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2013年1月25日金曜日

1月25日(金曜日)の日記

第85回選抜高校野球 出場校決定
http://koshien.mainichi.jp/senbatsu/


「大和広陵 奈良 28年ぶり2回目」


この名前を見た時は思わずガッツポーズしてしまいました。


少なくとも私の周りではみんなが待っていた、大和広陵の甲子園出場。
先週の草野球の試合の時も、もちろんチーム内では
大和広陵にセンバツ出場して欲しいという話題で持ちきりでした。


そもそも奈良で、天理、智弁以外の高校が甲子園に出るということが
どれだけ困難なことかということは、県民でなければ分からないでしょう。
2004年春の斑鳩(現・法隆寺国際)以来9年ぶりとなる快挙。
その間にも、あと1歩のところでどれだけ天理智弁以外のチームは甲子園出場を
逃し続けていたか。どんなにいい勝負をしても最後は運が天理智弁に行ってしまう。
夏の決勝で天理相手に9回1アウトまでリードするも、
ボテボテの内野安打をきっかけに逆転負けした2006年の斑鳩、
夏の準決勝で智弁相手に延長10回2アウトまでリードするも、
最後はイレギュラーで逆転負けした2009年の登美ケ丘、
2年前に秋の県大会で智弁相手に勝って優勝して、
近畿大会でも勝利を挙げたにもかかわらず、その近畿大会にて
同じ奈良代表の天理、智弁が決勝まで進出してしまったことで、
またしても出場を阻まれた奈良大付、
そういうのを今まで何度も見てきているだけに、今回出場を決めた大和広陵は
困難克服度でいえば、いわき海星の次に高いと本気で思ってます。


大和広陵の選手の中では、Max149km1年生エースの立田投手には特に注目しています。
中学時代には全日本代表に選ばれ、高校進学の際には
数多くの有名強豪校からの誘いが来るも、それを全て断り、
地元の無名高校に進み、そしてその高校を甲子園出場へと導きました。
こんな、漫画・アニメ・ドラマのような話が現実になるなんて!
近年でいえば、アニソン風校歌で話題になった愛知・至学館高校が
元エースが亡くなるという悲しみを乗り越え、常連校を次々と倒して
甲子園初出場を決めたなどという、たまにそういう漫画アニメのような話が
現実に起きるのが高校野球の世界ですが、しかし、愛知などの他の県では
そういうことが起きたとしても、奈良だけはまず起きないと思っていました。
そんなドラマチックな話とは最も無縁だと思っていました。
今までずっと上記のような現実を見せられてきましたから。


以前、旧ブログ時代にこんな日記を書いたことがありました。
http://d.hatena.ne.jp/sihan-mk/20110921

「無理・・・」
「どうせ天理か智弁だから・・・」

そう言っていた彼が現在入った高校が、甲子園出場を決めた。
草野球のチームメイトとしても、こんなに感慨深いことはないです。

やっぱり、希望を捨ててはいけないんだなと。あの時そう言った方であった私まで、
今回の甲子園出場決定には、なんだか勇気づけられました。

絶対応援に行きたいです! あとはどうか土曜もしくは日曜の試合をクジで引いてくれ!
さすがにそこまで期待してしまうのは贅沢でしょうが・・・




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