ANIME GIRL「GALAXIA」 (2018/10/28) 1. In to the GALAXIA 2. LAUNDRY [公式PV] 3. EDGE 4. SELFISH!! 5. スーパーソニック 6. SPICA 7. ギミサオル 8. FIGHT RIOT 9. PROMISE EVE [公式PV] 10. キミの右手 お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) (公式サイト通販&ライブ会場限定販売) ANIME GIRLの1stフルアルバム。2016年結成、「日本のアニメソングってかっこいい!!」を 合言葉にアニメタイアップを目指して関西中心に活動する3人組インディーズバンドの作品。 大多数の曲の作詞作曲を担当するキーボード&リーダーのリノズカさんは 5人組ミクスチャーバンド「少年カミカゼ」のメンバーとして 2000年代にメジャーで活躍経験があっただけに、楽曲の完成度はデビュー直後から インディーズとは思えないほどに高い。これまで計4枚のミニアルバムをリリースして 今回初となるフルアルバムでも王道アニソン風ガールズロックで突っ走ってくれた。 「アニソンは明るい」これは当ブログ管理人の友人の言葉だが今作はまさにその通り。 同じガールズ系のバンドでもダークネスな曲が多かったり、 メロディの抑揚が少ない曲ばかりに聴こえるバンドもいるのとは対照的までに、 ANIME GIRLの曲は歌詞もメロディも表情豊かに輝いていて、楽しさが溢れている。 歌詞に星空を連想させるフレーズが多いのがアニソンっぽくもあるし アルバムタイトルの通りに今作の楽曲の数々が銀河だとしたら、 ボーカルの緋岡ユウヒさんの歌唱は太陽のように明るくてパンチ力があって気持ちいい。 今作だと3曲目の「EDGE」はサビ部分が限界突破クラスの気持ち良さで一番のお気に入り。 さらに8曲目「PROMISE EVE」のサビの「♪突き上げた小さな拳は 誰かを傷つけるものなんかじゃなく 握りしめた奇跡と希望」が名フレーズ過ぎる。 ぜひライブで拳を上げて一緒に盛り上がりたい。これぞ多くの人が楽しめるピースフルな音楽。 なお「EDGE」「PROMISE EVE」の計2曲は、声優の門脇舞以さん主演のボイスドラマ 「鬼っ子ハンターついなちゃん」の主題歌と挿入歌に起用されたということで ついにアニメ系タイアップを獲得おめでとうございます。次は地上波の曲といきたいですね。 個人的にはデビュー作となる1stミニアルバムの「CRIMSON PRIDE」「共鳴サンライズ」 にしていきなり頂点を極めてしまったバンドであり、最初の頃の鮮烈さと比べると 現在は安定期に入ったのかなといった印象もある作品。 アニソンといえば編曲が凝っているのが最大の魅力だと思っているが、 例えばストリングスを取り入れたりElements Gardenみたいな曲を作ったりするのは インディーズという限られた予算と制作環境の中では難しいだろうなと想像できる。 なのでメジャーに行ければもっと編曲の幅が広げられるんじゃないかと思う。 だがそれでも10曲中新曲が9曲も入ったこのフルアルバムを 1500円という超お買い得価格で売ることができたのは、 インディーズであったからこそでしょうね。このサービス精神は素晴らしい。 同じインティーズバンドでも、メンバーチェンジを理由にしてなのか 収録曲の半分以上が過去のアルバム曲の再録である作品をオリジナルアルバムと題して 3000円前後で売るという商法を2度3度と繰り返してるようなバンドもいるのに・・・ なのでANIME GIRLのようなバンドこそ報われて欲しいし、メジャー級の活躍を期待したい。 ライブパフォーマンスの良さも当ブログのレポでも何度も取り上げてる通りなので 次回は5月3日のGOLD RUSH大阪編のライブの方も楽しみにしてますよ。
ブログトップ
2019年4月30日火曜日
[CDアルバムレビュー] ANIME GIRL「GALAXIA」
2019年4月27日土曜日
