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2014年11月28日金曜日

[CDレビュー]  misono「家-ウチ-※アルバムが1万枚売れなかったら misonoはもうCDを発売することができません。」


misono「 家-ウチ-※アルバムが1万枚売れなかったら misonoはもうCDを発売できません。」
(2014/10/13)

1. ウチ!ウチ!ROCK~取り扱い説明書~
2. ホ・ン・ト・ウ・ソ
3. Junction Punctuation Mark
4. with you ~Me ver.~
5. 「NO you!NO life!NO...××?」 ~Me ver.~
6. 四六"時「己」中" キミ時間 オレ時計~メトロノームの同期現象~
7. 「…。」の続き ~永遠なんてない... いつか終わりがあるけれど~
8. セカンドseasonガールFRIEND ~女友達? 妹的存在? ただの幼なじみ? 恋愛対象? 友達以上? 恋人未満? 2番目でもない? 好きでも嫌いでもない? 都合のいい女どまり?~
9. 七夕☆ジタButterFly♪
10. 恋つりGirl 愛ガァル~フィッシングBoy~
11. 25時間~もしも1日が24時間ではなくあと1時間あったら...あなたは誰に何をしますか?~
12. 願ティ部×1人∞脚
13. 招待状♪BIGり☆ヤンチャはちゃめちゃくちゃ★オモちゃ~箱
14. ふたり占め わたし占め 「半分ずっこ」 
15. ス・キ・ラ・イ
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




misonoの4thアルバム。
day after tomorrow活動休止からソロ歌手に転向してはや8年、
その間バラエティタレントとしては活躍を見せるも、本業である歌手活動の方は・・・
という疑問を振り払うかのように、今作は全曲の作詞を自ら手がけ、
さらに約半数の曲は作曲も自身が担当するという意欲作となりました。
と言いたいところだったが収録曲のタイトルを見てみたら何なんだこれは!?
しかしどんな曲なのかはあくまで聴いてみないと分からないです。
タイトルだけで曲の出来不出来を判断してはいけない!ということで全曲レビューにいってみましょう。

まず1曲目「ウチ!ウチ!ROCK~取り扱い説明書~」は自己紹介ナンバー。
ヒップホップ調のA・Bメロから、サビでガラっと雰囲気が変わって
ハードポップ調になりウチ!ウチ!の連呼。ロックという印象はそれほどない。
歌詞は序盤部分が応援ソングで、中盤以降では押しつけがましいほどの自分語りが。
こんなにもクセの強い曲を今作のリードトラックにしてしまうのはどうなんだ。
確かに彼女の個性は存分に出ていますが・・・

2曲目「ホ・ン・ト・ウ・ソ」は本人作曲のロックチューン。
ここまで迫力のある曲が聴けるとは思わなかった。歌唱の魅力は文句無し。
さらにBメロからサビへの展開や、間奏部分ではスクラッチ音が登場して
day after tomorrowの代表曲「Starry Heavens」をミックスさせるなどといった
編曲の方にも大胆さを感じさせられる。
歌詞は一時期流行った着うた系の歌手達が歌うラブソングみたいな内容ですが、
それでも素晴らしい曲です。さすがシングル曲なだけある。

3曲目「Junction Punctuation Mark」
はdat時代を彷彿させるようなポップ感溢れるバンドサウンドが良い。
この曲も本人作曲。歌詞も今作の中では比較的スッキリしている方で、
シンガーソングライターとして名曲を作れるポテンシャルがあるということが分かる。

4曲目「with you ~Me ver.~」はBACK-ON作曲によるミクスチャーロック。
男性ラップをうまく組み込むなど編曲の質も高く、カッコいい曲に仕上がっている。
歌詞はとっ散らかった感があるがそれを気にしなければ名曲。
今作収録の全曲に言えることですが、歌詞カード上に溢れる「」や" "などの
カッコ書きを消すだけでも見やすくなるのに・・・
終盤の「あくびのよーに君にうつるから"風邪"ももらう!」は意味が分かりません!

