SCANDAL「 HONEY(初回生産限定盤)」 (2018/2/14) 1. プラットホームシンドローム [公式PV] 2. OVER 3. テイクミーアウト [公式PV] 4. Oh! No! 5. ミッドナイトシティ 6. ショートショート 7. 窓を開けたら 8. ふたり 9. エレクトリックガール 10. 恋するユニバース [公式PV] お気に入り度:★★★★★★ (6/10) SCANDALの通算8枚目のオリジナルアルバム。 前アルバムでは洋楽ロックっぽい雰囲気の曲が増えたかと思いきや 今作の先行シングル曲となった3曲目「テイクミーアウト」は いかにも今の流行に乗っちゃった感のある、洒落たギターロック系の曲で またしても作風が変わってしまったのか?と不安になったものだったが・・・ いざ今作を聴いてみると、前半の1、2、4曲目の時点から 前アルバムの曲以上にアッパーでガツンとしたバンドサウンド全開、 キャリアを重ねたからといって大人っぽくて落ち着いた感じの作風にはならずに ガールズロックを追い続ける姿勢が見えたのが何より安心させてくれた。 5~7曲目にはFMラジオでよく流れそうなおしゃれポップな曲の数々を挟んだ後、 後半の8~10曲目で再びロックなバンドサウンドが復活。 9曲目「エレクトリックガール」はダンサブルなギターサウンドに エフェクトのかかったボーカルが加わった曲で、ノリの良さが抜群。 こちらも編曲がKEYTALKみたいで流行に乗ったっぽいといえば乗ったっぽいけど 今作の曲の中では最もメロディにインパクトがあったので良かった。 てかエレクトリックガールっていったら中ノ森BANDの3rdアルバムのタイトル曲だろと すぐさま思い出したのだが、タイトルかぶりに気付いてないのだろうか? かつては日本のガールズバンドシーンを引っ張る者同士だったはずなのに、忘れてしまった? ずっとメジャーの第一線で活躍しているガールズバンドなだけあって 曲調の幅が広いのはさすがだと感じられるし、なおかつ今の時代のニーズに 合った曲も作っている感じがするので、多くの人にウケるだろうなというのが 十分に分かる作品。でもやっぱり中盤の5~7曲目はハマれないなぁ・・・ アルバム収録曲の全曲がメンバー自作曲になってからこれで3作目となるが、 そろそろ新たな代表曲となりえるようなキラーチューンが欲しいところ。 今までいろんなガールズバンドをインディーズまで含めてライブで見てきてる者としては この楽曲レベルのガールズバンドならば他にいくらでもいると思ってしまう。 初期のガレージロック路線の曲を自作曲で聴けることはこれからも無いのだろうか? CDジャケット写真の方ではさくらんぼを口でくわえている画像がどう見ても ●●をくわえてるみたいでバンド名の通りにスキャンダラスに成長したなぁと感じただけに 楽曲の方も日本を代表するガールズバンドらしく進化した傑作曲を期待したくなるんですけどね。
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2018年3月10日土曜日
[CDアルバムレビュー] SCANDAL「HONEY」
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