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2015年9月22日火曜日

[ライブレポ]  Electric Lady Loud 2015(GANGLION、CROSS VEIN、Gacharic Spin)

(前記事はこちら)


・GANGLION

2010年に結成された4人組ガールズエモーショナルロックバンド。
後半の2~3曲しか聴けなかったものの今回初めてライブステージを見てみました。
期待通り、華があるバンドだなと。ボーカルのoniさんの中性的かつハスキーな声質は魅力的で、
どことなく神秘性も感じられる。あとは楽曲次第で化けそう。
かつてのR'OSEぐらいキャッチーな曲を期待したいです(知ってる人はいないかもしれませんが)




・CROSS VEIN

[セットリスト]
・Eternal Dream
・Precious Liberty
・forget-me-not
・Protect the Core
・Masquerade
・Maid of Lorraine
(アンコール)
・Moon Addict 


今年念願のメジャーデビューアルバムをリリースした、
紅一点ボーカルJULIAさん擁する4人組シンフォニックメタルバンド。
今回初めてライブを見られることを楽しみにしていたバンドの1組です。

まず開演前には優雅なクラシックの旋律が流れ始め、それをバックにして
ライブでの注意事項が、JULIAさんの口からアナウンスされました。
しかしこのクラシックの旋律は、病院の待合室を連想してしまうというのは私だけでしょうか?
そしてメンバー達が次々とステージに。JULIAさんは豪華なドレスを着て登場。
さらには楽器隊の男性陣の衣装もまるで貴公子のような出で立ちで、
これは見た目からするとヴィジュアル系を名乗ってもいいようなバンドだなと。
てか男性陣はV系バンドで活動していれば女性ファンにモテただろうに、
メタルシーンで活動するとは、よっぼどメタルが好きなんだろうなと。
なんせ客層が先日行ったばかりのMERRYのライブとはあまりにも正反対なだけに・・・
この2つを足して2で割ったらちょうどいいだろうに。そう思ってしまいました。

そしてライブスタート。まず1曲目に披露された「Eternal Dream」は
スリリングな曲展開が炸裂するシンフォニックメタルナンバーで、
今回生で聴いてあらためて、衝撃的なまでに素晴らしい曲だなと・・・
サビ部分のJULIAさんのハイトーン歌唱がまた圧巻。美声でありながらもガツンと響く。

その後の曲も、CDで聴く以上にド迫力を感じられて良かったです。楽器隊の演奏もハイレベル。
だがその一方でMCでのJULIAさんのしゃべりは、お嬢様キャラといった感じで面白い。
もし歌番組に出演するようなことがあれば確実に司会者からイジられそう(笑)
せっかくメジャーデビューしたのだからレコード会社はぜひ各種メディアに売り込んで下さい!
てかそもそも売り込む気があるのならば、1stアルバムのリードトラック「Eternal Dream」
のPVぐらいは作って欲しかった。でないと何のためのメジャーデビューなのかと。
今後はさらに活動の幅を広げていくことを期待したいです。いろんなライブに出て欲しい。
摩天楼オペラと妖精帝國とCROSS VEINの3マンライブをやるとかどうですかね?




・Gacharic Spin

[セットリスト]
・TAMASHII
・Never say Never
・ガンバンバダンサー (新曲)
・ハンディングサマー
・赤裸ライアー
・常識デストロイヤー (新曲)
・ダンガンビート
(アンコール)
・WINNER


本日のトリはもちろん、当フェスの主催者である6人組全力エンターテイメントガールズバンド。
7月にパフォーマーのありささんが卒業し、新パフォーマーのねんねさんが加入してからは
初めてライブを見るということで、どんなパフォーマンスが飛び出すのか楽しみにしてました。

