ベッド・イン「 RICH」 (2016/7/27) 1. GOLDの快感 2. ♂×♀×ポーカーゲーム 3. Summer Dream 4. GIVE ME!~哀・してる~ 5. 成りアガりVICTORY(ベッド・イン×サイプレス上野とロベルト吉野) 6. 太陽を信じて... 7. ROSA -魅惑のバリライト- 8. V.H.S. 9. SEXY HERO 10. C調び~なす! 11. 真夜中のディスタンス 12. 白黒つかない(feat.アンジャッシュ) お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10) ベッド・インの1stアルバム。90年代の音楽を彷彿させるかのような キラキラ感溢れるポップスやガールズロックが詰まった 地下セクシーアイドルユニットの作品。ネタ要員なだけでは終わらない魅力。 先行シングル曲「♂×♀×ポーカーゲーム」「C調び~なす!」では 扇子を片手に持って踊りたくなるような80~90年代風ディスコサウンドに 思わずノリノリ、ジュリアナ東京は知らずともこれは素晴らしいと 以前から注目していました。このことから1stアルバムは全編デジタルポップ系の 曲が詰まった作品になることを予想していましたが、1曲目から意外や意外・・・ 今作はまずリードトラックである「GOLDの快感」を聴いた時点で、 女性らしさ溢れる華やかなロックチューン、これはまるでKIX・Sだ! 私がJ-POPを聴き始めて真っ先に好きになった2人組ユニットの曲のようだ! と感激してしまった。まさかこんな曲までやってくれるとは予想してなかった。 この2組の曲を聴くとあらためて90年代ガールズロックって素晴らしいよなと感じる。 シンセを多用したアレンジがデーハー(派手)でメジャー感あって良い。 ボーカルの益子寺かおりさんの歌声もダイナミック。この歌唱力の高さはいつの時代も通用する。 アルバムオリジナル曲では、9曲目「SEXY HERO」がモロにアニソンみたいな曲で 一発で気に入った。桃レンジャー参上だ。本家以上にどぎついピンク色をまとって。 ラップを取り入れつつアダルトな曲に仕上げた「成りアガりVICTORY」、 Aメロ部分にジャズテイストとアンジャッシュ参加のミニコント(?)を加えた 「白黒つかない」といった曲も特徴的。全体的にはやはりデジタルチューンが中心で 90年代の小室ファミリーの曲を聴いたりASAYANを見たりして育った者にはドンピシャ。 しかしシングル曲>>アルバム曲の傾向がはっきりと出てしまったいたのは惜しい。 こんなところまで90年代J-POPのアルバムの特徴を再現しなくてもと思ったが、 いかんせんシングル曲のハイテンションっぷりが良すぎただけに・・・ アルバム曲にもこれらと同じぐらいの勢いが欲しかった。 なんなら収録曲の半分ぐらいは1曲目のようなガールズロック路線でも良かったし、 もしくはセクシーユニットらしく、北出菜奈の3rdアルバム並みにあえぎ声を入れまくった曲を 収録しても良かったぐらいだ(笑)トークでこんだけアンアンいってるんだから(参照) 音楽がしっかりしていて、なおかつ喋りが面白くてキャラが立っているアーティストは 即効で好きになってしまうだけに、ライブステージの方も早く見てみたいところ。 熱狂と色気と笑いに溢れたステージを期待してますよ!
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2016年10月21日金曜日
[CDレビュー] ベッド・イン「RICH」
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