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2015年4月13日月曜日

[CDレビュー]  BRIDEAR「Overturn The Doom」


BRIDEAR「 Overturn The Doom」
(2013/12/18)

1. New Era (Instrumental) 
2. Pray
3. Thread Of The Light (Album ver.)  
4. Imitation
5. Another Name
6. Voice Is To Silence
7. Wing Of Hope
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




BRIDEARの1stミニアルバム。福岡出身の5人組ガールズメタルバンドの作品。

当ブログではこれまで数多くのガールズバンドの作品を取りあげて来ましたが、
このバンドのメロディセンスは飛び抜けて素晴らしいです。はっきり言ってモノが違う。
今作は1曲目のインスト曲以外は全て似た系統のアッパーチューンでありながらも
これら全曲シングルカットできるレベル。サビはキャッチーを通り越して、どキャッチー。
ここまで歌メロの良い曲を次々と作れるバンドはそう滅多にいない。
全曲試聴トレーラーでサビを一度聴いていくだけでそれが分かるはず。

そしてこのバンドの大きな特徴だと感じたのは、メタルでありながらも作風が明るい。
今作一のキラーチューンである2曲目「Pray」は、君を守りたいというひたむきな気持ちを
伸びやかな歌メロと疾走感のあるサウンドにのせて熱く歌い上げている。そこには陰湿さのかけらもない。
6曲目「Voice Is To Silence」などは歌詞だけ見ればダークな表現もあるのですが、
それをカッコ良さに昇華した上に、明快さすら感じられるほどの曲になっているというのが凄い。

さらにボーカルのKIMIさんの歌声が良い。歌唱力的にはもう一押し欲しい所もありますが、
それを補って余りあるほど声質に恵まれている。個人的にもドンピシャで好きな歌声。
それもそのはず、以前に当ブログの検索ワード解析において「BRIDEAR 水樹奈々 似てる」
というワードがヒットしたことがありました。(記事はこちら)
なので今作の曲を聴くと、本当に水樹奈々さんが歌っているかのように聴こえてきました。
もちろん良い意味で。この声だとなおさら楽曲がアニソンっぽく聴こえるのは私だけでしょうか?

ここ1~2年ぐらいの間に、メタル系女性ボーカルバンドが次々とメジャーデビューを
果たしていますが、今作を聴く限りではBRIDEARこそ真っ先にメジャー進出して欲しかった。
メジャーでタイアップをもらってアニソンにも起用されれば水樹奈々さんの曲と間違えて
CDを買う人が続出するのではというのはさておき、これだけ作風がキャッチーならば
多くの人にガールズメタルバンドの魅力を伝えられる存在へとなれる可能性があるのでは。
とりあえず「アパッショナート」「ミュステリオン」「悦楽カメリア」などの曲が好きな人は
ぜひBRIDEARの曲も聴いてみましょう。
今度の4月17日に大阪で行われる、Gacharic Spin、スムルースとの対バンにて、
ライブステージを生で見られるのが今から楽しみです。期待せずにはいられません。






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