天野月「 ごもくならべ」 (2014/10/1) 1. 鳥籠 -in this cage- 2. スイミー 3. パブロフ 4. 花と蜜 5. 贅沢な日々 お気に入り度:★★★★★★★ (7/10) 天野月の通算3枚目のミニアルバム。 今作もバラード系の曲が中心の構成ながらも、多彩な曲世界が広がったアルバムです。 まず1曲目「鳥籠 -in this cage-」はゲームタイアップ曲にも起用された、 メランコリックで幻想的なバラード曲。イントロの時点から哀愁漂う美しい旋律が流れる。 サビの盛り上がりも良い。さすがリードトラックなだけあって素晴らしいです。 2曲目「スイミー」 はポップながらもガツンと響くバンドサウンドをバックに パワフルかつ痛快な歌唱を聴かせてくれる。 初期の頃の曲でいえば「スナイパー」や「虹」を彷彿させるような名曲で、 天野月という名前になってからはこのような系統の曲は少なかったので これには、待ってました!と思いましたね。 3曲目「パブロフ」は文字通りパブロフの犬をモチーフにしたラブソングで、 出だしバラード調からサビで一気に盛り上がる展開にやられた。 何となくDo As Infinityっぽい感じもする。サビメロの良さは今作の曲の中でも一番です。 4曲目「花と蜜」は3拍子の静かなバラード曲。 5曲目「贅沢な日々」はラストを飾るにふさわしい、別れを歌ったバラード曲。 同時リリースとなった「ZERO(リマスター版)」(レビューはこちら) の頃と比べると、今作では全編通してメロディの良さが復活しているのが大きな収穫でした。 歌詞および歌唱の質の高さは相変わらずなので安心して聴ける。 しかし、既にamazonのレビューの方でも皆さんが書かれている通り、 5曲入りのミニアルバムで2500円という値段設定は高すぎる。 音倉レコードというインディーズレーベルのこれまでのCDの売り方などを見ていると、 やはり彼女にはメジャーレーベルで活躍を続けて欲しかったと思ってしまう。 メジャー復帰できるチャンスはこれまで無かったんですかね・・? これほどまでの実力者がインディーズに埋もれてしまっている現状を残念に思います。
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2014年11月20日木曜日
[CDレビュー] 天野月「ごもくならべ」
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