[ライブレポ] BAND-MAID WORLD DOMINATION TOUR 2018-2019【侵略】

12月8日（土曜日）京都・FANJにて開催された
「BAND-MAID WORLD DOMINATION TOUR 2018-2019【侵略】」に行って来ました。
BAND-MAIDのお給仕（ライブ）のためにご帰宅するのは2016年のNAONのYAONでのお給仕
（レポはこちら）以来2年半ぶり3回目で、ワンマンは初めて。
会場のFANJは京都の北の端の方で、以前に黒崎真音さんのライブで来た時にも
なんでこんな所にライブハウスがあるのかと思った会場でした。ここまで来た理由は、
京都でのお給仕ならばあのレア曲をやってくれるんじゃないかという期待もあって・・・




［セットリスト］
・DICE
・the non-fiction days
・モラトリアム
・REAL EXISTENCE
・Carry on living
・alone

・DOMINATION
・CLANG
・Screaming
・CROSS

・Spirit!!
・start over
・Daydreaming
・anemone
・FREEDOM
・glory 
・Rock in me

・I can't live without you
・you.
・Play 
・secret MAIKO lips
・Choose me
・Don't you tell ME

全23曲



まずは「DICE」から「alone」まで計6曲を、途中楽器隊のソロ演奏を交えながら
ノンストップで披露。2年半ぶりに見てみると前よりも確実に、演奏に迫力が増している。
さらにボーカルの彩姫さんの歌声は切れ味がありながらも女性らしいセクシーさも
兼ね備えていて、ガールズロックボーカリストとして理想的な声質を持ってると感じられた。
そしてＭＣではまず「お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様！」とご挨拶した後に
ギターボーカルの小鳩ミクちゃんのしゃべりで会場の空気がガラっと変わる。
小鳩ちゃんは鳩なので語尾に「ぽ」をつけてしゃべるのはいつものことながら
この日はお給仕開始直後に、フロアの前の方で圧縮が起きたため
前の方に設置されたお嬢様エリア（女性専用エリア）の枠が崩れてしまったようで、
圧縮に巻き込まれたお嬢様達を心配すると同時に、まずはフロアの前の方の人達に
一歩下がってとお願い。「いっぽっぽ♪」これには萌え萌えキュンキュン。
こういう気配りができるのは良いですね。これまでは小鳩ちゃんのしゃべりのせいで
女性ファンが逃げるんじゃないかと心配してたがそんなことは無いと思いたくなりましたよ。

ＭＣの後は最新アルバムから待ってましたの「DOMINATION」を始めとして
再びアッパーチューンを４曲連続で披露して思いっきり盛り上がる。
より一層メタリックな演奏パフォーマンスを見せてくれる曲も増えたなと思った。
小鳩ちゃんがヘドバンしたらお口から豆がこぼれてしまうのではないかと心配になるが。

続くＭＣでは、京都でのワンマンは初めてながらチケットがソールドアウトしたことを喜び、
さらに小鳩ちゃんは毎年のようにプライベートで京都に１人で旅行するという話や、
彩姫さんは母親が関西出身であることから関西のノリが好きだといった話が。
なるほどそれで彩姫さんはプロ野球も阪神ファンになったのかと納得した。
プロフォールには山梨県出身としか書かれてないだけに関西に縁があるとは知らなかった。

お給仕中盤には「start over」「Daydreaming」「anemone」といったミドルテンポ曲や
バラード曲を３曲固めて披露。ギタリストのKANAMIさんがキーボードを弾く場面も。
その後にはこちらも待ってましたの新曲「glory」を披露。
イントロからして思いっきりノレる。初のアニメタイアップということでヒットを期待！

「glory」で盛り上がった後は彩姫さんが一旦退場し、楽器隊によるインスト曲を披露。
そして「Rock in me」ではCD音源とはうって変わって小鳩ちゃんがメインボーカルで歌う。
でもやっぱりBAND-MAIDの曲には彩姫さんのボーカルの方が合ってるかな（笑）
小鳩ちゃんボーカル曲なら「TIME」が聴きたかったですね。

