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2018年12月31日月曜日

[CDアルバムレビュー]  JAM Project「JAM Project BEST COLLECTION XIII A-ROCK」


JAM Project「 JAM Project BEST COLLECTION XIII A-ROCK」
(2018/10/31)

1. A-ROCK ~電脳Wars~
2. 慟哭の彼方
3. 残像のリベンジャー
4. 鋼のWarriors
5. 神ノ牙 ~The Fang of Apocalypse~
6. ENTER THE HEROES
7. NEW BLUE
8. The Brave
9. EMG
10. THE EXCEEDER
11. 豪腕パンチ
12. DRAGONFLAME
13. ヒトヒラ
14. Burning Blue ~蒼炎のソルジャー~
15. The Oath ~夜明けの誓い~
お気に入り度:★★★★★★★★★☆ (9.5/10)



JAM Projectの通算13枚目のベストアルバム。全15曲中新曲は計3曲、
まずアルバムリード曲となる1曲目「A-ROCK ~電脳Wars~」はタイトル通りの
デジタルロックナンバーながらもミドルテンポで聴かせる曲調が斬新。
コーラスワークもお見事でここまで重厚感あるデジロックはそう滅多にないレベル。
2曲目「慟哭の彼方」は煌びやかなギターが響くイントロと重低音響くAメロの時点から
傑作を確信するレベル。そしてサビで一気に疾走、メンバー5人の歌唱の迫力にも圧倒、
紅一点ボーカルの奥井雅美さんの歌声の絡みが絶妙なのも毎度ながらツボにハマる。
さらに間奏ではキーボードソロにギターソロとドラマチックなメロディの連発で
これぞ2018年の当ブログ的メタルアニソンNo.1楽曲。
13曲目「ヒトヒラ」はバラード曲ながらも中低音の歌声の響きが力強く胸を打つ曲で
これまでにはあまり無かったような曲に感じられた。新曲はやはり期待通り。

そして今作には3、6、11、14曲目にJAMのCDには初収録となるワンパンマン関連楽曲が
入っていてこれがあらためて聴くと軒並み素晴らしかった。
近年のスパロボや牙狼の曲と比べるとまだまだ鮮度があるように感じられるからか?
6曲目「ENTER THE HEROES」はダンサブルなデジタルアレンジに加えて
Bメロのノリの痛快さがたまらない。サビで疾走して更に盛り上がる傑作デジロック。
作詞作曲が遠藤正明さんで編曲がR・O・Nさんという時点でゴールデンコンビ過ぎる。
14曲目「Burning Blue ~蒼炎のソルジャー~」はイントロのギターのメロディから
うおおおおおおおおーーーーっ!!となったし、歌い出しの「♪無骨たるそれ故に」から
これだーーっ!と言いたくなるほどの迫力そして筋力を感じる。
何よりサビメロが素晴らしい。ダイナミックでスケール感あって本来ならば
こちらを2018年の当ブログ的メタルアニソンNo.1楽曲にしたかったほどだが、
2017年にリリースされているということで出来なかったのが惜しまれるほどに。

これだけ初収録曲が傑作揃いならば既発曲もアルバムの中でより映えるというわけで。
7曲目「NEW BLUE」は今作のプログレ楽曲枠。バラード曲かと思いきや
3分50秒から劇的展開連発、キーボードソロの素晴らしさがとりわけ印象的。
もうちょい早くから展開してくれても良かったのにと思うほどでしたけどね。

前ベストアルバムはいつも通りといった感じで特に当ブログには書くことが
無かったのと比べると、今作は2000年代のベストアルバムと同じぐらい胸に響く
作品を届けてくれたことに驚かされた。オリジナルアルバムではまだまだいけるけど
ベストの方はTHE ALFEEの大阪国際女子マラソンの曲以上にマンネリなのではと
思っていたのを吹き飛ばすほどに。歌詞のメッセージ的には今作も同じように
燃え上がれ立ち上がれとしか歌ってないとも言えるが、それでも全然大歓迎、
メロディや演奏のカッコ良さと、衰え知らずのメンバー5人の歌唱の魅力が抜群だから。
JAM Projectこそがヒロイックな音楽の究極形。
当ブログでは移転前から含めてもう10年近くゴリ押しし続けているにもかかわらず
アニソン系アーティストを聴いている人達の中でも、この時期恒例の各音楽ブログや
ツイッターの年間ベストなどでJAMの作品を挙げてる人を今までほとんど見たことがないのが
残念でならない。あらためて音楽的に高く評価されて欲しい、
2018年の当ブログのCDアルバムレビューのトリを飾るにもふさわしい傑作でした!






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