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2013年8月23日金曜日

[CDレビュー]  藍井エイル「BLAU」


藍井エイル「 BLAU」
(2013/1/30)

1. overture
2. AURORA
3. INNOCENCE
4. サテライト
5. 閃光前夜
6. HIGH & HIGH
7. アヴァロン・ブルー
8. frozen eyez
9. 夢の終わり
10. Lament
11. フェイスレス
12. Reunion
13. 空を歩く
14. MEMORIA
お気に入り度:★★★★★★★★★ (9/10)





アニソン歌手の新星、藍井エイルの1stフルアルバム。
シングル曲の「AURORA」「INNOCENCE」「Lament」といった曲に代表されるように、
今作では伸びやかな歌唱と、加速力のあるサウンドを存分に楽しむことができる。
バンドサウンドの中にストリングスが入ることで、曲を一層盛り立てているのも良い。
Elements Gardenが作る曲のように途中で変拍子が入ったりなどといった劇的な展開は
あまり無いですが、それでもアニソンロックとして十分に高品質な曲が詰まっています。

アルバムオリジナル曲ではまず5曲目の「閃光前夜」が素晴らしい。
Bメロの拍子には思わず一緒に手拍子や足拍子をしたくなる。
そこからキラキラ感のあるサビへと続いていく流れが素晴らしい。
そして7曲目「アヴァロン・ブルー」はサビの歌唱と編曲の爆発力が今作屈指。
聴いているだけで心の奥のモヤモヤも吹き飛ばしてくれそう。 
11曲目「フェイスレス」は美しいメロディが光るバラード曲で、
これはDo As Infinity辺りが歌っても似合いそうだなと思った曲でしたが
それもそのはず。なんとエイルさんはナタリーのインタビューにて、
「Do As Infinityさんは本当によく聴きました」というコメントを残しており、
これを見た時は、ついにDoAsも後輩ミュージシャンからリスペクトされる
存在にまでなったんだなと思い、ファン歴14年の者としてはちょっと嬉しくなりました。
それもあってか、続く12曲目のウインターソング「Reunion」も
DoAsの「We are.」っぽく聴こえてしまったのは私だけでしょうか?

アルバム全体では似た系統の曲が多かったのも確かですが、
このサウンドとこの歌唱が王道だという、自己紹介的な意味を持つ
1stアルバムとしては、それもまた良かったかなと思いました。
これからが本当に楽しみ。ぜひ各種歌番組などにも出たりして
広く大衆に支持される位の歌手になって欲しいです。






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