雨宮天「 Various BLUE(初回生産限定盤)(Blu-ray Disc付)」 (2016/9/7) 1. Absolute Blue 2. 夢空 3. Skyreach 4. 羽根輪舞 5. Glitter 6. ASH 7. チョ・イ・ス 8. 月灯り 9. Silent Sword 10. Velvet Rays 11. After the Tears 12. RAINBOW お気に入り度:★★★★★★★★☆ (8.5/10) 雨宮天の1stアルバム。2014年に歌手デビューした人気若手声優アーティストの作品。 「天」と書いて「そら」と読む、その名前通りに今作は広い大空の景色を 連想させるような曲が多い。3曲目「Skyreach」、6曲目「ASH」などは 澄み渡る空を駆け抜けるかのような爽快感があるアッパーチューンで、 これぞアニソン系アーティストの曲らしいスケール感もあって理想的。 優しく包み込むような歌声を聴かせるミドルポップチューン「夢空」、 夜空を照らす月灯りのように、かすかに光る希望を歌った 沢井美空さん作詞作曲のバラード曲「月灯り」といった曲も聴かせ、 そしてラストは七色の虹のように色鮮やかなポップナンバー「RAINBOW」 でアルバムを締めてくれる。これはまるで移り変わる空の景色を見ているかのよう。 その一方で、ジャジーで高級感のあるアレンジが光る「羽根輪舞」、 ノスタルジックな雰囲気漂うアコギ弾き語り系楽曲「Glitter」、 今時の女の子らしいスイーツポップ「チョ・イ・ス」などといったように 多種多様な楽曲を聴かせてくれるのもアニソン系歌手のアルバムならではの魅力。 そんなアルバム曲の中でもダントツでハマったのは、 情熱的なデジタルアッパーチューンの10曲目「Velvet Rays」。 ヒロイン登場とでも紹介したくなるような、いかにもアニソン的な迫力満点の曲で最高。 この曲も含めて、これまで数多くのJ-POP歌手の楽曲プロデュースを担当してきた 谷口尚久さんが作詞作曲した1、6、10、12曲目はどれも質が高く、 デジタルJ-POPの進化形と呼べるような曲ばかり。 しかし歌唱の方はアッパーチューンである3曲目「Skyreach」にて 力不足を感じたのが惜しいところ。この曲はデビューシングルということで 2014年にレコーディングした作品。今歌い直せばもっと良い歌唱ができたのでは・・・ 今作を聴いた限りでは2、5曲目のような温かいミドルテンポ曲の方が より情感こもった歌唱を聴かせてくれているように思う。これは立派な個性。 1stアルバムとしては上出来の作品。アップテンポ曲を歌うことに関しては まだまだ伸びしろがあると思うので、どうかこれからもそういった曲に 挑戦し続けて欲しい。ふんわりポップな曲ばかりになってしまったら アニソン系アーティストとしての魅力は半減してしまうように思うので・・・ 次作もバリエーションに富んだアルバムを届けてくれることを期待してます。 PVがYoutubeを検索しても全く出てこないってなんでだ・・ショートバージョンすら無いのか?
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2016年11月4日金曜日
[CDレビュー] 雨宮天「Various BLUE」
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2 件のコメント:
こんばんは。
雨宮さんのPVは,ソニーミュージック公式サイトで,ショートバージョンを見ることができます。
youtubeには無いです。
雨宮さんが所属するミュージックレインの人は,全員そうだと思います。スフィアとか,そのソロメンバーのPVもyoutube上にはなく,ソニーミュージック公式サイトにあるはずです。
せっかくコメントを頂いたのに返信が遅くなって申し訳ないです。最近はずっと多忙だったもので・・・
雨宮さんにはこれからも積極的な歌手活動を期待したいですね。
近年の歌手でYoutubeにPVを公開してないのは、アニソン系アーティストの一部以外だと某男性アイドル事務所ぐらいのものですよ。
なので公式サイトのみなどという特殊なことをせずに大々的に公開して欲しいところですけどね。
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