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2020年5月31日日曜日

[CDアルバムレビュー]  BRIDEAR「Expose Your Emotions」


BRIDEAR「 Expose Your Emotions (CD)」
(2019/12/4)

1. Ghoul  [公式PV]
2. MIRROR
3. Dance Macabre
4. Awakers
5. thawing
6. misery machine
7. You 
8. Sick
9. Crybaby
10. Again  
お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10)

2019年5月22日水曜日

[ライブレポ]  BRIDEAR、矢島舞依、Leetspeak monsters、THE SHEGLAPES「SWEAT FALL LEGENDS vol.3」

5月11日(土曜日)京都MOJOにて開催された対バンイベント
「SWEAT FALL LEGENDS vol.3」に行ってきました。
出演者は、BRIDEAR、矢島舞依、Leetspeak monsters、THE SHEGLAPES(O.A.)の計4組。
ガールズロック系アーティスト3組にヴィジュアル系バンド1組という組み合わせで
私的メインアクトはBRIDEARながらも、初見となる他の3組、
その中でも特に矢島舞依さんは期待して行くことになりました。



・THE SHEGLAPES

2017年に大阪を拠点に活動を開始した5人組ガールズメタルバンドが
オープニングアクトとして登場。事前に全く調べずに観ることになったバンドだったが、
これがライブステージ終了後に即物販に行ってCDを衝動買いしてしまうほどに良かった。
2曲目に披露された「Singularity」の伸びやかでキャッチーな歌メロと共に広がる
圧倒的スケール感・・・90年代頃のガールズロックにテクニカルなキーボードやギターの
演奏を加えてより深く進化させたかのような傑作楽曲。近年のハードロック・メタル系の
ガールズバンド全般に言えることだがこのバンドもまたメロディが良い。
このメロディの良さこそがもっと幅広い層に評価されて欲しい。
ボーカルの蟹江敬子さんの歌唱も、自称大人向けアイドル出身というのが意外に思えるほど
女性ロックボーカリストとして完成度が高く、ビブラートにも迫力を感じられる。
ちなみに俳優の蟹江敬三さんとは親戚だったりするのだろうか?
MCでは観客に女性が多いことを真っ先に挙げて嬉しそうにしていたのが印象的。
確かにこの日のこの時間は女性客が約2~3割もいたというからそりゃ多い。
この後に登場するV系バンドのLeetspeak monstersのファンもいたからでしょうね。
こういった対バンはお互いのファン層を広げるためにもどんどんやればいいと思いましたよ。



・Leetspeak monsters

こちらも2017年に結成された、墓場の街グレイヴタウン出身のモンスター4人組による
ミクスチャーロックバンド。ヴィジュアル系バンドということで
NoGoDや摩天楼オペラみたいなメタル系楽曲を期待してたが全然違った。
楽曲はゴシックロック系の曲が中心ながら、ロシア民謡っぽいメロディの曲があったり
ピアノロック系の曲があったりと編曲の質が高い上に幅が広くて、
結成2年とは思えないほどの実力を感じられるバンドだった。
そして何よりボーカルの歌唱力はこの日出演の計4組の中でも一番だと言えるほどに
素晴らしかった。いわゆるV系っぽいセクシーな声を聴かせる場面もあったが
それ以上にロックボーカリストらしいガツンとした歌声を
抜群の声量と共に聴かせてくれた。MCではそんなボーカルのD13さんが
この日の観客は男性が多い、そして年齢層が高いということを指摘するも
そんな観客達に向けて「大丈夫、私はおじいちゃんだから」どうやらボーカルは
おじいちゃんだったようでそれならば安心ですね。年齢は10万歳とかいう設定なのか?
さらには現在全国ツアー中ということで、ワンマンだとお客さんの3分の1か
半分ぐらいは男性だから、男性客も安心して来て欲しいという宣伝が。
さすがにそれは盛ってるんじゃないのとツッコミたくなったが(笑)ともあれこういった
思わぬ実力派V系バンドと出会える対バンは面白いしどんどんやればいいと思いましたよ。



・矢島舞依

2014年にデビューを果たした、京都出身のシンフォニックメタル歌手。
まずは最初の語りで闇に生きる歌手だといった自己紹介が入ったり、ライブのことを
「サバト」と呼んだりと、独自の世界観を見せつけながら
昨年10月リリースの最新アルバムの収録曲を中心としたセットリストで
「箱庭」に始まり「LUNATIC ISOLATION」まで華麗に疾走してくれた。5人組バンド編成で
楽器隊の男性陣の演奏パフォーマンスに合わせながら一緒にヘドバンしたくなる曲ばかりで
その中のセンターで歌う舞依さんの歌唱そしてステージ上での立ち振る舞いは
これぞ闇の世界で輝く女王様と呼びたくなる。中盤に「REPLICA」が来たのには
ヘドバンしまくりで悶絶そして絶頂でしたよ。これまで多種多様なライブに行ってきたが
やっぱりメタルのライブこそが他の何よりもブチ上がれるし最高だ。
以前から気になっていた歌手だったがようやく初めてサバトを体験出来て本当に良かった。
最新アルバムの感想記事も書きたいがこちらはなかなか時間がとれないのがなぁ・・・



