米澤円「 さえずりの夢、彩とり鳥のセカイ(初回限定盤)」 (2014/8/6) 1. -再会- (instrumental) 2. キミと世界エレジー 3. あしたのしおり 4. 忘想花 5. -昨日- (instrumental) 6. コロコロココロ 7. 擬態スマイル 8. コスモダウト 9. -胸懐- (instrumental) 10. 煉獄スカーレット 11. LINKS 12. ハートフル・ドリーマー 13. -最初- (instrumental) お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 声優歌手、米澤円の1stアルバム。 いつもお世話になっているブログ「アニメと漫画と音楽と」 の管理人のproserさんからの推薦がきっかけで聴くこととなった作品です。 2曲目「キミと世界エレジー」や、10曲目「煉獄スカーレット」などといった 疾走感溢れるアニソン系ロック&ハードポップが今作の軸で、さらにそれに加えて ストリングスでしっとりと仕上げたポップス曲「忘想花」「ハートフル・ドリーマー」、 バンドサウンドにピアノ+ストリングスで躍動感を持たせた「あしたのしおり」、 元気印なガールズロック「コロコロココロ」、ディスコ風味のデジタルポップ「コスモダウト」、 思いっきり声色を変えて、アニメ声で歌う電波系ソング「擬態スマイル」 などといった多彩な楽曲が並ぶ。1stにしてオールラウンド型、 近年のアニソンJ-POPを一通りカバーした作品といえるでしょう。 クランジィという音楽制作集団が中心となって作られた楽曲はどれも質が高く、 米澤さんの歌唱もそれなりに上手いのですが、声質的にこれといった特徴が無いこともあってか 何かが足りないという印象も持ってしまいました。 個人的に一番インパクトがあって気に入ったのは7曲目の「擬態スマイル」で、 軸となるはずの2、10曲目あたりは鈴木このみさんとキャラがかぶる印象も・・・ しかし今作は1stアルバムにしてコンセプトアルバムと銘打った作品で、 アルバムの中で計4つ挟まれているinstrumentalには、 曲ではなくセリフによる演技が収録されているというのは、 声優歌手ならではの試みといえるでしょう。それが作品としての一番の個性か? 今後はアーティストとして、何か一つでも突き抜けるものがあれば 一気に魅力的な存在となれるはずなので、頑張って欲しいところです。
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2014年11月24日月曜日
[CDレビュー] 米澤円「さえずりの夢、彩とり鳥のセカイ」
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