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2016年10月16日日曜日

[ライブレポ]  MINAMI WHEEL 2016(CRAZY WEST MOUNTAIN、アンティック-珈琲店-、最終少女ひかさ)

(前記事はこちら)

・CRAZY WEST MOUNTAIN (AtlantiQs)

2006年結成、東京を中心に活動する5人組バンド。
今回ミナホのチケットを取ったのはこのバンドが出るからだと言っても過言ではない。

まずはボーカルの鶴岡良さんが、この時間にCWMのライブステージを選んでくれた
お客さん達に向けて「お目が高い!」と絶賛。そしてこのミナホがあと4時間で
(正確にはあと1時間)終わってしまうことを残念がったかと思いきや、
「そんなことよりも残念なことは・・・あと4時間で体育の日が終わってしまうことですよ!」
いきなり名言が飛び出した(笑) 続けざまに「体を動かして来たか!?」
これには思わず手を上げてしまった。なぜならミナホに行く前の午前中は
ガチで野球チームの練習に呼ばれてグラウンドを駆け回ってたから。

まず1曲目は「Mr.オートマチック」。「♪ウォシュレット使う時は 水の勢い最大」 
何とも豪快な曲だ。ボーカルの歌いっぷりも気持ちいい。
曲の間奏部分では2020年東京五輪Tシャツを着たギターの前田涼さんが
オリンピックに出ることを宣言。さらにボーカルの鶴岡さんはお客さん達に向けて
「もっともっと体を動かせるだろ!?」といった掛け声を上げる。
そして3曲目「CWMのテーマ」で山登り開始。観客たちも腕を直角に振って行進。
「♪チョモランマ~ ヒマラヤ~」「同じ山だけど気にしない!」 そうだなこの大胆さがいい。
カントリー風のメロディが加わったバンドサウンドからは山々の景色が浮かび上がる。
肝心の音楽の方もしっかりと作られているから、楽しい山登りができるんですよ!

そして4曲目には「サッカーしようぜ!」の一声で「全力オフサイド」がスタート。
これもぜひ聴きたかった曲。Aメロのラップ部分ではピッチを駆け抜けるかのように
右へ左へとステップを踏んで盛り上がる。サビではお客さん達が一斉に手を振って
サポーターのように応援。これまた面白過ぎる!

MCでは鶴岡さんがハリー・ポッターのマルフォイに似てることを自らネタに。
今回は大阪に来たのでUSJのハリー・ポッターのアトラクションで
バイトをしてくると宣言したのには、会場から笑いが起こってました。
5曲目にはCWM流ラブソング「あっためてくれ!」を披露、
続く6曲目「セカンド童貞」では間奏部分における楽器隊の皆さんの
躍動感溢れるライブパフォーマンスがスゴかった。こんな曲だったっけと思うほどに。
そしてラストナンバーには「」・・って、「ダイダラ」を結局やらずに終わってしまったよ!
これほどまでに雄大な、空と海と大地のスケール感広がる傑作曲をなぜやらないのか、やってくれたら優勝だったのに!

とっても楽しかったです。ライブを楽しみながら体を鍛えられるとかもう最高。
この後の11月5日には、大阪城野外音楽堂にて開催されるフリーライブイベント
「天才 売れない奴ら」への出演も決定。ぜひこれから売れて欲しい。
彼らはTHEイナズマ戦隊と同じカテゴリーに入れてもいいほどの熱血スポ根バンドだ。
イナ戦は野球で、CWMは登山とサッカーか。ともかくその陽気さに元気をもらえるし、
仮にこの先売れたとしても、ネットの音楽オタクのランキングなどには登場することが
無さそうな音楽だから、俺的には大好きだ! 本当こういうのがもっと評価されてくれないかな・・?




・アンティック-珈琲店- (OSAKA MUSE)

2003年に結成された5人組ヴィジュアル系ダンスロックバンド。
彼らの代表曲といえば「♪最後のガラスをぶち破れ」でアニソン好きには超有名な曲である
「覚醒ヒロイズム~THE HERO WITHOUT A "NAME"~」。私もこの曲は大好きなので
ぜひライブで聴きたいと思い、CWMが終わった後すぐに行けばラスト1曲だけでも・・・
ということ駆けつけましたが、この後に会場でお会いしたごはんさんから聞いた話によると
最初の1曲目で早々とガラスがぶち破られたそうです。あぁ聴きたかった・・・

ということで今回聴けたのは、覚醒ヒロイズムと同じアルバムに収録されている
2008年リリースの楽曲「Cherry咲く勇気!!」と、2015年リリースのメジャーデビュー曲
「千年DIVE!!!!!」の後半2曲のみ。それでも良いものが見られました。
覚醒ヒロイズムがリリースされた頃はCDアルバムのジャケット写真からして
男性アイドルアイドルしていたのが個人的にどうも入りにくかったのだが、
今ではメイクも薄めになり、ライブステージもカッコ良さの方を全面に
感じられるバンドになっていた。ポップ感のあるデジロック系の楽曲も質が高い。
こういうバンドを見るとGacharic Spinと対バンして欲しいなどとすぐに思ってしまうのは
おそらく私だけでしょうね。20時台と18時台以外に出演していたら最初から行ってたところだったのに!




・最終少女ひかさ (FANJ twice)

2013年結成、札幌出身5人組ロックバンド。
最近はガガガSPとよく対バンしていたことから名前は知っていましたが
曲を聴くのは初めて。早口で延々と熱い語りを聞かせる曲があったりと
迫力を存分に感じられるステージ。会場の盛り上がりもスゴかったですが、
肝心のメロディが、ガガガSPと比べると全体的に単調に感じたのが惜しかったなぁ・・・
中盤の4曲目だけ飛びぬけてメロディアスな曲がありましたが。
ラスト曲ではボーカルの但野正和さんが客席にダイブ。
そしてステージに戻ろうとするも、直後に女性スタッフが出てきて
連れていかれるかのようにステージから退場、結局そのままライブが終わってしまいました。
もしかしてスタッフにつまみ出された!?(笑)最後の最終に面白いものを見てしまった。



関西の音楽好きならば一度はミナホに行っておきたいということで今回初めて行きましたが、
個人的にはやっぱりタイムテーブルに恵まれなかった印象が強い・・・
CRAZY WEST MOUNTAINが出演した20時台ばかりになぜこんなにも見たいアーティストが
かぶりまくるのか!? 打首獄門同好会やザ・ヒーナキャットなども見たかった。
アンティック-珈琲店-と惑星アブノーマルは結局一番大好きな曲が聴けなかった。
アニソン系アーティストを出したりV系バンドを出したりと、
これまで以上にジャンルの枠を超えた出演者の人選が見られたのは良いことだが、
その一方で2月に名古屋で開催された、ミナホクラスの大型サーキットフェス
「でらロックフェスティバル」(レポはこちら)では
ガールズメタルバンドのMary's Bloodやデスボイスアイドルの椎名ぴかりんなども
登場させたという、ミナホ以上にジャンルの枠を超えた素晴らしい人選があった。
それと比べると・・・と思ってしまう。かつてはミナホにもLIGHT BRINGERが出たことが
あったらしいので、そういったハードロック・メタル系のバンドなどもまた出して欲しい。
ASTERISM以外にも。アイドルグループの出演は今後も期待できないでしょうね、
FM802主催という時点で。来年はまだ行くかどうか分かりませんが、
タイムテーブル次第ではあるかもしれません。運が良ければってところですかね?



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