・BRIDEAR

[セットリスト]
・Rebirth  [公式PV]
・Dear Bride  [公式PV]
・IGNITE  [公式PV]
・Pray  [公式PV]
・(新曲)
・Voice Is To Silence
・NEXUS
(アンコール)
・Light In The Dark  [公式PV]

2012年に福岡で結成されたガールズバンドだったがメンバーチェンジを繰り返し
現在はオリジナルメンバーは5人中2人だけに。今年の2月にはギタリストに
元AstroveryのAYUMIさんが加入、そして4月に新加入が発表されたばかりの
ドラマーのNATSUMIさんはこの日がBRIDEARとしての初ライブでもあるということで
バンドの歴史的瞬間に立ち会えるのを楽しみにしていました。
まず1曲目に披露された「Rebirth」は当ブログの2016年の年間No.1楽曲候補に挙げたほどの
ヘヴィネスとメロディアスが融合した傑作。しかしこれまで生で聴いた中においては
ライブでCD音源の素晴らしさを再現できていないと感じていた曲でした。
だが今回のライブでは今まで聴いた中では一番良かった。
ツインギターのメロディが今まで以上に生きていた。これはメンバーチェンジ効果なのか?
続く2曲目「Dear Bride」は当ブログの2018年の年間No.1楽曲候補に挙げたほどの
ポップなメロディを生かした傑作。しかしこちらはイントロから演奏があれっ?と思った。
それはキーを2つ下げてしまったからでしょうね。昨年のワンマンライブでは
オリジナルキーでやってくれた曲だったのに。だがそれでも3曲目以降では立て直して
これまでの代表曲連発のセットリストで最後まで盛り上がりまくることができた。
楽器隊の重厚な演奏に合わせてヘドバンしたくなる曲ばかりで
やっぱりハードロック・メタル系のバンドのライブこそが他の何よりも
ブチ上がれるし最高だ。5曲目にはCD化されていない新曲も披露されたが
タイトルが分からないので誰か知ってる方がいれば情報をお待ちしてます。
終わってみれば現体制初ライブとは思えないほどのものを見せてくれて大満足でした。

つくづくこのバンドも不利な条件下において必死に頑張ってるのが伝わってくる。
ヨーロッパツアーを開催するなどして海外に活路を求めたり、
6月に群馬で開催される音楽フェス「GBGB2019」にオープニングアクトとしての
出演を決定させたり(ちなみにこのフェス、なんとJAM Projectも出演するらしい!)
そして何よりメンバーチェンジの際にあったはずの苦難の数々をも乗り越えて
活動を続けていることがスゴいと思う。なんせ初めてアルバムを聴いた時点から
メロディセンスが最高だと絶賛しまくったバンドだっただけに(記事はこちら)
どうか報われる日が来て欲しいと願う。より多くの人たちにBRIDEARの音楽が届いて欲しい。




2018年5月12日土曜日

[CDアルバムレビュー]  BRIDEAR「HELIX」


BRIDEAR「 HELIX」
(2018/4/11)

1. HELIX (instrumental)
2. Reason For My Life
3. In The Labyrinth
4. G・A・M・E
5. Dear Bride
6. cluster amaryllis 
7. NEXUS 
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)

2018年5月4日金曜日

[ライブレポ]  BRIDEAR TOUR 2018 『MARCASITE』

4月28日(土曜日)大阪・梅田Shangri-Laにて開催された
「BRIDEAR TOUR 2018 『MARCASITE』」に行ってきました。
この日は16時半までミナーラアイドルフェス(レポはこちら)に行ってからの
ガールズバンドのライブという強行スケジュールでしたが、
それでも最新ミニアルバムの曲が素晴らしかったので行ってきましたよ。
前回が2016年7月だったから約2年ぶりか・・・そんなに行ってなかったっけ?