[管理人雑記] GOLD RUSH2019 ガールズ編&大阪編の注目出演者
今年もゴールデンウィークの5/3~5/6に名古屋・栄地区を中心に開催決定となった サーキットイベント「GOLD RUSH2019」。当ブログ管理人は5月4日・ガールズ編に加えて 5月3日・大阪編も含めた計2日間行くことを決めました。 2017年(レポはこちら)、2018年(レポはこちら)に続いてこれで3年連続の参戦です。 なお大阪編の方も出演者を見れば分かる通り実質ガールズ編というわけで、 今年もまたインディーズのガールズロックファン的にはたまらないフェスを開催してくれる 名古屋のRAD CREATIONには感謝しかない。でらロックフェスティバルとGOLD RUSHを 主催してくれるなんて最高ですよ。では今回もこちらのタイムテーブルを参考に、 当ブログ的に注目の出演者を紹介していきたいと思います。 ・AINSEL (5/3、5/4) 広島を拠点に活動を開始したばかりのロックバンドでありながら ボーカルはポストFukiさんみたいな歌声で歌唱力が新人離れしていて さらに楽曲の方もシンフォニックロックっぽい曲もあったりと壮大でスケール感があって、 これは期待せずにはいられない。「ALIVE」が一番聴きたい。 ・ANIME GIRL (5/3、5/4) 当ブログではすっかりおなじみ、アニメタイアップを目指して関西を中心に活動中の 3人組バンド。思えば一昨年のGOLD RUSHで初めてライブを体験して以来ドハマリした。 1stフルアルバムの感想もこの次の記事で書きたいですね。新曲の「独創的ABILITY」は ツイッターで音源無料プレゼント企画をやっていた曲だけに自信作なのが分かる名曲。 ・BRATS (5/3、5/4) 昨年にはやついフェスにも出演を果たした(レポはこちら) 3ピースオルタナティヴガールズロックバンド。ボーカルの黒宮れいさんはかつて 「LADYBABY」というアイドルユニットでレディービアードさんと一緒に 「♪給料上げてー!!」などと歌っていて面白かったのも記憶に新しいですね。 だが今では完全にアイドルからロック歌手に生まれ変わったのが 最新曲の「アンフェア」を聴いてみても分かる。 ・CODE OF ZERO (5/4) 近年のガールズシーンでよく名前を見るバンドということで試聴してみたところ 「TRUE TO MYSELF」はさすがだなと。アニソンっぽくてモロに好きなタイプの曲。 ・ES-TRUS (5/3) 名古屋出身バンドなのに出演はなぜ大阪編だけなのかというのはさておき 今回のGOLD RUSHを機に新たに試聴してみて一番おおーーっ!となったのがこのバンドの 「Despair Refrain」という曲。こちらもまたアニソンっぽくてカッコ良さ抜群、 歌詞も一語一句がヒロイックでこりゃもう期待するしかない。 ・FROZEN CAKE BAR (5/4) かつてはGacharic SpinやCyntiaと並ぶほどのイチ推しバンドだったが、 ニューアルバムと言いながら収録曲の半分以上が過去曲の再録であるCDを 何度も繰り返しリリースするような商法をやり始めて以来ライブから離れてしまったバンド。 これよりも他のアーティストのCDで買いたいのがたくさんありますからね・・・ 「Transistor」などはせっかくカッコいい路線に戻った曲で良さそうなのになぁ。 それでもデジタル+ラウド+アニメ声を組み合わせた楽曲とライブの面白さは 唯一無二なので、5月4日のメイン会場のトリを務めるようならひっそりと行ってみようかな。 ・FullMooN (5/3、5/4) 美少女戦士バンドで最強のサブカルチャーガールズロックバンドを名乗ってるだけあって 楽曲の方もロックヒロインと呼びたくなるようカッコいい曲ばかり。 昨年のGOLD RUSHでも本当は最後まで見たかったのになぁ。「サバイバル」が名曲過ぎる。 ・HoLDERLINS (5/3、5/4) 「ヘルダーリンズ」。