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2014年12月31日水曜日

[CDレビュー]  ガガガSP「ガガガを聴いたらサヨウナラ」


ガガガSP「 ガガガを聴いたらサヨウナラ」
(2014/12/10)

1. ガガガを聴いたらサヨウナラ
2. 君がみた
3. くそくらえ節
4. 何言っとんのかわかりまへんわ
5. 戻らない夏
6. 誰もが
7. 晩年の青春
8. こんちきしょうめ
9. 輝く日々
10. 高架線
11. サバラ 
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)




ガガガSPの通算10枚目のオリジナルアルバム。
フォーク調のメロディでパンクを歌うという点においては
これまでの作品と何も変わっていないですが、
同時に変わらない良さがあるなということを今作も実感できる作品でした。

1曲目「ガガガを聴いたらサヨウナラ」は彼らの自己紹介的な曲。
挑発的な歌詞にインパクトを感じる。他の音楽とはサヨウナラとまで言ってしまうとは!
だがそれだけ俺達の音楽を聴いて欲しいんだという必死な気持ちは伝わってくる。そこに心を打たれます。
「♪男が男であるための音楽が減ってきているんだ」これは全く持って同感。

2曲目「君がみた」はこれまた彼らの王道といえる失恋ソング。
どこか懐かしい気持ちにさせてくれる曲です。

3曲目「くそくらえ節」は1曲目以上に攻撃的な曲に感じました。
確かに私も明るいだけの歌や芸術かぶれの歌よりはガガガSPの方が好きなのですが、
さすがにサビの歌詞は下品さが目立ってしまったかな・・・

4曲目「何言っとんのかわかりまへんわ」は昭和歌謡テイストの漂うサウンドと
社会風刺が満載な歌詞が良い。ノリの良さが抜群な歌謡ロック。
そして歌詞に関してはここまでずっと挑発的な内容が目立っていましたが、
こと近年のキナ臭い世界情勢に関しては、争いごとはやめよう、
話し合いでの解決をと歌うのが何とも印象的でした。
パンクロックは反権力、反戦平和を歌うのが伝統なんだなとあらためて実感しました。

5曲目「戻らない夏」では曲調がこれまでとは変わりミドルテンポ曲に。
15年前にもらった言葉を思い出すという歌詞が良い。哀愁漂う曲です。

6曲目「誰もが」は切ない気持ちや痛みを吐き出しながら疾走する曲。
「♪先の見えない俺たちの旅は 背負うものばかり増えていってしまって
頼れるものは減っていくばかりさ」という歌詞は思わず自分に当てはめてしまう・・・
これもまた、人生という名の旅のワンシーンを描いた名曲です。
ギターの山本聡さんはあらためて良い歌詞を作るようになったなと思いますね。

7曲目「晩年の青春」はいくつになっても若さを忘れずに元気なお年寄りの姿を歌った曲。
ボーカルのコザック前田さんはライブのMCで「30代になってからが本当の青春だ!」
と言っていましたが、もし70歳になったならば間違いなく「70代になってからが本当の青春だ!」と言うでしょうね。
さすが90歳までバンドをやると公言しているだけある曲です。

8曲目「こんちきしょうめ」は唯一の先行シングル曲。
こちらの記事の第1位の欄で書いた通りの、傑作歌謡ロックです。


9曲目「輝く日々」はバラード曲。カッコ悪くても情けなくても生きてやるんだと歌う姿が、
私のようなカッコ悪い人生を送ってきた者にとっては心に響くんですよ・・・
「♪100回転んだら101回起きてやろうじゃないか」などという歌詞に元気をもらえる。
1回分計算が合わないがそんなことはもはやどうでもいい!

10曲目「高架線」は王道パンクナンバー。
彼らの地元である神戸の、JRの高架線の風景が目に浮かぶかのような曲です。
実際にそこへ行ったことがある人にとっては尚更印象深い曲でしょう。
ご当地ソングとしても名曲だと思います。アウトロのハーモニカも味がある。


11曲目「サバラ」は約1分半の短い曲。
歌詞カードに詞が掲載されていないだけに何を歌っているのか気になります。
ライブ感をそのままにしてCDへと収録したところもこれまた良いです。


これからもずっと、不変の名曲を作り続けて欲しいと思える作品でした。
なぜここまでストレートな歌詞が心に響くんだろうか。それはやはり、
自分の弱い一面だって歌いつつも、それでも熱く生きる姿に思わず共感してしまうからでしょうね。
10曲目「高架線」以外は全て収録時間1~3分台の短い曲ということもあってか、
一見重そうにみえて意外と聴きやすいアルバムでもあると思うので、
ボーカルの声質がいけるというならばぜひオススメしたい作品です。



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