2018年4月12日木曜日

BRIDEAR「Dear Bride」 (2018/4/11)


福岡出身5人組ガールズバンドが4月11日にリリースしたアルバムのリード曲。
同じく5人組ガールズバンドで対バン経験もあるGacharic Spinの
ニューアルバムと全く同じ日にリリースとなったというのはさておき、
こちらの曲も間違いなく2018年のガールズバンド楽曲を代表する名曲。
これほどにまでに希望に満ち溢れていて感動的な曲に出会ったのはいつ以来だろうか。
今まで以上にポップ感を増した楽曲と前向きな歌詞のメッセージに加えて、
キーボードのメロディにも希望という名の輝きを感じられる。だがそれでいて
ツインギターの演奏にはハードロック・メタル要素が健在で芯の強さも感じられる。
今まで以上にアニソンみたいな曲だなと、水樹奈々みたいだなとも思ったが、
元々このバンドはキャッチーなメロディを作るセンスが抜群だと思っていたので
こういう曲を作ったことへの驚きは無い。むしろこの曲でメジャーデビューとなれたら
最高だったのになと、タイアップの1つでもつけて大々的に宣伝して欲しいぐらいの
曲だったのにと思わずにはいられない。今こそもっと広く世間に評価されるべきバンドですよ。


[収録作品]
・HELIX




2018年3月23日金曜日

BRIDEAR「IGNITE」 (2017/3/15)


2013年にインディーズデビューを果たした福岡出身5人組ガールズバンドの最新EPリード曲。
このバンドもハードロック・メタル系でメロディの良さが光るバンドということで
最初にアルバムを聴いた時は大絶賛したのが記憶に新しい。(記事はこちら)
この曲ではサビメロのキャッチーさという点ではこれまでには及ばないものの
ツインギターのメロディの良さと演奏の迫力はこれまで以上のものを感じられた。
そしてボーカルのKIMIさんの歌声はいつ聴いても水樹奈々似だなと思ってしまう。
そのうち君は光の女神-てんし-とか歌いそうな声。4月にはニューミニアルバム
「HELIX」のリリースも決定したということでこちらの方も楽しみにしたいです。


[収録作品]
・Rise




2016年8月2日火曜日

[ライブレポ]  BRIDEAR 1st ALBUM「BARYTE」Release Tour "radiance"

7月30日(土曜日)名古屋・ell.SIZEで行われた、BRIDEARのライブに行ってきました。
今年3月に念願の1stフルアルバム「BARYTE」(レビューはこちら)をリリースした
福岡出身の5人組ガールズメタルバンドのワンマンツアーに初参戦です。

セットリストは最新アルバム「BARYTE」の収録曲全曲(計11曲)、
前ミニアルバム「Overturn The Doom」から「Pray」「Thread Of The Light」、
未発表の新曲1曲、さらにアンコールでは前ミニアルバムから「Wing Of Hope」、
以上の計15曲。聴きたかった曲はほぼ全て歌ってくれました。


BRIDEARを初めて観たのは昨年4月に行われたGacharic Spin主催の対バンでしたが(レポはこちら)
あれから約1年半、今回あらためてワンマンライブを体験してまず感じたことは、
ボーカルのKIMIさんは本当に歌が上手くなったなと。さらにステージ全体から溢れる
躍動感もスゴかった。活動を重ねるごとにバンドが進化していってるのが分かる。
イントロから楽器隊の皆さんが一斉にヘドバンしながら演奏を見せる場面では
思わず一緒にヘドバンせずにはいられないほどの興奮と熱狂が渦巻く。
最新アルバムの楽曲からは新たに、ギターのMisaさんによるスクリームが加わった曲もあり、
これがまた一層の迫力を感じられる。その一方で歌メロ部分はキャッチーな曲ばかり。
元々楽曲のメロディの良さに関しては若手メタル系バンドの中でもトップクラス。
ライブステージにおいてもヘヴィネスとメロディアスの融合が見事だと感じられる。

3曲目に披露された「Rebirth」は、当ブログの2016年上半期No.1ソングに選んだほどの傑作曲。
これを聴けるのを待ってました。サビメロが伸びやかかつ爽快感抜群で最高。
まるでアニソンみたいな曲だ。ただ今回のライブではイントロ部分の音が軽かったような?
演奏に関しては全体の9割は良かったと思うが、残りの1割はこれからの伸びしろということになるかなぁ。

MCでは専らボーカルのKIMIさんがしゃべりを担当。
名古屋は初めて遠征でライブをした地であり第二の故郷であるという話、
今回のライブ会場にはビデオカメラが8台ほど入っているので、
映りたくない人は両手でセルフモザイクをして下さいといった話、
福岡のバンドシーンは寂しいと感じられるのでもっと盛り上げたい、
今日のお客さんにはぜひ福岡にも来て欲しい、食べ物もおいしいからといった話がされてました。
私は福岡が第二の故郷なので(母方の親戚は全員福岡)食べ物がおいしいという話は
本当によく分かる。活気溢れる街なだけにバンドシーンも盛り上がって欲しいですね。

