないかなと。 そんなフェスを今年も開催してくれた、八食サマーフリーライブの運営の皆さんには 本当に感謝したいです。はるばる青森まで来て良かったです!
2015年9月5日土曜日
[ライブレポ] 八食サマーフリーライブ 2015(SABOTEN、THE CHERRY COKE$、ROTTENGRAFFTY)
(前記事はこちら) ・SABOTEN [セットリスト] ・ハイ・ロック・ハイ ・サークルコースター ・負歴史ブルドッグ ・YELLOW RIOT ・シナリオ ・NO RAIN NO RAINBOW (日刊セットリストより引用させて頂きました) 結成17年目を迎えた、大阪出身のベテラン3ピースバンド。 これまでは名前だけ知っている程度でしたが、今回初めてライブで聴いてみると ここまでに登場したパンク系のバンドと比べても曲種が多彩で、歌メロも良い曲が多いと感じられました。 2曲目に「♪まわれまわれ」と連呼する正統派パンクチューン「サークルコースター」で 会場を文字通り興奮の渦へと巻き込んだのも印象的でしたが、 個人的にはそれ以上に「負歴史ブルドッグ」のアジアンテイストを感じるメロディに惹かれた。 これには思わず踊らされました。さすがパンクシーンで長く活躍しているだけありますね。 ・THE CHERRY COKE$ [セットリスト] ・POLKA ・1999 ・BITTERSWEET SUMMER DAYS ・My Story ~まだ見ぬ明日へ~ ・RISE AGAIN 1999年結成の5人組アイリッシュパンクバンド。 今年1月にリリースされた7thアルバム「THE CHERRY COKE$」は 当ブログでもレビューを書こうと思いつつ未だに書けていないのですが、 聴いてみたところなかなかの名作アルバムでした。なのでライブも楽しみにしてました。 まずボーカルのKATSUOさんがビールを飲みながら登場。「うまい酒飲んでますか?」 ライブ中にお酒を飲んでしまう人というのは、私がこれまで生で見た限りではDoAsの亮さんに続いて2人目だ(笑) そして最新アルバムからは期待通りに「RISE AGAIN」を披露。 ヨーロッパの民族音楽を取り入れた、牧歌的かつノリのいいサウンドには会場全体が 盛り上がりました。ボーカルの歌いっぷりもCD音源同様に素晴らしかったです。 しかしアコーディオンのTOMOさんが先月に脱退した穴を感じてしまったのもまた事実。 CD音源と比べるとその分音が少なくなってしまってましたね・・・ 現在唯一の女性メンバーのSUZUYOさんは笛にサックスにボーカルにとフル回転で活躍。 これには頑張っているなぁと感じられました。 でもさすがに紅一点では大変そうなので、新メンバーの加入に期待したいですね。 ・ROTTENGRAFFTY [セットリスト] ・D.A.N.C.E ・STAY REAL ・世界の終わり ・This World ・金色グラフティー 当ブログのCOMIN'KOBEのライブレポでは既に2回登場していることでもおなじみの 5人組ツインボーカルバンド。なので彼らのライブステージを見るのは3回目ですね。 今回もボーカルはシャウト連発、サウンドもこれだけハードな音を鳴らしながらも、 それでいてどの曲もキャッチーなメロディと、様々な音楽要素をミクスチャーさせた 多彩なアレンジを併せ持っていると感じさせられる。これには盛り上がらないわけがない。 このライブ史上初めて、会場の前列のエリアが入場規制になるという事態まで巻き起こりました。 あらためてこの八食サマーフリーライブというステージで見てみると、 今日の出演バンドの中では別格の存在だとすら思いました。 そりゃこれだけ人気が上がってきたのも当然。バンドのTシャツを着ている観客もおそらく一番多かったです。 MCは今回もほとんど無しでしたが、ロットンのテーマ曲に合わせて「♪えび、いか食べたよ」と 軽く歌っていたところは、八食サマーライブらしくて面白かったです。 単独ライブも行きたいと思えるほどの素晴らしいステージでした。10月リリースのミニアルバムにも期待いたします! (続く)
2015年9月4日金曜日
[CDレビュー] FLOW「虹の空」