女子プロレスラーとしても活躍していた経験がある キラ☆アンさんがボーカルを務めるガールズバンドで、昨年にはGacharic Spin主催の 対バンライブにも出演してましたね(レポはこちら) その直後にギタリストでセクシー女優の高橋しょう子さんなどが脱退してしまい ボーカル以外メンバー総とっかえになってしまったが、新メンバーを迎えて 果たしてどうなったか。「under」を見た限りでは英語詞中心でカッコいいハードロックは健在か? ・LAST MAY JAGUAR (5/3、5/4) ハイトーンエモーショナルロックのニューアイコンとして生まれ変わったバンド。 昨年リリースのアルバムを絶賛したのは記憶に新しいですね(記事はこちら) 今回のGOLD RUSHは新生LAST MAY JAGUARを見られるのが最も楽しみと言ってもいいほど。 「Dynamite Words」は泣けるほどエモい最強デジロック。終盤の歌詞が特に。 ・LAZYgunsBRISKY (5/4) 現在は活動休止中のCYNTIAのベーシストでもあるAZUさんが所属するガールズバンド。 2015年に再結成されてからはメンバーチェンジにより元FLiPのYukoさんが加入したり さらに最近ではGacharic Spinの対バンツアーに病欠のяeaLの代打で出演してたりするので 気になる存在になりつつあるバンドだが、楽曲を試聴してみると全体的に 洋楽ロックっぽい感じで平坦な曲が多い気がする。やっぱり個人的にはメロディアスな Cyntiaの曲の方が好きだったなぁ。それでも新曲の「Hello, again!」は良いんじゃないかな。 ・Velka (5/3、5/4) 個人的に今回初めて名前を知ったバンドだったが検索してみると >やがわいちる(ex-浮遊スル猫/Ba/Vo)とあおいつばさ(ex-激情★めたりっちぇ/Dr/Vo) による完全2ピース・ポップ&ロック・バンド とのこと。 激情★めたりっちぇと聞いたら行くしかないな。「Sacrifice」を試聴してみた感想では ベースとドラムが特長的なデジロックナンバーで独自の個性があって良さそう。 ・ガールズロックバンド革命 (5/4) 今最も熱い3ピースガールズバンドといっていい。新曲の「VOLTAGE」もド迫力で最高。 演奏力の高いバンドは数多くいるが、それに加えて伸びやかでキャッチーで 聴いていて抜群に気持ちいいメロディとボーカルを併せ持ったバンドとなると貴重。 このバンドが躍進できなかったら今のバンドシーンに絶望すると言っても過言ではないほど。 本来ならばこれからの夏フェスで引っ張りだこになってもいいようなガールズバンドなのに。 ・逆に、ゆうちゃんバンド (5/3、5/4) 名古屋を拠点に活動する紅一点バンドらしいがこのバンド名は逆に気になるということで 試聴してみたところ、「Legend of the girl」は90年代ガールズロックっぽくて逆に新鮮だった。 5月3日の大阪編でトップバッターを務めるというのは逆に期待されてる証拠でしょうね。 ・サディスティック仮面ちゃん (5/4) 男女ツインボーカルラウドバンドで女性ボーカルは元激情★めたりっちぇ。 以前にANIME GIRLなどとの対バンでライブを体験した時は楽しかった上に(レポはこちら) 新曲の「ぎゅぱぎゅぱぎゅ~」が乳揉みをテーマにした曲で笑ったので今回も行くこと決定。 めたりっちぇの元メンバーでは現LOVEBITESのmidoriさんが 海外でも活躍をみせているだけにこちらも頑張って欲しいところですけどね。 ・絶叫する60度 (5/4) 2人組アイドルだったが2018年からは6人組ロックバンド編成として活動しているようで。 以前当ブログで絶賛したザ・ヒーナキャットとのコラボ曲「ゴキブリ」も聴きたいが ニューアルバムが出るということで1st Album「絶」全曲トレーラー映像を試聴してみたら ビックリするほど良さそうじゃないか!これは買いたいと思った。期待が膨らむ。 ・ちゅぱかぶら( ) (5/4) こちらもGOLD RUSHを機に初めて名前を知ったガールズバンドだが「ナノ・レジスタンス」を 試聴してみて一発で惹かれた。ボーカルも中低音部分の歌唱が特にカッコいいし こりゃ全然最初のイメージと違った。