(前記事はこちら) オープニングセレモニーが終わり、いよいよ本開幕。ここからはアーティストが登場する度に 気志團のボーカルの綾小路翔さんによるアーティスト紹介VTRが、 ステージ上部の大画面に流されることに。これがまた全組面白かったです。 まずSPYAIRについては、「尾張のヤンキー」「しっかりしてるのはUZだけ」などなど、 後輩バンドとして可愛がっているのが伝わってくる紹介VTRでした。 その証拠として、SPYAIRのメンバー全員に対してTENGAをプレゼントしたという話が。 この話に関してはSPYAIRの皆さんも紹介VTRに登場し、プレゼントされたはいいが メンバー4人中2人はスモールサイズだったということを告発。 これに対して翔やんは「IKEは小さそうだから」その一方で「MOMIKENはデカそう」 何だこの紹介VTRは!(爆)氣志團万博のせいで今後しばらくはSPYAIRの曲を聴くと TENGAが思い浮かんでしまいそうになるじゃないか、どうしてくれるんだ! ・SPYAIR [セットリスト] ・OVERROAD ・現状ディストラクション ・WENDY~It's You~ ・ROCKIN' OUT ・ファイアスターター ・サムライハート(Some Like It Hot!!) ・イマジネーション 今回の出演者の中において、初めてライブステージを見られることを 一番楽しみにしていたバンドです。単独ライブのチケットは取れなかっただけに念願でした。 まずは「OVERROAD」と「現状ディストラクション」でいきなり最高潮に盛り上がり、 続く「WENDY~It's You~」はイントロが流れ始めた瞬間から一斉に 客席からの「♪ウォオッオー」というコーラスの声が上がる。ファンとの一体感も抜群。 この曲はAメロがレゲエ調で、サビは疾走感のあるロックという変化球的な曲ですが やはりライブで人気があるのもうなずけるほどの名曲ですね。 ボーカルのIKEさんの歌唱については全7曲中3曲でキーを下げて歌うなど、 やはり一度喉を傷めた影響が残ってるのかなと思う部分もありましたが、 それでも最新曲の「ファイアスターター」ではこの曲がラストナンバーかと思ったぐらいの 気迫溢れる歌唱を聴かせてくれて、これには心を揺さぶられました。 MCは少なめで約30分の持ち時間の間に計7曲も聴けたのは嬉しかったと同時に、 楽曲はあらためて近年の若手男性ボーカルバンドの中で一番だと感じました。 メロディの良さを大事にしつつも、それでいて熱さとひたむきさが存分に伝わってくる。 こういうバンドこそがいつの時代でも主流であって欲しいと願ってます。次は単独ライブで! ・氣志團 [セットリスト] ・One Night Carnival ・鉄のハート ・喧嘩上等 ・明日になるのが怖くって ・ライバルズ ・愛 羅 武 勇 本日の主役登場。まずはメンバー6人が両サイドから2組に分かれて、 サイクルスポーツセンターにあるような3人乗り自転車にそれぞれ乗り、 ステージ上を右に左に走り回る。時には客席に向けて手を振りながら愛嬌を振りまく姿が面白い。 BGMには演歌風の曲が。調べたところによると「天才ドロンボー」の替え歌だそうで、 歌詞については氣志團の自己紹介的な内容に書き換えられていました。 「♪欲しいよギャランティ」「♪パクリが大好きよ」「♪出たいよ 出たいよ NHK」 これには不覚にも笑ってしまった。特に最後のに関しては観客ほぼ全員が爆笑。 そしてライブスタート。まずは代表曲、現在は昼間ですが「One Night Carnival」を披露。 これには1曲目から盛り上がりました。続くMCではボーカルの綾小路翔さんが、 近年ももクロなどのアイドルグループで見られるようになった、メンバーの色分けの元祖は この氣志團だったということを信じて欲しいという話、さらに自身のリーゼントについては 「ヘチマ」や「カマキリの卵」ではないということを説明するなど、 達者なしゃべりで観客たちを笑わせてくれました。期待以上にトークが面白い。 「鉄のハート」では曲終盤でドラム以外のメンバー5人が身を寄せ「1人は寂しいよ~」 と口々につぶやく。見た目はヤンキーなのに女の子みたいな口調というギャップが面白い。 それを尻目に、ドラムのサポートメンバーはただ1人勢いよくドラムソロを披露。 これにはメンバー5人から「この子は1人でもやれる!」 何だこの寸劇は!(笑) 「喧嘩上等」ではLiSAさんとミッツ・マングローブさんがゲストで登場。 客席前列まで乗り出して3人でこの曲を歌ってくれました。元々女性目線の曲なこともあって、 LiSAさんはまるで自分の曲を歌ってるのかと思うぐらいハマってました。 その一方でミッツさんはロックを歌い慣れてないなぁといった感じだったか・・・ ともあれ氣志團万博ならではのコラボには楽しませて頂きました。 曲が終わりLiSAさんとミッツ・マングローブさんが退場した後、 続いてはゲストで森山直太朗さんが登場。あらためてどんだけ豪華メンバー揃いなんだ! そして新ユニット「綾小路翔と森山直太朗」として、まずはデビューシングルの カップリング曲「明日になるのが怖くって」を、直太朗さんのアコギ1本による 弾き語り形式にて、客席前列の方に乗り出して2人で歌ってくれました。 しかしその一方で、後ろのステージの方にはなぜかカフェテラスが登場。 そして氣志團の翔やん以外のメンバー達がそこに座り、ティータイムを始めてしまいました。 メンバーの1人である早乙女光さんがエプロン姿で接客をする場面などでは客席から笑いが。 もはや2人の歌よりもそっちの方が気になる人続出。でも楽曲の雰囲気には意外と合ってたか? 続いては新ユニットの表題曲である、氣志團万博2015公式テーマソング「ライバルズ」を 今度は氣志團の皆さんのバンド演奏により披露してくれました。 そして2回目のMCでは、綾小路翔さんが氣志團万博にかける思いとして、 アーティストの皆さんは千葉までは来てくれても、木更津まではなかなか来てくれない、 それだけにいつか地元にたくさんの歌手を呼べたらいいなと思っていたという話、 さらには音楽を聴く上で、昔はジャンルという概念が無かったと、 全て大好きな「歌」だったんだという話を語ってくれました。 音楽そして地元に対する愛が存分に伝わってくる、このスピーチには思わず感動。 そして今、こうして木更津の地でジャンルレスな音楽フェスを開催するという、 かつて思い描いていた夢を本当に実現させてしまったのだから、スゴいとしか言いようが無い。 ラストナンバーは「愛 羅 武 勇」。この話の流れで聴くとより一層名曲に聴こえる。 実は今まで氣志團の曲はほとんど聴いたことがありませんでした。 しかし今回ライブを体験して、こんなに面白いバンドだったのかと驚きました。 唯一無二のヤンクロックバンドとして、音楽に対する熱い思いが楽曲から伝わってくると同時に エンターテイメントとしての演出の方も細部までこだわりを感じされてくれる。 そりゃGacharic Spinも今後共演したいバンドに氣志團の名を挙げるよなと(参照) ここまでお客さんを楽しませてくれるバンドだとは予想してなかった。 あらためて、この氣志團万博を開催してくれたことに感謝したいです! (続く)
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2015年9月27日日曜日
[ライブレポ] 氣志團万博2015(SPYAIR、氣志團)
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