5曲目「「NO you!NO life!NO...××?」 ~Me ver.~」は疾走ロックナンバー。
歌詞は相変わらずのしつこさを感じるラブソングとなっているものの、
歌詞カードを見ずに聞き流せば何だか痛快な感じがして意外と悪くない。
むしろ良いではないか!しょこたんやエイルさんが歌うような曲調のガールズロックは元々大好きですし。

6曲目「四六"時「己」中" キミ時間 オレ時計~メトロノームの同期現象~」
も痛快なロックナンバーで良い。ギターのスパイスがよく効いており、
さらにはハイ!ハイ!といったコーラスも曲を盛り上げるのに一役買っている。
その一方で歌詞の方はカッコ書き満載で、もはやカオス状態。
「『私の為に生きて=[生き地獄]』と手錠[=束縛]をする方がいい」
に至っては、まるでSound Horizonみたいだ。なぜこうなってしまったんだ!?

7曲目「「…。」の続き ~永遠なんてない... いつか終わりがあるけれど~」
は失恋を歌ったバラード曲。パワフルな歌唱を聴かせてくれます。
しかしバックのサウンドと比較すると歌唱が力み過ぎているような気がする。
そこまで愛されたいのかと必死な姿は伝わってきますが・・・

8曲目「セカンドseasonガールFRIEND ~女友達? 妹的存在? ただの幼なじみ? 恋愛対象? 友達以上? 恋人未満? 2番目でもない? 好きでも嫌いでもない? 都合のいい女どまり?~」
も本人作曲のミディアムバラード。切なげなメロディと歌唱を聴かせてくれる。
平坦なAメロからメロディアスなサビ、さらにCメロへと展開していく流れも良い。
歌詞はスイーツ系でなおかつ濃厚。まるで山盛りのパフェみたいな歌詞ですがそれを気にしなければ普通に聴ける。

9曲目「七夕☆ジタButterFly♪」はパンキッシュなポップロックナンバー。
この曲名はサバンナ八木あたりが一発ギャグで言いそうなフレーズだなというのはさておき、
曲の中身の方は電波ソングっぽい感じがして面白い。歌唱もうまく歌い分けができてますし、
歌詞についても今作の中では曲調に合っていて良いのではと思えてくる。

10曲目「恋つりGirl 愛ガァル~フィッシングBoy~」は痛さ満点のハードポップ。
のっけから「寝ても冷めても(戦+選+船)上で狙う」とサンホラが降臨してるのはさておき、
詰め込み歌詞を高速で歌う所などは、歌詞カードを見なければスカっと爽快感を感じられる。
しかしこの曲は展開が多い。歌詞だけでなく編曲までとっ散らかった印象があるが、
それも含めてこの曲もまた電波ソングっぽくて意外と良いかも・・・

11曲目「25時間~もしも1日が24時間ではなくあと1時間あったら...あなたは誰に何をしますか?~」
は元気印なポップソング。
この曲を作曲した大西克己さんはDo As Infinityなどにも楽曲提供をした経験があるだけに、
良質なメロディを作ってくれることは保証済み。
歌詞カードには書かれて無いですが間奏での「うーっ、ジャンプ!」
はライブでも一緒に盛り上がれそうです。

12曲目「願ティ部×1人∞脚」は野球をモチーフにした応援ソングで、
このような曲は元々好きな路線。気合いのこもったメッセージが満載でございます。
「"キミを守る自分"を自分で守備ドゥバ!」
「アウトか?セーフ!も「自分次第」ではなくて
全ては審判(キミ)次第となるけど ドロン子の方がいいでしょ!」
「どーだ!参ったかっ!?」 
はい、参りました! こんな女子マネージャーが自分の近くにいたらウザくてたまりません!