今回最も印象的なステージとなったのはライブ中盤に披露された「箱庭」でした。
イントロや間奏部分でドラム以外のメンバー全員が横向きになって
ジャンプをしながら演奏。これにはお客さん達も一緒にジャンプして盛り上がる。
さらに間奏部分にてギターのMisaさんと美弦さんの2人によるギターソロが、
ステージの最前線にて立て続けに披露される。これにはお客さん達も身を乗り出して盛り上がる人が続出でした。

本編終了後は会場にBGMが流れてきたのでアンコール無しなのかと思いきや、
すかさずディアラー(BRIDEARのファンの総称)からアンコールが沸き起こり、
間もなくしてBRIDEARの皆さんが再登場。まずはメンバー紹介となり、
ここで初めてKIMIさん以外のメンバーの声を聞くことに。
ギターの美弦さんはあまりのアニメ声に「ヘリウムガス」などといった声が会場から上がる。
すると美弦さんが一言。「ヘリウムガスを吸ったら、声が高くなります♪」
・・・うん、その通りだな。会話として全く噛み合っていない気もするが、
それもまた愛嬌ということで可愛いよ! 実際にはヘリウムは吸ってないのは言うまでもないですが。

そしてラストナンバーとなった「Wing Of Hope」では曲終盤のコーラスを
ディアラーの皆さんと一緒に大合唱。「♪ウォーオオオウォーオーオーオーオー」と
声を思いっきり上げました。これは最高に気持ち良かった。感動的なまでのラストシーンでした。


やっぱりBRIDEARのようなガールズメタルバンドはライブこそが真骨頂だ。
最新アルバムの曲が生でより一層迫力を増す。これはまさに期待通り。
最高に盛り上がることができました。ワンマンができるぐらいの曲数がようやく揃って良かった。
まだ結成5年目の若手バンドなだけに、これからの更なる飛躍を願いたいです!



2016年4月16日土曜日

[CDレビュー]  BRIDEAR「BARYTE」


BRIDEAR「 BARYTE(初回限定盤)」
(2016/3/23)

1. Marginal Lie
2. SCREAM
3. Rebirth
4. NO SALVATION (Album ver.)
5. 箱庭
6. My Heart Sign
7. Set Me Free
8. Traces Of Tears
9. Skew Lines
10. End Of Sorrow
11. Light In The Dark (Album ver.)
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)




BRIDEARの1stフルアルバム。福岡出身の5人組ガールズメタルバンドの作品。
前ミニアルバム「Overturn The Doom」(レビューはこちら)はデビューアルバムにして
ガールズバンド史上最強レベルの傑作を作り上げたことに驚かされた。あれから約2年、
今作はそんな前作以上に鋼鉄女子っぷりが増強された作品となったことにまた驚き。

まずボーカルのKIMIさんの歌唱力が前作以上に上がったのが今作最大の収穫。
水樹奈々系の歌声が、楽曲の中でより深く大きく響くようになった。
メタル系のバンドにしては明るい曲が多めな作風も健在で、
その中でもリードトラックである3曲目「Rebirth」のキラーチューンっぷりは半端ない。
新たな希望が生まれゆく瞬間を歌った曲で感動の一言に尽きる。
超絶にキャッチーかつ伸びやかなサビメロと、突き抜けるようなハイトーンボイスがたまらない。
6曲目「My Heart Sign」はハードポップ色が強い曲で、これを聴くとあらためて
アニソン的な爽快感に溢れた曲が多いことが感じられる。奈々メタルとでも言いたくなる。
10曲目「End Of Sorrow」は今作の曲の中でも最も激しい演奏と、哀愁歌謡メロディが融合。
近年の嬢メタルは90年代のガールズロックをメタルに仕上げた曲が多いことがよく分かる。
だからこそ大好きになったんですよ。メロディ自体はJ-POP育ちが入りやすいものなだけに
もっと人気が出てもいいのではないかと思ってしまうわけです。

前作との大きな違いは、2、4、9、11曲目などでデスヴォイスが導入されたことと、
8曲目「Traces Of Tears」にてアルバムでは初めてバラード曲が入ったこと。
その一方でサビメロの良さという点では、全体的には前作の方に分があるように思う。
というよりも前作が良すぎた。全曲リードトラックにできるほどのレベルだっただけに。
それでも4曲目「NO SALVATION」ではクリーンボーカルとデスボが組み合わさったAメロ部分が
サビ以上に印象的だったりと、今作ならではの新たな魅力を発揮できている。

入門編としては前作から、よりゴリゴリの音楽を求めるならば今作から聴くのがおすすめ。
だがどちらも名盤であることは共通なので両方聴くのが一番でしょう。
2010年代以降のガールズバンド史に名を残せるほどのポテンシャルを持ったバンドなだけに
これから大きく躍進して欲しい。次のアルバムではメジャーデビューか?







