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2015年5月31日日曜日

[ライブレポ]  COMIN'KOBE15 (バックドロップシンデレラ、Fear, and Loathing in Las Vegas、ガガガSP)

・バックドロップシンデレラ

「ウンザウンザ」と呼ばれる東ヨーロッパ風民族音楽をメインに
メタルやパンクやスカやレゲエなどの様々な音楽をミクスチャーした曲を作るバンド。
このバンドもまた今回初めてライブステージを見られることを楽しみにしてました。

まずはリハーサルにて「池袋のマニア化を防がNIGHT」が流れ出した瞬間、
お客さん達が一気に前へ。おかげで一番後ろにいた私も見やすい所まで行くことができました。
この時点で前の方の密度は非常に高い状態になっていました。
その後、ギターボーカルの豊島”ペリー来航”渉さんが「およげ!たいやきくん」
の替え歌にのせて自己紹介。確かに見た目は子門真人さんみたいだ。
なお「フェスは観る方も出る方も初心者です」だそうで、
今回初めてカミコベに呼ばれたことについては非常に喜んでいたのが印象的でした。
しかしその一方で、フェスの食事に関しては
「さっき買ってきたアイスがガッチガチだった」という不満も・・(笑)

そして本編へと突入。1曲目「歌わなきゃジャクソン」でいきなりメンバー自らダイブ!
2曲目には「台湾フォーチュン」、さらに3曲目はロシア民謡「一週間」のカバーが。
「一週間」の曲終盤の超高速演奏は圧巻でした。これほどまでの実力派バンドが
なぜ今までフェスに呼ばれなかったんだ。そもそもステージのハコが狭すぎる。
今までよく対バンしてきた打首獄門同好会と同じハコで良かったんじゃないだろうか。
前も後ろも関係無く盛り上がりがスゴかったです。ボーカルがファンに(サークルで)
回れという手振りをしても、ぎゅうぎゅう詰め過ぎてみんな身動きがとれない。
あと10分ライブの時間が長ければ酸欠で倒れる人が出たんじゃないだろうか。
ラスト曲「亡霊とウンザウンザを踊る」まで大興奮のステージでした。
個人的にぜひ聴きたかった「メラメラ」が歌われなかったのは残念でしたが・・・
次はもっと余裕のある会場でライブを楽しみたいです。来年は大ホールでもいいぞ!




・Fear, and Loathing in Las Vegas

地元神戸出身の6人組ピコリーモバンド。
ボーカルは通常歌唱(エフェクト入り)担当と、激しいシャウト担当とのツインボーカル体制にて
ハードコア、メタルコアとトランス、ダンスミュージックを融合させた曲を聴かせる。
これはライブステージも客席もまさにカオスでした。超満員の大ホールでお客さん達も
一緒に踊りまくる。おそらくこの日一番の客入り、そして盛り上がりだったのでは。
だが私は1つ前のバックドロップシンデレラで相当体力を消耗してしまっていたので・・・
もっと元気な時に聴きたかったですね。それでも凄さは十分に伝わってきました。




・ガガガSP

公式チャンネルで昨年のライブ映像を公開しているとは、さすがカミコベの看板バンドだ。

[セットリスト]
・卒業
・祭りの準備
・国道二号線
・つなひき帝国
・晩秋
(アンコール)
・線香花火



今年もトリはもちろんこのバンド。日本最古の青春パンクバンドらしいです。
ボーカルのコザック前田さんはこの日は近鉄時代の仰木監督のユニフォームを着て登場。
そして自らをカミコベのラストバッターに例える形で、これから始まるライブへの決意表明が。
「12回裏2アウト満塁、どうせ終わるなら、最後勝って終わろうじゃないか!」
これには歓声が巻き起こりました。相変わらずの熱い語りには心を揺さぶられる。
そして1曲目「卒業」が始まると、瞬く間に会場は熱狂の渦へ。
ライブが始まる前までは、それまでの長丁場であれだけ疲れてたにもかかわらず、
いざ始まると疲れなんてのは全部吹っ飛びました。これぞ音楽の力というものだ。
ガガガSPのライブは、熱狂しながら泣けるのです。
2曲目「祭りの準備」やアンコールの「線香花火」などを聴くと、
10代の頃を思い出したりしていろんな気持ちがこみ上げてくると同時に、
あの頃の熱い気持ちはまだ消えてはいないんだとばかりに思いっきり盛り上がれる。
今年は時間が押していた影響もあってか、昨年までと比べると曲間での語りは少なめでしたが、
これからもカミコベのトリの座は守り続けたい気持ちがあるという一言は印象に残りました。
ぜひ来年も再来年もトリを務めてもらいましょう!

アンコール終了後は観客からの「まーつばら!」コールに迎えられる形で、
実行委員長の松原裕さんがステージに登場。まずは観客の皆さんに向けて挨拶、
そして開催に協力して頂いた皆さんへの感謝の言葉が述べられました。
最後には前田さんと松原さんが熱い抱擁。拍手に包まれる会場。
昨年まで会場として使用していた大学が閉鎖になった影響で一時は開催が危ぶまれましたが、
クラウドハンティングに参加して頂いた方々、さらにはスタッフやボランティア、
そして出演者と観客の力があったからこそ、今年もカミコベは大成功を収めることができたと思います。
いち観客としても、あらためて開催に協力して頂いた皆さんには感謝したいです。
以上、長文レポを最後まで読んでいただきありがとうございました。



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