バンド名に( )がついてる時点で おふざけ系バンドなのかと思いきや・・・てか( )っていらないんじゃないの? ちゅぱかぶら(笑)、ちゅぱかぶら(株)みたいなのを連想してしまっただけに。 ・ネコノ欠伸 (5/3) 楽曲紹介文によるとメタルフレーズ、和メロ、プログレッシブな要素も取り入れていると 書かれていたので聴いてみたくなったバンド。「ヒバナ」はまさにそんな感じで楽しみ。 大阪編はどのバンドも持ち時間25分なのに対してこのバンドだけ35分と 優遇されているということはそれだけ実力を認められてるということでしょうね。 ・ラパンテット (5/3) ついこの前SALTY DOG主催の対バンで見て良かったダンスロック系バンド(レポはこちら) でも今回は他に見たいのがかぶってるので行けそうもないかなぁ。 ・令和☆フェアリー (5/3、5/4) 新元号「令和」の発表から数十秒後にデビューを果たした新人アイドルグループ。 仕事が早過ぎるだろ。もはや出オチに近いグループ名だなと思ってしまったが。 肝心の楽曲の方は現時点で検索しても出てこないので当記事で紹介しようがない。 ・82回目の終身刑 (5/4) 先日の独房ライブも絶賛したばかりの(レポはこちら)牢獄発囚人ガールズバンド。 ぜっかく勢いにのっていたバンドだったのにメンバー2人脱退で新メンバー募集開始とは 正念場に入ってしまったなぁ。てか今回の出演時間がよりにもよって ANIME GIRLとかぶってるとはどういうことだ!この部分のタイテを作った人は牢獄行きだ。 以上でございます。これらを踏まえて当ブログ管理人的タイムテーブルは、 5/3・大阪編 逆に、ゆうちゃんバンド→AINSEL→ネコノ欠伸→BRATS→ ANIME GIRL→Velka→LAST MAY JAGUAR→FullMooN→ES-TRUS 5/4・ガールズ編 ちゅぱかぶら( )→LAST MAY JAGUAR→CODE OF ZERO→サディスティック仮面ちゃん→ 82回目の終身刑→LAZYgunsBRISKY→ガールズロックバンド革命→ 絶叫する60度→FROZEN CAKE BAR これで行こうかなと予定してますが、変更の可能性は大いに有りです。 当記事を見てくれている皆さんの中で、他にもこんなオススメのガールズ系バンドがいると 紹介したいバンドがあれば、コメント欄などにてどしどしお待ちしてます。 恒例の長文記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。
2019年4月23日火曜日
[ライブレポ] 藍井エイル ニューアルバム『FRAGMENT』リリースイベント
4月21日(日曜日)大阪・あべのキューズモール3Fスカイコートにて開催された 藍井エイル ニューアルバム『FRAGMENT』リリースイベントに行ってきました。 [セットリスト] ・約束 ・グローアップ ・流星 完全復活。活動再開を果たしてからようやく初めて生歌を聴くということで 果たしてどこまで歌唱力が戻ってるのだろうかと思ったがそんな心配は全く無用だった。 1曲目の「約束」で会場に詰めかけた大勢の観客達と一緒にどっぷり聴き入ってしまった。 MCではこの前の北海道は気温2度だったが大阪は暑いなどと話した後に 2曲目にはニューアルバムの収録曲で反抗期をテーマにした「グローアップ」を披露。 祭囃子テイストのギターロック系楽曲でキーが高い上にテンポも速くて並みの歌い手なら 息継ぎだけでも苦労しそうな曲をあれだけ気持ち良く歌えるなんてさすがとしか言えない。 そして最後にタイトルコールで「流星」と聞いた瞬間うおおおおおーーーっ!!と感激。 これが一番聴きたかった!まさに復活のファンファーレを鳴り響かせてくれた。 そして歌い終えた後の満面の笑顔。これが何よりも嬉しかった。音楽を存分に楽しんでいる姿は 見てる方も幸せな気持ちになる。よくぞ帰ってきてくれた!アルバム感想は近日書くとして ワンマンツアーも行きたいところなのだが、5月31日のライブはチケットがとれず、 さらに6月15日はやついフェスとかぶってることもあり・・・どこかで行きたいですけどね。