13曲目「招待状♪BIGり☆ヤンチャはちゃめちゃくちゃ★オモちゃ~箱」
は文字通りのパーティーソング。歌詞も文字通りヤンチャはちゃめちゃくちゃ。
それはさておき肝心のメロディの方に単調な部分が目立つのが惜しい。

14曲目「ふたり占め わたし占め 「半分ずっこ」 」
もこれまでの曲と似たり寄ったりなメロディが単調に感じてくる。
歌詞は言うまでも無くクドい。「無我夢チュー 四六時チュー」ってどんだけチューしたいんだ。
「関節チュー」は誤植なのかそうでないのかすらもう分かりません!

15曲目「ス・キ・ラ・イ」はアルバムのラストを飾るバラード曲。
サビにて「ホ・ン・ト・ウ・ソ」のメロディを流用した部分があることから
この曲の別バージョンとして作られたものと思われますが、
バックのサウンドと比べると歌唱がしつこい上に、歌詞が圧倒的なまでのスイーツ系で
一時期流行った着うた系歌手達の曲も超えるレベル。こういう曲に共感する若い女性も
中にはいるのでしょうが、私的にはもう勘弁して下さいという感じです・・・


5曲目までを聴いた時点では、全然良いじゃないか!と感じましたし、
アルバム全体で見てもご覧の通り予想以上に楽しめた作品でございましたが、
後半にいくにつれて、歌詞だけでなく歌唱メロディまでもがクドさを感じてしまったのが惜しい。
まず歌詞カードで読み疲れてしまう作品というのは史上初めてです。
西野カナさんを3倍濃縮した上にサンホラ成分もプラスしたような歌詞は、
30歳を迎えたアーティストが作ったとはとても思えない。
若さ爆発、大噴火! 至るところで文脈が破綻しようがそんなのお構いなし!
確かにウザキャラという個性はこれでもかとばかりに発揮されてますし、
何の特徴も無いポップスよりはこっちの方がネタ的にも好きだったりするのですが、
歌詞の意味については、考えるな、感じろ!とした方がいいでしょう。
これでも本人の中では一生懸命に考えて作詞したつもりなのでしょうが・・・
歌唱力の高さについては多くの人が認めるだけのことはありますし、
さらには作曲も十分にできる能力があるだけに、
アーティストとしての魅力がもっと多くの人に伝わるような作風にはできないものなのか。
歌詞や曲名で暴走しまくった結果、あまりにもアクが強くなってしまい、
それだけで多くの人から聴いてもらえなくなるというのはもったいない気がします。

なお、今回聴いたアルバムはCDのみのバージョンの方でしたが、
DVD付きバージョンの方では、今作の3~5曲目がCDに収録されていません。
3~5曲目が無かったらお気に入り度は星3個分ぐらい落ちてたぞ・・・
その代わりにDVD付きバージョンには上記3曲のPVが収録されており、
さらにCDには「61秒目のフラLetter 最後の初恋~コペルニクス的転回~」 と
「金魚救い~君はどのプリンセス?~」 の2曲が追加収録されているようですが・・・
1万枚売れなかった場合は今後CDを発売できないと公約したことから、
少しでも売り上げを伸ばすためにこのような複数商法を採用したのは分かりますが、
現時点ではこれだけやっても約5千枚しか売れていないとのこと。
これからライブで全国津々浦々を回ってCDを手売りすれば、
いつかは1万枚を達成できるでしょうが、100会場にて50枚売れば5000枚と計算してみると、
これは意外とハードルが高い。知名度は十分にあるだけに、何とか売り切って欲しいところです。







2 件のコメント:

sodalite さんのコメント...

こちらではお久しぶりです。歌手生命を賭けた作品ですが、気合いが空回りしている印象を受けました。「ウチ!ウチ!ROCK~取り扱い説明書~」のMVは正直ガッカリしましたし。
day after tomorrowが大好きで今でも曲を聴いている身としては1万枚(残り約5千枚)売れて欲しいですが、人にオススメ出来る作品ではないので、歯痒い気持ちです。

えむけー さんのコメント...

何とかインパクトを残したい、注目してもらいたいという気持ちは十分伝わってきたんですけどね。
それが空回りしているのは惜しく感じます。良いプロデューサーをつければ一発逆転のチャンスもありそうに感じるのですが、本人がどう思うかというのもありますからね・・・