2015年9月15日火曜日

[ライブレポ]  Electric Lady Loud 2015(LAST MAY JAGUAR、仮面女子、FUNS NO BORDER、BRIDEAR)

(前記事はこちら)


・LAST MAY JAGUAR

紅一点ボーカルのyuricaさん擁する4人組嬢メタルバンド。昨年12月にリリースされた
1stアルバムが良かったことから(レビューはこちら)楽しみにしてました。
開演直前には会場が満員になったことからも注目度の高さが伺い知れます。

まず1曲目にはAMARANTHEのカバー曲「Hunger」を披露。ボーカルのyuricaさんによる
デスヴォイスを交えた歌唱は、本当に元レースクイーンだったのかと思うほどの迫力。
ルックス的にも女豹というキャッチコピーはピッタリ。その一方で中低音部分の歌唱については
声があまり出てなかったような・・楽器隊の演奏は良かったと思いますけどね。
このバンドは活動実績も短いことからまだまだこれからのバンドだと感じましたが、
近いうちに大化けする可能性は十分あるでしょう。
4曲目に、今回のライブで最も聴きたかった1stアルバムのリード曲「Priority」
を歌ってくれたのは嬉しかったです。流れるようなメロディの良さが抜群な名曲。
最後まで見たかったのですが、この曲を聴いた後次の会場に移動することに・・・




・仮面女子

今回の出演者の中では唯一オリコン1位獲得経験がある最強地下アイドル。
この日は選抜メンバー5人によるステージでした。2曲目に歌われた「大冒険☆」は
あらためて傑作だと、ライブステージを見ながら聴いて実感いたしました。
ここまでラウド、メタル、エモ系の重厚なサウンドばかり聴いてきた中で、
このポップ感とワクワク感はたまらなく爽快で、何だか懐かしい気持ちにさせられた。
AメロやBメロ部分では、ソロパートや2人で歌うパートなどがあるたびに
歌唱を担当するメンバーが仮面を外し、歌い終わるとまた仮面をかぶるという動きが
ダンスの中に自然な形で組み込まれていたのも、見ていて面白かったです。
サビの合唱では全員仮面をつけたまま歌うかと思えば、最後の大サビだけは
全員が仮面を外して歌ったのも良かったですね。一体感を感じられる。

その後はオリコン1位獲得曲の「元気種」なども披露。アイドルポップをベースとしながらも
所々でメタル要素が顔を出すサウンドは聴いていて面白いし盛り上がれる。
さらにはトイレットペーパーを特製の噴射器により紙テープのようにして客席に投げ入れたり、
メンバーの1人がゴムボートに乗って客席に突入し、お客さんの頭上で抱えられる形で
前列の方をボートで1周しながら歌うというライブパフォーマンスも見ていて楽しかった。
素晴らしいライブでした。最後に告知として、11月にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブを行うという発表が。
やっぱり今日の出演者の中で1組だけ活動規模が違う・・・スゴいなぁ。




・FUNS NO BORDER

2008年結成、「美女と野獣」をテーマに活動する5人組エモーショナルロックバンド。
昨年に奈良でライブに出る際には私のツイッターにダイレクトメッセージを頂いたことも
あったバンドなだけに、いつかライブを見てみたいと思ってました。今回ようやくそれが実現。

前半は最新シングル曲の「Hider-Lair」などを披露。ガールズエモバンドとして
ロックファンに幅広くアピールできる、上質な曲を歌っていたと思います。
ボーカルにもうちょい歌唱力がつけば、さらに良くなるはず。
4曲目に歌われたバラード曲「凛として咲き誇る」は特に素晴らしかったです。
美メロかつ幻想的な雰囲気漂う女性ボーカル曲は、歌姫好きにはそりゃたまらない。
タイムテーブルの関係で今回は前半4曲までしか聴けませんでしたが、
これならば次はフルでライブステージを見てみたいと思いました。
あらためて、よくぞ私のツイッターをフォローしてくれましたね!素直に嬉しいです。




・BRIDEAR

福岡出身の5人組ガールズメタルバンド。
当ブログでは以前に1stミニアルバムを大絶賛いたしましたが(レビューはこちら)
それ以降も個人的にこの作品にはハマりまくっていて、もはや他のどのガールズメタルの
アルバム作品よりも再生回数が多いのではないかというほどです。

今回のライブでは、まず1曲目にいきなり「Voice Is To Silence」が!この曲は大傑作。
これほどまでに切なさを抜群のカッコ良さに昇華させた曲が近年他にあっただろうか・・・
その後は2ndシングル曲「Light In The Dark」、さらには1stアルバムから
「Thread Of The Light」「Pray」などの鉄板曲を歌ってくれました。
以前に大阪での対バンで見た時よりも、今回のライブの方がはるかに良かったです。
ボーカルのKIMIさんの歌唱は、サビの高音部分でもしっかりと声が出ていたし、
楽器隊の演奏の方もズレることなく安定していた。前に見た時は本調子でなかっただけでしょう。
これならばライブに関しても自信を持ってオススメできる。元々メロディセンスに関しては
若手ガールズバンドでNo.1クラスといっていいだけに、将来はぜひ大きくブレイクして欲しい。
ライブハウスでの狭いファン層相手だけの活動で人知れず終わっていいバンドじゃないはず!