2019年4月19日金曜日
2019年4月14日日曜日
[CDアルバムレビュー] SEX MACHINEGUNS「IRON SOUL」
SEX MACHINEGUNS「 IRON SOUL」 (2018/11/28) 1. みかんのうた (Re-Recording 2018) [公式PV] 2. BURNING FIRE [公式PV] 3. バイキンの逆襲 4. うなぎの王様 5. ネイチャーパワー 6. コインランドリーサンドマン 7. NOサーモン 8. CRUSH クリスマス 9. メタルベンチャーマン [公式PV] 10. German Power (Re-Recording 2018) お気に入り度:★★★★★★★☆ (7.5/10) SEX MACHINEGUNSのデビュー20周年記念作となる通算12枚目のオリジナルアルバム。 まず1曲目に収録された「みかんのうた (Re-Recording 2018)」が 言わずと知れたマシンガンズの代表曲であり、20周年記念ということで新たに復活。 ボーカルのANCHANGの出身地でもある愛媛の魂の結晶であるみかんを歌った曲で 当ブログ管理人が10代の頃には友人達も含めてカラオケでよく歌ったメタルソング。 たとえ歌詞がネタ系統だろうが柑橘系だろうが、みんなでメタルで盛り上がっていた、 そんなあの頃が懐かしい。今となっては考えられない。これぞ素晴らしい功績だった。 誰でもカラオケで歌えるぐらい高音部分の無い曲なのに今回の再録でキーを下げていたのは 気になったが、それでもこの曲は俺達の青春時代を飾る傑作だと勝手に思ってますからね。 2曲目「BURNING FIRE」はパチンコ「CR巨人の星~栄光の軌跡~」の主題歌となった 正統派メロスピ。ついこの前まで「マシンガンズ、阪神のような活動を」とか言ってたのに いつの間に巨人に魂を売ってしまったんだとツッコみたくなったが、 現在インディーズのバンドにタイアップが来るだけでもありがたいことなんでしょうね。 3曲目「バイキンの逆襲」はバイキンマンのテーマ曲で前曲に引き続き疾走感抜群。 サビで高音を張り上げながら「♪この世は悪が支配する」なんて歌うあたりは ダークネスでカッコいいのに、歌ってるのはアンパンマンの世界だというから面白いし 親しみやすい。アルバムオリジナル曲の中では一番お気に入りということで子供達にも届け。 4曲目「うなぎの王様」はミドルテンポ曲ながらも重低音がズシっと響く曲で ANCHANGの低音ボーカルにはうなぎのにゅるにゅる感が出ている。 5曲目「ネイチャーパワー」はベーシストのSHINGO☆さんがボーカルをとる農業メタル。 全然歌えてるのでANCHANGの喉の状態次第ではツインボーカルバンドにしてもいいと思える。 フェスでキーの低い曲しか歌えない状態ならば代わりに高音部分を歌って欲しい(参照) 6曲目「コインランドリーサンドマン」はAメロのセリフとミドルバラード系の曲調に しっとりとした哀愁を感じさせる。まるで生乾きの洗濯物のように。 7曲目「NOサーモン」は曲名の時点でM-1暴言騒動のお笑いコンビを連想してしまったが それとは全く関係無く、単にサーモンが食べたくないと歌う曲。 言うほど鮭って食べたくないか?これがNOピーマンとかなら共感する人多いと思うけど。 8曲目「CRUSH クリスマス」は後半で一気に盛り上がる曲だがAメロといい全体の構成といい 「そこに、あなたが…」と印象がかぶってしまう。そっちの方が傑作だったと思う。 9曲目「メタルベンチャーマン」は前アルバム曲の「メタル経理マン」と比べても メロディが平坦でなぜこれがPV付きの曲なのかと思ってしまった。 10曲目「German Power (Re-Recording 2018)」はライブの定番曲でありながら ストリングス系のアレンジが加わるあたりはCD音源ならではの良さがあった。 前半は良かったものの後半はもう一押し欲しかったかなと思ってしまったが それでも今やれることを全力でやっている姿勢は伝わるものがあった。 今年3月にはドラマーのLEONさんが脱退してしまうという出来事もあったが、 それでもマシンガンズは俺達の青春だと勝手に思ってるのでどうかこれからも メタルファイヤーの灯を消さずに活動を続けて欲しい。それだけでも嬉しいから。
