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2012年8月27日月曜日

8月27日(月曜日)の日記

8月になってからようやく時間に余裕ができたことにより、この前はついに、
おそらく数年ぶりぐらいに、アニメのDVDをレンタルして見てみました。
以前から、時間さえあれば見たいなと思うアニメはありましたし、
何より、あれだけアニソン系歌手のCDレビューをブログ上でしておいて、
アニメは見ないとか、もはや人として変なレベルだろと自分でも思ってましたし、
ということで、今回まずはこのアニメを見てみました。

地獄少女 三鼎 一 [DVD]」


地獄少女というアニメについては、以前にも友人にオススメされたことがあったので
いつか見ようとは思っていたのですが、この「地獄少女 三鼎」というのはつまり第3期です。
なぜ第1期・第2期を飛ばして、真っ先に第3期から見ようと思ったかというと、
この第3期のオープニングテーマ曲が、北出菜奈「月華 -tsukihana-」という、
当ブログの2009年の年間私的名曲ランキング第1位という、まさに超絶名曲、
私的スーパーグランプリ曲であるからという理由です!
結局、音楽ありきでアニメは二の次か!というツッコミを入れられそうなのはさておき、
まずはアニメ本編の感想を書いてみたいと思います。(以下ネタバレ注意)



このアニメは、地獄少女の一家が、依頼人から頼まれた憎い相手を地獄送りにするという物語。
しかし意外だったのは、この作品は時代劇の「必殺仕事人」のような
勧善懲悪的な作品ではなく(wikiによると第1期はそういう作風だったらしいですが)
「人を呪わば穴二つ」「依頼人自身も死後は天国に行けない」という要素が入ることで、
それでもやるのかという、まさにドロドロとした人間模様があぶり出されたかのような、
色々と考えさせられる作品でした。

特に第1話の、憎い教師の話については依頼人の逆恨みのようにすら感じてしまった。
私自身、幸いにも教師に関しては今まで良い先生にばかり出会ってきたと
思ってるというのもあってか、そこまですることはないのではと思った。
それだけにこの話の結末には後味の悪さも感じてしまいました。

しかし第3話の、恨んでいた人気歌手を地獄送りにして行方不明にさせるも、それにより
結果的には「伝説の歌手になりたい」という人気歌手の方の夢が叶ってしまったという
この結末には唸らされました。これぞ、芸術作品だ!と思いました。

良いアニメではありました。しかし・・・この作品は、
一言で言えば、重い。3話見たらもうお腹いっぱいというのが個人的な感想。
でもwikiによると、第1期の方はまた作風が違うようなので、
そっちを見てみたいという気持ちにはなりました。



そしてそして、オープニング曲の、北出菜奈「月華 -tsukihana-」については、
期待通り、いや期待以上でした。オープニング映像とのシンクロが素晴らしい。
Bメロの「唇から唇へと伝い」という歌詞の部分にて地獄少女と唇を交わす映像も
印象的でしたが、しかしそれ以上に圧倒されたのが、
この曲のサビの歌詞と、アニメ本編の内容とのシンクロっぷり。

「貴方でなくちゃ満たせない 私じゃなきゃ許せなかった」

この「貴方」というのが地獄少女のことで、彼女に頼んで憎い相手を地獄送りにしない限り
満たせない、それぐらいに恨んでいて許せなかったという歌詞だったのかと・・・

「飼い殺しなら救われる でも見事に鍵は外れて
私はまるで 鳥籠を欲している狂った小鳥」

その恨むという気持ちを押し殺しておけば、誰もが地獄に堕ちずに救われる、
でも見事に鍵は外れて、復讐劇に狂う姿を歌った歌詞だったのかと・・・


これは本当に凄い! まさかここまで、アニメ映像と一体になることで心を突き動かされる曲だとは思わなかった。


この「月華 -tsukihana-」という曲は、激情的なまでの愛を歌ったラブソングだと
思っていました。実際、フルで聴けばそういう内容の曲です。
しかしアニメバージョンとして聴いた時には、それとはまた違った感動があった。
この曲はまさに、1つの曲に2つの魂が宿ったかのような曲。
アニメを見たことで、ますますこの「月華 -tsukihana-」という曲は凄いと思った。


このオープニングを見られたというだけで、「地獄少女 三鼎」を見て本当に良かったです。




さて、次は何のアニメを見ようかなぁと思ってます。
同様に主題歌で選ぶなら、かつてOLIVIAが歌っていた曲が素晴らしかった「NANA」
は以前から気になってはいたけど、このアニメはやはり女性向けなのだろうか?
それ以外なら、オーソドックスに「けいおん!」でも見てみようかな?


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