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2016年10月21日金曜日

[CDレビュー]  ベッド・イン「RICH」


ベッド・イン「 RICH」
(2016/7/27)

1. GOLDの快感
2. ♂×♀×ポーカーゲーム
3. Summer Dream
4. GIVE ME!~哀・してる~ 
5. 成りアガりVICTORY(ベッド・イン×サイプレス上野とロベルト吉野)
6. 太陽を信じて...
7. ROSA -魅惑のバリライト-
8. V.H.S.
9. SEXY HERO
10. C調び~なす! 
11. 真夜中のディスタンス
12. 白黒つかない(feat.アンジャッシュ)  
お気に入り度:★★★★★★★★ (8/10)




ベッド・インの1stアルバム。90年代の音楽を彷彿させるかのような
キラキラ感溢れるポップスやガールズロックが詰まった
地下セクシーアイドルユニットの作品。ネタ要員なだけでは終わらない魅力。


先行シングル曲「♂×♀×ポーカーゲーム」「C調び~なす!」では
扇子を片手に持って踊りたくなるような80~90年代風ディスコサウンドに
思わずノリノリ、ジュリアナ東京は知らずともこれは素晴らしいと
以前から注目していました。このことから1stアルバムは全編デジタルポップ系の
曲が詰まった作品になることを予想していましたが、1曲目から意外や意外・・・
今作はまずリードトラックである「GOLDの快感」を聴いた時点で、
女性らしさ溢れる華やかなロックチューン、これはまるでKIX・Sだ!
私がJ-POPを聴き始めて真っ先に好きになった2人組ユニットの曲のようだ!
と感激してしまった。まさかこんな曲までやってくれるとは予想してなかった。


この2組の曲を聴くとあらためて90年代ガールズロックって素晴らしいよなと感じる。
シンセを多用したアレンジがデーハー(派手)でメジャー感あって良い。
ボーカルの益子寺かおりさんの歌声もダイナミック。この歌唱力の高さはいつの時代も通用する。

アルバムオリジナル曲では、9曲目「SEXY HERO」がモロにアニソンみたいな曲で
一発で気に入った。桃レンジャー参上だ。本家以上にどぎついピンク色をまとって。
ラップを取り入れつつアダルトな曲に仕上げた「成りアガりVICTORY」、
Aメロ部分にジャズテイストとアンジャッシュ参加のミニコント(?)を加えた
「白黒つかない」といった曲も特徴的。全体的にはやはりデジタルチューンが中心で
90年代の小室ファミリーの曲を聴いたりASAYANを見たりして育った者にはドンピシャ。
しかしシングル曲>>アルバム曲の傾向がはっきりと出てしまったいたのは惜しい。
こんなところまで90年代J-POPのアルバムの特徴を再現しなくてもと思ったが、
いかんせんシングル曲のハイテンションっぷりが良すぎただけに・・・
アルバム曲にもこれらと同じぐらいの勢いが欲しかった。
なんなら収録曲の半分ぐらいは1曲目のようなガールズロック路線でも良かったし、
もしくはセクシーユニットらしく、北出菜奈の3rdアルバム並みにあえぎ声を入れまくった曲を
収録しても良かったぐらいだ(笑)トークでこんだけアンアンいってるんだから(参照)

音楽がしっかりしていて、なおかつ喋りが面白くてキャラが立っているアーティストは
即効で好きになってしまうだけに、ライブステージの方も早く見てみたいところ。
熱狂と色気と笑いに溢れたステージを期待してますよ!



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