2019年4月9日火曜日
[ライブレポ] ベッド・イン カバーアルバム「Endless Bubble ~Cover Songs vol.1~」発売記念インストアイベント
4月5日(金)タワーレコード難波店 5Fイベントスペースにて開催された ベッド・イン カバーアルバム「Endless Bubble ~Cover Songs vol.1~」 発売記念インストアイベントに行ってきました。 [セットリスト] ・あゝ無情 ・君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。 今回も2人揃って登場するなり、みんなでジュリ扇を振って盛り上がり。 そして4月3日にリリースされたばかりの、90年代のバブル時代の名曲カバーアルバムから まずはアン・ルイスのカバー「あゝ無情」を披露。90年代ガールズロックど真ん中の名曲が ボーカルのかおり様の声質にハマり過ぎ。よくぞこれをカバーという形で2010年代に届けてくれた。 そしてMCでは毎度おなじみの90年代ジョークを連発。同じ大阪のリリイベでも 以前に開催されたあべのキューズモールのライブでは下ネタ禁止令が出ていたのに対して (レポはこちら)タワレコ難波店ではそんなものは無いということで絶口調。 この日の観客の中にベッド・インのバージン(ライブを初めて見た人)は いるかどうかを質問し、手を挙げた人に対しては「上半身の通天閣をおっ立ててくれて」 さらには「下半身の服部緑地」など大阪ならではの下ネタも連発。 てか服部緑地は前にも言ってたぞ。さらに性徒(ファン)達のあえぎ声を聞けて 嬉しいといった話をすると、観客の中にいた女性ファンの1人がア~ンと あえぎ声を発したのにも笑ってしまった。それ本当にやるか! そして2曲目には「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」を披露。 かおり様のセクシーかつ力強い歌声とちゃんまいのナマのギター演奏があると こちらもまたガールズロック風に聴こえる。個人的には原曲を超えたのでは思えた。 最後は「ツクツクボウシ ツクツクボウシ」と西川のりおさんのギャグを発しながら退場。 それバブルともセクシーとも関係ないのではとツッコみたくなったが まぁいいか(笑)カバーアルバムの感想はまた今度当ブログで書きたいですね。
2019年4月6日土曜日
[CDアルバムレビュー] 岸田教団&THE明星ロケッツ「REBOOT」
岸田教団&THE明星ロケッツ/REBOOT (アーティスト盤) (2枚組) (2018/12/5) 1. Decide the essence 2. our stream 3. Never say Never 4. Blood and Emotions [公式PV] 5. ストレイ [公式PV] 6. 3 seconds rule 7. Reboot:RAVEN 8. Love prescribe 9. シリウス [公式PV] 10. キミノミカタ 11. stratus rain 12. Code:Thinker お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 岸田教団&THE明星ロケッツの4thアルバム。今作のキャッチコピーは 「これは何度でも立ち上がる人間たちに捧げたい再起動する物語」ということからも 分かる通りの立ち上がれ系楽曲満載っぷりはJAM Projectにも並びそうなほどのレベル。 アニソン系アーティストの中でも最もシリアスでロックバンドらしいバンドだと感じられる。 なんせ1曲目から生きる意味を論じると歌うほどだから。元から歌詞が良いバンドだったが 今作はこれまで以上に刺さる。