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2018年2月8日木曜日

[ライブレポ]  でらロックフェスティバル2018(82回目の終身刑、Octaviagrace、超能力戦士ドリアン、キバオブアキバ、CHAI、あゆみくりかまき)

(前記事はこちら)

・82回目の終身刑 (RAD SEVEN)

昨年12月の対バンライブに続いて今回もライブを観ることとなった
ダンサー付き6人組ガールズバンド。この日は前回と違いメンバー全員が
正装である囚人服姿で登場。バンド結成半年で初のフェス出演ながらも
思った以上に観客動員があったのはさすがだなと。今回のライブもまた
前回こちらの記事に詳しく書いた時と同様に素晴らしかった。
ボーカルの葉月さんは元アイドルとは思えないほどの、透明感と力強さを兼ね備えた
美声の持ち主で歌が上手いし、楽曲も相変わらず多彩。てか葉月さんの出身は
自分と同じ奈良県だったのかと。浪速の狂犬じゃなくて大和なでしこじゃないか。



・Octaviagrace (TIGHT ROPE)

この日の個人的最注目、2015年結成の女性2人男性2人の計4人編成によるバンド。
予想していた以上にハードロック・メタル色の強いライブステージで、
楽曲の良さ、メロディの良さに関してはこの日観たバンド勢の中でもトップクラス。
「white graffiti」「Ready for a moments」「アザーブルー」と聴きたかった
PV付きの曲は全曲やってくれました。ボーカルの実稀さんの歌声は綺麗そのもの、
声量がもうちょい欲しいと思う部分があったもののそれをもカバーするほどに
笑顔で歌う姿が何とも印象的で、これには見てる方も思わず笑顔になれる。
てか笑った時の顔がピアノ弾き語り女性芸人のまとばゆうさんに似てないかと思った(参照)
Octaviagraceというバンドの魅力を手短に伝えるならば、美メロと美声の雨あられ。

ライブ終了後の物販では最新ミニアルバムを購入。
特典としてメンバー全員のサイン入り色紙も付けてもらいました。
こういうハードロック・メタルシーンで活躍するバンドにもフェス出演を
どんどん果たしてもらいたいので、応援の気持ちを込めて買いましたよ。
期待通りに1曲目から素晴らしい曲。時間があればアルバム感想も書きたいところですね。



・超能力戦士ドリアン (RAD SEVEN)

全くの初見。バンド名からするとJAM Projectみたいな曲をやってるのかと思いきや
検索してみて出てきた曲のタイトルが「いきものがかりと同じ編成」、
これは別の意味で見たくなったので行ってみることに。
まず1曲目にいきものがかりと同じ編成。いかにも関西出身バンドといった感じの
ギターロック系の曲を聴かせたかと思いきや、続いての曲がまさかの
ユーロビートとロックを融合させたような曲で、ボーカルが観客と一緒に
パラパラを踊ったりしたのは楽しかった。こういう曲大好き。
さらに4曲目の「天保山」はEDM系。海遊館の頭文字である「K」「Y」「K」ポーズを
観客の皆さんと一緒にやったりもしてこちらも盛り上がった。
続く5曲目ではステージに恐竜が登場。ボーカルが恐竜のかぶりものを身につけて
「恐竜博士は恐竜見たことないでしょ」という曲を披露。確かにその通りだな。
ラストナンバーにはメロコア系楽曲の「WANIMAと同じ人数」。
MCでは観客の皆さんに、ラッドやバンプのライブに行ったことある人に
手を挙げてもらい、続いて超能力戦士ドリアンのライブに行ったことある人、
それも今日含めて行ったことがある人に手を挙げてもらうことに。
すると観客全員が手を挙げたため、俺たちの人気はラッドやバンプに勝ってると
堂々と宣言してしまったのには笑った。楽曲・ライブパフォーマンスともに
幅が広いコミックバンドというのはそりゃ魅力的。個人的にはユーロビートやEDMなどを
取り入れた曲の方により魅力を感じた。なんならそういう曲中心でもいいのでは?



・キバオブアキバ (TIGHT ROPE)

かつてはBABYMETALとのスプリットシングルなどもリリースしたことがある
ヲタイリッシュ・デス・ポップバンド。2016年に女性ボーカリストのさとしさんが
メンバーが加わり男女ツインボーカルバンドになったと思いきや、
昨年に男性ボーカリストのふとしさんが脱退していたことを今頃になって知ってしまった。
その影響なのか「サクラメンタル」はCD版とはアレンジが変わっている部分があったり
最新アルバムはこれまで以上にポジティブな作品ができたと紹介されたり。
鈴木このみさんとのコラボアニソンのセルフカバー来ないかなと期待してたがそれは無しでした。
かつては家のパソコンが壊れたことにブチギレる曲とかがあったのが面白かったが
今ではそのようなヲタイリッシュな要素が薄れ、正統派な女性ボーカルラウドロックバンドに
生まれ変わったんだなと思いました。MCにおいても、前とは変わってしまったと
言われることもあるけど変化を恐れないバンドだからと宣言したのが印象的でした。
ボーカルに声量があって華もある感じなのは良かったのでこれからの展開にも期待ですね。



・CHAI (SPADE BOX)

とある音楽番組のアンケートではネクストブレイク候補の1位に挙げられるなど
ガールズバンド界においては今最も話題性のある4人組バンド。
おそらく入場規制で入れないだろうと思いきや2曲目途中から入ることができました。
ネオかわいいを自称するバンドなだけあって歌声としゃべり声は可愛いし、
「N.E.O」はPVも含めてインパクトがある、これまでのガールズバンドの曲には
無かったようなラップテイストの曲で良かった。だが全体的に見てみると
いかんせんメロディが平坦で単調な曲ばかりで、楽曲の幅もこの日聴いた中においては
お世辞にも広いとは言えない。これでは物珍しさや話題性で一時的には売れたとしても
続かないように思うんですけどね。ライブ中に観客にブーイングを要求して
その直後一斉にブーイングが始まったのも、初見ではなんでなのか分からなかった。
一体何の音楽の影響を受けたらこんなガールズバンドになるんだろう?
少なくともSCANDALや放課後ティータイムではないということは分かりますけどね。



・あゆみくりかまき (ReNY Limited)

[セットリスト]
・ジェットクマスター
・鮭鮭鮭
・森森森
・残像フラッシュバック
・KILLLA TUNE
・反抗声明
・自分革命

でらロック1日目のラストを飾るのは、関西の森からやってきたクマ3頭による
アイドルパンクDJユニット。フェスに行く度に毎回見ているような気がするので
熊出没注意ならぬフェス出没注意のグッズを作ってもいいほどのレベルだ。
以前にこちらの記事でも紹介した新曲「反抗声明」も期待通りに聴けて
「♪バナナ サラダ ホウレンソウ」で盛り上がれて嬉しかった。それに加えて、
3月リリース予定のニューアルバムのリード曲「残像フラッシュバック」が
伸びやかかつ最高のサビメロで、なおかつ疾走メロコアサウンドもエモくて
何より歌いっぷりがエモい、初聴きで思わず感動するほどの傑作だった。
もう1日目優勝でいいですよ。これぞガールズロックヒロインと呼びたくなるほどの
素晴らしい楽曲の数々と、フロアとの一体感が最高なライブでした。

ちなみにこの日は節分ということで、豆の入った小袋を観客の皆さんに投げ入れるという
嬉しいプレゼントも。それを見事ゲットすることができました!
ありがとうございます! 何やらこんなことは滅多にしないなどと言ってましたが、
以前にはこのパターンでチョコレートをゲットしたこともあったぞ(記事はこちら(2日目に続く)



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