BiSH「 THE GUERRiLLA BiSH(AL+Blu-ray Disc)(初回生産限定盤)」 (2017/11/29) 1. My landscape [公式PV] 2. SHARR 3. GiANT KiLLERS [公式PV] 4. SMACK baby SMACK [公式PV] 5. spare of despair 6. プロミスザスター [公式PV] 7. JAM 8. Here’s looking at you, kid. 9. ろっくんろおるのかみさま 10. BODiES 11. ALLS 12. パール 13. FOR HiM お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10) BiSHの通算4枚目のフルアルバム。今作では6曲目に収録されているシングル曲 「プロミスザスター」がアイドル楽曲大賞でグランプリを獲るなど、 2017年に大きく躍進を遂げた「楽器を持たないパンクバンド」の作品。 まず今作のリード曲である1曲目「My landscape」からパンクバンドの枠をも超えたかのごとく ストリングスを生かした、ポップながらもスケール感抜群の曲を聴かせてくれた。 歌詞は抽象的な表現が目立つがそれもまた想像力をかきたてられるし メンバーの歌唱力が確実に上がっているのも良いと感じられる。 ならば「プロミスザスター」に続いてアルバムの方もポップ路線に行くかと思いきや、 続く2曲目「SHARR」は曲序盤から魂のこもったシャウトを聴かせてくれる上に サビが全編シャウトのみで構成されているというハードコアな曲。 こういう曲もちゃんとやってくれて安心した。最高です。 3曲目「GiANT KiLLERS」はミニアルバムのリードトラックにもなった曲で 文字通りにジャイアントキリングを目指してやるという決意表明。 こういう曲にはとことん惹かれてしまう。俺も下剋上を目指して頑張ってやるんだ!と思うし サビのウォーウォーというコーラスからして迫力抜群で勇気づけられる。 6曲目「プロミスザスター」は最初聴いた時は「オーケストラ」と 同系統の曲だなという印象だったが、あらためて聴き込んでみると ひたむきな思いが伝わってくる名曲でそりゃアイドル楽曲大賞とるよなぁ。 アルバム後半の曲では11曲目「ALLS」がとりわけ印象的。サビメロも良かった上に 曲終盤でクリーンボイスとシャウトがクロスするところが面白くてツボにハマった。 さらにはスカ調の曲があったり荒涼感漂うミドルテンポ曲があったりと いかにもパンク系のバンドにありがちな感じの曲も数多く入っていたが 前半の1~6曲目までと比べると後半の曲はハマり度が低かったのが惜しいところか。 今作もガールズパンク系のバンドにはありがちな単調さが無く、 ポップな曲からハードな曲まで幅広い曲調で多彩な魅力を発揮しているあたり さすが近年のロック系アイドルの曲は面白くてレベルが高いと感じられる。 メンバー作詞の曲も多くて全体の歌唱力も上がっているだけに よりアーティスティックに感じられる。この調子で2018年は更に躍進して、 年末にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たして、48、46系グループを相手に ジャイアントキリングを見せて欲しいとすら思えてくる。 ロック系アイドルが好きな者としてはBiSHがその代表選手という形で 紅白出場を実現させて名実ともにこの系統の音楽が日の目を見て欲しいと思うが、 ただ今作のリード曲のPVやCDジャケット写真が飛行機をバックに撮られているというのは、 PASSPO☆をパクってないか?と思ってしまったのは自分だけなのだろうか。 とか言いつつもPASSPO☆とBiSHの対バンなんてのがあったらそれはそれで ぜひ行きたいんですけどね。共にシーンを盛り上げて欲しいですから。
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2018年1月18日木曜日
[CDアルバムレビュー] BiSH「THE GUERRiLLA BiSH」
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