ロットングラフティー「 CLASSICK」 (2004/4/21) 1. PORNO ULTRA EXPRESS 2. 切り札 3. フロンティアスカンク 4. e for 20 5. pq 6. (無題) 7. ∞ 8. ケミカル犬 9. Synchronicitizm 10. MASSIVE DRIVEN 11. 悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10) 2004年リリースにされた、ROTTENGRAFFTY(ロットングラフティー)の メジャー1stフルアルバム。「古都のドブネズミ」というキャッチコピーを持つ 京都出身の5人組ロックバンドの作品です。 ハードロックやハードコアをベースにした激しいサウンドと、 ツインボーカルによる、ラップやシャウトを交えた激しい歌いっぷりが 共に印象的なミクスチャーロックアルバムとなっています。 1曲ごとに、色んな音楽の要素が文字通りミックスされているので 聴いていて最後まで飽きさせないです。まず1曲目にしていきなり、 まるで宇宙船に乗って旅をしているかのようなスケール感を感じるような曲で シンセのアレンジが曲に一層の深みを加えている「PORNO ULTRA EXPRESS」に始まり、 その後の曲も、ハードコアな曲でありながら間奏でハーモニカの音が鳴るのは この系統の音楽にしては斬新さを感じる「切り札」、 ムーディーな雰囲気からサビ直前で一転ハードロックになる「pq」 などといった曲が特に面白いです。 どの曲も一筋縄ではいかないような構成でありながら、それでいて サビ部分はメロディアスな曲が多いというのはとても良かったです。 今作の中でも特にお気に入りのナンバーは、サビのメロディが素晴らしい上に 歌唱や演奏なども含めた全てがカッコ良い、3曲目の「フロンティアスカンク」と、 あの坂本龍一の名曲「戦場のメリークリスマス」のメロディを引用した上に 1曲目同様にシンセの音を絶妙に加えたロックアレンジが素晴らしい ラスト曲の「悪巧み~Merry Christmas Mr.Lawrence」。 特にラスト曲の方は、個人的にサンプリング系の曲でここまで良いと思った曲は 史上初めてかもしれないだけに、インパクトは大きかったです。 ミクスチャー系ロックバンドとしては、同じ京都出身バンドの10-FEETとは 初見の段階では似ているかなと思いましたが、しかし楽曲を聴きこめば、 10-FEETがメロコアやレゲエの要素を強く感じる曲が多いのに対して、 ロットンの方はメタリックさがより強く出ているなという違いを感じることができました。 知名度的にはこの2バンドは差がついたものの、このアルバムを聴く限りでは 彼らだってもっと評価されていいはずなのにと思いました。 機会があればぜひライブにも行ってみたくなりました!
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2012年11月14日水曜日
[CDレビュー] ROTTENGRAFFTY「CLASSICK」
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