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2016年8月16日火曜日

[CDレビュー]  ASH DA HERO「THIS IS LIFE」


ASH DA HERO「 THIS IS LIFE」
(2016/6/15)

1. Overture
2. You Gotta Power
3. Anchor
4. Everything
5. いつかの街で
6. 上京難民
7. Never ending dream
8. 生命のリレー
9. One Hundred Years Later
10. HELLO NO FUTURE
お気に入り度:★★★★★★★★★★ (10/10)




ASH DA HEROの1stフルアルバム。新世代ロックシンガー降臨。
自らを「ヒーロー」「カリスマ」などと名乗る歌手が、自分で設定したその高いハードルを
本当に超えてしまうぐらいの傑作アルバムを世に送り出した。
これはまさに驚きの一言。事前の期待を遥かに上回るほどの名盤でした。

まず1曲目はインスト曲から始まり、続く2曲目「You Gotta Power」で
いきなり先制パンチを喰らわせてくれた。文字通りのパワーみなぎるハードロックで
思わず拳を突き上げたくなる。ボーカルの歌い方などはB'zっぽくもあるが、
個人的にはそれ以上に影山ヒロノブを彷彿させるものがあった。ヒーローだけにね。


3曲目「Anchor」は歌い出しの英語詞部分のふにゃふにゃボーカルを聴いた時は
苦手な某R・・というバンドみたいで不安になってしまったが、
かと思いきやその直後に思いっきりシャウトを決めてくれてホッとした(笑)
ラウドロックにシンセを組み合わせたサウンドは近年ありがちながらも、こちらもまた迫力抜群。

そして今作を聴くきっかけとなった曲がリードトラックの4曲目「Everything」。
ストリングスを大胆にとり入れた迫力満点のバンドサウンドにのせて、
全世界の人々に向けて愛の大切さを訴えかけるバラード曲。
歌唱に魂がこもっていて、聴いていて抜群に気持ち良い。そして歌詞が素晴らしい。
「偽善者と嘲笑うだろう 石を投げつけるだろう それでも僕は笑って君に歌うだろう」
ここまで強い決意を持って愛を歌った曲だったとは・・・これはもう感動の一言ですよ。
今まで音楽を聴いてきた中で、最高かつ究極のラブソングといえば
中島みゆき「I love you,答えてくれ」だったが、ついにそれに並ぶほど圧倒的な曲が現れた。


5曲目「いつかの街で」は疾走感抜群のヤンキー系ロックナンバー。
青春時代ならではの悩みや苦しみを必死で振り払うかのようにひたすら駆け抜ける。
歌詞の中に飛び降り自殺を踏みとどまったという内容が含まれてたのは衝撃的だったが、
そういった悔しい体験すらもエネルギーへと変えてやるんだという思いが伝わる。
これは文句無しにカッコいい。リードトラックの次の曲もこれだけハイレベルな曲とは驚き。

6曲目「上京難民」はラップ・ヒップホップ色の強い曲で、今作の曲の中でも異色。
サビでは一気にバンドサウンドやコーラスが盛り上がりを見せ、さらに曲後半では
ラップを通り越した熱い語りも聴かせてくれる。2015年12月度マイベスト10の1位曲である
MOROHA「上京タワー」も名曲だったが、この曲もそれに並ぶほどに素晴らしい。

7曲目「Never ending dream」は爽快感抜群のアッパーチューンで
アニメタイアップかスポーツ中継タイアップがついていても良さそうな曲。
こういうメジャー感のある曲も作れるならばタイアップ次第でブレイクあるぞ。

8曲目「生命のリレー」はアコースティック系のバラード曲かと思いきや、
こちらもサビで一気にバンドサウンドが盛り上がりを見せるという曲展開が良い。
歌詞は次の曲とつながっているように感じる。この次こそがクライマックス。

そして9曲目「One Hundred Years Later」では音楽にこめられた愛や希望のメッセージを
何百年先も伝えていこうと歌う。曲調はポップでありながらも、
歌詞やストリングスアレンジなどに壮大なスケールを感じられる名曲。
「爆弾の代わりにマイクを」「ミサイルの代わりにメロディを」はとりわけ印象的な名フレーズ。

10曲目「HELLO NO FUTURE」はラストを飾る痛快ロックンロール。
嫌なことをも全て笑い飛ばしてくれるかのような曲。
「愛じゃ救えない」「世界は変えられない」などといったネガティブなフレーズが
多く登場する歌詞は、これまでのアルバム曲の流れからすれば驚きだが、
しかし最後には「それでも愛や希望を歌う」と言ってくれている。
これは何ともロックシンガーらしい。一筋縄ではいかないところが。
なおこの曲は今作の曲の中でも最もB'zっぽい。何も知らずにこれを聴けば
本当にB'zの曲だと間違える人もいるのではないかと思うほどに似てる・・・


反骨精神に溢れ、反戦、愛、希望を歌う、これぞ伝統かつ王道のロック歌手。
それでいてサウンド面では新しい要素も多く取り入れ、現代的な作品に仕上げている。
個人的には、いかにも尖った感じのロックミュージシャンというのは、
最初は楽曲が良いということで好きになっても、結局は途中で気持ちが離れてしまってたが
(アルバム4曲目にこんなタイトルの曲を出してしまったバンドはその典型)
この歌手の曲はこれからもずっと聴き続けると思う。
荒々しい一面と、優しい一面が交互に顔を覗かせてくれるからこそ惹かれる。
人間味に溢れていて魅力的。そしてミュージシャンというものは彼のように
ラブ&ピースを高らかに歌う存在であって欲しいとあらためて感じた。
近年はテレビだと「ラブ&ピースが口癖の人にはろくな人がいない」などと
言ってしまうような毒舌オネエタレントが持ち上げられたり、
さらにネット上では人をすぐに偽善者呼ばわりするような奴がたくさんいたりと、
どんどんギスギスした世の中になってきてると感じられるからこそ、
今作のリードトラック「Everything」はとりわけ心に響いたし、こういう歌手には
本当に頑張って欲しいと感じた。音楽の力で少しでも世界を変えられたらいいのにと思う。
1stフルアルバムにしてこれだけの名作を作り上げたアーティストならば、
さぞかしロック系メディアの数々ではプッシュされてるに違いない・・と思いきや、
公式HPによると、ネット上ではほぼBARKSでしか取り上げられてないのはなぜだ!?
これを推さないなんてありえないレベルだと思うのだが・・・どうかこれから躍進して欲しい!



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