FLOW「 虹の空(初回生産限定盤)(DVD付)」 (2015/8/12) 1. 虹の空 2. 光追いかけて 3. connection 4. 光追いかけて feat.松岡広大 FLOWの通算28枚目のニューシングル。 表題曲「虹の空」は、アニメ「NARUTO」の主題歌が名曲ばかりだということを あらためて実感させられる、前向きで希望に溢れたロックチューン。 サビの「♪放てーー」で解放感が一気に押し寄せてくる。 それに加えてAメロの歌詞が良い。決して1人じゃないんだという、 人としての温もりを感じられる曲でもあるというのが素晴らしいです。 2曲目「光追いかけて」はミドルテンポで聴かせるロックナンバー。 表題曲が、希望に向かって疾走するイメージの曲とするならば、 この曲は一歩一歩着実に歩んでいこうというイメージが目に浮かぶ曲。 C/W曲でこのレベルの曲をリリースできるあたりに、今がバンドの全盛期だと感じる。 両A面という形にしても良かったのではと思うほどの名曲です。 3曲目「connection」は約2分にわたるインスト曲。 アルバムではなくシングルのカップリングでインスト曲を収録するというのは珍しい。 4曲目「光追いかけて feat.松岡広大」は、舞台版NARUTOにてナルト役を演じる 俳優の松岡広大さんがゲストボーカルとして参加した曲。 終盤のサビの合唱には、まるでスタンドの応援団のような一体感とパワーを感じられ、 これには思わず胸が熱くなる。オリジナルバージョン以上の気合いがこもったコラボ曲です。 今作も王道曲にインスト曲にコラボ曲にと楽しませてくれるニューシングルでした。 次はオリジナルアルバムのリリースを期待したいです。前作が最高傑作だっただけに・・・
2015年9月3日木曜日
[CDレビュー] 黒崎真音「ハーモナイズ・クローバー」
「 黒崎真音/ハーモナイズ・クローバー/アフターグロウ(初回限定盤 CD+DVD)TVアニメ(がっこうぐらし!)エンディングテーマ」 (2015/8/19) 1. ハーモナイズ・クローバー 2. アフターグロウ 3. Our Life is Our Song 黒崎真音の通算9枚目のニューシングル。 表題曲「ハーモナイズ・クローバー」は、アニメ「がっこうぐらし! 」の ED曲としてオンエア中の、友情を歌った優しいバラード曲。 真音ちゃんの自作による歌詞と、甘く包み込むような歌声に癒される。 こんな可愛らしい女の子たちと一緒に学園生活を送りたかったなぁ・・・ それにしてもシングル表題曲でこんな歌唱を聴かせてくれるとは思わなかった。 これまでのエモロックな曲の数々からは想像がつかないほどのギャップがある。 もしクレジットを見ずに聴いたら誰が歌ってるかすら分からなかったかもしれないです。 2曲目「アフターグロウ」は表題曲同様にしっとりとしたバラード曲ながらも 歌唱の方は1曲目と違い、誰が歌ってるのかちゃんと分かりますね。 切なさと力強さを併せ持った、いつもの真音ちゃんらしい歌声が味わえる曲です。 3曲目「Our Life is Our Song」はR・O・Nさん作曲によるロックナンバー。 このクレジットを見ただけで安心。ピアノを取り入れたポップなアレンジに加えて 歌唱も表題曲に引っ張られる形でいつもよりは甘めに聴かせてくれている これまでのロック系の曲とは一味違う魅力を発揮した曲となりました。 アニソン系アーティスト全般にも言えることですが、あらためて楽曲や歌唱の振り幅の広さ、 多彩さを感じることができるニューシングルでした。ワンパターンでは終わらないのが魅力。 新世代アニソン歌手としてぜひ近い将来大きくブレイクして欲しいところです。
2015年9月2日水曜日
アクセス解析 2015年8月分
前月の記事にも書きましたが、当ブログの検索ワードにCDラベル関連のワードが増えた件について ようやくその理由が分かりました。 Bloggerの広告欄にCDラベルの広告が出ていたのを見つけてしまった。これが原因に違いない。 この8月度もまた「水樹奈々angel blossom自作cdラベル」「藍井エイル d'azur ラベル」 「lisa landspace cdラベル」などといった検索ワードが次々と・・・ なぜかアニソン系作品のCDラベルばかりが検索に引っかかる。それがまた不思議。 そんな中で1個だけ「cdラベル 中島みゆき 常夜灯」というのがありました。さすが女帝だ、アニソン系アーティスト達の牙城にまで食い込むとは。 では今月も、気になった検索ワードを発表していきましょう。 「cdラベル 藍井エイル d」 アルバム「d'azur」を「d」とは、いくらなんでも略し過ぎだ。 「cdラベル エイル d'」 「'」まで打ったなら残りの4文字も打ちましょうよ。 