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2015年9月7日月曜日

[CDレビュー]  奥井雅美「SYMBOLIC BRIDE」


奥井雅美「 SYMBOLIC BRIDE」
(2015/6/10)

1. 光へ ~I pray to be given~
2. SYMBOLIC BRIDE ~Rebellion of Valkyrie~
3. 蒼い涙
4. Delusion
5. 静ノ炎
6. 恋する想い
7. JOY
8. 宝箱 -TREASURE BOX-
9. FISSION
10. CHAOS LOVE
11. PLATONIC ~Luna~
12. ヒカリノハナ
13. 光へ ~crossroads~
14. ソラノウタ
お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10)




奥井雅美の通算17枚目のオリジナルのアルバム。2012年以来の新作リリースとなるも
ベテラン健在という姿をみせた、アニソン系J-POPの王道を行く作品です。
今作はまず、リードトラックである2曲目「SYMBOLIC BRIDE ~Rebellion of Valkyrie~」
が素晴らしい。これぞアニソン系アーティストの本領発揮といえる、ヒーロー降臨系の神曲。
「最後の救世主」と歌うサビのカッコ良さときたらそりゃもう半端ない。
自分の入場テーマ曲にしたいほど。特に歌詞に関しては近年のJAM Projectの曲を超えている。
歌唱も文句無し。1番終了後の間奏部分で「ハッ!」と声をあげるところまでツボだったりする。
これほどまでの名曲がノンタイアップだとはもったいない。しかも自作曲だというのに・・・


さらに今作はこれまでの王道J-POPに加えて、近年人気のアニソン系作曲家の
皆さんにより作られた、今風なアレンジのアッパーチューンもとり入れるという挑戦が。
5曲目「静ノ炎」はエレガのメンバーが作曲したのかと間違えそうになるほどの
ドラマチックな曲展開が押し寄せるシンフォニックロックで、こちらも文句無しの名曲。

9曲目「FISSION」は正真正銘エレガのメンバーである藤間さん作編曲による
歌謡テイストのアッパーチューン。哀愁を漂わせつつも前向きなのがまた良い。
10曲目「CHAOS LOVE」はクレジットを見ずともI've Soundだと分かってしまう
高瀬一矢さん作編曲のデジタルチューン。
聴いているだけで異次元世界に引きずりこまれそうになるほどの深みがある。
こういった曲もしっかりと自分のものにしているのはさすがです。

その一方で自作曲である14曲目「ソラノウタ」にはどこか懐かしさを感じられる。
「100のピンチだって乗り越え突き進むんだ」これには子供の頃の冒険心を思い出させてくれる。
純粋かつワクワク感に溢れた、らしい曲だなと感じました。
しかしアルバム中盤のポップ系の曲に関してはどれも今一つな印象だったのが惜しい。
元々過去のアルバム作品もシングル曲・タイアップ曲は名曲揃いなのに対し、
アルバムオリジナル曲は普通のポップスといった感じで弱いと思うことがあっただけに、
今作でいえば2、14曲目のようなアップテンポ曲を中心にしたアルバムを作って欲しいと
以前から思っていました。2000年代のアルバムと比べると今作はそういった曲の比率が
増えたので、結果かなりのお気に入りアルバムとなりましたね。

JAM Projectとしての活動と、ソロ活動との両立は何かと大変だろうと思いますが
これからも、アニソン系歌姫のトップランナーとしての活躍を期待したいです。



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