(続く)



2015年4月29日水曜日

[ライブレポ]  Gacharic Spin、スムルース、BRIDEAR「赤裸ライアーツアー」

4月17日(金曜日)大阪・umeda AKASOで行われたGacharic Spin主催ライブ「赤裸ライアーツアー」に行ってきました。
出演は、BRIDEAR、スムルース、そしてGacharic Spinの計3組。
ガチャピンはもちろんとして、今回初めてライブステージを見ることになった
BRIDEARとスムルースも、行く前から非常に楽しみにしてました。
あらためてガチャピンと対バンするバンドは素晴らしいバンドばかりですね。




・BRIDEAR

福岡出身5人組ガールズメタルバンド。
当ブログで1stミニアルバムを絶賛したのは記憶に新しいですね(レビューはこちら)
ライブでも期待していた通り1曲目から大興奮のステージでした。
2曲目では重めのミドルテンポ曲でギターのMisaさんがシャウトする場面もあったりと、新たな一面も見せてくれました。
MCはほとんど無しでほぼ告知のみ。明後日にはNAONのYAONオーディションを兼ねたライブに出るとのこと。
NAONのYAONは行きたかったですけどね・・・なんでカミコベと日にちがかぶってるんだ。
その後3~5曲目には「Pray」「Voice Is To Silence」「Imitation」
と、1stミニアルバムの収録曲を立て続けに披露してくれました。これら全部名曲。
ラストナンバーはデビューシングル曲の「Thread Of The Light」。
イントロではバンドメンバーも前列のファンもヘドバンしまくった後、
超キャッチーなサビで盛り上がり、そして間奏でヘドバンまたヘドバン。
素晴らしい曲だ。ライブだとこの曲が一番のキラーチューンなのかもしれません。
ボーカルのKIMIさんの歌唱については高音が苦しそうに感じる部分があったり、
さらに演奏についても一瞬ズレる部分があったりしたのは、これからのメジャーデビューに向けての課題か。
それでもそんじょそこらのガールズバンドと比べると非常にレベルの高いことを
やっているバンドであるので、ぜひこれから飛躍して欲しいです。



・スムルース

[セットリスト]
・冬色ガール
・空だけは青
・アルゴリズム
・よるをつないで
・休日シンデレラ
・帰り道ジェット
・祝福の紙吹雪
(公式ブログより引用)


「♪今から40分間時間を預けて下さい」などと歌う自己紹介の曲からスタート。
まず1曲目に代表曲の「冬色ガール」でしっとりと聴かせるステージを見せてくれたかと思えば
曲終了直後に一気に激しい演奏を鳴らし、そのまま2曲目「空だけは青」に。
さすが長くやっているだけあってか、ライブパフォーマンスに関しては
ソフトな一面、ハードな一面のその両方ともが一級品でした。

MCでは、ボーカルの徳田さんがまず今日のライブに呼んでくれたGacharic Spinに
感謝の言葉と述べると共に、「世界でも通用する」と絶賛。
先ほど出演したBRIDEARも含めて、あれだけパワフルなステージを見せてくれるバンドながらも、
一方で楽屋ではみんな普通のガールズトークをしていて、そのギャップに驚かされたらしいです。
「前もスゴいバンド、後ろもスゴいバンド、その間に挟まれるおっさん達」
これにはお客さんから笑いが。そして今こうしてお客さんとつながっていることへの
喜びを語った後、「よるをつないで」というバラード曲が歌われました。
続くアップテンポ曲の「休日シンデレラ」では間奏部分でお客さんと一緒にパンパンとリズミカルに手を叩くことに。
最後の方では「パパパパパパパパパパパパン!」とものすごい勢いでみんなで手を叩き、
ここで徳田さんが会場のお客さんに向けて「自分への拍手やで~!」これには大盛り上がり。

