SEX MACHINEGUNS「 LOVE GAMES」 (2014/10/29) 1. Overture 2. GS BOY 3. ダッチの奥さん 4. 未練FIRE! (Album Ver.) 5. TEXAS FIVE 6. 良かったね。 7. エグイ食い込み 8. いつもの喫茶店 9. マーメイド地獄 10. プラズマS お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10) SEX MACHINEGUNSの通算10枚目のオリジナルアルバム。 今年7月に、新ドラマーのLEONさんが加入し(これで何十回目のメンバーチェンジでしょうか?) バンドとしての活動を再開してからは初となるアルバムでございます。 今作は、 >ANCHANG曰く「恐らくマシンガンズ史上初のコンセプト・アルバムになるのでは」 という通り、「男と女」をテーマにした楽曲が多く収録されている。 とのことでしたが、インストを挟み実質1曲目の「GS BOY」が ガソリンスタンドの店員の気持ちを歌った曲で「文句があるならセルフ行け!!」 などと叫んでるのを聞いて、いや何も変わってないじゃないか!と思ってしまいました(笑) しかしそれ以降の曲は、確かに男と女をテーマにした曲が多い。 3曲目「ダッチの奥さん」はタイトルを見ての通り(以下自粛)について歌った曲で 笑ってしまいました。こんな曲が今作で一番メロディが良かったりするのが何てこった。 4曲目「未練 FIRE!」は失恋をテーマにした哀愁ハードロック。 今作唯一のシングル曲なだけあって。普通にカッコいい。 6曲目「良かったね。」も失恋ソング。サビはサザンオールスターズの 「勝手にシンドバッド」のパロディで「そうね散々ね」と歌うところが面白い。 そういえば散々オールスターズってのも某バラエティ番組でいたなと思い出してしまいました。 7曲目「エグイ食い込み」は今作のリードトラックとのことですが、 サビは同じフレーズの繰り返しでメロディも単調に感じる。 8曲目「いつもの喫茶店」はAメロのハイトーン歌唱が見事。 「ハム!エッグ!」の連呼はインパクトがあるが、サビらしいサビが無い。 9曲目「マーメイド地獄」も同じくサビが無いからか盛り上がりに欠ける。 10曲目「プラズマS」はラストを飾るにふさわしい疾走チューン。 メロディ自体は単調だが、それでも勢いに持っていかれる。だが歌詞がド下ネタじゃないか! スッポンと亀○をかけているところは上手いと言えなくもないか・・? 1曲目の「Overture」と、約40秒の小曲である5曲目「TEXAS FIVE」を除けば 実質8曲入りのアルバムで税込み3000円、さらに音質も良くないというのは 現在の彼らをとりまく制作環境の苦しさが原因なのだろうか。 2012年リリースのシングル曲「雨の川崎」が収録されていないのも残念でしたし、 アルバムオリジナルの新曲についても、前作以上にメロディの単調さが気になってしまいました。 それでも昨年に別バンドとしてリリースしたザ・メンテナンスの作品と比べると、 3、4曲目があるだけまだ良かったといえますが。 男と女をテーマにした曲ならば「愛人28」クラスの名曲をまた聴きたいです。 日本のヘヴィメタルバンドの中では知名度的には今でもトップクラスなだけに、 何とか再浮上して欲しいところですが・・・
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2014年11月29日土曜日
[CDレビュー] SEX MACHINEGUNS「LOVE GAMES」
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