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2016年11月2日水曜日

[ライブレポ]  Gacharic Spin「な・な・なんと7周年!!!!!!! ワンマンツアー」

10月29日(日曜日)大阪・umeda AKASOにて開催された、Gacharic Spinのライブに行ってきました。
9月に名古屋で開催されたガチャフェスことElectric Lady Loud(レポはこちら)以来となる、1ヶ月ぶりのライブ参戦です。

この20曲に加えてアンコールでは「今を生きてる」「ゴー!ライバー」の2曲を披露。 9月にリリースされたニューアルバム「確実変動 -KAKUHEN-」からは 「Friendship」「パラリヤハッピー」「シナリオ」「リスキーリスキー」と この日のライブで歌われなかった曲が4曲も出たのは意外でしたが、 KAKUHENツアーではなく7周年ワンマンツアーというタイトルだったことを思えば 7年目のベストパフォーマンスが発揮された納得のセットリスト。 MCではベース&リーダーのKOGAさんが、ライブツアーを行う度に 荷物(小道具)がどんどん増えていくという、ガチャピンならではの悩みを告白。 光る手袋をどのタイミングで出すか、キーボードのオレオ様はいつ光るおっぱい(ブラジャー) を出すかなどを毎回メンバー達は真剣に相談して考えるそうで、 この話には全力エンターテイメントバンドならではのこだわりが伝わってきて素晴らしい!と実感しました。 さらに今回のライブツアーのセットリストを作るにあたっては メンバー全員に一番好きな曲をアンケートしたとのこと。 TOMO-ZOさんは「夢言実行」、はな兄さんは「アルブスの少女」が一番好きと発表、 そしてまいちゃんは会場のお客さんの前でベスト3を発表することに。 まず3位は「Ben-Jan-Dan」。ガチャピン加入前にライブで聴いてハマったそうです。 2位は「ファイナルなファンタジー」。これにはボーカルをとるTOMO-ZOさん歓喜。 そして1位は「KAKUHEN」。最新アルバムの曲から選んだのは偉いねとKOGAさん絶賛。 ちなみに私の1位は・・・「More Power」(シングルバージョンの方)かなぁ? PVのある曲なら「JUICY BEATS」か? 2012年の当ブログ年間1位曲「ヌーディリズム」 が即1位とならないのがスゴ過ぎる。あまりにも傑作曲が多すぎて迷うところだ。 なお、KOGAさんがLINEにてまいちゃんに今回の質問をしたところによると 2位の曲は「ファイナルファンタジー」と曲名を間違えて返してきたそうで、 これは一番やっちゃいけない間違いだからとKOGAさんに注意される。 その話を聞いたTOMO-ZOさんは頭にツノを生やすポーズをとり、 会場からは笑いが巻き起こる。ツノを生やした姿もこれまた可愛かったですね(笑) そして今回のライブツアーでは初の試みとして、PVのある曲メドレーを披露。 セットリストは以下の全7曲。 ・MUSIC BATTLER [公式PV] ・雪泣く~setsunaku~メロディー [公式PV] ・ヌーディリズム [公式PV] ・溶けないCANDY [公式PV] ・NEXT STAGE [公式PV] ・Don’t Let Me Down [公式PV] ・ファイナルなファンタジー [公式PV] この中だと「雪泣く~setsunaku~メロディー」はイントロが流れた瞬間からビックリした。 インディーズ時代の3rdシングル曲で、以前にはこちらの記事にも書いた通りの大傑作なのに なぜライブでほとんどやらないのか、ベスト盤にも3タイプ中1タイプしか収録されなかったりと なぜこんなに扱いが良くないのだろうかと思っていた曲。 今回ついに初めてバンドセットで、1コーラスだけでも聴ける・・と思いきや、 サビ→Aメロだけで終わってしまった。せめてAメロの後のサビまでは歌って欲しかったですよ・・ 「白がこの街と僕を染める」ではキーボードのオレオ様がセンターに立って歌唱。 そしてダンサーのねんねさんがキーボードを弾く。こういったフォーメーションチェンジも ガチャピンのライブの面白さ。