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2018年6月11日月曜日

[ライブレポ]  百万石音楽祭2018(I-RabBits、マキシマム ザ ホルモン、Xmas Eileen)

(前記事はこちら)

・I-RabBits


本日のお目当てその3、2004年結成のガールズボーカルピアノロックバンド。
まずはリハーサルで「未完成なあいのうた」を1コーラス歌った後、
本編1曲目に「未来地図」が来た来た来たーーーーっ!!!
こちらの記事に書いた通りの大傑作、あらためて生で聴くと感動で泣きそうになった。
もうこの日はこれだけで百万石に来て本当に良かったと思いましたよ。
前回でらロックフェスで観た時は(レポはこちら)惜しくも聴けなかっただけに。
ピアノボーカルの竹下麻衣子さんのライブパフォーマンスも素晴らしくて、
これだけアグレッシブに演奏しながらよくぞここまで歌えるなと思った。
MCでは百万石音楽祭に初出演できたことを喜び、この出会いに感謝したいという
メッセージを伝えたいとばかりに「はじまりのハッピーエンド」を披露。
「♪出会えて良かったな」「♪結末がさよならでも」
このバンドはライブでより一層歌詞のメッセージが伝わるバンドだなと感じました。
ライブだと何て歌ってるかほとんど聞き取れないバンドも数多くいる中で
しっかりと歌詞が聞き取れて、より心に響く歌を歌ってくれるバンドは貴重。
これほどまでの実力の持ったバンドが、なぜ今回のライブ会場の中では一番小さな
野外のステージで歌ってるのだろうか。もっともっと人気が出てもいいはずなのにと
思わずにはいられなかったです。私の中ではメインステージ級のバンドですよ。



・マキシマム ザ ホルモン

[セットリスト]
・恋のメガラバ
・シミ
・「F」
・ロッキンポ殺し
・Mr.ブギータンブリンマン
・恋のスペルマ

もはや説明不要、日本を代表する激ロックバンドで実は本日初めて
ライブを体験できることを最も楽しみにしていたバンドでした。
この日の観客達の中でもグッズをつけているファンも一番多かったことから
入場規制にならないかを心配して早めに会場に入ったこともあり、
人ごみをかき分けて前の方に進んで観ることができました。
1曲目から「恋のメガラバ」で盛り上がりまくれていきなりテンション最高潮。
ボーカルも演奏パフォーマンスも迫力満点でステージの魅力はもちろんながら、
当ブログ管理人的にこれまで数多くのロックバンドのライブを体験してきた中でも
史上最も激しい現場だったと思う。これもまた期待通り。
収容人数約7000人の会場がほぼ満員という観客の多さも熱狂に拍車をかけていた。
向かって左側と右側で同時にサークルモッシュの嵐が起こって
それに巻き込まれるなんてのは初めて体験しましたよ。一瞬だけ身の危険を感じたほどに。
ホルモンの主催ライブは全て対バン形式でなぜワンマンをやらないのかと思ってたが
その理由が分かった。ワンマンで2時間前後もライブをやったら観客に死者が出る。
その一方でMCはボーカルのダイスケはんとドラマーのナヲさんの2人の掛け合いが
評判通りの面白さでこちらにも楽しませてもらえました。
ダイスケはんが金沢に来る時の新幹線の乗客がおばさんばかりだったと話すと
ナヲさんが「誰がおばさんじゃ」これにはお前のことじゃないというツッコミが入ったり、
さらにはナヲさんが観客いじりを始め「そこのCHAIみたいなブス」などと言うと
ダイスケはんが「俺たち3人はそんなこと思ってません!」とすかさずフォローしたりと
漫才さながらの掛け合いの数々には笑ってしまいました。
ホルモンは短めの曲が多いので8~9曲ぐらい聴けるかなと期待していたものの
MCが長めだったこともありこの日は計6曲で終了。「ぶっ生き返す」や「絶望ビリー」
なども聴きたかったなぁと思いつつも、なぜここまでMCが多いのかという
その理由も分かった。MCでこまめに休憩時間を設けないと観客に死者が出る。
当ブログ管理人は初めてのホルモンのライブでもいきなり前に特攻するような
命知らず野郎ですが、後ろの方ならば初めてでも全然大丈夫だし怖くはないですよという
フォローはしておきたい。実際帰り際の観客の姿を見ると後ろの方は女性ファンも多かったですし。
てかこの音楽性で女性ファンがここまでつくなんて信じられないぐらいだなと、
そういう意味でもホルモンはヘヴィミュージック界の希望の星だなとあらためて思いました。
またライブを体験したいですね。次の対バンは魔法少女になり隊とやってくれないかなぁ。



・Xmas Eileen

白い仮面にトレンチコートがトレードーマークのラウドロックバンド。
曲はほとんど知らなかったのですが、つい最近Gacharic Spinと対バンしていた
バンドだということから行ってみること。全体的にメロディが単調な印象だったかなぁ。
それでも前半に披露された「Dance Number」は飛び抜けて素晴らしいと感じました。
この曲を聴けばGacharic Spinと対バンするのも納得なデジタルミクスチャー系楽曲で、
サビでモンキーダンスの振り付けをメンバー達と一緒にやって盛り上がれたのも楽しかったです。



2年越しでようやく行くことができた初の百万石音楽祭、
Gacharic SpinやミオヤマザキやBAND-MAIDなどが出演していた昨年に比べると
今年のメンツは代わり映えしなくてイマイチだなぁと行く前までは思ってましたが
それでもいざ行ってみれば十分に楽しむことができるのがロックフェスというもので。
今回は入場規制となったライブステージは無かったようですが
当日券はソールドアウトしたようで、あらためてこの金沢という三大都市圏からは
遠く離れた地方都市でのロックフェスにこんなにも観客が来ることにも驚いた。
昨年当ブログで最高のガールズ系音楽フェスだったという内容のレポを書いた
DRAGON GIRLS CARNIVAL(記事はこちら)とはなぜこんなにも観客数が違うのか・・・
これはもう当ブログがいくらガールズ系ブログとしてほぼ毎日記事を更新したとしても
週2回程度更新の邦楽ロック系のブログには人気で一生追いつけないことを
思い知らされた瞬間でもあった。ともあれ来年も開催されれば行く可能性は高いので
次回には意外な出演者の登場などもあったらいいなと期待してみたいです。
以上でございます。長文記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。



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