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2015年7月4日土曜日

[CDレビュー]  浅草ジンタ「吟盤 -GINBAN-」


浅草ジンタ「 吟盤 -GINBAN-」
(2014/12/10)

1. 自・燦々
2. ドンガラガン
3. ど壷にはまってドンピンシャン
4. Kappo (instrumental)
5. ガヤ街のブルース
6. すたこらさっさと 早よ逃げよ
7. 万風
8. 星かけら
9. 百万光年彼方から
10. ゆうやき
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)





浅草ジンタの通算5枚目のオリジナルアルバム。
その名の通り浅草を拠点に活動する、落語芸術協会所属の5人組ロックバンドの作品です。
なおバンド名の名付け親は三遊亭小遊三さん。笑点の水色の人といえば分かりやすいですね。

昭和時代のジャズ歌謡を彷彿させるサウンドに、様々な独自のアレンジを加えた上で
現代風に進化させた曲の数々は、歌謡ロックの傑作と呼ぶにふさわしい。
その中でも、配信限定先行シングル曲である2曲目「ドンガラガン」は名曲。
スラップベースとブラスバンドの躍動感と、下町情緒漂う歌詞、
エンヤコラという威勢の良い掛け声が響くサビ、そのどれもが素晴らしい。
祭囃子を取り入れた曲で、これほどの名曲を作れるバンドはザ・コブラツイスターズ以来では。

3曲目「ど壷にはまってドンピンシャン」も同じく躍動感が抜群。
「ロマンがマロン」「昭和が醤油」といった言葉遊びをふんだんに取り入れた
Aメロの歌詞も面白い。その一方でサビの歌詞は「張れ張れ張れ」「惚れ惚れホー」
といった掛け声のみ。この曲構成は前衛的とすら感じられます。

中盤ではインスト曲や、ラップを取り入れた曲などを挟むという多彩さも。
アルバム後半の曲では8曲目「星かけら」がこれまでの曲にはなかったような
ミドルバラード系の名曲。後半にいくほどに盛り上がりが増していく曲構成には
スケール感を感じられる。サビが終盤の1回しかないのもこの曲にはハマっている。
9曲目「百万光年彼方から」はカントリーと歌謡曲が融合したサウンドに深みがあり、
ポップセンスを感じられる。聴いていて穏やかな気持ちにさせてくれる名曲です。


海外での活動実績などもあるだけに、日本でももっと評価されて欲しいバンドです。
笑点以外のテレビ番組や各種メディアなどでも今以上に取り上げられていいはず。
以前に行ったインストアライブも良かっただけに(レポはこちら)
今後さらなる飛躍を遂げてくれることを期待したいです。



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