そして楽器隊の皆さんが一旦退場した後、彩姫さんが再登場してトークコーナーへと突入。
前のＭＣでは小鳩ちゃんが京都に行く時はいつも１人で行く、一緒に行くと気を遣うからと
話していたのに対し「お前が気を遣うことなんてあるのかよ」このツッコミには
会場から一斉に笑いが。小鳩ちゃんをいじるだけでトークで笑いがとれるのは得だなぁ。
続いてはご主人様お嬢様からの質問コーナーへ。まず最初に来た質問は
「ドラムの位置が低い」これには質問じゃなくて文句かよというツッコミが（笑）
だがこれは全く同じことを思ってました。後ろの方だとドラムが見えなかったのが
今回のお給仕で唯一惜しかった点だった。当ブログ管理人ももうちょい前の方に
来ることができてたら、手を挙げて彩姫さんにも色々質問したかったなと思ってしまった。
「阪神タイガースに西投手が来てくれることに一言」とか、
「彩姫（さいき）さんの一番好きな阪神の選手は才木（さいき）投手ですか？」とか
聞いてみたいなと思ってた矢先、３人目に質問したタイガースリストバンドをつけたご主人様が
「阪神矢野監督就任について一言」と質問したのには思いっきり笑ってしまった。
やっぱり同じようなこと考えてた人いたか！　そしてその次にはメリーロックフェスに
行くというご主人様が「今後対バンしたいバンドは」という、
そうだろ本来はこういうことを聞くべきだいう質問が。これにはフェスで共演経験のある
SUPER BEAVERの名前が挙がった後、対バンして欲しいバンドをご主人様お嬢様に逆質問。
するとご主人様達からは10-FEET、ROTTENGRAFFTY、BLUE ENCOUNTなどの名前が。
意外とフェス常連の邦ロックバンドばかりが挙がったなと。メタル系が無かったのが意外。
そんなリクエストに対して彩姫さんは「ロットン先輩は怖い！」
いやむしろ一番対バンして欲しいバンドなのに！ロットンとブルエンはあればぜひ行きたい。

その後にはベースのミサさんがBAND-MAIKOの梅美沙さんに扮して再登場し、
さらにドラマーのAKANEさんは八つ橋のかぶりものをして登場。
八つ橋の方はどう見ても三角に切り抜いたダンボールを頭にかぶってるだけで
これはあまりにも仕事が雑過ぎるだろとツッコまれる（笑）その後に小鳩ちゃんも再登場。
先ほどの彩姫さんの話に対して、京都に1人で行くのは友達がいないからではないと言い張り
さらには京都のお寺には鳩がいるっぽといった、くるっぽワールド全開のＭＣに
ご主人様お嬢様達は静まり返る。彩姫さんのトークの時とあまりに反応が違い過ぎて、
これには小鳩ちゃんが「バンド内差別はいけないっぽ」と言うも、これに対して彩姫さんからは
京都のご主人様お嬢様から嫌われてるんじゃないのというツッコミが入る。
「どこへ行けば人気があるんだろう」これには会場から一斉に笑いが。
一応ご主人様達からは「熊本！」などといったフォローの声が挙がるも
やっぱりいじられキャラが似合ってるよな（笑）そういうところに萌える。
そしていよいよ小鳩ちゃんによる「おまじないタイム」開始。コール＆レスポンズ形式で
「萌え萌え」「萌え萌え」「キュンキュン」「キュンキュン」
「萌え萌え」「萌え萌え」「キュンキュン」「キュンキュン」と
ご主人様お嬢様達と一緒に連呼。別に恥ずかしくなんかないっぽ！いよいよお給仕も
後半へと入り「I can't live without you」からは再びアッパーチューン連発。
そしてついに終盤、おそらく本日の京都でのお給仕に帰宅した人ほぼ全員が
期待していたと思われる「secret MAIKO lips」が来たーーーっ！！
今年の4月1日にバンド名を「BAND-MAIKO」に改名し、舞妓をコンセプトにしたバンドに
生まれ変わるというエイプリルフール企画の際に誕生した、「secret my lips」の
リメイク曲でこれまでのBAND-MAIDには無かった和楽器の音色を取り入れた傑作曲。
これが聴けただけでもここまで来た価値がありましたよ。他の会場ではやってない曲だけに。


ワンマンは初めてでしたが期待以上の素晴らしいお給仕でした。
BAND-MAIDは他の管理人推しバンドと比べると、似た系統の楽曲が多い傾向があるだけに
２時間以上のお給仕となると途中から単調になってしまわないかという不安があったものの、
いざ体験してみるとＭＣやソロパフォーマンスなどを適度に交えることで
約2時間20分、全く飽きさせないお給仕を作り上げていたのがお見事だった。
その間に計23曲も披露してくれたというから大したもの。
ハードロック系の曲中心のバンドだと演奏には相当体力を使うはずで、
別のメタル系ガールズバンドのワンマンは16曲ぐらいで終わってたのと比べても
よくぞここまでやってくれたと感じられた。アンコールは無しという構成でも全然納得。
当ブログ管理人が何度もライブに行きたくなるバンドというのは、まずは楽曲が良いことが
何よりも第一、そして２番目にはライブで行くことでしか味わえない楽しみがあること。
それは楽器隊の演奏パフォーマンスと共に一緒に体を動かして盛り上がれることだったり、
さらにはＭＣでのしゃべりが面白いことなども楽しみの１つとなる。
その点では間違いなくBAND-MAIDは何度でもお給仕にご帰宅したくなるバンド。
ということでまた来るっぽ！　長文レポを最後まで読んで頂きありがとうございました。