歌詞よりも編曲重視の当ブログ管理人でも これほどまでに訴えかけられると全曲お気に入り曲にせざるをえなくなるほどに。 今作のリード曲でアニメ「ストライク・ザ・ブラッドⅢ」主題歌の4曲目 「Blood and Emotions」はイントロからにデジタルアレンジを加えて 変化をつけてきたことにおおーっ!これは良いぞと思わせてからの 歌詞のメッセージの数々が立ち上がりたくなるフレーズばかりで感動。 「♪一度も失敗しない生き方 それを生きているとは言えないんじゃないかな」 こんなん失敗や後悔だらけの人生だった者にはそりゃ心に響くって・・・ この曲も含めて今作の収録曲はどれも頭ごなしの公開説教ではなくて、 聴き手の心に寄り添ってからの立ち上がれだからこそ一層頑張ろうと思える。 骨や心が折れて簡単には立てない人のために杖を貸してくれるかのような曲ばかり。 5曲目「ストレイ」はアニメ「博多豚骨ラーメンズ」の主題歌で ブラスバンドアレンジを加えてカッコ良く盛り上がる曲と思いきや2番の歌詞が衝撃的。 「♪生涯で一度ぐらいは本当の愛を知る」「♪次は君の番さ」からの 「♪なんて語りかける詐欺の手口は聞きあきたぜ」これには人を簡単に信じるなんて できっこなくてラブソングにもそう簡単には心が動かない自分のような者には 共感しまくりだ・・・本当にその通りだと思うのは屈折した人生を歩んできたからなのか。 だがそれでも最後には「♪この街だけは君を裏切ったりはしないさ」 「♪誰からも愛されていないような気がしても どこかに居場所はあるものさ」 と歌ってくれることに救われる。愛されたかった・・・どんなに一人でも平気なふりしても 本心はそうなんだ。そしてこの街とはアニメの舞台からすると博多の街。 個人的には博多は親戚がいた関係で第2の故郷だったこともあってより一層響くんですよ。 ラーメンなどの食べ物がおいしくて物価が安くてサービス精神を感じられる街だった。 2018年の当ブログの年間ベストソング企画にて最優秀作詞賞で表彰すれば良かったと思うほどの傑作。 その一方で10曲目「キミノミカタ」では珍しくラブソングを歌う。 「♪キミノミカタさ 正義じゃなく悪にもなれず強くもない」 こんな自分でも受け入れてくれるという安心感。ただのラブソングじゃなくて 聴き手全員を愛して包み込んでくれるような歌。サビの真ん中で加速して盛り上げてから そのサビの最後では「♪君のために地球を守るよ」とまで歌ってしまう。 そこまで真剣に突き詰めるのか。確かに子供の頃には戦隊ヒーローものを見て 地球を守りたいと思った人は多いはずだ。それほどまでに無垢で純粋な思いが詰まった 究極のラブソングということか。愛は地球を救う。ということで立ち上がれ皆がヒーローだ。 相変わらず傑作揃いのシングル曲やアルバムリード曲と比べると、それ以外の アルバムオリジナル曲はもう一押し欲しい印象もあるが、編曲の頑張りっぷりは シングル曲だけでも伝わってきた、遊びの要素が無いのも相変わらずだと思うが 同じシリアス系アニソン風バンドでも例えばSALTY DOGみたいに ボーナストラックに既発曲のシャブ山シャブ子バージョンを入れるとかいった おふざけはこれからも絶対にやらなさそうだし(参照)それが個性なんだと思う。 たとえアニメタイアップがあろうが無かろうがどれもマジメでひた向きな曲ばかりで 誠実な人柄が楽曲から伝わってくるのが何より素晴らしい。 その生き様を応援したくなるし、そんなバンドと共に歩み生きていきたいと思う。 音楽とは生きるエネルギーであるという当ブログ管理人のような者には最適なバンドであり より大きなエネルギーを手に入れたいということで今作を聴きながら筋トレしたくなりました。 未だにライブを一度も体験したことがないのでそちらもいつか行ってみたいし なんならガールズロック系の対バンなどにも出て欲しいと思ってるんですけどね。
2019年4月2日火曜日
[アニメ感想] BanG Dream! 2nd season 第13話