まず1曲目には最新シングルのC/W曲ながらも表題曲以上にらしさが出た曲
「TAMASHII」でスタート。ガールズバンドでこんな熱いデジロックをやる人達は
他にいないと思われるだけに、あらためてスゴいと感じられました。
そしてMCはいつものようにベース&リーダーのKOGAさんを中心としたトークが。
まずはこのステージの前出演バンドである女子高戦隊のいぢゅのことに触れ、
この後にGacharic Spinが出てくるとまるで色物の集まりみたいに思われそうだと(笑)
女子高戦隊のいぢゅもネタ的にはぜひ見たかったところでしたが・・・
今回の出演者の中で唯一、メンバー全員が戸籍上男性だというだけに。
さらにKOGAさんはベースマガジンの表紙を飾ることになったのを喜んでいたのも印象的でした。
何やらセクシーな写真もあるそうです。その話を聞いたキーボードのオレオ様は
光るブラジャーを点滅させて反応(笑) オレオ様こそがセクシーキャラですからね。

続いては9月30日リリースのメジャー1stアルバムからいち早く新曲「ガンバンバダンサー」
が歌われました。ライブで盛り上がれるダンスチューン。そしてなんとこの曲では、
キーボードのオレオ様がセンターに立ちダンスを披露しながら歌い、
ダンサーのねんねさんがオレオ様に代わりキーボードを演奏するというパフォーマンスが!
これには驚きました。公式ブログによるとねんねさんは子供の頃からピアノを習っていたそうで
それがこんな形で生かされるとは、やはり習い事はやっておくものですね。

その次の「ハンディングサマー」では引き続きオレオ様がセンターで歌い、
最後にはねんねさんがけん玉を見事に成功させてフィニッシュ。
「赤裸ライアー」ではまずKOGAさんのベースの演奏パフォーマンスに凄みを感じられ、
さらにはオレオ様もキーボードの上に乗っかって髪を振り乱しながら全力で演奏。
こんなデジロックのライブは他には無いでしょう。続く新曲「常識デストロイヤー」は
ラウド系の曲でこれまたスゴかった。楽曲そして演奏の迫力はこの日一番だったのでは。
本編ラストは「ダンガンビート」。観客たちもタオル回しで盛り上がって一旦終了となりました。

アンコールでは本日の出演者の代表メンバー達が一斉にステージに登場。
そして「WINNER」で曲に合わせて代表メンバー全員が5分間ステージ上で走る走る!
最後はゴールテープが切られ無事エンディングとなり、
その後には、本日の出演アーティスト達が1組ずつ観客に向けて挨拶することに。
しかし昨年もそうでしたが、こうして出演者たちがズラリとステージ上に並ぶと
HERe:NEのボーカルのオカンは存在感あり過ぎだ。その隣にいたベースの桜紅さんは
オカンと一緒に挨拶する中で「こんなの連れてきてすいません」これには会場から笑いが。
さらにそのオカン並みに異彩を放っていた、女子高戦隊のいぢゅの皆さんの女装姿を見て、
Gacharic Spinのオレオ様が「お化け・・」とつぶやいたのには再び会場から笑いが。
先輩に向かってなんて失礼な!その後にオレオ様が必死に謝っていたのも印象的でした。


昨年に続き今年も、最高のサーキットフェスでございました。一般の音楽メディアでは
なかなか取り上げられず、さらに他のフェスにもなかなか呼んでもらえない、
女性メタル系や女性V系バンドなどにスポットライトが当てられたフェスなだけで素晴らしい。
主催バンドのGacharic Spin自体はそれほどメタルという感じでもないのですが
このようなバンドと数多く対バンしてきた上に、さらにはこんなフェスまで主催して
ガールズロックシーン全体を盛り上げようとしているのは、もはや尊敬に値する。
今年はそこにロック系アイドルなども多く加わったことで、より幅広い層に向けて
お互いの音楽をアピールし合えることができたはず。
当ブログでは既にしつこいぐらい何回も何回も言っていることですが、
どうかこのフェスの出演アーティスト達のファン層が広がって欲しいです。
各種メディアで推されてCDショップ大賞などにも載るような今風のバンド以外にも、
素晴らしい音楽をやっている若手バンドはいる。このElectric Lady Loudにもたくさんいる!



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ガチャピンを応援するブログ、いつも有難うございます。
とても共感できる記事を楽しませて頂いています。
たまたま気付いたので訂正お願いします。
2015年7月に卒業したのは、1号まいちゃんではなく、2号
ありさちゃんですよ。

えむけー さんのコメント...

ご指摘ありがとうございます。
自分でもなぜ打ち間違えてしまったのか・・・(汗)早速訂正させて頂きました。