この日は甲子園球場に高校野球観戦に行ってきました。 朝10時半に球場に着き、第2試合開始から第4試合終了まで、 計9時間もの間ぶっ通しで観戦いたしました。 気温は37度超えという猛暑の中でしたが熱中症対策はちゃんとしてきた上に 何より試合に熱中してたので暑さはあまり感じませんでした。 今回私が最も注目していたのは言うまでもなく、第2試合に登場する、 春夏通じて甲子園初出場の奈良代表・桜井高校です。 今まで夏の甲子園の奈良代表といえば、天理・智弁学園の2校寡占が 40年以上も続いてきた中で、ついに登場した夏の初出場校が、 果たして甲子園でどんな試合をしてくれるのか、楽しみでワクワクしてました。 しかも幸運なことに、今年のセンバツの大和広陵に続いて、 初戦の試合日がまたしても休日に当たってくれました! それならばもう、歴史的試合を見に甲子園まで行って生観戦するしかないですよね! 戦力的には厳しいという予想もありましたが、しかし地方予選の成績を見ると エース左腕が防御率0点台な上に、守備も県大会の決勝戦を見た限りでは堅かったので、 ロースコアの戦いになれば勝機もあるのではないかと思ってました。 まさかこんなスコアになるとは思わなかった・・・ とりあえずエラーが無ければここまで点差がつくことはなかった。 初回の2失点も3回の3失点も9回の6失点も全部エラー絡みでというのは 県大会決勝での好守連発からは想像がつかなかった。 やはり甲子園には魔物が棲んでいるということか・・・ それでも4回裏に3ランホームランが飛び出した時の球場の盛り上がりはスゴかったです。 この日一番の大歓声だったといっても過言ではないです。これで0-6から3-6まで 詰め寄った直後は、いけるぞという雰囲気に変わったんですけどね。 最終回に4連打で2点返した時も同様に球場全体が盛り上がってました。 相手の作新学院のエースは県大会予選で防御率0.37という好投手だっただけに 果たして点が取れるのだろうかと思っていましたが、 計11安打で5点も取れるとは、打撃の方に関しては期待以上だったです。 今回はこういう結果になりましたが、しかし桜井高校が甲子園で大敗したことで やっぱり奈良代表は天理・智弁が出ないとダメだみたいな風潮にはなって欲しくない。 初出場だと甲子園で活躍できにくいかといったらそうとは限らないんだということは、 現時点でも兵庫代表の西脇工や青森代表の聖愛や佐賀代表の有田工などが 春夏通じて初出場ながら勝ち残っているのを見れば分かる。 もし次に奈良から甲子園初出場校が現れるとしたら、 奈良大附が出れば一気に上位まで進出する可能性もあると思ってます。 家に帰ってからは熱闘甲子園の方も見ました。「他尊自信」という言葉は良いですね。 ただ放送上では「喜びは表さない」という言葉がやたら繰り返されていて、 それだと、野球をやることで喜んだり楽しんだりしてはいけないのか、 監督が選手を抑え付けてるのかと誤解されてしまいそうに思いましたが、 天理・智弁・郡山が44年ぶりに敗退。奈良・桜井高の「人間力」野球に注目。 http://number.bunshun.jp/articles/-/598969 このNumberの記事や、もしくは奈良テレビで放送された優勝特番、 さらにはベースボールクリニックの2013年3月号の特集記事などを読めば、 決してそんなことは無いと分かるんですけどね。 県大会決勝では試合終了後にベンチで嬉し泣きしてる選手が何人もいましたし。 「相手との戦いではなく自分との戦い」 「勝つことを目指すが、甲子園はあくまで人生の通過点」 「相手チームのファインプレーにも拍手を送る」 「相手を陥れてまで試合に勝っても、僕たちは嬉しいとは思わない」 もしこれがプロ野球の世界ならば、相手を陥れてでも、誰かを蹴落としてでも 勝たないといけないとなるのでしょうが、アマチュアスポーツはそれでいいと思います。 高校はプロ選手養成機関じゃないし実際プロに行く人なんて全体の1%以下なんだから 人間的に成長することの方が大事。 私ですら、草野球をやったりソフトボールでピッチャーをやったりしてきた中では 先輩方の皆さんからは礼儀や姿勢の大切さを教えて頂きました。なので打席に入る時は まず一礼をしますし、グラウンド上では派手に喜ぶこともしないですが、 それでも野球は楽しいですよ。草野球レベルの野球ですら人生で得るものは多かった。 確かに桜井高校は何かと個性的なチームだっただけに、 主にネット上ではそのやり方に対して色々と賛否両論の声が挙がっているようですが、 こういうチームがどんな形であれ今回甲子園出場を果たしたということは、 やはり何かしらの意味があると思いました。 (その2へ続く)
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2013年8月13日火曜日
8月10日(土曜日)の日記
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