公式サイト https://anime.bang-dream.com/2nd/ 配信 https://abema.tv/video/title/283-5 ついに第2期放送の最終回。Poppin'partyの主催ライブに計5組のバンドが登場。 ・ハロー、ハッピーワールド!「えがお・シング・あ・ソング」 相変わらずバンドサウンドっぽくない、DJを生かした鍵盤アレンジが印象的で カランコロンと祝福の鐘が鳴り響いているかのよう。まさにハッピーワールド。 ボーカルのこころちゃんがワイヤーに吊るされて空を飛ぶ演出を見せてくれたのは ポピパの香澄ちゃんがやりたかったことを先にやったなということで笑った。 ・Pastel*Palettes「きゅ~まい*flower」 やっぱりガールズバンドの曲というよりも声優アイドルポップみたいで リアルでは見たことないようなバンドだが、SHOW BY ROCKのクリティクリスタといい アニメだとバンドがテーマでもこういう曲を入れないといけないのだろうか? 個人的には厳しいかなぁ。そもそも主役であるポピパの曲もアイドルっぽいと思うのに。 ・Aftergiow「ON YOUR MARK」 前出演者とは対照的なまでに、ザ・ガールズバンドって感じで好きですね。 間奏部分が「Climber's High!」っぽい。2017年の当ブログの年間No.2ソングに 選んだ曲ですよ(参照)サビの疾走感といいボーカルの芯のある声質といい魅力的。 その割にコーラスの声が可愛い系なのはアンバランスにも聴こえるが・・・ SHOW-YAやCyntiaもコーラスが可愛く聴こえる時があるからまぁいいか。 ・Roselia「FIRE BIRD」 序盤のピアノバラード風の曲調から一気に疾走感満点のメロディックスピードメタルへと 突入するという、まるでX JAPANの「紅」みたいな劇的展開に圧倒。 これまで以上にガチのメタルナンバーでここまでの傑作を届けてくれるとは感動。 7月のCDリリースが待ち遠し過ぎる。そもそも「FIRE BIRD」という曲名からして 名曲保証済みですよね。聖飢魔Ⅱの「火の鳥~FIRE BIRD~」も傑作バラードだったし JAM Projectの「火の鳥」も傑作プログレッシヴロックだったし。 ・Poppin'party「Dreamers Go!」 バンドサウンドはしっかりしてるがサビメロがちょっと単調かなぁ。楽曲はさておき 観客の中に文化祭で共演予定だったおばあちゃんバンドがいたのには笑った。 音楽は年代を超えて楽しめるものだというメッセージが込められていると感じられた。 こんな曲、こんなバンド、こんなジャンルが好きなのはおじさんおばさんだとか 決めつけたりするような偏見の数々は無くなればいいのにと、ずっと思ってますよ。 ラストを締めくくるにふさわしい、ライブシーン中心の構成で ガールズロック系の対バンライブによく行く者としてはそりゃもう楽しめました。 音楽が主役であると同時に、バンドの人間模様が見てとれたことでより一層楽曲を楽しめたし バンドメンバー同士の、さらには対バン相手の数々のバンドとの絆を見せられたからこそ 最初聴いた時にはそこまでハマれなかったポピバの「キズナミュージック♪」が どんどん名曲に聴こえてきて、アンコールではそうだこれを待ってた!と思うほどだった。 たとえフィクションのアニメであってもやっぱり音楽と人間性は切り離せないものですよ。 第2期最終回は最後にチュチュプロデューサーが宣戦布告するような形で終わったので 来年1月から放送開始となる第3期ではRAISE A SUILENが良い意味で大暴れする展開を 期待してます。その前の今年9月には劇場版FILM LIVEが公開されるようで、 このタイミングで次々と仕掛けてくるということは、 今年の大晦日のNHK紅白歌合戦にバンドリが出場することを狙っているのではと思った。 ぜひRoseliaには出場を果たして欲しい。そのバーターでPoppin'partyも(主役なのに) でもLiSAさんにも今年こそは初出場を果たして欲しいと思うし、良くてどっちかしか 出られないだろうなぁ。だから去年あれほどLiSAさん出場をと言ったのに・・・
登録:
投稿 (Atom)