ライブ終盤には徳田さんの特技である書道も披露されました。
Gacharic Spinのライブにちなんだ字を書くということで、

 __
|ラセ|
|ラキ|
  ̄ ̄
「赤裸ライアーツアー」にちなんで「セキララ」という文字が書かれました。
そしてここからさらに書き足し、紙を上下にクルっとひっくり返すと・・・

 __
|女天|
|子才|
  ̄ ̄

なんと「天才女子」に! これには会場から大喝采。
こんな面白いマジックを見せてくれるとは素晴らしいの一言です。

そしてラストナンバーには、待ってました「祝福の紙吹雪」が!
アルバム「WALK」(レビューはこちら)の1曲目に収録されている曲で、
2009年のMBSテレビの野球中継のテーマソングとしてオンエアされていた曲。
この曲こそがスムルースを知るきっかけになった曲です。近年ではライブの鉄板曲だそうで、
その評判通りにこの日もサビ部分ではみんなでタオル回しをしたりと、最高に盛り上がりました。
そしてライブ終了かと思えば、徳田さんが歌い終わった後に片足立ちで
おそらく30秒以上はその場に立ち続け、これにはお客さんから大きな拍手が起こりました。
本人達にとっては今回のライブはアウェーの場だったと思いますが、
それでもこれだけ盛り上げたのはさすがです!彼らはもっと評価されるべきだと2009年の頃から思ってましたからね。



スムルースのステージが終了した後、会場には「セキララジオ」と称した
Gacharic Spinのメンバーによるラジオが流れ始めました。
これは今まで私が行ったライブの中では初めての試み。
オンエア内では仙台のご当地アイドル、牛ターンべろの曲なども流れました。
ちなみにこのアイドルの正体はオレオ様とまいさんとありささんの3人だそうです。
CD化が待ち遠しいですね。これまた良い曲だったなと思いましたので。



・Gacharic Spin

[セットリスト]
・More Power
・ハンティングサマー
・溶けないCANDY
・Ben-Jan-Dan
・赤裸ライアー
・ダンガンビート
・BROKEN LOVER
(アンコール)
・宝物
・WINNER


まずはいつものようにGacharic Spinのテーマ曲に乗せてメンバーが1人ずつ登場し、
ベースソロ、ギターソロ、キーボードソロ、ドラムソロ、さらにはダンサーの2人による
ダンスソロが立て続けに披露されました。これら全てが素晴らしいパフォーマンス。
1曲目が始まる前からスゴ腕を見せつけられるバンドってそうそういないのでは。
そしてその興奮のまま1曲目「More Power」2曲目「ハンティングサマー」へと続いていき会場は大盛り上がり。
相変わらずこの日も、激しいベース演奏の最中に熱血横断幕が登場したり、
首にかけたキーボード、ベース、ギターが一斉に1回転したりといったように
魅せるライブパフォーマンスが満載。これぞ最高のエンターテイメントです。

MCでは、いつものようにベース&リーダーのKOGAさんがお客さんに向けて挨拶をした後、
たこ焼きについての話が始まりました。またまたたこ焼きの話か!
この1ヶ月間だけで計3回も、大阪でのライブにてたこ焼きの話を聞いているぞ・・・
しかし「大阪に来たバンドはみんなたこ焼きのことを言ってるかもしれないけど、オレオ様はガチのたこ焼き好きだから」
ということらしく、キーボードのオレオ様が大阪でたこ焼きを買って楽屋で食べようとしたが
いざ食べてみたところ、たこが入ってなかったという事件について話されました。
「結局8個全部たこが無かった」と。なぜたこだけ入ってなかったのか、その原因はなんと、
ダンサーのまいちゃんが「たこだけ食べたら太らないと思った」ということで
たこを全部食べてしまったそうです。その一方で「オレオ様には太る部分だけを残してあげた」
ということで衣を残しておいたとのこと(笑) これにはオレオ様は憤慨。
「たこが無かったら、ただの「焼き」じゃないか!」 確かにその通りだ。

3曲目にはガチャガチャダンサーズの2人による「溶けないCANDY」が披露されました。
これはやはりライブだと良いアクセントになりますね。思った通りの楽しいステージでした。
もうちょい声量があれば完璧。踊りながら歌うのは大変だと思いますが。
続く「Ben-Jan-Dan」ではオレオ様がセンターに立ち、計3人で激しいダンスを披露した後、
待ってましたのゴムパッチンのコーナーが! 前列のお客さんがゴムを思いっきり伸ばし、
そのゴムを口でくわえたオレオ様に向けてパチーン! 体を張ったパフォーマンス最高だ。
なお曲終了後にオレオ様は「最近唇が腫れてきたのはこれのせい」とボヤいてました(笑)
今回はオレオ様のコスプレをしたお客さんにゴムパッチンされたらしく、これにはKOGAさんも
「オレオ様がオレオ様にゴムパッチンしてるみたいだった」と。ある意味奇跡の光景だ。

