Gacharic Spin「Go Luck!<Type-GACHA>」 (2018/11/21) 1. ゴーストルール 2. Shake Hip! 3. 涙 4. YELLOW YELLOW HAPPY 5. RPG お気に入り度:★★★★★★★ (7/10) Gacharic Spinのカバーミニアルバム。今作はエンタメミュージックをテーマにした 作品ということで、J-POPを中心に選曲された作品となりました。 これまではGacharic Spinでカバーといえば洋楽HR/HMカバーバンドのMETALLIC SPINが 真っ先に思い浮かんだものの、ライブのMCでも言われてた通り今回もそちらのCDは出せなかったようで。 さらにはGacharic Spinとして初期の頃からライブで披露されてきた洋楽カバー曲の 「I'm Sexy」もいよいよ今作でCD化かされるのかと思いきや収録されず。 こちらはオレオ様のセクシーキャラが崩壊してしまったからしょうがないね。 まず1曲目「ゴーストルール」はDECO*27 feat. 初音ミクの曲のカバー。 良い意味でこれがカバー曲だとは思えない。Gacharic Spinが作った曲にしか聴こえない。 重低音と電子音が一体となったバンドサウンドとはな兄さんの歌唱がエモーショナルで 終盤に転調してキーが上がっていくところは特に盛り上がる。 2曲目「Shake Hip!」は米米CLUBの曲のカバー。 とある有名音楽系ブログにてGacharic Spinの実力を米米CLUBに例えて表現していた 記事があったがそれをメンバーが見てたのか?ファンキーなサウンドが光っている。 3曲目「涙」は50TAことお笑い芸人の狩野英孝さんが作った曲のカバー。 原曲以上の迫力を感じられるバンドサウンドと、はな兄さんの僕イケメンな歌唱が響く 名バラード曲に生まれ変わった。この前のライブで聴いた時には(記事はこちら) 思わず感動するほどだったが、あらためて歌詞カードを見ながら聴くと 終盤の歌詞はこりゃ酷いことになってるな(笑) 「♪You ガスター シンガポール」 って何なんだ?ガスターで検索してみても胃腸薬しか出てこないし。 でもそれすら歌詞カードを見ずに聴くと綺麗に聴こえるというカバーマジック。 来年のやついフェスで本家とのコラボステージも見てみたいかもと一瞬思ったが、 愛に飢えてるオレオ様がうっかり狩野さんにひっかからないかと思うと心配なのでやっぱりいいか。 4曲目「YELLOW YELLOW HAPPY」はポケットピスケッツという子供の頃からファンだった グループの代表曲のカバーということで最も楽しみにしていた曲でした。 間奏部分では直線的なデジタルビートが響くダンスロックとなっていて これはこれで良いのだが、原曲の間奏部分の浮遊感あるコーラスが大好きだった者としては やっぱり原曲超えはできなかったかなぁと思ってしまった。だがそれでも今作の中では 唯一オレオ様がボーカルをとる曲で聴いていて楽しくなるような歌声が良い感じ。 「♪恋も夢も食べまくって叶えられるよ」なんてのは見事にキャラにハマってる。 オレオ様的にはついでにたこ焼きも食べまくってるだろうけど。あとフライドチキンもか? 5曲目「RPG」はSEKAI NO OWARIの代表曲のカバー。 原曲の幻想的な世界観の広がるアレンジは生かしつつも ボーカルははな兄さんの方が伸びやかさがあって好きだなと思った。 CDジャケット写真でオレオ様がピエロみたいなメイクをしてるのはセカオワリスペクトか? 衣装は相変わらずハンバーガーだけど。余談だが北海道にはラッキーピエロというハンバーガー屋さんがあったな。 企画モノとしては十分に面白い作品でした。コピーではなくカバーとして どの曲もガチャピンらしさを発揮できているし、これからもカバー曲は シングルのカップリング曲でたまにやるのはいいかなと思えてくる。 でもやっぱりオリジナル曲でドカンと一発当てて欲しいですね。それができるバンドなはずだから。
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2018年12月1日土曜日
[CDアルバムレビュー] Gacharic Spin「Go Luck!」
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