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2014年11月3日月曜日

[CDレビュー]  GRANRODEO「カルマとラビリンス」


GRANRODEO「 カルマとラビリンス(初回限定盤)(DVD付)」
(2014/9/24)

1. Blue Pandora Box
2. silence
3. 変幻自在のマジカルスター
4. ボルケーノ
5. DARK SHAME
6. baby bad boy
7. The Other self
8. 桜色第2ボタン
9. 偏愛の輪舞曲
10. 絶頂ポイズン
11. Pink Phantom
12. wonder color
13. DAWN GATE
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




GRANRODEOの通算6枚目のオリジナルアルバム。
今作も、男性声優歌手としてはトップクラスの歌唱力を持つKISHOWさんによって歌われる、
勢いと開放感に溢れたロックナンバーの数々が楽しめる作品となりました。
まず今作のアルバムタイトルである「カルマとラビリンス」というフレーズが入った
2曲目「silence」が、今作一の疾走感を感じるメロスピナンバーとなっていて素晴らしい。
こういう曲をリードトラックにしてしまう辺りが、このユニットの特に好きな所だったりします。

3曲目「変幻自在のマジカルスター」は伸びのあるサビの歌唱が聴いていて気持ちいい。
青春時代の恋を描いた歌詞も痛快な感じがして良い。このユニットは何気に歌詞の質も高い。
5曲目「DARK SHAME」は文字通りダークネスな曲世界を、ここまで聴きやすくもカッコ良い曲に
仕上げてしまうあたりに、歌唱と編曲のレベルの高さを感じる。
9曲目「偏愛の輪舞曲」はワルツ調のイントロに惹かれました。これがロックサウンドと
うまく融合している所がいい感じ。シングル曲については質の高さは保証済みといえる。

さらに今作はアルバムオリジナル曲も軒並み良いです。
後半の曲は、タイトルからしてセクシーな曲が多いのも特徴。
11曲目「Pink Phantom」のサビの豪快さは素晴らしい。ハイトーン歌唱にシビれる。
12曲目「wonder color」はアコースティックロック風のサウンドに加えて
社会風刺を交えた歌詞が、彼らの曲にしては意外性があって印象的。
ラストナンバー「DAWN GATE」に至っては何と9分超の大作となっていて、
これもまた彼らなりの新たな冒険心を感じることができる作品でした。

個人的には前作や前々作を上回る作品だと思いました。スキが無いのが良かった。
11月にはFLOWとのコラボ曲もリリースが決定。ますます勢いに乗っているなと感じられるので
この調子で快進撃を続けてくれることを期待したいです。







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