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2015年4月3日金曜日

[CDレビュー]  B'z「EPIC DAY」


B'z「EPIC DAY (初回限定盤)(DVD付) 【ロングボックス仕様】」
(2015/3/4)

1. Las Vegas  
2. 有頂天
3. Exit To The Sun
4. NO EXCUSE
5. アマリニモ
6. EPIC DAY
7. Classmate
8. Black Coffee  
9. 君を気にしない日など  
10. Man Of The Match 
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)





B'zの通算19枚目のオリジナルアルバム。ベテランロッカーの味が光る作品です。
今作は1~5曲目を「SIDE A」、6~10曲目を「SIDE B」と称した2部構成形式の
アルバムとなっています。これはレトロでもあり新しくもあると感じました。

まず1曲目「Las Vegas」はブラスバンドの加わったロックサウンドが
華やかな夜の街の雰囲気を演出している。ギラギラした感じが良い。
2曲目「有頂天」は唯一のシングル曲。
「最後の最後報われるのは自分自身と信じている 半分以上無理矢理に」
「今夜だけもお願い 有頂天にならせて」これには思わず共感してしまう。
パワフルな歌唱にのせて歌われる悲壮感漂う歌詞が胸に響く。
ドラマ「学校のカイダン」の主題歌でもありますが学園ドラマといった感じは全くしない。
3曲目「Exit To The Sun」はロックバラード曲ながらも、
ヒアノとストリングスを取り入れたサウンドと、終盤の転調は
J-POPの王道といったところで、聴きやすい曲に仕上がっている。
4曲目「NO EXCUSE」は自身の精力低下を嘆いた曲。50代になった稲葉さんが
こんな曲を歌うと妙にリアリティがある。ちなみにこの曲はスミノスアイスという
お酒のCMソングにも起用されているらしいです。赤ひげ薬局じゃないのか。
5曲目「アマリニモ」はSIDE Aのラストを飾るミドルナンバー。普通に良いとしか言いようがないです。

6曲目「EPIC DAY」はマイベスト。落ち着いた感じの曲が多めの今作の中では
最も疾走感のあるハードロックナンバーで、なおかつ最もB'zらしさを感じる曲。
間奏でギターソロが飛び出し、そしてキーボードソロ、そしてまたギターと、
最初から最後までスリリングなメロディ展開を楽しめる。こういう曲を待ってました。
7曲目「Classmate」は昔の恋人との思い出を歌ったバラード曲。
「転校生だと紹介されて 目の前に君は立ってた」
50代になってもこういう曲を歌えるのは素晴らしい。
8曲目「Black Coffee」はおしゃれな雰囲気のAメロ部分が
まるでコーヒータイムのひとときのよう。サビではロックに盛り上がる。
9曲目「君を気にしない日など」は王道ラブバラード。
10曲目「Man Of The Match」はイントロや間奏でジャズの要素を取り入れた
ミドルナンバーで、ラストにして冒険心を感じさせられる曲を作ってくれました。

どの曲もメロディの良さと、聴きやすさを兼ね備えた楽曲となっているのは
さすが日本を代表する人気ハードロックアーティストなだけある。
円熟味を感じられる半面、今作において突き抜けたスゴさを感じたのは6曲目ぐらいだったか。
彼らにはたとえ何歳になったとしても、大人っぽい雰囲気のミドルナンバーばかりにはならずに
「ultra soul」や「IT'S SHOWTIME!!」クラスの傑作アッパーチューンを定期的に出して欲しい。
60代70代になっても日本の音楽シーンを引っ張るかのような活躍を期待しています。







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