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2014年11月19日水曜日

[CDレビュー]  中島みゆき「問題集」


中島みゆき「 問題集」
(2014/11/12)

1. 愛詞(あいことば) 
2. 麦の唄
3. ジョークにしないか
4. 病院童
5. 産声
6. 問題集
7. 身体の中を流れる涙
8. ペルシャ
9. 一夜草
10. India Goose
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)





中島みゆきの通算40枚目のオリジナルアルバム。今作もさすがの貫録を感じさせてくれる作品でした。

まず1曲目「愛詞」は中島美嘉さんに提供した曲のセルフカバー作品で、
「傷ついたあなたへ 傷ついた命へ」と優しく歌いかけてくれるバラード曲。
つくづく、みゆきさんが歌うラブソングには母性を感じさせられる曲が多い。
2曲目「麦の唄」はご存知、NHK連続テレビ小説「マッサン」の主題歌。
牧歌的なサウンドが響くイントロの時点から、大自然に広がる麦畑の絵が目に浮かぶかのよう。
サビでは力強い歌唱に生命力を感じさせてくれる。みゆきさんが歌うドラマ主題歌は名曲ばかり。
3曲目「ジョークにしないか」はシンプルなピアノバラード曲。
愛し合うことが苦手な人の姿を描いた歌詞には思わず共感してしまいます。
4曲目「病院童」は文字通り病院での人間模様を歌った曲。
歌詞だけ見ると重いテーマですが、曲調や歌唱は明るめでなおかつ痛快な感じなので聴きやすい。
曲終盤には「病院童になりたい」とまで歌うのには、つくづく優しいお方だなぁと思いますね。
私は病院童になりたいかと言われればなりたくない・・それよりも太陽の下でグラウンドを駆け回っていたいです(汗)
5曲目「産声」はサビに向かうにつれて盛り上がっていく展開が良いバラード曲。
生まれ育った命の重みを感じさせる歌詞も素晴らしいです。

6曲目「問題集」はアップテンポな歌謡曲。この曲も歌詞が良い。
自分にとっては大変な問題だと感じることでも、
他の人から見れば簡単な問題なこともある、もしくはその逆パターンもあると歌う。
これには思わず納得してしまいます。つくづく人生模様を描くのがうまい。
7曲目「身体の中を流れる涙」は今作の中でも最もダークで重いバラード曲。
「温もり目当てに抱きしめたなら なおさら寒さを知るばかり」
この歌詞は心に響く。人肌恋しい季節に聴けばなおさら・・・
これが並の人が作った歌詞ならば、温もりが欲しくて抱きしめたと歌うだけで終わるところを、
それで終わらずになおさら寒さを知るとまで歌う。そこに作詞の深みを感じさせてくれます。
8曲目「ペルシャ」はイントロの時点からアジアンテイストな雰囲気が漂うバラード曲。
9曲目「一夜草」はアコーディオンの音色が曲の中でいい味を出しているバラード曲で、
サビで転調して盛り上がるところも良い。
「下手に愛を持とうものなら 裏切り者になるばかり」といった歌詞も心に響く。
人を簡単には愛せない私のような者にとっては思わず共感してしまいます。
10曲目「India Goose」はラストを飾るにふさわしい大作バラード曲で、
冬の大自然の風景をバックに歌うかのような、抜群のスケール感を感じさせてくれる。
伸びやかなメロディにのせて、大空に向けて飛び立てと力強く歌い上げるその姿には
心を動かされずにはいられない。文句無しのベストトラックです。

今作はしっとりとした歌謡曲路線のアルバムで、バラード曲が非常に多いこともあってか
全体的に地味な印象は感じたものの、歌詞が相変わらずどの曲も素晴らしいので、
じっくりと味わいながら聴くことのできる作品でした。
彼女が日本一の実力派シンガーソングライターであることをあらためて実感。
年齢性別などを問わず、少しでも多くの人に聴かれて欲しい作品です。







2 件のコメント:

proser さんのコメント...

アルバム全体では僕ほどははまれなかったみたいですが、やはり「India Goose」は圧倒的に素晴らしいですよね。

普通の名曲は良いメロディーに良い歌詞がのっかってるんですが、この曲はこの歌詞だから映えるメロディーとこのメロディーだから映える歌詞とが合わさって出来上がっていて、歌詞とメロディーの一体感が圧倒的なんですよね、もちろんアレンジも歌唱も素晴らしいですけど。

アルバムトータルで言うと僕は10曲すべてがそれぞれ違う引き出しから出てきてるのがすごいと感じましたね、10曲以上あるアルバムを出してるアーティストは星の数ほどいますが、その中で曲がかぶらないように出来る人ってのはほとんどいないですよ

えむけー さんのコメント...

確かにIndia Gooseのサビの「飛び立て」というフレーズはこのメロディがあってこそ生きますよね。
10曲全て違う引き出しから作られてるというのもすごいと思います。
これまで40枚近くアルバムを作りながらも未だネタ切れを起こすことなく、名曲をコンスタントに生み出し続けているというだけでも天才的ですね。