後半は「赤裸ライアー」「ダンガンビート」「BROKEN LOVER」と
ハイテンションな曲連発で盛り上がりまくりました。
そしてアンコールではKOGAさんが今日来てくれた皆さんに感謝の言葉を述べると同時に
BGMとしてオレオ様のピアノ演奏が。そしてはな兄さんがステージのセンターに立ち、
マイク無しで、バラード曲の「宝物」を歌い始めました。伴奏はオレオ様のピアノのみ。
「みんなも一緒に歌いましょう」ということで歌うファンの姿もありました。
そして曲の1番部分が終わった後、はな兄さんがドラムに戻り、
2番部分は従来のバンドサウンドにのせてドラムを叩きながら歌われました。
こんな演出が見られるとは思ってなかったのでビックリです。
さすが何が飛び出すか分からないバンド!まさかのしっとり感動路線でしたが、
しかし曲終了後にはKOGAさんから熱い一言が。「Gacharic Spinはこんなしんみりと終わるバンドじゃありません!」
そうだ、その通りだ! ということでラストナンバーは「WINNER」。
この曲にのせてみんなで一緒に5分間走り続け、最後はゴールテープが切られてライブ終了。
去り際にはKOGAさんがマイク無しで「Gacharic Spin、Gacharic Spin、Gacharic Spin、Gacharic Spinでした~!!」
4回も言うか(笑) この日も気合いが伝わってきて素晴らしいライブステージでした。
アニメ「ドラゴンボール改」のEDテーマとしてオンエア中の新曲「Don't Let Me Down」
さらにはギターのTOMO-ZOさんが実は宇宙人であり年齢も1億14歳であったことについての
話などが聴けなかったのは若干の心残りでしたが、その辺はまた次回以降に期待です。
2015年は更なる躍進を願ってます。既に実力は日本トップクラスのガールズバンドなのだから・・



2015年4月13日月曜日

[CDレビュー]  BRIDEAR「Overturn The Doom」


BRIDEAR「 Overturn The Doom」
(2013/12/18)

1. New Era (Instrumental) 
2. Pray
3. Thread Of The Light (Album ver.)  
4. Imitation
5. Another Name
6. Voice Is To Silence
7. Wing Of Hope
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




BRIDEARの1stミニアルバム。福岡出身の5人組ガールズメタルバンドの作品。

当ブログではこれまで数多くのガールズバンドの作品を取りあげて来ましたが、
このバンドのメロディセンスは飛び抜けて素晴らしいです。はっきり言ってモノが違う。
今作は1曲目のインスト曲以外は全て似た系統のアッパーチューンでありながらも
これら全曲シングルカットできるレベル。サビはキャッチーを通り越して、どキャッチー。
ここまで歌メロの良い曲を次々と作れるバンドはそう滅多にいない。
全曲試聴トレーラーでサビを一度聴いていくだけでそれが分かるはず。

そしてこのバンドの大きな特徴だと感じたのは、メタルでありながらも作風が明るい。
今作一のキラーチューンである2曲目「Pray」は、君を守りたいというひたむきな気持ちを
伸びやかな歌メロと疾走感のあるサウンドにのせて熱く歌い上げている。そこには陰湿さのかけらもない。
6曲目「Voice Is To Silence」などは歌詞だけ見ればダークな表現もあるのですが、
それをカッコ良さに昇華した上に、明快さすら感じられるほどの曲になっているというのが凄い。

さらにボーカルのKIMIさんの歌声が良い。歌唱力的にはもう一押し欲しい所もありますが、
それを補って余りあるほど声質に恵まれている。個人的にもドンピシャで好きな歌声。
それもそのはず、以前に当ブログの検索ワード解析において「BRIDEAR 水樹奈々 似てる」
というワードがヒットしたことがありました。(記事はこちら)
なので今作の曲を聴くと、本当に水樹奈々さんが歌っているかのように聴こえてきました。
もちろん良い意味で。この声だとなおさら楽曲がアニソンっぽく聴こえるのは私だけでしょうか?

ここ1~2年ぐらいの間に、メタル系女性ボーカルバンドが次々とメジャーデビューを
果たしていますが、今作を聴く限りではBRIDEARこそ真っ先にメジャー進出して欲しかった。
メジャーでタイアップをもらってアニソンにも起用されれば水樹奈々さんの曲と間違えて
CDを買う人が続出するのではというのはさておき、これだけ作風がキャッチーならば
多くの人にガールズメタルバンドの魅力を伝えられる存在へとなれる可能性があるのでは。
とりあえず「アパッショナート」「ミュステリオン」「悦楽カメリア」などの曲が好きな人は
ぜひBRIDEARの曲も聴いてみましょう。
今度の4月17日に大阪で行われる、Gacharic Spin、スムルースとの対バンにて、
ライブステージを生で見られるのが今から楽しみです。期待せずにはいられません。