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2018年4月3日火曜日

[CDアルバムレビュー]  predia「ファビュラス」



predia「 ファビュラス(Type-A)」
(2018/2/14)

1. Fabulous
2. SUPER WOMEN
3. Ms.Frontier  [公式PV]
4. ヌーベルキュイジーヌ  [公式PV]
5. Hotel Sunset  [公式PV]
6. クレオパトラ
7. Secret of Light
8. SHADOW PLAY
9. 水曜日の嘘
10. Addicted To Your Secret
11. 禁断のマスカレード  [公式PV]
12. Wake Up
13. Close to you
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




prediaのメジャー2ndフルアルバム。
「可愛いだけじゃ物足りない、大人の遊び場へようこそ」
というキャッチコピーでおなじみ、デビュー当時は同じ所属事務所の
PASSPO☆の姉妹ユニットという設定もあった大人系アイドルグループの作品。

昨年のTOKYO IDOL FESTIVALでは初見にして初優勝を果たしたということで
(当時のレポはこちら)アルバムも楽しみにしていたがその期待通り、
ライブではメインボーカルを務めていた湊あかねさんを筆頭にメンバー達の
ズバ抜けた歌唱力が今作でも存分に発揮。楽曲はEDM、デジタルポップ系の曲が
中心ながらも軽さが無くてガツンと胸に響く。1、2曲目からサビのハイトーンボイスが
素晴らしく気持ちいい。それと同時にアダルトな魅力も健在、
シングル曲の4曲目「ヌーベルキュイジーヌ」、11曲目「禁断のマスカレード」
などはサビの最後で入る「♪ア~ン」という吐息が何ともセクシーで
耳に残ってしまう。こんな曲がアルバムに2曲も入ってるということは
同じ大人系アイドルのベッド・インよりもアンアン言ってる回数が多くないかと、
少なくともこのCD上ではアンアン度で勝ってるぞと思ってしまった。
これがフリートーク込みならば逆転されるんだけど。
その一方でアイドルのアルバム作品らしく曲調の多彩さも健在。
6曲目「クレオパトラ」はまるで風男塾×Elements Gardenの曲みたいな
歌劇風の曲でスケール感抜群、圧倒的歌唱力がより生きていて文句無しの傑作。
そして8曲目「SHADOW PLAY」はまさかのハードロック系の楽曲。
イントロや間奏からしてシビれるギターソロがあったりシンフォニック要素が
加わっていたりピアノのメロディが美しかったりと編曲が最高。
もちろん歌唱力も抜群ということで今作の曲の中で一番のお気に入り曲であり
メタルが好きな人達は歓喜な曲だろうなと思いきや案の定だった(参照)
さらには洒落たR&B風の曲やバラード曲などもあったりするが、楽曲の幅が
広いが故に個人的にはハマる曲とハマらない曲がはっきりした印象。
シングル曲の中に前アルバムの「名もなき白い花は消え逝く」レベルの
キラーチューンがあればなお良かったところだったんですけどね。

アイドルは歌が上手くない人ばかりだと思い込んでいる人にこそ聴いて欲しいと思える、
ガールズロック好きにもおすすめできるほどの歌唱力が詰まった作品で、
同性ウケも得られそうなカッコ良さも持ち合わせているだけに
90年代のグループで例えるならばせめてMAXと同じぐらいは売れてもいいはずだと、
もっとメジャーになってもいいはずだと感じられる。これぞ実力派アイドル。
だがその一方で今作を聴いてみてあらためて思ったのは、CDを聴くだけでは
prediaの魅力の全ては伝わらないなと。ライブでより圧倒的なパフォーマンスを
発揮するグループだと思った。今年もTIFには行くことを考えてるので2連覇を期待してますよ。







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