この時のオレオ様はもはやキーボードが本職とは思えない。 こんなにもエモーショナルなバラード歌唱を聴かせてくれるとは・・生で聴いてあらためてスゴみを感しました。 TOMO-ZOさんのMCコーナーでは、恒例とばかりにメンバーの秘密を次々と暴露。 KOGAさんはスイカを食べながら「メロンおいしい」と言ってしまったこと、 まいちゃんは「TOMO-ZOさんの洗顔クリームは減るのが早い」と言ったことに対し それは顔がデカいということかと、バンド界のTOMO-ZO潰しだと紹介、 さらにオレオ様は、粘土で自分の耳の形をとった際に「私って耳が敏感なの・・」 と言ったことを暴露。これにはオレオ様が本気で恥ずかしがって大騒ぎ(笑) そんなオレオ様はバンド界の渡辺直美と紹介。以前はバンド界の岡本夏生だと言ってたのに。 こういった話でたっぷり笑わせてくれた後には、TOMO-ZOさんのギターソロのコーナーが。 こんなにもニコニコした可愛い顔で、ハードロックやメタルの影響を受けた超絶ギターテクを 披露してしまうんだから、このバンドはやっぱり実力的にもズバ抜けてる。 その直後にははな兄さんのドラムソロも披露。ドラムセットをピカピカと光らせながらの超高速演奏はまさに圧巻。 「ハンティングサマー」ではオレオ様がセンターに登場し、 首にかけたキーボードを演奏しながら歌う。まず曲開始直後に楽器隊の皆さんが 首にぶらさげた楽器を一斉にグルリと一回転、さらに間奏部分では オレオ様が前かがみになり、オレオ様の背中に載ったキーボードをねんねさんが弾く、 直後にねんねさんが前かがみになり、ねんねさんが背中に載ったキーボードをオレオ様が弾く、 これを交互に繰り返すという、ダブルキーボードソロの応酬はこの日一番印象に残った ライブパフォーマンスでした。こんな面白いものを見せてくれるバンドは他にいない。 アンコールでのMCではKOGAさんが、大阪城ホールにてビクターロック祭りに出演した時に こんなにも大きな会場でライブをやれたことは嬉しかったものの、 しかし大きな会場だろうと小さなライブハウスであろうと、全力でライブをやる気持ちは 変わらないと宣言。そんなガチャピンのメンバー達の姿を見た音楽関係者からは、 たとえ小さな獲物相手にも全力で狩りをするライオンのようだと言われたとのこと。 ガチャピンのメンバーの中で一番ライオンっぽいのははな兄さんかな(笑)という冗談はさておき 毎度のことだがKOGAさんのMCからは熱血っぷりが伝わってきて本当に応援したくなる。どうかバンドとして成功して欲しい。 今回もまた素晴らしいライブでした。最新アルバムの曲の数々については生で聴いてみると あらためて歌ものポップ路線だなと。それらの曲も十二分に質が高い名曲だと思いましたが、 しかし個人的にはそれ以上にインディーズ時代の「Lock on!!」「爆弾娘」が最強だったなと あらためて感じた。ギターもベースもキーボードもイントロからドドドドーッ!と押し寄せてきて 頭をグルングルンにかき回されて熱狂の渦に巻きこまれる、これぞまさに最強の曲だ。 そういった感じの新曲もまた作って欲しいなと思いました。 なお今回のライブツアーからは新たに会場内に女性・子供専用エリアが設けられることに。 これには、より幅広い層にライブに来てもらえるようにという配慮が感じられましたが でもやっぱりファン層は昨年のライブツアーの時と比べてもほとんど変わってないなぁ・・・ この音楽性、このライブ内容で20代以下の観客があまりにも少ないのは本当に不思議。 メガシャキのCMソングを歌ったことで少しでもファン層が広がることを期待してたのに・・・ とりあえず、子供たちからも人気を得ることを考えるならば ドラゴンボール主題歌の「Don’t Let Me Down」は毎回歌った方がいいと思う。 ガチャピンのライブは老若男女問わず人気を得られる、大いなる可能性があるものだ。 たとえ現在の周りのファン層がどんなんであろうと、これからも行き続けますよ! 帰りには来場者の皆さんにメガシャキのプレゼントがありました。これを飲んで月曜からも頑張りますよ。

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