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2016年8月2日火曜日

[ライブレポ]  BRIDEAR 1st ALBUM「BARYTE」Release Tour "radiance"

7月30日(土曜日)名古屋・ell.SIZEで行われた、BRIDEARのライブに行ってきました。
今年3月に念願の1stフルアルバム「BARYTE」(レビューはこちら)をリリースした
福岡出身の5人組ガールズメタルバンドのワンマンツアーに初参戦です。

セットリストは最新アルバム「BARYTE」の収録曲全曲(計11曲)、
前ミニアルバム「Overturn The Doom」から「Pray」「Thread Of The Light」、
未発表の新曲1曲、さらにアンコールでは前ミニアルバムから「Wing Of Hope」、
以上の計15曲。聴きたかった曲はほぼ全て歌ってくれました。


BRIDEARを初めて観たのは昨年4月に行われたGacharic Spin主催の対バンでしたが(レポはこちら)
あれから約1年半、今回あらためてワンマンライブを体験してまず感じたことは、
ボーカルのKIMIさんは本当に歌が上手くなったなと。さらにステージ全体から溢れる
躍動感もスゴかった。活動を重ねるごとにバンドが進化していってるのが分かる。
イントロから楽器隊の皆さんが一斉にヘドバンしながら演奏を見せる場面では
思わず一緒にヘドバンせずにはいられないほどの興奮と熱狂が渦巻く。
最新アルバムの楽曲からは新たに、ギターのMisaさんによるスクリームが加わった曲もあり、
これがまた一層の迫力を感じられる。その一方で歌メロ部分はキャッチーな曲ばかり。
元々楽曲のメロディの良さに関しては若手メタル系バンドの中でもトップクラス。
ライブステージにおいてもヘヴィネスとメロディアスの融合が見事だと感じられる。

3曲目に披露された「Rebirth」は、当ブログの2016年上半期No.1ソングに選んだほどの傑作曲。
これを聴けるのを待ってました。サビメロが伸びやかかつ爽快感抜群で最高。
まるでアニソンみたいな曲だ。ただ今回のライブではイントロ部分の音が軽かったような?
演奏に関しては全体の9割は良かったと思うが、残りの1割はこれからの伸びしろということになるかなぁ。

MCでは専らボーカルのKIMIさんがしゃべりを担当。
名古屋は初めて遠征でライブをした地であり第二の故郷であるという話、
今回のライブ会場にはビデオカメラが8台ほど入っているので、
映りたくない人は両手でセルフモザイクをして下さいといった話、
福岡のバンドシーンは寂しいと感じられるのでもっと盛り上げたい、
今日のお客さんにはぜひ福岡にも来て欲しい、食べ物もおいしいからといった話がされてました。
私は福岡が第二の故郷なので(母方の親戚は全員福岡)食べ物がおいしいという話は
本当によく分かる。活気溢れる街なだけにバンドシーンも盛り上がって欲しいですね。

今回最も印象的なステージとなったのはライブ中盤に披露された「箱庭」でした。
イントロや間奏部分でドラム以外のメンバー全員が横向きになって
ジャンプをしながら演奏。これにはお客さん達も一緒にジャンプして盛り上がる。
さらに間奏部分にてギターのMisaさんと美弦さんの2人によるギターソロが、
ステージの最前線にて立て続けに披露される。これにはお客さん達も身を乗り出して盛り上がる人が続出でした。

本編終了後は会場にBGMが流れてきたのでアンコール無しなのかと思いきや、
すかさずディアラー(BRIDEARのファンの総称)からアンコールが沸き起こり、
間もなくしてBRIDEARの皆さんが再登場。まずはメンバー紹介となり、
ここで初めてKIMIさん以外のメンバーの声を聞くことに。
ギターの美弦さんはあまりのアニメ声に「ヘリウムガス」などといった声が会場から上がる。
すると美弦さんが一言。「ヘリウムガスを吸ったら、声が高くなります♪」
・・・うん、その通りだな。会話として全く噛み合っていない気もするが、
それもまた愛嬌ということで可愛いよ! 実際にはヘリウムは吸ってないのは言うまでもないですが。

そしてラストナンバーとなった「Wing Of Hope」では曲終盤のコーラスを
ディアラーの皆さんと一緒に大合唱。「♪ウォーオオオウォーオーオーオーオー」と
声を思いっきり上げました。これは最高に気持ち良かった。感動的なまでのラストシーンでした。


やっぱりBRIDEARのようなガールズメタルバンドはライブこそが真骨頂だ。
最新アルバムの曲が生でより一層迫力を増す。これはまさに期待通り。
最高に盛り上がることができました。ワンマンができるぐらいの曲数がようやく揃って良かった。
まだ結成5年目の若手バンドなだけに、これからの更なる飛躍を願いたいです!



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