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2018年4月27日金曜日

[ライブレポ]  Crazy☆Fest Extra(Mary's Blood、榊原ゆい)


(前記事はこちら)

・Mary's Blood

[セットリスト]
・World's End
・It's Alright
・Ready to Go
・HANABI
・Moebius Loop
・女神の裁き~Death Queen's March~
・Song for You
・The Final Countdown(Europeカバー)
・On the Rocks
・R.I.P.
・Believe Me
・Coronation Day
・Bite The Bullet
・Marionette

最重・最速のガールズメタルバンド。この日は4月18日にリリースされたばかりの
メジャー4thアルバム「Revenant」の新曲を中心に全14曲のステージ。
フェスで見るのはこれで7回目になるが、何度見てもスゴいとしか言えない。
サポートメンバーを加えた楽器隊4人の演奏の迫力も素晴らしい上に
ボーカルのEYEさんはまさに女豹 -PANTHER-と呼びたくなるような貫禄。
多彩な曲調の楽曲を歌いつつも、とりわけハードな曲においてはまるで
何かに憑りつかれたかのようなパフォーマンスを毎回のようにみせてくれるが
この日はEuropeが憑りついたと自ら宣言。まさかのカバー曲、
「The Final Countdown」(原曲はこちら)には驚かされた。
なぜなら洋楽で大好きな曲を挙げよと言われたらこの曲はHELLOWEENの曲などと並んで
真っ先に思い浮かぶレベルの曲だから。イントロのキーボードのメロディからして
ヒロイックでカッコ良過ぎ。以前にはWBCで侍ジャパンが決勝までいったら
中継テーマ曲はこの曲にして欲しいとか書いてたな(記事はこちら)
なのでMary's Bloodのカバーバージョンもそりゃ名カバーになるに決まってる。
後のMCでの話によると、つい最近行われた進水式のイベントにMary's Bloodが
出演することになり、その時にカバー曲を演奏することになったそうで、
ABBAのダンシング・クイーンのカバーなどもやったらしいが
この日はメタラーらしくとこの曲を選んだとのこと。素晴らしい選曲だ。
ABBAの曲のカバーもそれはそれで面白そうなので聴いてみたい気もしましたが。
終盤3曲はライブの定番曲連発で大盛り上がり。やっぱり「Coronation Day」が
一番メタルな曲で一番大好き。エボリューションレボリューションの連呼を
聴かないとメアリーのライブに来た気がしない体質になってしまった。




・榊原ゆい

[セットリスト]
・Love☆Jet!
・美しき勇者
・LOOP
・Love*Magic!~Wellcome to Minoir!!~
・恋愛0キロメートル
・ReANSWER
・月天子
・Kadenz
・Gregorio
・scarlet
・Einsatz

実は今回の出演者の中で一番楽しみにしてました。
声優歌手として多彩な楽曲を多彩な声色をもって歌うボーカリスト。
その中でもロックやメタル系の曲は当ブログで絶賛の傑作曲が多く、
さらにアニメ「CHAOS:HEAD」から飛び出したゴシック系バンド
「ファンタズム」のボーカルとしても名曲の数々を歌い(レビューはこちら)
さらにはHR/HM系ギタリストの若井望さんのアルバムにゲストボーカルとして
先ほど登場のFukiさんと共に参加したりなどの(レビューはこちら)大活躍が認められて
今回このイベントに呼ばれたということで、当然今回はロックやメタル系の曲を
中心に歌ってくれるだろうから、普通のライブステージ以上に行きたいと、
NAONのYAONを諦めてまでこちらに行く決定的理由になった。それぐらい期待してたが、
ライブ開始からまさかの3曲目まで可愛い系の曲連発。バンドサウンドの方は
先ほど登場したFuki Communeのバンドメンバーでもあるキーボードのmaoさんや
CROSS VEINのベーシストのShoyoさんなどが演奏してるだけにしっかりしてるのだが
いかんせん歌声があまーーい! 実はこの日はMary's Bloodが終わった時点にして
帰ってしまう観客が続出、やっぱりアウェーなのかと感じてしまってた中で
残ってくれた観客の中にもこれにはポツポツと帰る人が・・・そりゃそうなるよな。
1曲目からメタルな曲やって下さいよ!「紅蓮獄華」をやって下さいよ!
帰りかけた観客も引き戻せるぐらいの傑作メタルナンバー持ってるのに!って思った。
そして3曲目終了後にはMCが。まずは自己紹介で声優をやっているということなどを話した後
別人名義だけどゴシックな曲を歌っていたりもするといった話になった時は、
ファンタズムの曲が来るーー!?と期待しまくった。だがその次には
こういう曲も歌うとかなんとか言った後に「可愛い曲をやります」
ちーがーうーだーろーー!!思わず心の中で賞味期限切れの流行語を
叫んでしまった。その後もMCは長めだし早く紅蓮獄華をやってくれと思いながら見てたが
8曲目にしてようやく、アニメ「Dies irae」主題歌で最新アルバム収録曲の中でも
最もメタルな「Kadenz」が来てくれた。9割以上の確率でやると思っていた曲が。
同じくDies irae主題歌の「Gregorio」もイントロから荘厳なシンフォニックメタルの要素が
入った曲で期待通りの素晴らしい曲。そして最後の最後で、今度この曲をやって欲しいとばかりに
当ブログのこちらの記事で絶賛したばかりの「Einsatz」が来たーー!!これには救われた。
終わってみればなんだかんだ言っても盛り上がれただけに、前半の選曲ミスが・・・
可愛い系の曲は中盤に1~2曲ぐらい挟むという形ならまだ良かったのに。
これがフェスに出るバンドならば、いかに観客に振り向いてもらうかということに
全力をかけて1曲目からその日のお客さんを引き付けようとする曲をやるだろう。
だがこの日の榊原ゆいさんの前半の選曲はそれとは真逆で観客をふるいにかけているのかとすら思ってしまった。
おそらくアニソン系以外のフェスに出るのは初めてだけに、ダメなら途中で帰られるということが
分からなかったのか、分かってても別にそれでもいいやと思ってたのか・・・
それに比べるとあらためて、ロックフェスで活躍するアニソン系歌手の先駆けとなった
LiSAさんは色々言われることもあるけど自分はやっぱり支持したいと思いましたよ。
フェスに呼んでもらったからにはその日の観客の期待に応えるパフォーマンスをしないと!
MCでは普段は3時間ぐらいライブをやる自称体力お化けで、持ち歌も600曲ぐらいあり、
さらに今度はElements Gardenの曲限定ライブの開催が決まったということで
その時はライブ時間が4時間超えるかもといったことも話していたが、
ならばハードロック・メタル系の曲限定ライブをやってもいいのではないかと思った。
体力的に問題ないなら尚更だし、てかそもそも今回のクレイジー☆フェストのステージこそが
それをやる絶好の機会だったのに、やってくれるのではと期待して来たんですけどね・・・
若井望さんがスケジュールの関係で今回出演できなかったのも惜しかった。
出てくれてたら上記で紹介したアルバム収録曲のコラボ曲もやってくれてただろうに。


以上でございます。最後の最後で厳しい感想を書かざるをえなくなってしまいましたが
総合してみればそれを補って余りあるぐらいの満足度で、なんだかんだ言っても
こちらに来て良かったです。東京遠征楽しかったです。でも来年こそはNAONのYAONの方に行きますよ。
長文記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。



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