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2012年11月2日金曜日

[CDレビュー]  Gacharic Spin「雪泣く~setsunaku~メロディー 」


Gacharic Spin「 雪泣く~setsunaku~メロディー  」
(2010/9/8) 

1. 雪泣く~setsunaku~メロディー   
2. ピアス
3. ルーレット 
4. BROKEN LOVER 



Gacharic Spinのインディーズ3rdシングル。
まず表題曲の「雪泣く~setsunaku~メロディー」には驚かされました。
これはガールズバンドが鳴らす音ではない。もちろん良い意味で。
あえてこれに近い音楽を挙げて例えれば、90年代の小室サウンド系の音楽を
ガチャピン流に進化、そして深化させたかのような曲に聴こえる。
踊れる曲なのに、同時に切なさや哀愁も感じさせてくれる。
愛する人との別れを歌った歌詞が、このメロディ、編曲と合わさることで
聴き込むほどにどんどん深く、心の底まで沁み渡る。
間奏で鳴り響く「ドーン」という音は、まさに心の張り裂ける音。
曲の終盤で響く獣の鳴き声は、まさに魂の叫び。
とんでもない曲が誕生した。こんな曲は今まで聴いたことが無い。


2曲目「ピアス」はポップなバラード曲。良い曲ではありますが、
直前の曲が素晴らし過ぎるせいで普通の曲に聴こえてしまう。

3曲目「ルーレット」はディスコやミクスチャー的な要素が入った曲で、
まるで夜の街で踊りながら歌う彼女たちの姿が目に浮かんでくるかのような、
聴いていてヒリヒリさせられる、スリル満点なロックチューン。

4曲目「BROKEN LOVER」はメタル系ナンバー。
疾走感抜群で、さらにギターやベースの暴れっぷりがスゴい。
歌詞の内容は失恋を歌った曲で、その悲しみをぶつけるかのような
ボーカルの歌唱もこれまた心に響く。
本来なら表題曲にしてもいいぐらいの曲だと思いましたし、
おそらく彼女たちの中でもこの曲は自信作だったのではと思います。
PVが作られているのはその証拠ともいえるでしょう。

4曲全てが異なる音楽性のもとに作られ、そのどれもが抜群に質が高いという
素晴らしい内容のシングル作品でした。
いよいよ明日11月3日は私もガチャピンの学園祭ライブに参戦ということで、
今から楽しみでドキドキする。思いっきり暴れさせてくれ!


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