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2015年9月15日火曜日

[ライブレポ]  Electric Lady Loud 2015(LAST MAY JAGUAR、仮面女子、FUNS NO BORDER、BRIDEAR)

(前記事はこちら)


・LAST MAY JAGUAR

紅一点ボーカルのyuricaさん擁する4人組嬢メタルバンド。昨年12月にリリースされた
1stアルバムが良かったことから(レビューはこちら)楽しみにしてました。
開演直前には会場が満員になったことからも注目度の高さが伺い知れます。

まず1曲目にはAMARANTHEのカバー曲「Hunger」を披露。ボーカルのyuricaさんによる
デスヴォイスを交えた歌唱は、本当に元レースクイーンだったのかと思うほどの迫力。
ルックス的にも女豹というキャッチコピーはピッタリ。その一方で中低音部分の歌唱については
声があまり出てなかったような・・楽器隊の演奏は良かったと思いますけどね。
このバンドは活動実績も短いことからまだまだこれからのバンドだと感じましたが、
近いうちに大化けする可能性は十分あるでしょう。
4曲目に、今回のライブで最も聴きたかった1stアルバムのリード曲「Priority」
を歌ってくれたのは嬉しかったです。流れるようなメロディの良さが抜群な名曲。
最後まで見たかったのですが、この曲を聴いた後次の会場に移動することに・・・




・仮面女子

今回の出演者の中では唯一オリコン1位獲得経験がある最強地下アイドル。
この日は選抜メンバー5人によるステージでした。2曲目に歌われた「大冒険☆」は
あらためて傑作だと、ライブステージを見ながら聴いて実感いたしました。
ここまでラウド、メタル、エモ系の重厚なサウンドばかり聴いてきた中で、
このポップ感とワクワク感はたまらなく爽快で、何だか懐かしい気持ちにさせられた。
AメロやBメロ部分では、ソロパートや2人で歌うパートなどがあるたびに
歌唱を担当するメンバーが仮面を外し、歌い終わるとまた仮面をかぶるという動きが
ダンスの中に自然な形で組み込まれていたのも、見ていて面白かったです。
サビの合唱では全員仮面をつけたまま歌うかと思えば、最後の大サビだけは
全員が仮面を外して歌ったのも良かったですね。一体感を感じられる。

その後はオリコン1位獲得曲の「元気種」なども披露。アイドルポップをベースとしながらも
所々でメタル要素が顔を出すサウンドは聴いていて面白いし盛り上がれる。
さらにはトイレットペーパーを特製の噴射器により紙テープのようにして客席に投げ入れたり、
メンバーの1人がゴムボートに乗って客席に突入し、お客さんの頭上で抱えられる形で
前列の方をボートで1周しながら歌うというライブパフォーマンスも見ていて楽しかった。
素晴らしいライブでした。最後に告知として、11月にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブを行うという発表が。
やっぱり今日の出演者の中で1組だけ活動規模が違う・・・スゴいなぁ。




・FUNS NO BORDER

2008年結成、「美女と野獣」をテーマに活動する5人組エモーショナルロックバンド。
昨年に奈良でライブに出る際には私のツイッターにダイレクトメッセージを頂いたことも
あったバンドなだけに、いつかライブを見てみたいと思ってました。今回ようやくそれが実現。

前半は最新シングル曲の「Hider-Lair」などを披露。ガールズエモバンドとして
ロックファンに幅広くアピールできる、上質な曲を歌っていたと思います。
ボーカルにもうちょい歌唱力がつけば、さらに良くなるはず。
4曲目に歌われたバラード曲「凛として咲き誇る」は特に素晴らしかったです。
美メロかつ幻想的な雰囲気漂う女性ボーカル曲は、歌姫好きにはそりゃたまらない。
タイムテーブルの関係で今回は前半4曲までしか聴けませんでしたが、
これならば次はフルでライブステージを見てみたいと思いました。
あらためて、よくぞ私のツイッターをフォローしてくれましたね!素直に嬉しいです。




・BRIDEAR

福岡出身の5人組ガールズメタルバンド。
当ブログでは以前に1stミニアルバムを大絶賛いたしましたが(レビューはこちら)
それ以降も個人的にこの作品にはハマりまくっていて、もはや他のどのガールズメタルの
アルバム作品よりも再生回数が多いのではないかというほどです。

今回のライブでは、まず1曲目にいきなり「Voice Is To Silence」が!この曲は大傑作。
これほどまでに切なさを抜群のカッコ良さに昇華させた曲が近年他にあっただろうか・・・
その後は2ndシングル曲「Light In The Dark」、さらには1stアルバムから
「Thread Of The Light」「Pray」などの鉄板曲を歌ってくれました。
以前に大阪での対バンで見た時よりも、今回のライブの方がはるかに良かったです。
ボーカルのKIMIさんの歌唱は、サビの高音部分でもしっかりと声が出ていたし、
楽器隊の演奏の方もズレることなく安定していた。前に見た時は本調子でなかっただけでしょう。
これならばライブに関しても自信を持ってオススメできる。元々メロディセンスに関しては
若手ガールズバンドでNo.1クラスといっていいだけに、将来はぜひ大きくブレイクして欲しい。
ライブハウスでの狭いファン層相手だけの活動で人知れず終わっていいバンドじゃないはず!


(続く

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