「歌 旅の途中 鹿児島出身の歌手」 清浦夏実さんは鹿児島出身ではないし、他に誰か歌ってる人いました?hawaiibemさん。 「プラズマジカ モア 年齢」 宇宙人なので10万歳ぐらいなんじゃないですか(適当) 「炉端という名の炉端 釧路」 2年前に行ったなぁ、懐かしい(記事はこちら) 「モルツオーケストラって何でカラオケに入って無いの?」 インディーズのバンドの曲はカラオケに入りにくいんですよね。そこはメジャーとの大きな違いだと思う。 「高校野球のabc放送の歌は何を言っているの?」 ♪かざーんおーゆぁーさーい (Cause I'm on your side) 「シングルマザーが励まされる唄」 何も思い浮かばない・・・シングルマザーの子供が聴くと励まされるアニソンならJAM Projectを筆頭にたくさん思い浮かぶのに。 「売れない 歌手 ジャケット」 これを見て真っ先にこちらの記事が思い浮かんでしまった自分っていったい・・・特に2枚目の方が。 「オッオッオッオッオッオッオッ 洋楽 男」 久しぶりにこの手の検索ワードが出てきたよ。やっぱ当企画はこうでないと! できれば毎月こういうのが出てきて欲しいと思い続けてましたからね(笑)
2015年9月1日火曜日
[ライブレポ] 八食サマーフリーライブ 2015(RADIOTS、THE FOREVER YOUNG、MEANING)
(前記事はこちら) ・RADIOTS 2007年結成の4人組バンド。楽曲はこれまた全英語詞のパンクナンバーが中心。 ここまで似たような感じのバンドが多く並ぶ中で、このバンドでとりわけ印象に残ったのは ボーカルのしゃべりがやたらカッコつけた感じだったこと・・・というのはさておき、 歌いっぷりの方は良かったです。こういうガッツに溢れたボーカルは好きですね。 「DREAM OF WORLD」は特に聴いていて気持ちが盛り上がりました。 ・THE FOREVER YOUNG 福岡・久留米市出身の4人組。かつてはKARIBUxNOxKAIZOKUという名前で活動しており、 その頃にリリースされた「WORLD END」という曲は当ブログの月間マイベスト10の記事でも 紹介したほどの名曲だったので、今回秘かにライブを楽しみにしていました。 その期待通りに、彼らの現時点での代表曲でありライブで聴きたかった曲 「HELLO GOODBYE」「君の魔法」「WORLD END」を前半から立て続けに歌ってくれました。 これには会場前列の方は大盛り上がり。ボーカルのクニタケヒロキさんは「HELLO GOODBYE」の PV同様に、時には白目を剥きながらの熱唱。その必死な歌いっぷりはスゴかったです。 それに加えて演奏とコーラスが一体となった迫力は、この日登場したバンドの中でも1、2を争うほどのものを感じました。 前記事に書いたS.P.N POWERが三位一体なら、エバヤンは四位一体とでもいうべき迫力。 MCでの博多弁(正確には久留米弁?)によるしゃべりにまで音楽に懸ける必死さが伝わってくる。 バンド名からも分かる通り2000年代の青春パンクに影響を受けた音楽性でありながらも それ以上に、九州男児らしいバンドであるなと実感しました。 歌詞が実直な日本語詞で分かりやすいし(これだけで当フェスでは逆に貴重だと思えてくる) さらにはメロディのキャッチーさも文句無し。ラストはメンバー全員が仰向けになって ステージ上に倒れ込むというパフォーマンスもあり、その全力な姿には思わず感動。 久しぶりに若手男性ボーカルバンドで本格的にハマリそうなバンドが現れてくれました! 2007年結成ならばまぁ若手といっていいですよね。これからの活躍に注目していきたいです。 ・MEANING 2004年結成の5人組バンド。楽曲はメタルコア色の強い曲が中心で、 やっとこれまでとは一味違うバンドが現れてくれた。それだけで思わず嬉しくなりましたよ。 公式サイトを見てみるとメンバーの名前が「高田メタル大尉」「川口総統閣下」ってまるで聖飢魔Ⅱみたいだなと。 これで楽曲の方に印象に残るメロディがあればなお良かったのですが・・・ ボーカルのHAYATOさんがステージの下に降りてきて、観客の皆さんに囲まれながら歌う姿は何ともカッコ良かったです。 マイクの配線が届くギリギリのところまで、この日の出演バンドの中でも一番客席の奥深くまで突っ込んでいってましたね。 (続く)
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